カルデア甘やかしライフ、射精するだけで誉められたい 作:37級犬築士
溯ること数日前
~sideマシュ
私は知っている、先輩のゴミ箱からでる処理の痕跡が減っていたことを
満たされる顔、私の知らない先輩のそれには必ず誰かとの関係があると踏んだ。だからこそ、二人にあたった
伊吹童子さんと清少納言さん、先輩が最近特に一緒になる機会が多いことこのうえなく
いったい全体何をしているのか、突き止めるために思い切った私は部屋へ訪ねて問いただしてみたのだけれど
……あぁ、マシュちゃんも興味津々なのね! いいわ、お姉さんがエッチのやり方教えてあげるわよ!
……ちゃんマス可愛いもんねぇ、マシュのパイオツなら絶対うまくいくっしょ。あたしちゃんが保証すんね、これまじ、夜伽教えるの結構いけちゃう的なテキーラ? とりま脱ぐっしょ!
……え、あの……キャ、アァアレェエエエエッ!!
悩みも逡巡も何もかもが強引に持っていかれて、そしてどうしたことか私は先輩の性処理を任されることになりました。
先輩をいっぱい甘やかして、癒して、気持ち良くしてあげる仕事、その具体的な方法を言い渡されて、そして必要なものも貰った
とまどって、困った私は二人を後にしてから
『…………甘えたい』
「!」
思い日との独り言、たしかに呟いたその言葉を私は思い出した。
先輩は甘えたいと言った。そして、それからまもなくあの二人にその欲求を満たしてもらえたということ
それが、考えてみると不思議なぐらい
私、マシュ・キリエライトがその役目にあらざることで、胸の奥に切ない思いが生まれてしまった
……先輩を甘やかす、優しくして、その方法は
教えられた方法、ハレンチきわまりない術、なのに私は
私は戸惑うことよりも、決断する勇気を見いだしてしまった。
× × ×
「……先輩、先輩」
一応の呼びかけ、そして扉を開ける機械音、しかし想定通り先輩に起きる気配はない。
マイルームの中、自分の声が微かに響くだけ、言葉を止めると先輩の微かな寝息に私は耳を澄ます
「……ッ」
効果、清少納言さんよりもらい受けた隠形のお札により自分の存在が知覚されていないことに安堵する。安堵の息を吐いたから、とっさに口元を抑えて押し黙るも、その心配は杞憂と理解させられた。
私は一人、この場で先輩を好きに出来る。ここから先は、伊吹童子さんより言われた通りに
「先輩、失礼します……失礼、どうかお許しください」
布団をめくり、シャツと短パンだけの寝姿を見て、生唾を飲んだ。想い人の無防備な姿、愛らしくて写真に納めたくなってしまった。けど我慢
……眠りが浅い、今のうちに
覚悟を決める、普段着姿であるパーカーを脱ぎ捨て、そしてノースリーブのシャツも脱ぎ捨てれば残るは下着。
ブラの質感は硬く、これでは不快にさせてしまうかもしれない
恥ずかしい思いよりも、今は先輩のためにを優先したい
……灯り、消していて良かった
明かりを消した暗い部屋、常夜灯が部屋の隅と動線にあたる床で微かに灯される、そんな部屋の中。誰にも見られておらず、仮に目を開けられていて闇に隠れる状況とはいえ、それでもこの脱衣は緊張な面持ちに至らしめる行為だから
見られていないはずなのに、恥ずかしい気持ちが肌を熱くする
「……先輩、見てましたよね。気づいていましたよ、私の胸…………いや」
言うべき言葉、きっとこっちの方が正しい。先輩が喜ぶのは
「おっぱい、先輩の大好きなおっぱい……おっぱいさんです」
慣れるために、繰り返す言葉。可愛らしいひらがなの響きに、どこか楽しげに声色が上がってしまう
子供と接するような、そんな優しい気持ちが芽生えてきた
「……おっぱい、お好きなんですよね。先輩の大好きなおっぱいさん、もう顔のすぐそばですよ」
……ふにゅん、たゆん
「おっぱいさん、先輩の好きなおっぱいさん……好きですよね、欲しいですよね。マシュの柔らかいおっぱいさんは、先輩の近くにありますから」
× × ×
マシュの思惑、伊吹童子に指示された行為は寝かしつけ。マスターの好む乳房を存分に味あわせながら安眠へと誘う。
そしてその行為にマシュは想像以上の成果を感じた。ただし、それは与えられるマスターの反応からではなく、与える側の自信。寝入ったマスターの反応ではなく、乳頭が他人の口に含まれた瞬間に電撃のごとき気付きを得たのだ
母性を放つ行為の充足感。乳房に心地よさを感じていたのだ
