※この作品はR-18です。

カルデア甘やかしライフ、射精するだけで誉められたい   作:37級犬築士

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(2) 導入

 

 

 

〇 

 

 

「周囲にエネミーの存在はありません。薪の方は拾い集められました、これで暖を維持できますね」

 

「食料は?」

 

「ありません。冬眠しているウサギも熊もいません……まさに死の土地と形容すべき場所です。明日も見つけられる保証はありませんね」

 

「……お疲れ様」

 

「成果のない従者に暖かいお言葉とはお優しい……ではマスター、あるもので食事を賄いますが、よろしいですね?」

 

「…………おねがい、するよ」

 

 

 極寒の土地で頼れるのは音もしたサーヴァントが一騎のみ。

 

 コヤンスカヤの維持には問題はない。幸いというべきかここツングースカの環境はコヤンスカヤに相性がいいみたいで、何もしなければ微弱ながら魔力は自然回復で事足りてしまうらしい。

 だから、困るのはただの人間である自分の食糧だけ。

 

 食べるものは見つからなかった。飲むものだけしかない

 

 

 そんな生活が、もう七日立っている。普通ならば飢えて死んでいるはずだ

 

 

「……————ッ」

 

 

 生きるためには必要なこと、そしてなにより自分がためらうのは話が違う。負担なのはコヤンスカヤの方だ。

 

 甘えてはいけない。水しかない中で七日間も飢えることがないのは、コヤンスカヤが与えてくれるソレのおかげなんだから。

 

 感謝こそすれ、そこに否定はいけない。

 

 

 

 

……コポポ

 

 

 

 

「マスター……出来上がりました。暖かくしておりますから……さぁ、どうぞ」

 

「……ありがとう」

 

「いえいえ、気になさらないでください……それに、今日はまた一段と美味な乳が絞りだせました♡」

 

 

 ぶるんと、大きな胸をわざと揺らす。

 

 ラバースーツに収まりがつかないほどに膨らんだそのタンクには、今もじわじわとマスターの為に供するミルクが分泌されている。

 手渡されたカップに注がれたのは、省略した言葉でも何かの例えでもない。彼女が、その身から絞り出したミルクであることを意味して、乳

 

 今のコヤンスカヤは母乳が出る。

 

 

「さあ、お召し上がりください……何を迷うことがありましょうか?わたくしのようなハイスペ美人の母乳であれば、むしろ代金を頂いて当たり前というもの。喜びこそすれ、嫌悪するものではありません」

 

「……違う、嫌じゃない……感謝してるよ」

 

「はい、であれば安心です♡……わたくし、マスターに受け入れられないと傷ついてしまいます♡」

 

 しおらしくいう、しかしその目は全く悲しんでいない。

 

 隠しきれない嗤いが零れ出ている。楽しんでいるのか、恥じらうこちらの反応が甘く感じるのか、知る由もない。知ったこと頃で、それを正すこともない。

 

 現状、この母乳が極寒の山荘で唯一の食事だ。

 

 飲まないと飢えて死ぬ、だから飲まないと。

 

 

……匂い、すごくいい匂い

 

 

 彼女の母乳が、この極寒の閉ざされた環境で唯一自分の生存を維持するための栄養源なのだ。

 

 味だって良い。甘くて香ばしい匂い。心落ち着かせる優しさの味、内から満たす熱が心地よくてより甘さを感じる。

 

 糖分だけじゃない。ミネラルも、色んな生きるために必要な滋養が詰まった味。

 

 喉が鳴る。コヤンスカヤのうれしそうな顔に目を背けて、カップを口に付けた。

 

 

「……いただきます」

 

 違和感はある、抵抗もある。恥ずかしさは拭えない。

 

 しかし、空腹には変えられない。とろっとした粘度ある液体、甘くいい匂いがして胃液が分泌される。

 

 美味しい。本当に美味しい母乳だから困る。

 

…………コク、コク

 

 

「良い飲みっぷりです。わたくしが心を込めて絞った甲斐がありました。」

 

「……ご、ごめん」

 

「あら、謝らせるようなことはわたくし言っておりません……どうぞお気になさらずに、わたくしは土地の魔力で十分です。それに、それを飲んでもまた出てしまいます♡」

 

「……ッ」

 

「ふふ、目を背けなさって……そんなにも、この大きな乳房が気になりますか?」

 

 楽しそうに笑って、いや嗤っている。コヤンスカヤは持ち上げるように腕を組み、豊満に膨らむその二房を見せつけて揺らしてくる。以前からも豊かなプロポーションを有していたが、今はそれ以上におおきくそして豊かになってしまった。頼光さんや伊吹童子さん、ああいった二方とも肩を並べる程度にはサイズが膨張している。

 

 スキル、変化。

 

 その影響で普段よりも倍以上に膨らんだ乳房を、コヤンスカヤは恥じらいなんてせず自慢げに主張して揺らして見せる。

 

 ラバースーツの前チャックは閉じないから、収まりがつかなくて今にも乳輪がはみ出しそうなその姿。

 

 目の毒が過ぎる。けど

 

 

「……っく、っこく、っく」

 

 

「あらら、良い飲みっぷり……施した甲斐があるというものです♡」 

 

 

 空腹に抗えない。

 

 この局限化では、得られる唯一の食糧

 

 コヤンスカヤが絞りだす母乳でしか腹は満たされないのだ。

 

 甘みをくれる、満ち足りた心地を感じさせるその膨らみ、意識が向いてしまう。温もりを求めて暖炉へ近づくように、抑えつけていないと手が伸びてしまいそうになる。

 

 誘惑は絶えずある。意図して仕掛けられていても、そうじゃなくてもだ。

 

 大きいということは、そして出るということは、その事実だけで男を惑わせる。

 

 その上で、今は断絶された状況。

 

 悪い意味で、状況が良すぎるのだ。

 

 

 

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