シンシア=ドレッド、という少女冒険者が一人、行方不明になった。
彼女は、可愛らしい童顔に、長く緩いウェーブのかかった白髪をしており、紅の瞳を持つ。
身体はしなやかに引き締まっているが、その胸元はたわわにして豊満。
背は高く一般成人男性並みはあろうか。
少女冒険者と言ったが、その容姿は未熟さの残る所は無く、立派な大人の女性であると言えるだろう。
外見年齢で言えば童顔ゆえ幼く見られがちではあるが、二十歳前後程度には扱われることが常であった。
性格は一言で言えば、享楽的。
自分の楽しいこと興味あることを追求するのに余念が無い。
喋り方は少し間延びしたような一見ふわふわとした子どもっぽい性格に見られるが、それはわざとそう振る舞うことによって演出されたもので、その内面の自己はしっかりと確立されていた。
周囲を良く観察しておりひとり身の女性冒険者という危うげな立ち位置にありながらも、周囲には人当たり良くかつ油断無く立ち回り、付け入る隙そのものが殆ど無い、というのが周囲の評価だった。
武器は持たない無手ながらも、しなやかな体躯を活かした俊敏な動きによって、逃げる・時間稼ぎ・妨害を得手とした中々の有能振りを示していた。
しかしてその正体は、とある人工女神と人間とのハーフである。
ここではない、どこかにあったはずの、今はもう崩壊してしまった世界に生まれ、幾多の冒険を経て今はこの特に何の特徴も無い普通の世界へと渡り来て、冒険者を営んでいた。
女神とのハーフといっても特別な権能や超常的な力を操る訳では無い。
寿命が人より遥かに長かったり、容易には病気にはならなかったり、身体能力が高めだったりする程度である。
ただ人よりは多少性能の良い肉体を、より上手く使う事に長けている、ということである。
前述の世界を渡る、というのも自身の能力によるものでは無く、"概念"さえも転移させるという身内である凄腕の転移能力者によるものだ。
そんな、周囲からの評判も良く、ほど良い立場を冒険者仲間と街に住む人々から得ていた彼女が、いなくなってから早数か月が経過していた。
当然彼女が依頼していた運搬クエストは破棄され、彼女はクエスト中の事故により、恐らくは山に巣食うゴブリン達に殺されたのだろうということで、死亡したものとして処理されていた。
敢えて生存の可能性を信じて捜索や依頼を行う者もいない。
例え、山掃除の後、どこか姿形の似た肉人形が治安の悪い他所の街で取引されたというような噂が立ったとしても、噂止まりである。
一人身とはそういうリスクも孕んでいるのだ。
別段珍しい事ではない。
身一つで様々な難事に挑む冒険者達は、その命を賭けて対価を得ているのである。
賭けが失敗に終わる事は、赤の他人が嘆き悲しむほど、非日常的なことではなかったのであった。
そうして、シンシアという童顔の少女冒険者が、人々の記憶から過去の人物へとなり始めたある日。
悪漢蔓延り悪名高い屑共が溢れかえるとある悪徳の街に、白と褐色の幼女が二人、現れたのであった。
「おー! それで、ここにシンシアちゃんがいるかもなんだ?」
「シンシアの所属してた街のギルドマスターはそう言ってたわね。だけど、今一つ自信がないのよね。大分近くまで来てる筈なのに、シンシアの"縁"がぼやけてよく見えないわ」
「ふーん? それってマズイの?」
「あんまり良くはないわね。これだけ感じられる"縁"が薄いってことは、シンシアという個体の概念までが影響を受けるほどの状況のはずね。ってことはそれだけ普通じゃない状態なのかもしれないわ」
白の幼女よりも少しだけ背の高い褐色の幼女が、顎に手をあてて真剣そうな顔でそう呟く。
