カルデア甘やかしライフ、射精するだけで誉められたい 作:37級犬築士
…ペラ
「え、うそ……こっちの穴に、入るんだ。」
…ペラ、ペラ
「え、あぁ…うぅ、エッチすぎるよ。何で電車の中でしてんのにバレないわけ?気配遮断スキル神ってるわこれ」
…ペラ、ペラペラ
「うっはぁ!!……口で、えぇ、すんごい飲んでるし、というか飲みすぎ出しすぎ!!何喰ったらこんなに出るんだっつうの!!!……うわ、吐いてる……でもえっろぉ」
「………」
小一時間、彼女はこんな調子だ。
純愛もの、ちょっとハードな奴、フェチ系、なんでもござれ、なぎこさんはそれはもう興味津々に受け取っている。途中で音をあげるかと思ったけど、中々に素養があったようで、傍にはエロ本の雑誌や単行本、成人向けの薄い本なんかが積まれて行っている。
我ながら、世界的な文化人に何を吹き込んでいるのやらと、ちょっと危うげな気もする。
「…ぁ、はぁ……んっ」
「…なぎこ、さん?」
「……うん、なに、ちゃんマス……ぁ、何かな」
「……いや」
「じゃ、いいよね……うわっ、口すご……美味しいの、かな?」
無我夢中で、それはも、河原でエロ本と出会った思春期の少年のように
でも、その顔で息づかいが詰まると変に雰囲気でるから。興奮であえいでるみたいで聞いてるこっちが恥ずかしい。
「…ね、ねえ、ちゃんマス」
「?」
「これさ、ちゃんマスの趣味、なんだよね」
「!!」
見開きのページ、指摘するのはいわゆる口淫というプレイ
「…なんかさ、結構多いよね口でするの……好きなんだ」
「……ッ」
「あぁ、ごめん……こういうの、失礼だよね……あはは」
ぱたんと、本を閉じ横に重ねる。ずっと背を丸くし座ってたからか、なぎこさんはその場で背を伸ばし、ベッドに背中を預ける
「んっ…結構、時間たっちゃった系?……やばいね、ていうかエロの進化ビビるわ、人理マジパねえ」
「あぁ、それで人理の価値褒められても……まあ、昔と今じゃいろいろ違うよね。口でしたり、お尻とかってやっぱり海外の文化だし」
「?…いや、口なら昔っからあるよ。でも尻はないよね。不浄だし、その浣腸とかって物もないから、まず不可能だし」
さらっと出る時代の証言、実はこれ貴重な意見だったり
「そ、そうなんだ。ていうか、なんで俺達普通に下の話してるんだろ。」
「だね、うん……やばい、冷静になると超恥ずかしい」
「……言わないでください。俺も、ちょっと照れる」
考えないようにしたいけど、女の人と一緒にエロ本読むとか、それ行為の前の盛り上げみたいだし、というか連想してしまうのだ。
今となりであおむけに寝転がるこの人、制服越しにわかる華奢で危うげな肉体、しかし出るところはそれなりに出ていて、露出こそないけど女性らしさは十分に感じてしまう。
「んっ、なになに?」
「!」
視線を気づかれた。膨らみと、わずかに覗くお腹、太ももの絶対領域、舐めるように見ていたのが悟られた。
「…あぁ、ちゃんマスも初心だねぇ。ま、まだ童貞さんなんでしょ。もしかして、あたしちゃんに期待してる?……なら、なぎこさんのここ空いてますぜ。……なんつって、えへへ」
「…………いや、何言ってるんですか。冗談でもやめてください。」
なまじ経験があるのだ。その誘いは軽く受け流せない。意味を深く受け取って反応してしまう。
「というか、別に俺もう」
…もう、童貞じゃない
「!!!?!?」
咄嗟に自分の口を手で覆う。
「……どったのちゃんマス、舌噛んだ?」
間一髪、言葉を出しきる前に飲み干した。危うくとんでもない暴露発言をするところだった。
「……?」
不思議そうに見ている。ごまかさないと
「ねえ、ちゃんマス」
