カルデア甘やかしライフ、射精するだけで誉められたい 作:37級犬築士
遅れてしまって申し訳ございませぬ
三日間、繰り返した仕込みの日々を示す数字
マシュは夜中にマスターへ添い寝を続けた。たっぷりと甘く、深層心理に植え込む様に、無意識に注ぐ安眠ボイスと授乳おっぱい枕でマスターは癒され続けた。だが、それを今度は絶ったのだ。伊吹童子に指示を受けていたとはいえ、マシュにはこの空白は酷く辛かった
よく眠れない、そんな話を人づてにマシュは聞いた
癒した代償に、マスターは一人の睡眠では満足できなくなってしまった。たった三日、されど三日、その変化にマシュは心を痛めた
無論、それが伊吹童子の考えた方法だとは理解している。後輩と親しんでいたからこそ、踏み込めないかもしれない点を留意してマシュとマスター双方に気づきを与える手段。
甘やかしに飢えたマスターは容易に堕ちる。与えて奪うことは何よりも人に渇きを感じさせる行為、そしてその効果は双方に、つまりマシュも
「へえ、キスしちゃったの」
「————ッ!?」
和風の部屋、伊吹童子の部屋にてマシュはぼふんと頭に湯気を蒸かしている。
成果の報告、だがその結果は
「キスで興奮して、そのままお互いに気を失った……ハハハ、本当に仲いいわね二人とも」
「……うぅ、伊吹童子さん」
「まあまあ、それでもいいじゃない。やることなんていつでもできるんだし」
だからまた今晩にでもと、伊吹童子は進めてくる
当然、マシュもその心持であることは自覚。現在、時刻は夕餉を終えて少し経つ頃。今頃は、シャワーか共同風呂で入浴を済ませている頃合い
「どうする、もう部屋に突入しちゃう……あ、媚薬入りのお酒もあるけど」
「だ、大丈夫です!」
「あら、そう」
「もう、行きます……色々と、御指南ありがとうございました。では」
深々と礼をして、マシュは踵を返し部屋を後に
残る伊吹童子は、渡さんとした酒をそのまま盃にそそいで深くあおる。二人の門出を祝う気持ちを捧げて、そして飲み干した
〇
~sideマスター~
「……ッ」
マイルームでシャワーを済ました。昨日の夜のことがあってか、今共同風呂へ行くのは自殺行為だ
曇りガラスのシャワールームを出て、バスマットの上で体を拭いて、手を伸ばした先は今も
……だめだ、まだ
一向に収まらない疼き、ひどく硬直して収まりがつかないのは、それほどまでこの体と情欲が期待をしてしまっているから
今日、夜が近づくほどにマシュのことが頭を離れず、そして姿を見せないマシュにどこか不安を感じて、そして今ここでそれは期待に変わってしまっている。
眠れない理由とか、そんなものはどうでもいいぐらいに、自分はもうマシュのことしか考えていない。それも、話がしたいとか、傍に居たいとか、そんな程度ではない。劣情でモノを考えて、思い浮かべるマシュはいつも裸になってしまう
先輩と自分を仰ぎ、かしこまる姿勢で接してくるまさに理想的な後輩。偉ぶるつもりはないけど、そう形容したくなるぐらいいつも自分を支えてくれる最高の後輩だ
そして、異性としても、マシュは本当に魅力的だ。夏になれば水着、一度だけとはいえハロウィンの件もある。体は柔らかく、出る所はしっかりと出ているから
……甘えたい、優しくされたい
思い浮かべる欲求はそんなことばかり。二人に肯定され過ぎる行為を受けてから、この性癖は留まるところを知らない。
マシュに甘えたい、そんな情けなく恥ずかしい願い
本来であれば想像に留めるだけのこと、だけど、それが
『コン……コン』
……やっぱり、来るよね
そんな気はしていたし、きっとマシュもあれだけで済ます気は無いのだろうと思ってしまった。
マシュは、ここに来る。他の誰でもない俺の為に
「……先輩、先輩」
「マシュ」
それは、昨日のやり取りをそのまま繰り返すように
昨日のこと、やっぱりマシュはその気だと、一方的に考える。確信の材料は未だ足りないのに、俺は逸る気持ちを抑えないまま、そのまま扉の方へと
服も満足に着ていない姿、短パンとシャツだけの姿、性器の隆起をそのままに
「先輩、おられますか?……マシュです、お時間を頂ければ……ぁ、先輩」
「マシュ……ぁ、その」
向かい合う距離、間近に見た瞬間に心に衝撃が走った。せつなさと、渇きでもがき苦しむ境地
胸のふくらみ、優しい瞳、何もかもが欲しい。乾いて切ない、辛い
情けない心がどっとあふれてくる。甘えたくて仕方なくて、そんないけない想いをずっと寄り添ってきてくれた大事な後輩に向けていること、それが何よりも
「……ぁ、ごめん……服とか、見苦しいよね。えっと、やっぱり後に」
