蟲姦
洗脳
苗床
こちら側限定
13番しあわせのあったばしょ及び14番リマスター版に関連
汚臭を纏う霧に覆われた湿地、人が近付く事の無い辺境のど真ん中で、女は異形と交わっていた。
濃い桃色の髪を振り乱し悶える全裸の雌の尻を、人とさほど変わらぬ大きさの蛞蝓が身体全体で覆う。雄の蛞蝓の身体が蠢く度に結合の音が響き、艶めかしい女の喘ぎと合わさり仄暗い空気を淫靡に染めていた。
「あっ、は、ああっ♡ ふ、深いっ♡ 太いぃっ♡」
女の名はハス。花騎士にしてロータスレイクの女王の片割れ、水中国家の女王である。そして彼女と交わっているのは、なんという事はない三下雑魚害虫、花騎士を苗床として堕とす能力が最悪なまでに高いだけの蛞蝓。花騎士孕マース。戦闘能力ははっきり言って無能だ。ヨワ虫と一対一で戦っても勝てるかどうかすら怪しい。
高貴な身分の者であっても、花騎士は結局花騎士。害虫との戦いに負ければ食料や悪性変異前の習慣を続ける為の道具や玩具、あるいは苗床とされる結末が待っている。
ハスもとある害虫の集団に密かに付け狙われ、極限指定級害虫との戦を終えて疲弊した所を攫われていた。
所属する騎士団の団長との結婚式を、数日後に控えた日の出来事だった。
「お、奥っ、届いてるっ♡ 子宮の入口っ、卿の子を孕み育てる所、ごつごつ叩いてるぅぅっ♡」
先の通り、花騎士孕マースは戦闘に関してはド底辺だが、花騎士を犯して堕落させる能力だけは無駄に高い。他の軟体系害虫と比しても生殖器の形や大きさを自由自在に変えて弱い部分を責め、内部から染み出す淫毒は女を捨てた戦士すら容易く雌に堕とす。
女王と騎士団長の男女関係、その始まりこそお見合いの嵐を回避する為の方便でしかなかったが、今となってはハスが夫として望む男は彼女の所属する騎士団の団長しかいなかった。その筈なのに、粘体が形作る陰茎で突かれる度、この不格好な蛞蝓に艷声で媚びてしまっている。
ただ、勘違いしてはならないのは、決してハスが生涯の伴侶と定めた相手を容易く裏切るような女ではないという事。
与えられている快楽も一因ではあるのだが、短期間でここまで堕ちているのには別の要因がある。
「お゛おお゛っ♡ み、見られてるっ♡ 民がっ♡ 私達が結ばれるのをっ、祝福してるぅっ♡」
明らかな幻覚。居もしないロータスレイクの人々の幻覚。それが示しているらしい反応がハスの心を汚し、堕ちてしまえと唆す。
何故衆人環視の中で害虫に犯されているなどと錯覚しているのか。それは偏に、彼女の体内に侵入を果たした不埒者、寄生虫系統害虫が神経系に干渉し、周辺に人々の視線や姿を見せているからだ。
蛞蝓害虫の精巣からハスの脳内に移り住んだ寄生型の害虫は、神経を冒し変質させて洗脳を試みている。そして重篤な段階に進んだ今では、彼女の愛したロータスレイクの人々の幻覚すら用いての堕落教唆が可能にまでなっていた。
「はっ♡ はっ♡ あははっ♡ お、お父様も見てるっ♡ お母様までっ♡ 私達の睦事っ、皆にっ、国の全てに祝福されてるうっ♡」
事実と全く違う事を叫びながら性感を享受するハス。人々の幻影がどんな言葉を口にしているのかは彼女にしか分からないが、現状に似つかわしくない真っ当な祝福なのであろう。
背面から激しく突かれつつ、今以て女王としての立場を忘れていない花騎士は、享楽に溺れながら膝立ちとなり、結合部を霧の中の幻達に見せつけようとする。蛞蝓害虫は雌が何をしたがっているか察し、持ち上げるようにハスの下へと胴体を割り込み、突き上げる形で犯し続ける。
雌は雄の対応に一層歓喜に満ちた喘ぎで応え、人々の幻覚へ演説めいて謳い始めた。