褐色の幼女の名前は、エリス。
金から青に移り変わる癖の強めな髪を耳の少し下ほどまで伸ばし、赤いリボンでツーサイドアップに結んで左右に髪を垂らしている。
冷ややかに細められた瞳の色は青。
いかにも幼女然とした未熟な体躯は薄く、細い。
外見年齢で言えば10にも満たぬ、いや、身長に限ればそれより遥かに小さい。
しなやかに雌らしくくびれたお腹周りをみせながらも、全身合わせても大人の腹ほどまでしか無い褐色の肢体は、このような悪漢ばかりの街では安易な性欲のはけ口として身の危険を感じるべき危うさだ。
加えて、エリスの服装といえばあまりにも挑発的で扇情的に過ぎるだろう。
褐色の肌よりなお濃い茶や黒を基調とした衣装の基本は、面積を極限まで少なく削ったビキニ水着のようなものである。
薄い胸元にクロスにかかる黒と茶の二本の紐は、小さな幼女の胸の膨らむを隠すこともせず、ただ乳首だけは守るのみの幅しかない。
見せ布のような股間のショーツは黒。
挑発的に腰骨にかかるようにしてV字に曲がり、スカートの下からも存在を誇示するそのパンツもまた僅かな幅しかないことから、エリスの秘壺を守る布がどれだけ心もとないものなのかを物語っている。
きわどすぎる角度の黒パンツはなにも剥き出しではない。
痴女ではないので、きちんとスカートを履いている。
だが果たしてそれの発揮する防御力はといえば、むしろ逆効果だろう。
エリスの小振りなお尻がかろうじて隠れるだけのミニミニなミニスカートは、ひらひらと揺れて周囲の視線を煽り続けている。
細い脚は太ももの半ばから黒いニーソックスで覆われており、ミニスカートとの間に広がる褐色の絶対領域が、幼女の肢体でありながら股間にほど近い生肌のさらけ出された柔肉としてエロスを醸し出していた。
腕には肘の少し上、二の腕から指先にかけて袖口が広がるようなフレア袖をつけている。
こちらも色は黒。
内布に白をあてているせいで、エリスが腕を振れば白と黒のコントラストが人目を誘い、二の腕から肩口、鎖骨にかけてと隠す物の無い褐色肌が自然と視線を身体の中央へと引き込んでいく。
首元には茶色の首輪。
従属を示すわけでもないのにつけられたそれは、ただアクセサリーとしてそこにあり、男を挑発する。
肌面積を広く取られた褐色の素肌には、目立つ入れ墨も入る。
両肩と左の太もも外側、それに右足の内腿に刻まれた青い蝶の入れ墨は特徴的な彼女の身体目印であろう。
背には肩甲骨の辺りにつけられた小さな黒い悪魔の羽根の入れ墨。
すべすべとしたお腹をまるごと見せつけるような誘う衣装や、幼女の肌にあるまじき刺青の数々は、彼女が見た目通りだけではない非尋常さを表している。
その内面たる性格は、一桁代に過ぎない外見年齢と合致しているとは言い難い。
ロリロリとした自身の幼い肢体を挑発的に見せつけながらも、そんな彼女へと視線を向けてくる男達を見るエリスの目は、冷たく、侮蔑的で、一切の情が見えない。
大人びた、とも、ませた、とも言える視線の正体は彼女の生い立ちによるものだ。
かつて彼女は、下卑た男達に飼われるだけの性奴隷であった。
だが、正しく幸運によって特異な能力を得ることが出来た彼女は、能力の力によってその悲哀しかない境遇を抜け出すことが出来た。
ゆえに彼女は男を嫌う。大人を嫌う。
それらは彼女の唾棄すべき敵だからだ。
水着におまけがついただけの男を誘惑するかのようなこの服も、男に"そういう"目で見られたとてあざ笑うだけでしかない。
そして、肉体的には貧弱極まる幼女の身でありながら、彼女がそれほどの余裕を持てるのは、ひとえに彼女が手に入れた能力によるものであった。
『移動』の能力
