※この作品はR-18です。

煌めく花壇に注ぐ汚穢   作:虫饅頭

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搾乳
洗脳
人体改造
むこう側の同タイトル作品と僅かに内容の変更あり


春庭乳業㈱

 ブロッサムヒルの、英雄とまで呼ばれている高名な騎士団長からの救援要請……行方不明となった花騎士達や騎士団長補佐が㈱花騎士乳業の敷地内にいる可能性が高い為に捜索をしたい、人手が欲しいというもの。

 さして名高くもない我が騎士団ではあるが、副団長が以前その騎士団長と関わった事がある為、その縁で助力を求められたようである。

 そうして出向いた結果が、この混沌とした有様だ。

 牧場地下に存在していた人間牧場。薬物によって乳房を恐ろしい大きさにまで肥大化させた花騎士を家畜として飼育するという、唾棄すべき行いが繰り広げられている涜神的な部屋。その室内に反響し、喧しい絡繰の稼働音すら塗り潰す甘い嬌声。鼻孔から脳髄へと侵攻、浸透してくる、馥郁とした乳香。

 ㈱花騎士乳業の罠により散布され辺り一面に広がる霧状の花騎士用膨乳薬、そしてそれに混ざる、超急速膨乳されたうちの副団長達が噴き出した母乳の飛沫によるものだ。

 頭が芯から痺れ、強いて意識していなければ、自我無き妖物の一種と知られるゾンビーのように勝手に身体が誘われてしまう。

 

「おほ、んぉっほぉぉぉぉぉぉっ♡ なっ、なんじゃあっ♡ 母乳っ、母乳どぼどぼ出るぅっ♡ 団長さまとの稚児もまだ孕んでないのにっ、わっちの乳房、こんなに膨らんで……っ♡ カスタード代わりにお菓子作りにも使えそうな、ドロドロで濃い母乳がぁっ♡ あひっ♡ ま、また、また出るっ、おっぱいの芯から、おっぱいの奥底から蕩けながらっ、おっぱい気持ち良くなりながらドボドボ止めどなく出るぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡」

 

 混乱の坩堝に我が騎士団の副団長シロタエギクの困惑混じりの喜悦の声、そして炸裂するような噴乳音が響く。

 元はあんなにもなだらかな平原、いや双丘であったのに、今は驚嘆すべき特大サイズ。衣類を内から引き裂き、彼女自身の身体の数倍はあろう馬鹿げた超乳に成り果てている。

 乳腺も狂気じみた発達を強いられているらしく、白濁した大気の幕を通してですら噴き出した母乳がバターのような異様に濃厚な黄色をしている事が判る。乳の粘度がとてつもなく高く、まるで噴火で吐き出された溶岩の如くシロタエギクの膨張乳や床にへばりついている事も。

 彼女の表情はよく見えないが、聞いたことも無い淫欲に満ち満ちた声から、蠱惑的でありながらも清楚な普段の様子とは相反する有様なのだけは判る。

 ㈱花騎士乳業の地下施設に踏み入ったのは自分と彼女だけではない。故に周囲では、シロタエギクのような有様になっている花騎士が大勢いる。偶然か意図的か、元は胸が小さな花騎士ばかりであった。

 正常な思考を保ちきれず右往左往する各々の騎士団長らの前で、実に平坦であった花騎士らは片っ端から凄まじい乳房になってゆく。

 

「くひぃぃぃぃぃぃぃっ♡ さっ、搾乳っ♡ 搾乳ヤバいよぉっ♡ とんでもないおっぱいにされて、乳牛にするためにぎゅうぎゅう搾られるのしゅごいぃっ♡ 搾乳で躾けられてっ、花騎士乳業の家畜にサクッと入荷されりゅぅぅぅっ♡ そっ、それで、そりぇ……んぅお゛、う゛お゛お゛っ♡ も゛っ、も゛ぉ駄目だよこれぇ♡ お乳噴くとすっごく気持ち良くてっ、アタマ真っ白になってっ、ダジャレとかっ、思いつけなくなって……あ゛っはぁぁぁぁぁぁあ゛っ♡」

