メフィストの残した言葉で私達は固まってしまう。
「おいっ、なに法螺話を真に受けてんだ。初っぱなから見え見えの嘘つくような奴の言うことなんざ、本気にすることねえよ」
「そんなことより、急がねえと。あいつが、ばかすかと爆破しやがった所為で、隣の壁まで破壊されてやがる。急いで生存者探して、見つけたら、三番通りの喫茶店に放り込むぞ。
ジキルが用意した避難所の一つだ。
そこのお前も霧の影響受けてねぇなら手伝え」
「ウーー?ウーーー」
「マスター、隣の崩れた家から生存者を保護した。モードレッド、三番通りの喫茶店だな」
「おう、鍵は開いてるぜ。静乃、俺達も確認しに行くぞ」
「ああ」
隣の家に入ると、ずるずるとした音と共にうねうねとしたタコの足のような触手が3体襲いかかってくる。
「なんだ、こいつ」
3人が応戦すると、シャドウサーヴァントが触手からどろりと湧る。
「うわっ、めんどくせえな......って、うげっ、まじかよ......。剣持ってる3体は任せろ。まとめて薙ぎ払う」
「わかりました」
「奇妙な敵性生物でした。ジルドレイさんの海魔に似ていました
ね。関係はあるのでしょうか」
『しかし、出会う相手、出会う相手、話の通じないのばっかりで、全然原因がわからないぞ』
「ウーーー......」
「おい、フランに謝れよ」
『敵の話だからっ』
「しかし、先ほどのシャドウサーヴァント、見たことのない姿だったな」
「輝いている剣をもった男性と挿絵などでみるシャーロックホームズが多かったですが、体格などにばらつきがありましたね。共通点が顔が整っていることぐらいでしょうか」
「剣持ってた奴らは、全員アーサー王だったぞ。意味わかんねぇけどよ」
「どういうことだ?ロマニじゃないが、まともな敵が出てきてほしいな」
救助を終え、そう話しながら帰還すると、ジキルがまたどこかから情報を入手していた。
フランケンシュタイン博士の残していたメモを手渡す。
「『PBMが鍵を握る、夢に気をつけろ』か。メフィストは、何か言ってたかい?」
カルデアの記録を再生して聞いてもらうが、特に思い当たることはなさそうだ。
「もう少し考えてはみるけど、君たちは現状の問題の対処に向かって欲しい。
ソーホーエリアで屋内の市民達が魔本に襲っているらしいんだ。被害は重度の魔霧中毒者の気絶以外は目立った被害は無いみたいだけど、頼んだよ」
ジキルにそう言われ、現場に向かうが、何か気にさわるような話をしてしまったのか、マシュがモードレッドに剣を向けられてしまった。
「四四八さん、モードレッドを止めないと」
「今はマシュを信じるべきだ。安心しろ、もしものときは俺が止める」
そういわれて、戦いを見守っているとマシュがサーヴァントの力を引き出すことに成功する。
「やはりか」
「ちっ。その信じてました、って顔止めろよ気味悪い」
「あの、ありがとうございました、モードレッドさん」
「やめろって!ほら、さっさと行くぞ」
そういうと、モードレッドはソーホーエリアへ小走りで行ってしまった。
次回1/24 0時
ホームズとアーサー以外も出てます(゚∀。)y─┛~~