※この作品はR-18です。

機動戦士ガンダム00(ダブルキンタマ)   作:おたけ

1 / 2
第1話「ソレスタルビーイング」

 ユニオンのフラッグファイターであるグラハメ・エーカーは、同期のカタギリと共にAEUの新型モビルスーツのデモンストレーションを見に来ていた。グラハメとカタギリは客席に座り、新型イナクトの圧倒的な機体性能を目の当たりにしていた。

だが、そんな時である。別のモビルスーツがデモンストレーション会場に向かって飛んできた。あれもAEUの新型なのか? 観客はみな最初にそう感じただろう。しかし、その直感は間違いだった。

 

「我々はソレスタルビーイング。精液を使用する性行為を根絶するために作られた、私設武装組織だ」

 

 会場にやってきたモビルスーツのスピーカーから、そんな声が流れた。

 

「AEUを性行為ほう助国と断定。武力介入を開始する」

 

 そう言うと、謎のモビルスーツはAEUの新型のコックピットをこじ開けた。すると、なんということだろう。中で男女がセックスしているではないか。男のほうはパイロットスーツを着ていて、女の方は新宿駅東口から徒歩5分のところにある風俗店「にゃんにゃんパラダイス」に勤めていそうな服装をしている。性行為を邪魔されたパイロットは腹を立て、謎のモビルスーツに向かってこう怒鳴った。

 

「オレはAEUのエース、ハメ撮りック・コーラサワーだ! 人様のセックスに土足で踏み込みやがって、どうなるかわかってんだろうなぁ?」

 

 だが、謎のモビルスーツはコーラサワーの怒りを無視し、そのまま彼にビームライフルを撃ち込んだ。

 

「うぎゃああ!!! オレはスペシャルで! 2000回で!! 模擬戦なんだよォ~!!」

 

 遺言を残し、コーラサワーと女は消滅した。あっけない死である。

 

「目標の死亡を確認。エクシア、帰還する」

 

 謎のモビルスーツはそう言って、どこかへ飛んで帰ってしまった。あの謎のモビルスーツの名前はエクシアと言うらしい。パイロットがスピーカーのスイッチを入れっぱなしにしているのか、パイロットの声は外に筒抜けであった。

 

「ほう……。圧倒的な差だったな。あんなモビルスーツを開発していたのは、一体どこの国なのだろう?」

 

 関心したグラハメは、隣にいたカタギリにそう問いかけた。

 

「ユニオンでも人革連でもなさそうだね。とすると、アナルビーズ共和国じゃないかな?」

 

「アナルビーズ共和国? 初めて聞くが、どこの国だ?」

 

「アナル太平洋の中心に位置する孤島さ。アナルビーズを輸出することで外貨を獲得している、小さな国だよ」

 

「なるほど、覚えておこう。さすがカタギリ、地理にも詳しいとはな」

 

 グラハムはそう言って、会話を締めくくった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。