イベント四連はやめろー
私は今まで、マシュに四四八さんに、人殺しをさせていたのか
「しゃあねえっ、撤退すんぞ」
「良いんですか、モードレッドさん?」
「良くねえよ。でもなあ、お前らのマスターがそんなザマじゃ、戦ってられねえだろ。
人類最後のマスター様が死んじまったら、俺らが何したって無駄になるんでな」
「大丈夫だ、私は戦えるっ」
「その言葉は、青白い顔を少しはマシにしてから言え。はっきり言って足手まといだ」
私を背にそういったモードレッドは、私を片手で抱えて引き返した。
「お帰り。もしかして的中かい?」
「おう。マシュ、そいつは任せた」
マシュに向かって放り投げられ、よろめくマシュに抱き止められる。
私はマシュに連れられて部屋に戻り、ベッドに倒れ込んだ。
静かに扉が閉じる音がした。
廃神の真実を知って、後悔する。
馬鹿じゃないのか、私は。
三つの特異点を乗り越えて、少しはマスターらしくなれたんじゃないかって思っていた。
今回は一番の憧れの英雄が仲間になって、共に並び立てて浮かれていた。
これは、そんな楽な戦いじゃないって分かっていたはずじゃまいか。
そうやって、枕に顔を押し付けていると、扉がノックされる。
無視していると、扉が開く音がする。
「少し良いか、マスター」
入ってきたのは四四八さんだった。
四四八さんは、甘粕事件のことや、両親との因縁とその結果を語りながら、私が決めるべきことを教えてくれた。
体を起こして、四四八さんが持ってきてくれた紅茶を飲みながら、愚痴を吐き出す。
憧れの人に聞かせるのは、恥ずかしいと思ったのは最初だけで、四四八は私から次々に悩みを引き出してくれた。
「そうだ、私は決めたんだ。どんなに困難で辛いことがあっても世界を救うって」
ーーなんだ、辛いのか。ならばもっと良い夢をみてくれよ
霧の中で、私は硬質な冷たい何かにもたれ掛かっていた
「おかあさん、おねえちゃんに会ったよ」
「うん、そうだね。早く帰ってくればいいのに」
まて、こいつは誰だ
わたしは、誰の夢を見ている
ーーどうした、
ーー
何を言っている
私はお前ではない
ーー
「どうしたの、おかあさん」
「へえ、そうなの。おねえちゃんが来てるんだ」
「そうだ、おかあさん。
やりたいことに足りないんだって」
ーーそうか、あいつも、もっと夢が見たいのか
ーー愛い愛い。幾らでも用立ててやるぞ
まさか、霧を生み出したサーヴァントか?
おい、やめろ
なあ、"俺"よ。霧など要らないだろう。阿片など毒でしかない
やがて化け物に成り果てる幻覚の霧を、いったい、誰が望むんだ
ーーどうした、俺よ。夢が足りていないのか?
ーー皆を見ろ、願いを叶えて幸せに過ごしているじゃないか。これ以外の何が要る
......何故、自分のサーヴァントでもないのに繋がったんだ
............こういうのは初めてじゃないんだ、情報を引き出そう
......、なあ俺よ。俺の名前は何だったか
ーー俺の名は
......っ、そうだったな
俺は今何処に居たんだったか
ーー何処も何も俺ならここにいるだろう
なあ
俺は誰に呼ばれたんだーーーー
急に私の意識が揺さぶられ、霧から遠ざかるように意識が浮上していく。
待ってくれ、まだ問いただしたいことがあるんだ。
「すみませんっ、先輩。緊急です!スコットランドヤードが襲撃されています!」
マシュに揺すられて目を覚ました私は、忘れる前にと口に出す
「敵は
持ち帰った言葉を吐き出しながら、マシュに言われたことを思い返す。
「夢の中で、また何かあったんですか?」
「ああ、だが、現実に起きていることを優先しよう」
途中で眠ってしまったはずだが、ベッドで布団をかぶって寝ていた、四四八さんに気を遣わせてしまったようだ。
どうせなら、一緒に寝てくれれば良かったのに。
合流して現場に向かうと、そこに白衣の髪の長い男と白髪の少女が立っていた。
「あぁあっ!てめえ、アサシンっ」
「さっきぶり。おねえちゃん」
「ん?ああっ、そうだ、アサシン!忘却させる能力か!お前、
「おかあさん?ふふっ、ないしょ。おしえなーい。だって、生まれたくないもの」
「マスター」
突然、静謐のハサンが私の横に現れ、耳元で囁く。
「あの男、おそらくキャスターです。ロンドン市内のホムンクルスを作り出したのも彼でしょう。
今回が初対面ですが、私の霊基がそう感じています」
「静謐のハサン、こっちに来て良かったのか?何か、ジキルに頼まれていただろう」
「そちらは報告まで終えております。スコットランドヤードの元に先行して向かいましたが、残念ながら壊滅しておりました」
「ほう。そちらの黒い女性、初めて会う気がしませんね。どこかの聖杯戦争でお会いしていたのでしょうか。
どうでしょう、人類の滅びは既に決まっているのです。
無為に足掻かず、速やかな終焉をもたらしませんか?
こちらにつけば、貴女の願いも叶うかもしれませんよ」
原作との経験とか状況の違いで、台詞が変わってたりしますが、誤用の可能性もあります(゚∀。)y─┛~~
子孫ではなく四四八本人なら、さん付けになるはず?