「見てっ、見えるかっ、花騎士のっ、しょく、んっ♡ ヒツ、ジ、グサぁっ♡ カキ、ツバタもっ、存分にっ、見てくれぇっ♡ た、逞しいっ、陰茎っ……お、おチンポ、様がっ、私を、犯しているっ♡ 雌はっ、子を成す事が、唯一最大の、使命だとっ♡ 花騎士は、害虫の子を産むのが、絶対の幸福っ♡ 御教授、下さる、おチンポ様っ♡ ハスの、いやらしいマンコをっ、ぐちゃぐちゃにしてっ、貫いてっ、躾けて下さるっ、ご、ご、ご主人……さま、のぉっ♡ お、おチンポ様っ、ご主人様のおチンポ様ぁぁぁっ♡」
何かに抵抗するような、僅かな言い淀み。しかし意味は成さず、強烈な生殖槍の刺突で子宮の奥底まで串刺しにされた悦楽に、隷属の言葉を伴い絶頂する。
花騎士の様子に満足気な雰囲気を醸し出した雑魚蛞蝓害虫は、生殖器の先端部分を膨張させて子宮に栓をすると、一気に精液をぶちまけていく。
王家という、人間の中でも限られた尊い血統の女の胎に、ヘドロ同然の下衆で下賤で下劣な種が、撒き散らされる。
「ああっ♡ 孕むっ♡ 孕みますっ♡ ご主人様の胤で、跡継ぎ妊娠するぅ♡ ハスのお腹の中で、王家の血と、害虫様の血を混ぜて、ロータスレイクの、次の王をっ♡ 受胎しま……っ」
言葉の最中、急速に瞳に光が戻ってくる。愛する国を冒涜する発言を強いられた事への反発の所為か、単なる狂気と正気のサイクル故か、はたまた花騎士を弄ぶ外道たる寄生害虫の戯れか。
世界花の加護が正気に戻ったハスに力を与え、抗う気力を湧き立たせる。正気でいられるのは僅かな時間だけ、しかも淫毒に冒された身体は騎乗位の姿勢にされているが、この塵芥に等しい蛞蝓を殺すだけなら十分過ぎる。
その筈であったが。
「あっ!? はっ、ああっ! や、やめろぉっ! う、ごく、なあぁっ!?」
蛞蝓害虫は意に介さず、射精直後も全く萎えない逞しい陰茎で抽送を再開した。
自在に形を変える陰茎は、子宮を塞ぐ蓋を形成したまま膣内を擦り、子宮の奥を突き嬲る。それに留まらず、無防備に晒された肛門を新たに出現させた生殖触手群で抉じ開け、腹腔深くまで侵略していく。
「ひいいっ! 駄目っ、ら゛めらっ、こんにゃ、お゛おっ! ん゛お゛お゛お゛! わらひ、わたしはっ、じょ、お゛っ!? じょ、おぅっ、と、してっ、きさ、ま、のよう、なぁっ!! ふぎいいぃっ!!」
子を産む為の器官と糞を生む為の器官、両方の過敏な所をこれまでの凌辱で暴かれている裸の女王は強がりも虚しく弄ばれ、ただ腕を一振りすれば抹殺出来る下等な虫ケラに翻弄される。
意識が白む度に加護の力、漲っていた魔力が散っていく。意図して集積を試みた端から子宮が突き上げで震わされ、結腸を汚物より硬く大きく逞しいもので姦通され、腹の中で性感の爆発を起こされる。
「いやだっ! や゛ら゛っ!! イ、ぐうっ! いぎゅぅぅぅっ!!」
女王どころか人間としてすら疑わしい獣じみた絶叫を放つ雌を嘲笑うように、既に精液で満たされた子宮と空っぽの腸内へと、大量の子種が吐き出されていった。
人間では構造的に不可能な生殖細胞の急速生成で、ハスの腹に注がれた傍から減った子種が充填。その分も射精分に加えられ、高貴な膓は溝川の汚水より穢れた精液に満たされていく。
そして限界を迎えた所で陰茎を抜き去り、封を失くした両穴から汚液が迸る。
「う、ああ……あああああ……」
中身をぶちまけ、腹を凹ませていくハスの全身が弛緩する。同時にこれまで経験した事の無い体内魔力の異質な流れが腹部で生じ、瞳が濁り、再び正気が失われていく。
「また……またわたしに……ゆるさない……ぜったい、きさまらだけは……こ、ろ、す……」
虚ろな表情で譫言を呟いていたハスだったが、恨み言の後に一言縋るような声で、彼女の愛する団長の名を呼ぶと共に意識を失った。