「いえ」
……むぎゅッ
「!!」
情けない自分、マシュに見せてはいけない本当の自分。隠すべき本音が今、マシュの手で暴かれてしまう
逃げることはできない。昨日のことで、それは十分に理解するべき羞恥ことであったのに、それが今更になって理解しきれていないこと、それは俺の甘さで失態だ
「……いけません、先輩」
じっとりと、肌に張り付くような声。いきなり密着されて、顔のすぐそばでささやかれれば無理もない
「ぁ……マシュ」
「……服のことは、まあいいじゃないですか。それよりも、こっちです」
指で示す先、触れるか触れないかの距離でマシュはそこに手を添える。
やさしく、握るように隆起した性器へ、手を近づけている。近づけて、決して触れない距離。もどかしさで、人の心をなぶる距離感で留めている。
「先輩は、まだ眠れない」
「へ?」
「そういう、お話だったはずです。先輩は夜ぐっすりと眠れない、ならばそのサポートも後輩の役目……」
「……ッ」
密着して、上目遣いに問いかけてくる。昨日と同じ方法で、またもベッドに誘導されて座らされてしまった。
「昨日と、同じですね……先輩、抵抗しないのですね」
「……」
「昨日のこと、夢とは思わないのですね……キスのこと、覚えてますか?」
「……うん」
「すること、もうわかってますよね……なら、いいですか?」
確認、その中身を聞くまでも無いというのか
マシュは、俺の前で服を
「……ッ」
「もう、私は慣れてしまっています……でも、先輩は見るの、初めてですよね」
慣れたように、その言葉に偽りは無い。俺が見える目のまえでマシュは脱衣を始めた。一枚一枚、丁寧に脱いでいって、そしてシャツも脱げば残るのは下着だけ。けど、それも
「……おっぱい」
「!」
「おっぱい、伊吹童子さんに、頼光さんやブーディカさん、大きい人はいっぱいいますから……私のは、不満足かもしれません」
フロントホックを、パチっと鳴らして外した。手で胸元を支え、そして空いた手で肩ひもを下ろす。外れたブラが、支える腕の間に辛うじてとどまっている状態
膨らみはたわわに、やわらかくむにっと形を変える乳房
「……ま、マシュッ」
「ァ、今……見せますね。はい、どうぞ」
腕が降りる。人肌の熱がまだ籠っているだろうブラが、そのままマシュの足元に落ちた。
視線は、ずっと胸元から離れない。綺麗な薄ピンクの乳首に、程よく実った美しい巨乳。巨乳なのだ、大きくて、口にすればしゃぶりがいのある素晴らしい乳房
綺麗なお腹周り、肩から首にかけたすらりとした形状となだらかな線。マシュの上裸に目が奪われる。艶やかで、綺麗で、生唾が湧いてしまう。
「……甘えたい、ですか?」
「!?」
問いかけ、マシュは待ってくれる。そして、望んでいる。情けなくも恥ずかしい、俺の隠すべき本音
隠しても隠しても、きっとこの後輩は俺を暴いて、素直にさせる気だ
あぁ、もうマシュは、俺の大切な後輩は積極的になってしまっている
「…………ッ、ァァ」
「先輩……いい、ですよ…………ほら」
一歩近づく、坐した姿勢のこっちに近づけば、当然顔の前に二つの果実は迫ってくる。かすかに香るのは、ボディーソープの花の匂い
「甘えても、いいです……先輩、おいで」
「!?」
……ふにゅ、むにゅっ
「きゃ! ぁ、先輩……もう、我慢していたのですね……いいですよ、かまいません。おっぱい、ぁぁ……好きに、しても…………マシュの体は、先輩のものです」
甘く、優しく囁きかける言葉。頭の後ろを撫でる手の加減、もう言葉にならない
心が溶けて良く、素直になりたくて仕方がない。寄り添う後輩のやさしさに、俺は心底溺れていくのだろう。もう、決まったことだ
マシュに甘えたい、気持ち良くして欲しい
「……マシュ、ぁ……くッ、ぁ……あぁ、マシュ……うぅ」
「先輩……先輩…………よしよし、いいこいいこ…………ふふ、甘やかされるのがお好きな先輩、本当にかわいいです」
「…………ッ」
言葉のぬくもりが心を撫でる。機体で膨らむ感情は今にも暴発してしまいそうだ。
理性を捨てて、欲望のままにマシュを抱き締める。そんな考えを抱いてしまう
マシュを抱きたい、親しむ後輩の体に欲望の限りをぶつけたい
許されないとはわかっている。だけど、それも仕方の無いことだ
マシュは許した。誰かに甘えたい思いを叶えんと、その乳房を俺に晒した
「……ま、しゅ……ぁ、くッ」
痛いほどに昂る竿、それもこらえる必要はない
最高に気持ちいい夜は、もう始まりを告げてしまっている
今回はここまで、次回は前戯に移りたく思います
バイトやら学業で次の投稿はまた日を跨ぎますが、悪しからず