 

 先程まで喧しく駄洒落を言い続け、所属団の団長に諌められていたポーチュラカという花騎士が、白濁した空間の向こうから伸びてきた金属の管やその先についた硝子の杯に肥大化乳房を囚われていた。

 せめてもの抵抗と言わんばかりに言葉遊びを続けようとしていたが、搾乳は余程強烈な快感を齎すらしく、まるで人から獣に変じていっているかのように、吠え声を上げるばかりになってゆく。

 発言全てが駄洒落とはいえ頭と舌がよく回るものだと関心してしまっていたが、今となっては知慧など影も見られぬ動物そのものだ。

 

「壊れるっ、おっぱい壊れまし……ひゃあぁっ♡ ブラックベリーさんよりずっとおっぱい大きくなれたのにっ♡ ミルクジャムみたいにどろっとした母乳がゴボゴボってしながら出てっ、気持ち良すぎて、何も、にゃにもかんがえらりぇにゃく……ん゛お゛ぉぉっ♡ もっと、もっちょ、ぶきよぉでっ、どんくしゃくなっちぇ……くひっ、おほ、も゛っ、も゛ぉぉぉぉぉぉぉっ♡」

 

 ベリーズなる友人の集まりのリーダーと名乗っていたジューンベリーの乳首から溢れ出す母乳。

 シロタエギク達の母乳もクリームのようにどろっとしているが、それよりも粘度が高いらしく、本人の言っているようなジャム同然の母乳が乳首穴を抉じ開けて捻り出されている。所々に果肉入りジャムの果肉めいて混ざっている塊のようなものは、母乳成分が乳酪として固体になってしまったものだろう。

 知能そのものが母乳になったように、蕩けきった白痴の表情で乳首から粘塊を吐き出し続ける。

 

「うっぐっお゛お゛おおお゛おおおっ♡ いっ、嫌っ♡ 嫌ですぅぅっ♡ お子様体型、卒業は、嬉しいですけど……おほぉっ♡ うしっ、牛さんにされるなんてっ……そんな経験、いらな、ひい゛い゛い゛い゛っ♡ お゛お゛、おっぱい搾るの駄目ぇぇぇぇっ♡ ラバテラのっ、これでカルーアミルク作ったらクレームきちゃうくらいどろっどろでっ、発酵したら乳酒になっちゃうくらい濃いおっぱいぃぃぃぃっ♡ こんなに気持ち良くて素敵な説得しちゃ駄目っ、ら゛め゛え゛ぇぇっ♡ ラバテラっ、騎士団もバーテンダーも辞めて、牛さんになるの、引き受けちゃいそうになってますぅぅぅぅぅぅっ♡」

 

 その幼げな風貌に依らず移動型カジノ船パルファン・ノッテのバーテンダーであるらしいラバテラもまた家畜に堕ちかけている。最初は多少の抵抗を見せていたが、すぐに肉欲に負け、搾乳絡繰に自ら肥大化乳房を差し出していた。

 バーテンダーになったのも経験の為であり、他にも色々な経験を積みたがっていると聞いてはいたが、家畜となる経験まで欲しがってしまうとは。

 その言い訳がましい言葉にさっさと堕ちろと返答したかの如く、ポーチュラカを捕らえたものと同じ金属触手が伸び来て、ふらつきながらどうにか庇おうとした騎士団長を弾き飛ばしてラバテラの乳房を捕獲、搾り上げて更なる雌の叫びを上げさせる。

 

「に゛ゃほお゛お゛お゛お゛お゛♡ レオのっ、レオのおっぱいどぉなってるにょぉぉぉぉ♡ 耳よりおっぱいのほぉがおかしくなっちぇるっ♡ ライオンしゃんみちゃいにゃ耳っ、皆に受け入れてもらえたのにっ♡ 今度は牛さんよりもっともっとでっかくなったおっぱいでっ、真っ黄色な母乳で怖がられちゃうもぉぉぉぉぉっ♡ んもっ、ぅん゛も゛ぉぉぉぉぉぉぉっ♡」

