NTR
蟲姦
人体改造
洗脳
苗床
搾乳
スカトロ
こちら側限定
「僕の嫁がどこにいったか知りませんか! うちのリュウゼツラン知りませんかぁ!」
晴天の下、ブロッサムヒルのアンカー市場に、酒乱の気と狂気を感じさせる声が響く。
商業都市スカネに並ぶか或いは凌駕する品目の多様さ、何でも揃うという評は伊達ではない。良い意味でも、悪い意味でも。
スカネは真っ当な商人が多数を占めるが、此方はかなり怪しい。違法な薬物や密造酒、異世界から流入した得体の知れない物品。果ては貴族に粗相をやらかした花騎士が奴隷として売られているなんて噂まである。
だから彼、このアンカー市場の逆方面に位置する城を拠点とする騎士団長は此処に来たのだろう。
行方不明となった副団長にして妻であり、幼馴染の花騎士リュウゼツランを探して。
ボードゲーム「ナイツ・アンド・バグス」のウインターローズチャンピオンとして名を馳せた男は尚も騒ぎ立てていたが、やがて連絡を受けたであろう引退した元騎士団長の父親と、義理の母である元花騎士……確かウツボカズラという名だったか……に伴われ、意気消沈した様子で帰っていった。あからさまに酒に酔っているのを抜きにしても、心神耗弱しているのが一目で判る、悲惨な有様だった。
気の毒な話である。尤も、配偶者を攫われた点においては、自分や我が友人達も彼と変わらないのだが。
項垂れて立ち去る彼を見て迷う。本当に偶然ではあるのだが、私が彼の妻、リュウゼツランがどうなっているかを知っていると伝えるべきかと。ついでにあの元花騎士のウツボカズラもあの害虫共に狙われていないか注意喚起すべきかと。
しかし結局伝えない事に決めた。彼女の居場所は分からないし、恐らくもう手遅れであるだろうし。何より、いずれ彼の所にも、地獄の門の鍵は送られてくるだろうから。
私は敗北者だ。害虫共に嫁を攫われ、しかしその最悪な事象にすら興奮と性的快感を覚えてしまう……春庭でも最底辺のクズの負け犬だ。
『団長さん、見えてる? えへへ、クルミだよぉ♡』
『んむむむぅ! むうううっ!』
私のこの世で一番愛しく美しく尊い大切な花騎士が。私の妻となる筈だったのに寝取り害虫共に奪われて、心身を滅茶苦茶に改造されてしまった私のクルミの姿が宙に映る。害虫の子をパンパンになったボテ腹に宿し、硝子状の殻を被った蝸牛害虫の触手に囚われて。特殊な性質を持つ害虫の集団が送りつけてきた、現実の事象を記録する魔道具の機能によるものだ。この記録は二度目の閲覧だというのに、あっという間に股間に血が集まり、一物が屹立する。
クルミの隣には蝶型害虫に抱きかかえられ、口吻で口を塞がれた、元より豊満な身体を持つ金色の髪の花騎士がいる。例の騎士団長の妻……リュウゼツランだ。寝取り害虫に基本的に共生する脳神経寄生害虫は当然この蝶の中にもおり、こうしてキスの真似事をする時に感染させる。
寝取り害虫らは、偶にこうして攫った花嫁達を共演させて凌辱する事がある。理由は解明されておらず、学者達は色々理屈を捏ね回して思案を重ねている。
だがどうせ害虫共の事だ、なんかそんな気分だからとかその場のノリとかそんな理由だろう。
『今日はねぇ、害虫さん達が皆で飲む為のお酒を、あっ、んああっ♡ クルミ達のっ、おっぱいとかっ♡ おおおっ♡ 使って、あぁんっ♡ 作るん、だってぇ♡』
甘く艶やかに囁く私のクルミ。人体改造で頭より大きく肥大化させられた乳房を蝸牛の触手が覆う。説明しているのも構わず搾乳が始められ、喘ぎ声と大量の母乳を吐き出していく。
乳首から噴き出すのは母乳ばかりではない。元よりクルミは乳房までも害虫に改造され……いや、自ら乳房も差し出し苗床へと改造してもらっており、乳腺でも虫を孕めるようになっている。母乳噴流に乗せて、乳房内に身籠っていた害虫の仔も同時に産まれてきていた。
