ガルパの世界で犯して堕としてハーレムレイプパーティ! 作:黒マメファナ
八月真ん中くらいのこと、俺が家でダラダラしているとカチャリ、と閉めていたはずの扉の鍵が開く音がした。合鍵だなんて誰も持ってるはずがないのに。そう思って誰だろうと思う暇もなく、勢いよくドアが開いて、やってきたのは弦巻こころだった。
「まだ寝ていたの? もうお昼よ!」
「掃除終わってゴロゴロしてたんだよ。どうした?」
「捻じ込んできたわよ! はい!」
そうやってこころが見せてきたのは花咲川の編入証明書。もちろん一緒にお勉強したいからではない。あの女子校を俺のヤリ部屋にするためである。言っててアホらしくなってきた。でもわざわざ女子校に籍を捻じ込んでもらってやることはヤる場所を増やすことだから変わらない。
「見学とかはいるかしら?」
「うーん、下見なら必要かもしれないな」
正直何階になにがあるかなんてわからんしな。生徒会がたぶん上の方ってことくらい? 間取りはそんなに現実の学校とは大差ないと思うけど。というか奇異の視線で見られること請け合いだけど、どういう体で捻じ込まれたの?
「どう? あたしのご主人様よ?」
「ああーはい。冗談ですよね?」
「ん?」
「はい?」
あ、これマジなやつだ。俺アレですか、主従の主枠で女子校入るの? えっと、せめて逆でお願いできませんかね、と打診してみる。超絶お金持ちお嬢様の弦巻こころのご主人様枠は不自然だけど、従者ならまだイケるっしょ。
「そういうものかしら?」
「そういうものなのよ」
「嘘を吐くのは苦手だわ」
「そこはいつも通りで構わないよ」
「ならよかったわ!」
ということでなんとかこころちゃんお気に入り(意味深)の従者として九月から配属となった。というかもう数週間経つけど、俺はよく黒服さんによって謎の失踪を遂げていないのかが不思議になってきた。正直、堕としてからが勝負だと思ってたんだけどな。
──あれから、ご飯を食べて、俺は残りの時間をこころの開発に使った。ついでに発情する花音の相手も同時にしたせいでグロッキーなんだけど。その後、朝になったら二人ともいなかったからヤバいと思ってたけど、奇跡的に生きてる。
「花音がね」
「花音が?」
「雄大のことを、必死で擁護してくれたの。あなたは、ああしないといけないほどに、追い詰められていたのね?」
「……説明したのか」
なんか違う。俺は別に同情がほしいわけじゃない。こんなことをしてる赦しがほしいわけじゃないのに、どうしてこうハロハピ精神はそういうところでも発揮されてしまうのだろうか。それはそれで逆に正直美咲やはぐみに手を出しにくいんだけど。
「でも花音がいなければ、雄大は消されていたわよ?」
「……だろうなぁ」
もはや彼女に頼るしかなかったとしか言いようがないのかもしれない。そもそも俺、花音に負担を掛け過ぎてる。これからはちょっとずつ、元の生活に戻してやる必要があるな。チュートリアル、なんていうひど過ぎる被害に遭って、それでも文字通り身体を張って俺を助けてくれる彼女は、そろそろ自由にしてやるべきだろうか。
「するとやっぱ次は、ちょっと離れるけど羽沢珈琲店かな」
「つぐみね?」
「うん」
バンドリキャラが放課後集まりやすい場所、候補は三つあった。羽沢珈琲店、ファストフード店、そしてライブハウスCiRCLEの三つ。そのうちCiRCLEはライブハウス兼スタジオだから個室が多くて防音って特性があるけど単独ではなくバンド単位になるため襲いにくいから却下。バンドリキャラとコネのある代表、月島まりなさんが犯す対象外なのもこれが原因だ。んで、ファストフード店はまた花音に迷惑をかけることになる。それにここでヤれるメンバーのうち彩ちゃんと紗夜さん、香澄は花咲川だし、ひまりと巴は羽沢珈琲店にも出没が多い。んー並行してリサさんとモカちゃんがいるコンビニでバイトするか?