その腹の中に生じた異常な魔力の流れが、害虫精子の汚染に抗う子宮が抵抗虚しく敗北し、受精卵を生じさせてしまったという最悪の証拠であると知りもせず。
「巫山戯るなっ! 殺せっ! 私を殺せぇぇぇ! わ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あっ!」
蛞蝓が見守る中、狂乱と呼ぶに相応しい有様でハスは叫ぶ。害虫の悪趣味な余興の為に、わざわざ正気に戻された状態で。
受精、着床から僅か数日で、ハスの腹は大きく膨らんでいた。花騎士孕マースの子を宿した子宮は破水し、痛みを伴う子宮の収縮を起こして出産の時が来たと訴えている。
腹の中で蛞蝓が蠢く感覚、害虫を孕んでいるが故に子宮で歪に蠢く魔力の流動に、凶悪な吐き気が込み上げる。生きながらに臓腑を腐らされたような錯覚があり、溢れ出す虫ケラへの殺意とは裏腹に惑乱した身体は魔力の武力としての行使を許可しない。
胎内を穢らわしい蟲の児に専有されてしまった事で、また脳内に蠢く寄生虫の干渉によって、魔力は母体の生命維持を優先するように仕向けられている。攻撃に使う前に、まず命を繋げねばならないと。
世界花の加護による体内の保全や浄化もあるが、花騎士を苗床にするのを専門にした害虫にすれば、無意識の領域を誤魔化して抵抗を封じるのは簡単なものだ。
「ひっ!? こ、これっ、出てこようと、しているのかっ!? 嫌だっ! 嫌ああああ!」
年若き女王に、この現実は酷過ぎた。いくら自分で戦場に出る道を選んだ結果とはいえ、受け入れられる筈もない。顔中を涙や鼻水でぐちゃぐちゃにしながら、拒絶と信を置く部下の名、そして真に愛する男、騎士団長の名を繰り返す。
然して助けが来る訳も無く、止められる筈も無かった。
「あ、あ、あああっ! やだ、やだ、やだああああああああ!! ひ、ぎゃあああああああああっ!!」
絶望を叫びながらも必死に目を瞑り、精神を砕かんと現に生まれ出づるものから意識を背けようと試みる。膣口を押し拡げ、不気味な触覚と共に這い出してくるそれの誕生の認識を拒む。
だが、寄生害虫に掌握された身体は、邪悪な精神を持った虫が命じるままに眼を開き、醜悪な赤ん坊の姿を網膜に映した。
父親に似た蛞蝓害虫の形に、母親譲りの桃色の毛髪。丁度腹部辺りから生え、出てきた穴に繋がっている肉の管。
生まれたばかりの赤ん坊は地に放り出されたまま眼を開き、母親と視線を合わせると奇異な鳴き声を漏らした。
「わ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あっ! ああああああっ! 嘘だ、嘘だ、こんなの嘘だぁぁぁぁぁ!」
騎士団長との間に儲け、祝福されて産まれる筈だった人の子の座を奪い去り産まれてきた忌まわしき虫の子。例え今すぐ抹殺しようとも、王家の歴史に人と虫の混ざった子として拭い去れぬ汚点を記した忌み子。
そんなものには憎悪と殺意しか抱けない。しかしその筈の母親の心に生じた、否、寄生者に無理矢理ねじ込まれたのは、我が子に対する慈愛の感情。悪辣なことに、意識は正気のまま、愛情が精神を冒していく。
母親が上げる絶叫を気にも留めず、母乳を染み出させ始めた母の乳に吸い付く子蛞蝓の様は、高貴な血筋に生まれた意味を理解せず蛮行を働く暗君の寓意の様でもあった。
ロータスレイクが国として一丸となり、ハスの捜索を行っていれば恐らくはこうなる前に発見出来たであろう。特に高名な星詠み花騎士セダム等の助力があれば、さしたる苦も無く取り戻せた筈。
しかし僅かながらも存在する奸臣共。ネライダ上層部とは別にネムノキの正体を偶然知った一部の眠り姫教狂信者。そういった反発勢力の暗躍により、ただでさえ居場所を突き止めにくい寝取り害虫共は更に見つけ辛くなってしまっていた。