『んおおおおおおっ♡ おっきいぃっ♡ 固くてっ、おっきな赤ちゃんっ♡ おっぱいと一緒に出るぅっ♡ おっぱい溶けちゃうぅぅぅっ♡』
今回乳出産しているのは蚊型害虫のMethキートゥの子供達。と言っても孑孑の姿ではなく、蛹態……オニボウフラにまで至っている。クルミの乳の中で孵化し、ここまで成長していたのだ。分厚い蛹は頭の部分だけ巨大で、皮膜程度の首から下は細く貧弱ながらも自由にうねくっており、白濁している母乳の大流に混ざるとまるで精漿を泳ぎ回る精子のような有様である。
Methキートゥは蛹となる際、花騎士の体内に潜り込む性質を持つ。花騎士の胎の中でなければ蛹となれない訳ではないが、何故か好き好んで入り込もうとする。そして周囲の魔力を……屋外では大気中の、花騎士体内では花騎士の保持するものを収束、物質化し、蛹を形成するのだ。そして蛹の形成時に、体内外で共生する特定の微生物が変質、活性化して、ある種の薬物に似た組成の液体を魔力から置換生成するようになる。
この液体に曝露した花騎士は、強烈な快感と脳神経の覚醒作用を受け、同時に思考の短絡化と害虫への敵愾心の一時的欠如を生ずる。つまり害虫への憎悪に身を焦がし、自らの命より害虫抹殺を優先するような花騎士ですら、虫の仔を悦んで産む苗床奴隷へと貶める事が出来るのだ。依存性も非常に高く、この害虫に体液を与えて貰う為だけに騎士団を裏切り、罠にかけて団長を殺害、花騎士を根こそぎ無力化して害虫に捧げた花騎士もいる。通常は吸血された時に蚊の唾液と共に液体が入り、そのまま苗床にされてしまうが、稀に微生物自体が血中に流れ込み、液体を生成され続け、苗床どころか廃人になるケースもあるという。
液体は害虫にも効能は変わるが多少作用し、飲酒した時と似た状態になる。しかし人間への効果よりも低い為、今やっているように花騎士から採取した魔力を含む母乳を変質微生物による発酵作用で酒に変え、仲間に供している。らしい。つまり予想だ。実際の工程を見た人間は生き残っていないので、遺された資料からそういう事にされているのだという。
『あは……♡ あああ……♡ おっぱいぜんぶでたぁぁ……♡ おっぱいすごいのぉぉ……♡』
記録の中、朱に染めた愛らしくもだらしない表情で涎を垂らし白目を剥くクルミ。膨張乳房は溜め込んでいた乳を吐き出し終え、蝸牛の背負う貯水槽で乳が対流する。オニボウフラが不気味に漂うクルミ母乳の池は、微生物の干渉によるものか妖しく発光を始めている。乳液量が明らかにクルミの乳房に一度に収まらない量であるのは、彼女が囚われた当初よりも害虫の苗床奴隷として成長し、搾乳中も母乳生成を行える程になっているからだろう。
花騎士の母乳を材料として害虫が造る乳酒。その存在自体が私のような奇人……一部の者にしか知られていない希少なもので、作成工程を実際に見られるとなれば、害虫研究家などは大喜びするのではなかろうか。虫姦クラスタとしても幸運というべきか。いや、妻を奪われている以上、幸運な筈がないのだが。
そしてリュウゼツランを囚える蝶型害虫……メス狩るも動き出す。腹部先端の生殖器を、無防備な窄まり……肛門にゆっくり挿し込んでいっている。
大多数のメス狩るは花騎士に子宮での妊娠、出産をさせようとするのだが、今回は肛門を生殖に用いている。クルミの言っていた害虫の目的に関係があるのだ。
『ぐむううっ!? う゛っう゛っう゛ーっ!?』
苦しむリュウゼツランの腸内に生殖器が侵入し、小水でも排泄するかのように体液を注ぎ込んでいく。粘り気の少ない体液は腸管全体に素早く行き渡り、内を満たすと共に幼虫の基を作り出して哀れな被害者の腹を大きく膨らませていく。腸管は拒絶を示してゴロゴロ泣き喚くが、寧ろメス狩る達の耳を愉しませるばかりだ。
この蝶の精液は少々独特で、精虫が大きく視認可能な程で、なおかつおたまじゃくしの形ではなく小型の芋虫害虫に似ている。しかも子宮に入った場合と腸管に侵入した場合で反応が違う。