 

 体質や魔力の質によって獣耳が生える花騎士が時折いるが、どうやらそれは後から変わってしまう事もあるようだ。

 猫耳が生えていたレオノチスは、乳房が膨らみ母乳を噴き出した辺りから、猫耳が牛耳に変化し、なんとそれに加えて牛の角が生えてきていた。喋り口調の方も、猫の鳴き声を真似たような拍子が混ざっていたものが、牛の鳴き声に寄せてきている。というより牛の鳴き声そのものだ。

 道中で散々レオノチスの猫耳を褒め口説いていた彼女の騎士団長は、牛に変貌してきているレオノチスの姿に「ワタクシの目論見が! 春庭全猫耳花騎士の完全召集がっ!!」などと狂ったように叫んでいるが、今気にする所はそこでいいのだろうか。

 花騎士らのとんでもない変化に阿鼻叫喚の様相を呈していた我々だったが、其処に更なる狂気の種が放り込まれてくる。

 搾乳絡繰に繋がれている救出対象ーー只管に牛の如く鳴き悶えて乳を搾られていた家畜花騎士達が、堕落の囁きを家畜候補となった我が副団長達に投げ掛けてきたのだ。

 

「み、皆さんっ♡ 私達と一緒に、家畜になりましょうっ♡ まだ皆さんのおっぱい、大きくされたばかりでっ、一番気持ち良くなれる状態じゃ、お゛ォっ♡ な、ないんですよっ♡ おっぱい調整して貰ったらっ、もう二度とおっぱい搾り無しで生きていけなくなるくらいっ、気持ち良くなれるんですぅっ♡ だ、だから、皆さ、ん゛も゛っ、ん゛モ゛ォォォォお゛ォォォォっ♡」

 

 首輪にカウベルと並んで『ソヨゴ』と記されたプレートを付けた白い髪の小柄な花騎士が嘯く。

 ソヨゴと隣り合って搾乳されていた緑髪の家畜、『クワイ』も搾乳快楽で汗みずくになりながら謳う。

 

「くーも、虫、かんさつするの、好きだったけど……っ♡ 乳首びんびーんって立ったおっぱい、ぎゅっぎゅってされると、ぜーんぶどうでもよくなるくらい気持ち良くてー♡ それにねー、もっと気持ち良くなれることがあってー♡ お尻に腕ごと変な棒を入れて、お腹の中の温度測ったりー♡ ウンチ溜まっちゃった時にお腹パンパンになるくらい気持ち良いおクスリ入れたりー……♡ おぅっ、思い出してるだけで、くーも満足でオマンコビチャビチャになるくらいっ、う゛、う゛ぉ、お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ーーーーーーっ♡」

 

 吠えながら硝子の筒の中に母乳を噴き出す。調整とやらがどんなものかは分からないが、シロタエギク達よりも凄まじい勢いで噴乳しているのだけは見た目でも判別出来た。

 

「えぇ……♡ 今より、もっと、んもっ♡ んもぉぉっと気持ち良くなれるんですかぁぁぁぁ……♡」

 

 自らの乳を搾る金属触手を虚ろな目で見やるラバテラが淫熱の籠もった声で呟き、レオノチスが期待するように息を飲む。

 ポーチュラカとジューンベリーも聞こえてはいるようだが、搾乳の与えてくれている悦びに溺れるのに夢中で碌な反応が窺えない。

 

「だ、駄目じゃぁ……み、皆ぁ……負けては、いかんっ……ん゛も゛お゛っほぉっ♡ ち、乳出すのっ、こ、堪えてるとっ、もっともっと乳の中がドロドロして熱くなってっ♡ き、キちゅいぃっ♡ わっちの体なのに自由にならないっ♡ もぉわっちの体じゃないみたいじゃぁぁぁぁぁっ♡」