ある時、彼女の身体に住みついた次元を越える青い蝶がもたらしたのは、常識上の全てを吹き飛ばす、「移動」の力。
物質的な制限に捉われないその力は、傷、病気、老い、痛み、そういった概念的なモノさえ「移動」させてしまう。
ゆえに彼女は、不老。
ゆえに彼女は、不死。
敵対する全てを望むままに、リスクや対価の一つも必要とせず移動させることが出来る彼女が畏れるものは何一つなかった。
ただ、そうした無敵の力を得て暴れていた頃に自分を拾ってくれたシンシアには身内意識を持ち、彼女の助けをする以外は次元すら容易に渡り自由に暮らす。
褐色の幼肢体に刻まれた四つの青い蝶の入れ墨は、彼女の絶対性の源泉であった。
「しばらくシンシアと連絡取ってない間に、こんなことになってるなんて思わなかったわね。失敗したわ」
「私にはどういうことか具体的に分かってないけど、そうなんだ?」
「そうね」
そんな彼女も想定外の今回の事態には歯噛みしていた。
お互いに不老と不死であるがゆえに希薄な時間概念の中で、久しぶりに喋ろうと移動してみようとすれば、シンシアという「概念」がうまく捉えられない緊急事態。
死んではいないようだが、逆に相手の状況が分からないが為に、シンシアから"死"を「移動」するという非常手段を取る事も出来ず、自分の足を使って地道に調べる羽目に陥っていた。
無敵に過ぎる「移動」の力も、使う本人はただの幼女でしかなく、全てを見渡す全知全能の神ではないという現実が立ちふさがっていた。
「でも、最悪はなんとかなるんでしょ?」
今の状態をそれほど深刻に考えていなさそうな白の幼女が、気楽そうにエリスに尋ねる。
その言葉にエリスは軽く頷く。
「ええ。大丈夫ね。シンシアが今どんな状態か分からないけど、いよいよどうしようもなくなった時には、『過去』を『未来』に移動させるわ」
「きゅ、きゅーきょくてきー……」
さらりと披露されたのは、自己他者事象を問わず、概念さえ「移動」させるという力が出来る芸当の極致であった。
問題があるのが「今」ならば、問題が無い「過去」を呼んでくればいい。
歯噛みしながらも、まだ余裕を見せるエリスの自信の根拠であった。
もちろんシンシアがどこにどんな状態でいつから今の状況かも分からない現在では、さすがに無理が大きい。
その為、エリスは地道な自身による捜査を行うのであった。
どうせ無比なる彼女の「移動」の前には敵などいないのだし。
「ま、それはいいわ。それで、どうなの? セラはなにか親子の繋がりみたいなの感じ取れそう?」
「うぅ~ん。うーん。そうだねー……。どうかなぁ」
「はっきりしないわね。分かんないの?」
「シンシアちゃんがいる感じはするんだけどねー。エリスちゃんが言うように希薄だよ。感じ辛いなー」
「そう。シンシアを産んだ無知全能の女神も案外頼りにならないわね」
「む、むー! エリスちゃんひどいよーっ」
大人びた態度を取る褐色の幼女エリスに煽られて、隣に立つもう一人の白い幼女が不満げに唇を歪めてみせる。
白い幼女の名前は、セラ。
外見年齢一桁台間違いなしのエリスよりも更に小さな彼女は、より幼く見える。
容姿はシンシアをそのまま幼女にしたかのような姿かたち。
白い長髪、紅い瞳。
幼女に童顔というのもおかしな話しだが、子供の愛くるしさだけで作られたような可愛らしさのみで構成された顔つき。
陽の光を浴びた事も無いかのような肌はただ白く、無垢な寸胴のイカ腹ボディには、見た目年齢相当のけして長くは無い短めの手足がついている。
身長は低いながらも腰にくびれがあるエリスと並べて比べれば、それは確かにロリどころかペドフィリアな変態さえも呼び寄せそうな幼さであった。