ベッドの上、覆いかぶさるように四つん這いで重力に引かれ形よく豊満な乳房がマスターの顔へ向かう。
吐息が肌を湿らせる。クーパー靭帯に吊り下げられた柔らかさと母性の至宝が、今想い人の口と繋がっている
「先輩には、私のおっぱいが必要です……私も、先輩の為に尽くしたい。支えたい」
わずかに開いて閉じて、上下を繰り返す唇、揺れるそれの頂点が微かに乾いた感触に触れて、それが男の少しざらついた唇だと気づく
暗闇で良かったと、何度もマシュは思った。今この場で明転させられようものなら羞恥で心が崩壊しかねない
「……ぁ、あぁ……はぁ」
ふわり、くにゅり、乳首がマスターの口に触れるたびに感じる淡い刺激。吐息でなぶられて、唇でくすぐられて、それらの刺激はマシュの乳首を硬く尖らせるに十分だった。豊満な乳房の頂点、咥えやすく弾力をもっていくそれに、マスターは
「……ん、ンックッ」
「ひゃ、せんぱ……くぅッ!?」
がばっと、シーツがこすれてベッドの基礎がきしむ音がして、何事かと思う頃にはマシュは体を横にしていることに気づく
自分の体に抱き着く何か、それは当然今しがた寄り添わんとしたマスター以外ありえない
声を押し殺し、冷静に、ただ静かにマシュはその場にとどまる。
逃げる選択肢は必要ない。マスターはまだ
……くちゅ…………く……ちゅッ
「…………ァ」
静かにしていれば、聞こえるのは淡い吸引音のみ。そして理解した
「マスター……ァ、おっぱい吸って…………まだ、起きてない……寝ぼけて」
動かない、ただじっとマスターはマシュの胸に吸い付きながら眠りのまま
もはや、異性に抱き着き乳房に甘えることは当たり前とでも言うのか、与えられればそのまま素直に受け入れてしまうほどにその体は染みついてしまっているのか
まだ二人、されど二人、異性として魅力的な二人に絆されたマスターには、この授乳行為はそれほどまでに安心させ得る行為だと
「……ッ」
やわわな乳房、顔をうずめて乳首に舌を伸ばす。暗闇の中、感覚だけで母性の味を求めている
見えはしない。だが密着しているから、マシュはそれを理解した
「……おっぱい、欲しいのですね」
「————――」
答えは無い。当然に
だが、そんな事は関係なく、マシュは
「口がわびしいのですね。これでは、ぐっすり眠れませんね……マスター、マシュ・キリエライトはずっとそばにいます」
語り掛けながら、体をよじらせ乳房の先を口元へ
「おっぱいが吸いたいのでしたら……私のをお使いください。まだ、母乳も出ない身の上ですが、きっとマスターを喜ばしてみせます。先輩だけのおっぱいなんですから、だから遠慮なさらずに、たくさん使ってください」
返事はなくとも、言葉は途絶えさせない。乳房に感じる淡い快感に頬を染めながら、マシュは優しく肯定の言葉を続けるだけ
あまく、やさしく、男を喜ばせる言葉。こびへつらうためではない、心の底からそう思い、思った通りに口にし続ける
「先輩はいいこです。わたしが褒めるのなんてはばかれてしまうぐらい、本当に偉い男の子です。だから、そんな先輩が女の子に癒されるのは当然のこと、おっぱいだって好きにしていいんです」
「うそじゃありませんよ。伊吹童子さんや清少納言さんと関係を持ったこと、まったく嫉妬していないと言えばウソになりますが……それでも、こうして先輩が素直になってくれたのはすごくうれしい事。先輩が癒されて幸せになってくれることが、私には何よりうれしい事なんです」
「辛い顔なんて見たくない。無理に笑う顔はこちらも辛くなります。だから、先輩が素直になって、私や色んな人に甘えてくださるのなら、それはきっと良い事なんです。私は、そんな先輩が見たくて仕方ないから…………から………………だから、エッチなことも……マシュは、望んでしまえるんです」
「おっぱいが好きな先輩も好き……添い寝で、ぎゅーってされて抱き着いて、ぐっすり眠ってくれる先輩も好き…………先輩、マシュ・キリエライトは貴方のママにだってなれます。私は、先輩を甘やかして、気持ち良くもしてあげてみたい」
「……甘えてください、先輩。私の大好きな、かわいい赤ちゃんな先輩」
想いは変容する。マシュの持つ好意の形は、母性という包み込む形へと変わってしまっていた。
次回に続く
次の投稿は明日の夕方ぐらいに
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