 

 唯一抵抗の意思が消え果てていないのはシロタエギクだけだが、この有様では時間の問題である。

 そしてこの最悪の状況にもう何もかも投げ出したくなる程の絶望要素が増加する。

 別働隊として動いていた筈の者達が此方に来たのだ。怯えて逃げ惑う騎士団長らと、それを相方となる花騎士らが心身共に異常をきたした姿で追うという形で。

 花騎士達はシロタエギク達と同じ超乳化を果たしていたが、どうやら彼女らの変化は精神にまで及んでいるらしく、大気を覆う薬物の霧の向こうに僅かに見えた表情は明らかに淫蕩で狂った笑顔だった。

 しかも驚くべき事に、一般市民らしき人々や、様々な害虫に神輿めいて担がれて移動していた。

 我々から正常な思考能力を奪いつつあるこの霧状膨乳薬の作用を鑑みるに、彼らもこういった薬で洗脳されているのだろう。

 

「だんちょぉぉぉぉっ♡ 逃げんなよぉぉぉっ♡ 大人しく捕まって、ランタナちゃんのおっぱいの中身っ、だんちょの為におっぱいの中で作った甘ぁい母乳、全部吸ってくれぇぇぇぇ♡」

 

 監査前の会議中にポーチュラカ共々姦しく騒いでいたランタナという花騎士が、無表情の一般市民達や鳴き声一つ発しない小型害虫共を引き連れて、彼女の騎士団長を襲う。

 必死に逃げる騎士団長だが、人々と害虫のチームワークは目覚ましく、今にも追いつかれそうだ。

 

「ひいいいい! 嫌ァァァァ! ウメさんとか、ミントとか、カタバミとか……そういう平坦の代名詞達に名を連ねるランタナが、こんな乳の化け物になんて、そうはならんやろ!」

 

「なっとるやろがい!!」

 

 騎士団長の言葉に青筋を浮かばせ目を見開いて叫んだランタナが手で指示すると、運び手である一般市民と害虫達が彼女の体を放り出す。同時に霧の中に潜んでいたランタナのお供が騎士団長の足にタックルを仕掛けて転ばし、重々しく投擲されたランタナが特大化乳房で騎士団長を押し倒す。

 幸い重みによる負傷はない様子だが、当然というべきか、極大の乳肉に押し潰されたまま、まともに抵抗出来ていない。

 だがランタナの乳房は容赦無く母乳を噴き、乳津波が彼を襲う。

 

「なっとるっ♡ やろがいっ♡」

 

「ゲホ、ゲホーッ! 待っ、ランタナ、気管に入っ、ゲッホゴホッ」

 

 眼前で噴乳され、無理矢理な授乳を受ける彼。激しく咳込み、どうにか白濁の奔流から顔を逸らさんと試みる。

 しかしランタナの母乳にも洗脳の効力があるらしく、乳汁を避けるべく只管に顔を背けていた騎士団長は次第に抵抗の様子を弱め、仕舞いには逆に淫猥な音を立てながら眼前の乳房に吸い付いていた。

 その表情はランタナのような笑みを浮かべてこそいなかったが、同質の狂気に冒されているのは一目で判った。

 

「う゛お゛っ♡ やっべえ゛え゛ぇっ♡ だんちょっ、だんちょにおっぱい吸われんの凄ぇキくぅっ♡ 子宮までゆんゆんすりゅっ、貪られる為に生きる只の雌なんだって思い知らされりゅっ♡ これ……っ、マジっ、やっっばあ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡」

 

 白目を剥き、涎を垂らして喘ぎ悶えるランタナ。騎士団長に授乳するその姿を、完堕ち寸前で随喜の声を上げるばかりだった此方のチームの花騎士らが見ている。私がどうにか連れて逃げられないかと奮闘しているシロタエギクも、噴乳で喘ぎながらランタナの授乳姿と私へ交互に視線を送っている。眼が光を失くし、どろりと濁ってきているように見えるのは、気の所為ではないだろう。