「?」
口を塞いだ手をはがされる。何を思ったか、なぎこさんは口に手を突っ込み、そのまま口を開かせる。
「!?」
「ちょい見るからね、指、入れんよ」
人差し指と親指を歯に乗せ、開口機のように口を開き、なぎこさんの指が口の中をまさぐる。
「血は出てない、じゃあ大丈夫だね。……って、ちゃんマス何赤くなってんの?」
「!!」
「あっ、ちょい待ち……ここ血出てる。」
口を塞がれ、厳密には明けられてるんだけど、言葉を出せずされるがままになぎこさんに拘束されている。
顔が近づき、何をするかと困惑していると
…ちろ
「!!」
口の中、頬の裏に微かに触れた湿った心地
「…よし、止まった。ほっといても治るけどさ、まあ治すに越したことないっしょ……って、ちゃんマス」
「……ッ!!」
手を離すや、俺は一歩遠ざかり口元を隠す。
なぎこさんは未だに不思議そうに首をかしげている。
「ちょ、いきなり何して」
「?…治しただけなんだけど」
「でも、急に口の中に!」
「あぁ、今のは粘膜接触での魔力供給を応用して、陰陽術で自然治癒を」
「普通に解説されても!!……それより、舌、キス、理由はともあれなんでいきなりキス!!?!?」
キス、その言葉でようやくなぎこさんも表情が変わる。
変わるが、そこまで驚くわけでもなく、どこか妙に落ち着いている。
「あぁ、確かに……せやね、キスしたねあたし……うん」
自分で、口元に手をやる。ナチュラルなリップで彩られた素直な口元、光沢を帯びた質感を指の先で押し込み、弄る様子、どこか淫らに受け取れてしまう。
「うん、あはは……ちゃんマスにサービスしすぎたね。」
「……ッ」
「嫌だったら、謝るけど……そんな様子じゃない感じ?ちゃうかい?」
「……それは」
「あっ、めんごめんご、変に揺さぶるつもりは無いから。……ちょっと、エッチなの見すぎたかな?……少し、大胆だねあたし」
「……ジー」
「恥ずかし屋さんだね、ちゃんマスも。こんないい趣味してるのに、ねぇ」
「!!」
おもむろに、なぎこさんは本を手に取る。
さっき、興味深く見ていた本、フェチ系で内容は年上のフェラチオと、中々ストレートな内容だ。
「あはは、この本さ……ちゃんマスのお気に入りっしょ。勘でわかるよ、あたし」
ページを開き、いくつもの女性が口を用いている描写を流しながら、なぎこさんは一人語る。
「でもすんごいね。口でしてあげるの、よっぽど好きじゃないとできないよね。」
「……理解、できないならいいよ。フェチズムだって思われても仕方ないし」
「?……あぁ、べつにそれでどうこう言うつもりは無いから。…というか、ね」
「……?」
「さっき、言ったけどさ。口でするのって、昔もあるんだぜ。」
「……妊娠の危険?」
「そ、昔の妖術でもそこはカバーできなくてさ、だから尺八。今風で言うとフェラチオだっけ、女房の必須スキルだったわけ。」
「……は、はぁ」
突然の歴史的な事実、想像すればなんとも生々しい事実だ。
今より、女性と男性の思想が違う昔なら、そう言う事情も仕方ないのかなぁと、関心すらある。
…ん?…じゃあつまり、その話が本当なら
「…な、なぎこさん。もしかして」
「あぁ、聞くよねやっぱし。うん、そだね、なぎこさん経験が豊富なのでした……練習は」
指でわっかを作り、口の前で前後させるジェスチャーをして見せる。思わず、今の彼女に行為を連想してしまい、少しキてしまった。
「……ッ」
「あはは、何照れてんだっつうの。……あたしちゃんこれでも元人妻だよ。子供もいるし、じつは年上熟女キャラ?……ごめん、さすがにそれは無理あっか。」
「…年上、子供?」