性格は外見年齢相応のもので、先程からの話し口調の通りに物事を深く考えることは無く、感じたこと受け止めたことをそのままに表現する、よく言えば素直な性格をしている。
好きなことは好きといい、嫌いなものを嫌いという。
直情的で非常に分かりやすいタイプであった。
服装はエリスに負けず劣らずの肌面積をしている。
皮製の胸のビキニ状の胸当ての他は、腰に巻いているパレオ状の腰布だけだ。
胸当ては楕円状に二つ連なって胸部を隠しており、ブラジャー程度には視線への防御力がある。
カップとカップの間には可愛らしいリボンが付きだ。
ただ、人目を前に歩き回るにそれだけで足りているのだろうか。
胸当てのすぐ上には小さな窪みを作る鎖骨が見え、すぐ下にはうっすらとあばら骨の凹凸が出ており、つるりと緩やかな曲線を描くイカ腹とヘソ穴を隠す物は無い。
パレオ状の腰布も白い布地は膝上程までは伸びているが、前垂れと後ろ布に分かれ、太もも部分は剥き出しに周囲へと晒されている。
ペロリと前垂れをめくってしまえば、すぐにこの幼い白幼女のちびまんこと対面出来るだろう。
それほどの心許なさ。
もちろん対面の前には縦スジにそって張られた前張りが僅少な守りを持っているが、大半にとっては無意味だろう。
ただ唯一物々しさを醸し出しているのは、彼女が傍らで軽々と抱えている自身の身長ほどもある幅広の長剣だ。
それだけが威圧的に周囲を圧していた。
とはいえ、それだけで夏場の水着を着ただけのような童女が平然とこの悪漢蔓延る街でいられるわけもない。
隣に立つ褐色幼女のエリスと同じく、彼女もまた普通ではないのだ。
人工女神。
ハーフ女神であるシンシアを自らの胎より産み出した超常の存在である。
その権能は「無知全能」。
シンシアの実母であるからして、ロリロリとしたその幼さでありながら実年齢は見た目通りではない。
合法である。違法はない。
なにせ経産婦であるのだから、ロリ経産婦ならば合法である。セックスもレイプも輪姦も合法である。この街ならば。
いずれにせよセラの力の強度は単純比較すればエリスなどよりも遥かに強い。
基本的に自己にしかその権能を発揮出来ないことを差し引いても、全てを物理と腕力で解決できる程度には全能であった。
だが惜しむらくは「無知」であるがゆえに適時適切な使い方を知っているとは限らない。
搦め手も全て物理で突破してきた単純さから、そうして変則技への対応は、今は不明のシンシアの方が本来は上手であった。
なお、「無知」であるがゆえに本来彼女は自分が「全能」あることさえ知らず、未だ「全能」である事がどういう意味を持つのかさえキチンと把握は出来ていない。
ゆえにセラの全能発揮を支えるものは、外部から与えられた言葉である。
「神とは穢れなき者である」
それが彼女に与えられた言葉。
無知なる者に長文は悪手。その為に、伝える言葉は短めで。
穢れなき者ならば清く正しく全能を発揮し続けられ、邪なる者に屈することも無い。
力の暴走を防ぎ、秩序無き現世を生き抜かせる為に彼女に与えられた福音であった。
無知ゆえに未熟でありながらも、彼女の全能は十全に違う事なく使われていた。
つまりは、全能だが基本的に物理のみ、という事である。
それも無知な彼女が理解出来る範囲でのみ。
但し解決できない項目は無い。
それがセラという白の幼女がここに平然といられる理由であった。
なお、エリスとセラは本来知り合いでは無い。
シンシアを辿れなくなったエリスが近い"縁"の元へ飛んだらそこにはセラがいたのだった。
そして、シンシアからその名前とおおよその存在を聞いていたエリスはセラに簡単に説明をし、セラは娘を助けると意気込んで付いてきていたのであった。