 授乳の光景に恐ろしい精神的変異を起こしつつある花騎士らを気にも留めず、別働隊にいた他の花騎士……キツネノボタンがその団長を異様な様子の被洗脳市民や被洗脳害虫を使役して追い詰め、強制授乳しようとする。

 他の獣耳花騎士達のような魔力に因るものではないと言っていた狐耳だが、レオノチス同様、牛耳と牛の角に置き換わっていた。

 

「やめてくれキツネノボタン! ワルナスビを助け出すんだろう!? さっきまであんなに……」

 

「黙りなさい団長♡ キツネノボタンも怪盗も廃業♡ もうわたしはナイトシェード様の弟子じゃなくて、ワルナスビさんの同士の搾乳家畜ウシノボタン♡ どうでもいいから、団長はさっさとわたしの気持ちと魔力てんこ盛りの母乳を飲んで、わたしの愛に染まりなさい♡」

 

「う あ あ あ あ!」

 

 キツネノボタンの体液は回復薬や滋養強壮剤になり、彼女自身が他者に触れただけでも効果を齎すそうだが、牛になってしまった後も健在らしい。

 乳を噴きかけられたキツネノボタンの団長はランタナの団長よりも早々に狂い、使役される人々や害虫に捕らえられるまでもなく、自分から誘惑してくる超乳にかぶりついていった。

 吠え猛りながら乳を吸う騎士団長の姿に、キツネノボタンは満足げだ。

 

「うっ、牛のっ♡ ウシノツマのおっぱいっ、もっともっとゴクゴク飲みなさいっ♡ 吸い尽くしてっ♡ んもぉぉぉぉぉおおっ♡ おっぱいの中に一滴も残らないくらい吸えっ、全部吸えぇぇぇぇぇぇっ♡」

 

 よく聴いてみれば、別働隊の逃げてきた方からは、男性の悲鳴や女性が牛の鳴き真似をしているような声、或いはその両方が獣のように叫んでいる咆哮が届けられている。恐らく、ランタナ騎士団長達の部隊の残りの者らの声だ。全滅と言ってよかろう。

 騎士団長補佐、ナズナを助けなければと先行していった彼はどうなっただろう。他の部隊はどうなっただろう。どうせ考えるだけ無駄だろうが。

 そんな事よりも私はどうやってシロタエギクを助けて外に出れば良いのだろう。頭の中がどんどん曇り、まともな考えが浮かばなくなっていく。

 それでもただ一つ、異常なまでに私を駆り立てる思考、欲望はある。それは……。

 

「オジャマシマス!」

 

 溝川の様に濁った思考に割り込む頓狂な声。首だけどうにか巡らせて其方を見ると、ミズウォルムが集合して人型を形成したものがいた。

 そして私の首に、細長い硝子管の先に金属の針が付いた物……一部の大きな医院でのみ使われている注射という薬物注入器具を突き刺し、内部に充填されていた液体を注入してきた。

 痛みは無かった。そんなものを感じる暇が無かったとも言えるか。

 瞬間、全身が熱くなり、異常な活力に満ち溢れ、霧状薬物に因って与えられていた思考のぼやけや倦怠感が全て吹き飛んだ。

 引き換えに、大事で愛しいシロタエギクを助けて外に出なければという考えも消し飛んだ。

 ミズウォルム集合体は私から離れ、また別の騎士団長に近寄り「オジャマシマス!」と謎の叫びを上げてまた別の注射を突き刺していた。刺された団長は全身を震わせ、猛獣を思わせる雄叫びを上げる。股間を異常に膨らませながら。

 その頭から、頑強な角を生やしながら。

 あの薬物の効果は。そうか。そうだな。

 家畜は雌だけでは増やせない。番いにしなければ。雄も必要なんだものな。

 

「ふふ……くふふふふ……♡ そなた様ぁ……♡」

 