「あれ、知らんかった?……まあ、教科書には載らないかな?……文官だし、地味だよね」
少し、その一瞬だけ、どこか郷愁に駆られて遠い目をしているように見えた。
「…………子供、いたんだ」
「そりゃね、でもあんまし実感ないや。この体嫁行き前のだし、まだおとめだし。あっ、今のおとめはバージ」
「いや、そこまで聞いてませんから。ていうか、なぎこさんさっきから飛ばしすぎていません?」
「にゃはは、さーせんさーせん。…………でも、そうしないとたぶんさ」
間をおいて、その時だけは冗談抜きでなぎこさんは静かに言葉に出した。
「そうしないと、辛いこと、思い出しちゃいそうだし。」
「…………」
その言葉の奥にある意味、知りたいようで、けど知りたくないような、ただそれが安易な好奇心で掘り下げていいものじゃないとだけはわかる。
歴史に何があったか、それは本人にしかわからない。さっきはすぐに答えらえなかったけど、この人は生涯で二人、旦那は違えど子供を残しているんだ。そしておそらく、なぎこさんにとって彼と彼女は重いのだ。
「……あの、話変えましょっか。こんな状況でする話でもないですし」
「……だね。ごめん、辛気臭いのは無し。……とにかくえっと……あれ、何の話してたんだっけ?」
えへへと、普段の調子に切り替わる。やっぱり、この人はこの調子が一番だ。
「急にあなたがキスみたいなことするから、だからこじれたんです。」
「あぁ、そうだった。でも、口のケガ治ったっしょ。血、止まったっしょ」
「……ッ」
そこは掘り下げないでください。
軽くうなずく。言葉に出すのは少し恥ずかしい。
「よしよし、愛い奴め」
膝立ちで近づき、そのまま頭を掴むや両手でわしわしとなでくりまわす。
「わっ、もう何を」
「うんうん、ちゃんマスはいい子だね。…えっと、姉ちゃんかな、今のあたしちゃんなら。うん、ほらほら、姉ちゃんの愛情を食らえ!!」
「ちょ、近いし荒いし!…な、なぎこさん!!」
髪は荒れ放題、まるで大型犬を撫でているみたいに、なんとも遠慮のない加減だ。
筋力Eでよかったと思う。でも、それでも首が痛くなりそうだ。
「愛い奴め、愛い奴め!……ちゃんマス照れてるの良いねぇ、あたしゃ癖になりそうだよ」
「いや、あの……勘弁してください」
「あ、ごめん……もし、痛かった?」
「いえ、その……」
もごもごと、どこか苦しそうにしゃべる様子に、なぎこさんもようやく気付く。
「ん?………あ、あぁそゆことね」
「……。」
恥ずかしがりながら申し訳程度に胸を手で隠す。露出してるわけでもないが、眼の毒と判断したのだろう。
伊吹お姉さんとは違う、つつましくもしっかりと柔らかさはあり、十分に母性を感じさせるものだった。
「めんごめんご、あたしちゃん気づかなかったよ……よっと」
一歩下がり、なぎこさんはやっと離れてくれた。見かけによらず案外と立派なふくらみは遠のき、ようやく新鮮な酸素と巡り会える。
「あちゃぁ、なんだか悪いね……いや、むしろ良いこと?」
「はぁ…あながち、文句は言えないのがつらい所です」
いい匂いがした。化粧の甘ったるい匂いじゃない、ボディソープの柔くほのかに甘い香り。あのまま続いていたら大変なことになりそうだ。
「……ッ」
というか、もうやばい。シチュエーションも相まって、ズボンの奥では硬質化は始まっている。
「なぎこさん、もうどうします?お開き、しますか?」
体を横に、自然と手は股間の上に、ふいに見られたり手が触れないようにとカバーする。
「あはは、そうだね。……じゃあ、続きは今度にして……って、ちゃんマス?」
「?」
四つん這いで近づき、なぎこさんは俺の耳元で告げた。
…ちゃんマスさ、もしかしてつらたん?