「でもとりあえずこの街にはシンシアちゃんがいるはずなんだし、聞いて回ればその内誰かが教えてくれるよ。だって、私とエリスちゃんなら敵無しだからね!」
「ま、それはそうね。私の移動とセラの全能なら何でも出来るわ」
「でしょー。あ、次の人達が来た。また聞いてみようよ」
「あれは暴れてる私達を捕まえようとしてきてる悪い男たちだけどね。ま、汚らわしい男相手でもやる事は変わんないわ」
「汚らわしいんだ? じゃあ、キレイにしなきゃね!」
路地の向こうからワラワラとやって来たのは数十人にもおよぶ柄の悪そうな男ども。
セラはともかく、エリスはある程度キチンと状況が把握出来ている。
何のツテも持たない危険だけしか無い街で、エリスとセラの二人の幼女が行った聞き込みは直接的であり、ある意味分かりやすいものだ。
聞いて、歯向かうやつらは全部潰す。
シンプルで無駄が無い。
いずれはシンシアに辿りつける。
そして暴れていれば、こうして「聞き込み相手」は続々と送られてくる。
シンシアの名前を出しながら聞いていれば、その内に知るものが反応するはずである。
男の悪意や醜悪さを多少は知るエリスは、シンシアが自身の概念さえ薄れる程の苦境の中、自由の身であるなどとは考えていなかった。
シンシアは頭は回るし機転は利くが、二人に比べれば単純な暴力には遥かに弱い。
囚われているならば捕まえている親玉までの全てを二人で薙ぎ払っていけばいいとエリスは考えていた。
シンシアが人質として出てきても問題ない。
目の前に彼女を捉えた瞬間に勝利だ。
「移動」でシンシアを苛む全てを取り除いてから、助け出す。
男どもは後で潰す。
二人ともが強すぎる能力から、普段は荒事や難事と無縁の為、効率的な拷問による聞き出しなどは行えなかったが、今のところエリスの計画は順調であった。
先程の数十人に上る男どもも彼女が作戦を反芻している間にセラが全て叩きのめしていた。
穢れなき神の力に、ただの悪漢風情が敵う道理は無いのだ。
「あとは時間の問題ね」
エリスはシンシアの今現在のみを心配しながら、てってってっ、と素足でこちらに戻ってくるセラを迎える。
「どう?」
「うん。あっちの倉庫だって」
「あら、随分素直ね」
「なんかリーダーの人が命乞いしながら教えてくれたよ」
「と、いってもきっと罠よね。これでようやく動きがあったわね」
「そうなんだ? あ、それとこれ。もらったから、はいどーぞ」
「なにこれ?」
そういって無邪気な笑顔でセラがエリスに渡してきたのは、何かの白い錠剤。
恐らくは飲み薬であろうそれは露骨に怪しげであった。
「……もう一度聞くけど何なのこれ?」
「なんか気持ちよくなれるオクスリだってっ。高級品だけどお詫びに受け取ってくださいって。やったね!」
「いい笑顔でそんな媚薬なんか受け取ってこないでよね。子供なのかしら。って子供だったわね」
成人男性のお腹ほどまでしか身長の無い褐色幼女が、更に低く男の腰ほどまでの白いミニマム幼女の幼すぎる行動を窘めている風景。
辺りには打ちのめされた男共が山と積まれており、中々に不可思議な光景であった。
「あ、これが媚薬なんだ。怖いオクスリだー」
「そうね。ま、セラは飲んでも効かないと思うけどね。って飲んでないわよね?」
「うん。だいじょぶだよー」
「とりあえず捨てときなさいよそんなの。早く行くわよ」
「えー。はーい」
そう答えながらセラは自分のパレオの隙間に白い錠剤をしまっている。
子供が拾った石ころを宝物にするようなものだろう。
エリスは呆れて半目になりながらも、大した害もないかと思い放っておくことにした。