子宮に入った時は普通に卵子との受精を果たすが、腸管に侵入した際は腸壁に頭部を突き刺し、その部分を無理矢理生殖細胞に作り変え、擬似的な卵を形成してしまう。産まれる子供も姿が違い、子宮からは人だか虫だか分からない化け物が、腸管からは蝶害虫らしい芋虫が産まれる。
そんな意味不明な違いを生ずる生殖方法だが、一つ重大な共通点を持っている。
『うぐぐぐ、ぐ、む……ぅ? ぐぐぅ……?』
膓に溢れ返る生殖液の齎す膨満感と腹痛、便意に呻いていたリュウゼツランが不思議そうな声を漏らす。同時に顔が酩酊状態のように赤らみ、表情から覇気が失われるが、鳴り響く腸蠕動音はいっそ耳障りな程に激しく、汚らしさを感じさせるものになっていく。
何をされているかもわかっていない様子の花騎士の身体から力が抜け、まるで抵抗が無駄だと思い知り諦めたかの如く害虫の胸に身を委ねる。無論彼女の意思ではなく、注入されたものが原因だ。
花騎士体内に着床した精虫は、幼虫の身体を形成する為の細胞分裂を始めるのだが、副産物も生成される。酒精に似た働きをする毒素であり、羊水や腸液に溶け込んで母体に吸収され、泥酔状態に似た症状を引き起こす。受精により精虫が抜けた精漿にこの害虫毒素や魔力、花騎士羊水、あるいは花騎士腸液といったものが溶け込んだものを花騎士に放り出させ、飲料とする。害虫達は酒だと思っているようだが、実際はとんでもない液体なのだ。まあ、飲むのは害虫だし、別に良いだろう。
ともあれ、アルコールを浣腸されてしまっては、花騎士とてひとたまりもない。いわんや似ているとはいえ害虫毒素など。
『うっ……く、く、うっ』
すっかりぼやけているであろう意識、それでもどうにか害虫を押し退けようとしている姿からは、かの騎士団長への愛を感じ取れる。だが毒素が血に巡る状態で抵抗がどれほど出来ようか。蝶の節足がリュウゼツランを背面から戒め、害虫に押し付けられて圧迫された腹が激烈な悲鳴を上げる。
やがて花騎士の全身から脂汗が垂れ、がくがくと震える。害虫の一物に穿たれながらもきつく窄まりを保っていた肛門がひくつき始め、栓無しでの我慢は無理だと訴えている。
その様を感じ取ったか、クルミを囚える蝸牛害虫が触手の一本を伸ばし、片隅に転がっていた汚い酒樽をリュウゼツランの下に置く。何の為なのかは、言うまでもない。
弱々しく震える花騎士を弄うように、蝶の陰茎は一度深々と根本まで突き込まれ、長々と続けられていた強制的な口付けの中断と共にそのまま一気に引き抜かれ。
『ぷはっ……あっ、いやっ、やらっ、らめ、ああっ! いやああああああああっ!!』
芋虫肛門出産の予行演習だ、と言わんばかりに戦慄く尻穴が押し広げられ。
芋虫害虫のように巨大で長大な大便が、勢い良くぶちまけられていった。
『らめ゛っ!! お゛お゛っ!! ら゛めらり゛ょぉぉぉ!! わ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あっ!!』
元々溜め込まれていたのか、はたまたメス狩るの腸内受精に伴い作られてしまったのか。害虫精漿と害虫毒素に塗れた花騎士の大便は凄まじい量だった。
人として誰にも晒したくなどない排泄姿、それに加えて緩んだ脳が生み出してしまう排泄での快感、満杯に詰まっていたものからの解放感。怨敵の目の前で無理矢理さらけ出させられたそれに、毒素で脳の働きを狂わされながらもリュウゼツランは吠える。絶望塗れの声が害虫を愉しませると知っていたとしても、この窮状では無理も無い。
絶叫と大脱糞はほんの数分程度だったが、上からも下からも散々に吐き出したリュウゼツランは精魂尽き果てた様子でぐったりとし、傍から見ると正気かすら怪しく思える。