「雄大はすごいのね」
「ん、何が?」
「なんでGBPに出た子たちを狙うのかはあたしにはわからないけれど、もうそんなに情報を集めているのは、びっくりしたわ」
「あーまぁちょっとね」
ごめん、原作知識というやつだ。バンドリは不明な要素も多いけどアニメやゲーム内のマップなどから判明していることもまた多い。そこから予測を含めて動くだけなんだけど、そこは説明できない。なんだか当たり前の内容で褒められてるとなんとも言えない苦味が口の中に広がっていた。なんか気持ち悪い言い方になるけどバンドリユーザーのほとんどは今の情報を常識として認知してるよ。もちろんこころの動向も。
「でも、花音なら気にしないと思うわ」
「俺が気にしちゃうんだよ」
「そう?」
基本箱推しだったけどその中で松原花音ちゃんはチュートリアルからのガチャで出てきた初めての星3であり、初めての星4でもあったから思い入れが少しはあるんだよ。当時の星4は弱い弱い言われてたんだけど、こころの星4と属性が一緒だったことで盛り返してた感じはあった。こころが貴重なスコアUPだったしで、俺もよく使ってた。下の意味でも。
「なら」
「ん?」
「しばらくは下調べに時間を使うのよね?」
「まぁね」
それこそ二学期始まるまでは羽沢珈琲店やコンビニとの距離感、花女の建物の把握などに時間を使いたい。そう言うとこころは急に俺に抱き着いてきた。ふわりと髪から甘い匂いを漂わせながら、こころは俺に身体を密着させてきた。
「夏休みが終わるまで、あたしもここで寝泊まりするわ」
「え、ハロハピは?」
「それはここから通うのよ。暇な時は一緒に歩いて、下調べして……えっちしましょう♡」
「けど、こころだって」
「雄大に触れられない、触れてもらえないのが日常なら……そんな日常いらないわ」
こころはそう言い切ってみせた。でも、俺は異物なんだよ。この世界にはいなかった存在、それがあろうことかガルパにおいてたくさんの魅力を俺に伝えてくれたキャラたちを性的に貪っていくという事実が、嫌なんだよ。
「俺は、別にこころのことも、花音のことも愛してなんてない」
「それは嘘だわ」
「……どうして? 俺は、ただこころを逆らえないように犯しただけ、花音だって」
「そうやってあたしたちのことを想ってくれてるじゃない」
想いは、その想いはただの思い入れでしかない。思い入れ、そう俺にとってガルパキャラは画面の向こうで輝く子たちだから。そして、なにより俺だけが独占していい女の子じゃない。
「なにを、そんなに思い詰めているの?」
「俺は……」
そもそも、他者を踏みにじって得た命に、意味はあるのだろうか。欲が失われ安らかに消えるのならば、俺はそれでいいんじゃないだろうか。ガルパをやっていては絶対に見ることのない、描かれるはずのない女の色香を漂わせた花音、快楽を覚えてしまったこころ。それは、他者の尊厳と同時に
「雄大、あたしね、あなたに会えてよかったわ」
「……どうして?」
「あたしの欲は気持ち悪いものだとずっと思っていたの。はしたないところを指で擦って、そしたらぬるぬるの液体が出てきて、気持ちよくて、指を入れて……そうやってすることがまるで気持ち悪いことなんじゃないかって、ずっと考えていた。でも、やめられなかったの」
「そう、だったんだ……」
そんなの、ガルパの設定には
「でも、雄大にその欲を引っ張り出されて、いっぱい満たされて……あたしは、すごく幸せだった。だからもう、あたしはあたしの欲を、気持ち悪いだなんて思わずに、世界を笑顔にできるわ」
「……ありがとう」
「そう! 雄大も笑顔でいなくちゃ!
そうだ。その通りだ。俺は今、この世界で生きてる。それが元の世界ではただ眠っている夢のようなものだったとしても、俺はこの世界で生きてる。欲を失ってなにもわからなくなって死ぬのは、嫌だ。そのためなら、と俺がそう決意を固めていると、こころはえい、とかわいらしく俺をベッドに押し倒し、馬乗りになってキラキラ笑顔を見せてきた。
「そういうの、どうだっていいのよ」
「え?」
「……それはこれから無理やりシちゃう子にする言い訳だわ。あたしには言い訳なんていらないわよ?」
「なら……こころの膣にたっぷり注ぎたい」
「──っ♡ いいわ、雄大が満足するまでおまんこにちょうだい♡ あたしの身体もなにもかもぜーんぶ、雄大の
結局、言葉通りこころをもういいだろうと思うまでハメてハメてハメ倒して、翌日は羽沢珈琲店の下見がてら花音とデートをした。そこでこころに言われた通りに首輪を外してもいいと言ったけれど、彼女は当然というように拒否してきた。だよね、なんとなく予想できてたよ。こうなれば当初の計画を変えるしかない。茨の道を、俺は行こうと思う。
今回健全に終わってしまった。次回も少ないかも。