眠り姫本人やネライダ上層部の意向を無視した狂信者共が、寝取り害虫の所業を利用した王家の没落を企てる。団長やヒツジグサ、カキツバタらが焦燥の中で必死の捜索を続ける。利潤追求に心血を注ぐ堕落官僚達が情報を改竄、隠蔽し、あと一歩で足取りを掴めたハスの行方は霧消してゆく。
人間達が足並みを揃えず無駄にする時間の中、花騎士孕マースは寝取り害虫仲間達の協力の下で各地を移動していたが、その間も蛮行を抑えず、苗床に堕ちた元女王を散々に穢し尽くした。
自失した様子のハスが子蛞蝓に授乳している所に絡み付いて自らも苗床の乳を啜り、衝撃で子蛞蝓を落としてしまいかねない程に力強く陰茎を突き込んだり。意識だけを正常に戻され、番いと我が子を憎悪するハスに拒否権の無い口付けを迫る等。
無論害虫が人間を苗床にするのにキスなどする必要は無い。ただ哀れな花騎士の精神を苛む為の悪趣味な拷問行為に他ならない。
全身を悍ましき屑虫共に凌辱され、苦しむ女王の心は打ち砕かれていく。
そして脳への侵食が完了した頃、蛞蝓害虫達の居留地をカキツバタを筆頭とした捜索部隊が襲撃した。人間側の妨害者に気付かれない為の極少数での活動、故に偵察に出ていた寝取り害虫達に気付かれずに近付けていた。
小間使いとして働く小蝿らが囮として虐殺される中、蛞蝓害虫は子蛞蝓だけを連れ、苗床を放置して姿を眩ませた。
命と天秤にかけ、やむを得ず苗床を放棄したのだろうか。答えは否である。
再会に噎び泣くカキツバタにすら虚ろな視線を返すだけだったハスは、ロータスレイク王室専属薬師姉妹の作った抗寄生虫薬で脳内の洗脳虫を消されたにも関わらず、故郷への帰路の途中で暴れ出し。困惑しながら取り押さえようとした一番の忠臣へ一転して冷酷な視線と殺意の籠もった神聖水術を見舞って逃走した。
そうして人間の世界へと拒絶を叩きつけた元女王は彷徨し続けた。自分を再び追い始めた捜索隊や無関係の害虫共から隠れながらの遅々とした旅路の中で、脳の髄まで焼き焦がす肉欲、自らの番いと子供との再会を希求する渇望に悶えながら。
遅すぎたのだ。既に洗脳を完了されていたハスの脳は、寄生虫を除去されても元に戻らなくなってしまっていた。世界花の加護さえあれば大抵の負傷は治せる花騎士であっても、極めて繊細な脳の損傷だけはどうしようもないのだ。
そうして僅か数日ばかりの旅程の末、害虫側の捜索部隊である小蝿共に発見されたハスは主である花騎士孕マース、そして愛しい我が子との再会を果たした。
「ご主人様……♡ 私の赤ちゃん……♡」
ふらつきながら自分に近寄る花騎士に、弱小蛞蝓害虫は傲岸不遜な姿勢を崩さない。少し離れた場所に浮く小蝿が、再会を果たした家族に板状の物体……害虫の体組織で作られた録画装置を向ける。
家族に近寄っていく程にハスの頬は緩み、泥濘じみて濁った瞳の焦点が二匹の蛞蝓から夫の逞しい生殖器一点のみに集中していく。だが蛞蝓の陽物に女王が今にもしゃぶりつこうとした時、蛞蝓害虫は何事か咎めるような、野太い鳴き声を上げた。
「あぁっ、も、申し訳ございません、ご主人様……」
蛞蝓から叱責を受けたハスは、まるで王族の不興を買った下層民のように弱々しく狼狽え、数歩下がるとその場に平伏した。
平伏した母親を父親の横から不思議そうに見つめる桃色髪の仔蛞蝓に、ハスが自分の方に来て自分と同じようにしてと声をかける。
そして子蛞蝓が自身の隣に移り、言いつけ通り父親に平伏すように身を拉げさせたのを見て取ったハスは改めて口を開く。
今までの全てを放棄し、身も心も主の所有物として捧げる、正式な宣誓の為に。
「ハスはこれまでの全てを捨て、奴隷として、苗床として、ご主人様に仕えます。国も団長も、もうどうでも良い。だから、どうかもっと……」