 シロタエギクの甘やかな囁きが聞こえた。それだけで、全身に漲る活力と気力が股間に集まってゆく。

 彼女の方を向くまでの間に、私の陰茎は生涯で最大最高潮と評せる程に逞しくそそり立ち、ズボンを破らんばかりに屹立していた。

 そして彼女が下着とスカートを脱ぎ捨て、雄を誘う表情、堕落していると判る笑顔を浮かべているのを視認した瞬間、私も下着まで一気に脱ぎ捨てながら飛びかかり押し倒す。衝撃で噴き出した彼女の母乳が私の全身にかかり目に入るが気にもならない。

 ただ一つ、この愛しい雌との交尾だけしか考えられない。

 

「そっ、そなた様っ、わっち、も゛っお゛お゛お゛お゛お゛っ♡」

 

 私は前戯も無く、シロタエギクの胎の奥まで限界以上の勃起をした肉杭をぶち込んだ。

 ボコリと彼女の腹部に陽物の形が浮き出て、虚ろな瞳がぐるんと上反る。

 

「も゛お゛っ、ぐお゛っほぉお゛お゛おおおお゛おっ♡ ちんっ、ちんぽぉぉぉぉおっ♡ そにゃたしゃまちんぽぉぉぉぉっ♡」

 

 一突き毎に大量の母乳が噴き出す。どことなく交尾が始まった後の方が乳の黄味が濃くなったようにも思えたが、そんな些事は瞬時に思考から消える。

 体の奥から湧き上がる衝動のまま、彼女の細い体を抱き締めて只管に突き上げる。応えるように彼女の腕が私の背に回されてきつく抱かれる。

 周囲がモーモーと煩い。ポーチュラカも、ジューンベリーも、ラバテラも、レオノチスも。無論ランタナやキツネノボタンも、角を生やした元騎士団長だったものと交尾している。

 誰も彼も、人間であった事を忘れてしまったような有様だった。それは無論、私もだ。

 配慮も何も無く、ただただ性を貪り、快楽の結果として存分に精をシロタエギクの中にぶちまけていった。

 

「子胤どぼどぼきちゃああああっ♡ わっちの腹パンパンになってきゅうううううっ♡ はっ、孕むっ♡ 絶たひっ、ややこっ、はりゃみゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡」

 

 私の陰茎で膨らんでいたシロタエギクの腹部が更に膨れ上がっていく。まるでもう私の子を妊娠したかのように思える大きさまで。

 だが、私の猛り続ける陰茎はまだ出し足りないとばかりに追撃を繰り出す。

 

「ふお゛っぐおおおおおおっ♡ まっ♡ 待ってくりぇぇっ♡ そなた、様っ、旦那様ぁっ♡ わっちの腹っ、もう入らな……あがああああああああっ♡ こっ、壊れるぅっ♡ わっち……ごわれるぅぅぅぅぅぅぅぅ♡」

 

 目を白黒させて涎を吐き散らすシロタエギクを押さえ込み、強引な抽送を繰り返す。そして喘ぎ叫ぶ彼女の中に射精する。

 更に膨らんだ彼女の腹を見ながら、これだけ出せば妊娠は確実だと思った。

 だが腰は止まらない。先の薬物に因り、ただただ雄の家畜として、花騎士の番いとして、孕ませる為の道具となったからだ。

 何度も何度も精を吐き出し続け、やがて睾丸が空になったと感じた時、シロタエギクは泡を吹いて痙攣するだけになっていた。

 

「うふ、うふふふふふ、だ、だんにゃ、しゃま、ふへ、えへへえ」

 

 極限まで腹を膨らませ泡を吹く彼女と、その妊娠は確実なものだと確信し満足した私に、職員らしき異様な姿をした者共が近付いてくる。

 彼らがシロタエギクの首にカウベル付きの首輪を嵌めるのを見届け、私にも『シロタエギクの番い』と記された首輪が巻かれるのを、これから生涯此処でシロタエギクと只管交尾していく幸福な運命共々受け入れた。

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