指が示す。手を置いて自然に隠しているそこに
「!」
「あぁ、そうっぽいね。というか、そこに手置いたらいくらなんでも不自然っしょ」
「……」
返す言葉もなかった。
「あぁ、いいのいいの。さっきからずっとエロの話だし、あたしちゃんの胸、あれとどめだった?……なら、あたしちゃん悪いね、うん…これは悪くないよ。責任、あたしにあるし」
大人し気に、淡々とこっちの生理現象を肯定する理由を連ねてくる。
とういか、なんだか雰囲気がおかしい。
さっきの、子供について触れた時に近い、不自然なほどの物静かな様子。ただ、一つ違いがあるなら熱だろうか。
じっとりと、湿り気を帯びたようで、異性としての色香、それが如実に感じられる。
「……ッ」
期待が募る。伊吹さんといた時みたいに、あんな都合のいい怪奇現象が起きたわけでもないのに、ドア一枚を隔てただけのこの場所で、今何かが起きようとしている。
「…なぎこ、さん」
「うん、なんだいちゃんマス?……って、わかってる、わかるよ。あたしも」
上にはおる着物、その一枚を脱ぎ、制服のスカーフも外す。
ソックスを脱ぎ、制服の上下だけになるや、なぎこさんはおもむろに立ち上がり、少し離れた本棚へ向かう。
「?」
「あぁ、ちょっとね。こいつをさ、そこのモニターに流してみないかい」
取り出した一枚のケース。
「…それ」
「うん、さっき探してる時にさ、ちょっと気になったんだよね。隠してるくせに、取りやすい場所だったから。これもお気に入りなんしょ」
取り出したのはいわゆる姉妹もの、制服を着た姉が弟を組み敷いている表紙、まじまじと見せられると恥ずかしくなる。
「…うん、せっかくだからさ、こっちも見たいんだよね。AV」
「…続き、ですか」
「そ、一応これも勉強かな。…当世の」
べしゃりながら、なぎこさんはためらいなくディスクを機器にセットし、端末で再生にかかる。部屋の照明を暗くし、さながら映画館のように雰囲気を作る。
「…ちゃんマス、一応さ……服、脱いでおいて。」
「……はい」
「一応ね、たぶん……必要だから」
傍に座るなぎこさん。これから始まる映像を前に、気分がもう仕上がっている。
いつものカルデア制服を脱ぎすて、アンダーウェアーとパンツだけになり、そして
「あ、下は駄目。……ほら、そんだけでいいから。……ん」
隣をパンパンと、早く座れと示唆する。
言われたまま、ボクサーパンツと黒のシャツだけの俺はなぎこさんの傍に座る。すると、左腕に絡まる様に身を寄せ、括ったツインテールが肩に触れる。
「……ッ」
「…何見てんのさ、始まるよ」
お互い羞恥で頬を染め合い、どこか不格好な雰囲気のまま時間は流れ、ついにモニターでは本編が開始する。
「……」
食い入るように映像に視線をやるなぎこさんと違い、俺はどうしても気がかりで映像と隣の彼女で視線が行ったり来たりとする。
体の熱を感じる距離、近くで寄り添うと、また彼女の淡い芳香が鼻に触れる。
…なぎこさん、いい匂いがする
次回に続く
久々の投稿だけどめっさ読まれててビビる。というかFGOコンテンツだとここまで読まれるのかと感心する。
そのうち星五以外も、新年早々廃課金で手に入れたジェーンとか、去年敗北したヴリトラさんとか、書きたいのあげたらきりないなこれ。
続きは今夜中に、そして明日は就活頑張るぞい