『そらりゅ、くん……まけにゃい……ああああ……わらひまきぇにゃいぃぃ……ふりゃわ、にゃいとはぁ……きょきょりょきゃりゃ……あいひへ……しんりゃい……しん……りゃ……?』
呂律が怪しいどころか、まともな言葉になっていない。精神的な衝撃と毒素汚染の合わせ技が花騎士に多大な負荷をかけ、ただでさえ寄生害虫に蝕まれている脳を追い詰めていく。
意味の分からない譫言を漏らし始めた苗床、しかし害虫は慮る事無く、再び陰茎を尻穴に突き付ける。樽の中に溜まったものは殆どがリュウゼツランの大便であり、液体の割合が少ないからだろう。
虚空に視線を彷徨わせるリュウゼツランの肛門に陽物が刺し込まれ、精液浣腸を施しだすと、淫靡に狂わされた身体が自然と甘い吐息を漏らす。
つい数秒前に、彼女は負けないと宣誓していた。だが、奴らに攫われた時点で、敗北は確定しているのだ。
浣腸で腹がまた臨月並みの大きさに膨れ上がった所で、リュウゼツランはいきなり首をがくりと垂らした。顔をもう一度上げた時、既に彼女はそれまでの彼女ではなくなっていた。
『おにゃきゃ……あちゅい……♡ そりゃりゅきゅん……♡ んむぅぅ……ちゅ……♡ おにゃかぱんぱんになっちぇ……あちゅいぃ……♡』
呻きだか喘ぎだか判然としない淫声を漏らすリュウゼツランの眼は花騎士の本分を忘れたように淀み、口元で宙を舞うように振られていた蝶害虫の口吻へとキスするように吸い付いている。まるでその虫こそが、彼女の愛する騎士団長だとでもいうかのように。
脳に入り込んだ寄生害虫が、精神を好き勝手に書き換えているのだろう。これは初回である為すぐに正気に戻る筈だが、二度三度と繰り返していく内に正気に戻るまでの時間は長く、正気でいられる時間は短くなっていく。
遂には世界花の加護でも脳の保護が効かなくなり、完全に害虫の花嫁、苗床奴隷に相応しい人格へと置き換えられてしまう。私のクルミがそうであるように。
『そらる……♡ あはぁ……♡ しょりゃりゅきゅ……♡』
今は害虫を団長と勘違いしている段階で、これがやがて団長などどうでもいいとか、この害虫の奴隷になりたいとか、団長は主である害虫の邪魔になるものを排除する為の道具だなどと思わされるようになる。そしてこういった記録魔具が送られてくる頃には、既に寄生害虫を浄化除去しても正気に戻れない状態にまで至っているのだ。
ここで蝶害虫に甘えているリュウゼツランからクルミへと目標が移る。たっぷり母乳を搾って貰って心地良さそうに意識を飛ばしていた彼女が、未だにとろんとした目のまま私を見据えていた。
『はぁ、はぁ……♡ 団長さん、クルミ達がえっちな事されてる所、愉しかった? クルミのおっぱいから作ったお酒、団長さんにも送ってあげてって害虫さんにお願いしてあるから♡ 美味しく飲んでくれたら、嬉しいなぁ♡ じゃあ、またね♡ ばいばい♡』
そうして投影は終わり、部屋は暗闇に包まれた。
手の中にある汚いミニ樽で熟成されている液体は、いくら私のクルミから搾った母乳が原料とはいえ害虫用の飲料だ。世界花の加護のある花騎士よりも毒への耐性が遥かに低い私が飲んで健康が保証されるものではない。
だが、クルミからの贈り物を無碍にするなど許される訳がない。
アンカー市場で買ってきた最高級品のグラス……クルミの母乳を入れるに相応しいグラスに乳酒を注ぎ、一気に飲み干す。
連れ去られる前に嗅いでいたものと同じクルミの体臭と人体改造により濃密な甘みを得た乳の芳香、害虫の放つ異臭と毒物を思わせる苦み。それらが混然一体となって私の中に入ってきて、同時に何故か全身の力が抜けてその場に倒れ込み、身体の感覚と意識が乖離していく。
もしかしたらこのまま死ぬのかもしれない。だがそれでも構わない。言ってしまえばこれは、害虫に雌として堕とされてしまったクルミ自身の手で殺されるに等しい事なのだから。
そんなろくでもない事を考えながら、希望など無かった私の未来のように、意識が闇に沈んでいった。