順調に進んでいた害虫苗床奴隷化宣言だったが、途中で言い淀み、次第に全身から汗を噴き出させながらがくがくと激しく震わせ始める。
まさかこの期に及んで、洗脳が解除されたのか。いいや、そんな訳がなかった。
命令に背いて上げられる顔。そこに刻まれた媚び諂いが、害虫を圧倒的上位者と認める瞳の色が、そして吐き出される言葉が、救いようの無い下等なものに貶められてしまった事を主張する。
「あああ、もう、もう我慢出来ないぃ! 犯してっ、犯して下さいご主人様ぁぁ! また孕ませて下さいぃ!!」
禁断症状を起こした薬物中毒者でもここまで必死になるなど珍しいであろう。暴走状態の害虫にすら哀れみを催させん程の惨めさで泣き叫ぶ姿は、例え洗脳されているといえど一国の女王……いや、元女王が他者に見せるものとは到底思えない。
狂気じみた絶叫を上げたハスの様相は、誇り高き王族が心身共に堪えきれない肉欲に屈服し、浅ましい苗床奴隷に堕ちた事を如実に示していた。
「苗床奴隷のハスにお情けを……お゛ほぉっ♡ オチンポしゃまきちゃぁっ♡ お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡」
宣言の体を成すだけで充分だったのか、懇願の言葉を言い切る前に蛞蝓の方から苗床奴隷へにじり寄り、凌辱を今や遅しと待ち焦がれる女体に纏わりつく。そしてハスと再会していた時点から屹立していた生殖器で、堕ちた元女王の最奥まで貫いた。
挿入されただけで絶頂を果たしたハスの身体は仰け反り、記録装置にそのみっともない表情が真正面から映り込む。歓喜の涙を溢れさせる瞳は裏返り、口元はだらしなく緩んで快楽を謳う。尊い血筋はとことんまで貶められ、穢され果てた。
「きもちいひっ♡ おほ、ほぉぉぉぉおぉおっ♡ ぎぼぢい゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃっ♡」
小さな蝿の持つ板に全て記録されているとも知らず……尤も、知っていても堪え切れるとは思えない有様だが……ハスは淫猥に吠え、我が子が不思議そうに見守る前で尻を振る。
花騎士にして女王から、害虫の妻にして苗床奴隷に変わり果てた女の耳に、抽送をより勢い良く、より乱暴なものにしながら蛞蝓害虫が何事かを吠える。
雌奴隷は快楽で震えながらも、主人の言葉に一生懸命首肯した。
「はいっ♡ はひぃぃぃぃっ♡ こどもっ♡ 孕みますっ♡ あぁぁぁっ♡ 今度こそっ、私自身の意思でっ♡ う゛お゛お゛っ♡ 王家のっ、血す、じぃぃっ♡ 害虫、様にっ♡ ご主人様にっ♡ 捧げますぅぅぅぅっ♡」
言葉と共に、蛞蝓は激しく吐精した。これまでハスが経験させられた中で最も大量の射精であり、その子宮は外から見ても判る程、破ける寸前にまで膨らんでしまった。
「お゛お゛っ♡ ん゛お゛お゛お゛お゛……っ♡ 孕むぅ……♡ これ……絶対、孕みましたぁ……ご主人様ぁぁ……♡」
数週間ぶりに胎の中で発生する、奇異な魔力の蠢き。第一子を宿す前にも経験した異常な魔力流動に、第二子の妊娠を確信したハスが品性下劣なアヘ顔のまま意識を途絶させ、夢の世界へと堕ちていく。
狂わされた脳の見せる夢の世界は、花騎士孕マース一族に支配されたロータスレイクで、ヒツジグサ、カキツバタ達ロータスレイクの遍く花騎士がハスと共に蛞蝓害虫の苗床にされるという『神聖』さの欠片も無い地獄。父親や本来夫になる筈だった騎士団長等の男性の姿は無く、代わりに地を汚す赤黒い染みが点在するばかり。
『清らかな心』である限り決して願う筈の無い絶望の到来を夢に見るハスの表情は、人の世で一度も誰にも見せた事の無い程に幸福そうであった。