蟲姦
悪堕ち
スカトロ
苗床
人々の賞賛を得る為に、そして人々の安寧を護りたいが為に、日頃から先走った行動を行う事が多いイタドリ。
今日もまた騎士団の任務に先行し、単身で害虫の群れに襲われていた村で救助を行っていた。
だがいくら彼女が優秀であっても、一人きりでは対処しきるには難があった。
かつてベルガモットバレーのとある村の近くで大立回りを演じた時と同じく、自分自身の力に身体が耐え切れず、足の骨が折れ。動けなくなりながらも魔法で残っていた害虫をほぼ全滅に追い込んだが、最後の一匹を駆逐せんとした時に魔力が底を尽き。
結果、騎士団が到着する寸前に、生き残った害虫によって、イタドリは連れ去られてしまっていたのだった。
団長と花騎士達が村の復興とイタドリの捜索を始めたのと同時刻。
たった一匹だけ生き残った蝿型害虫は、攫ってきたイタドリの両手を吐出した得体の知れない粘液で拘束し、巣の中央に投げ出していた。
「惨めなザコ害虫の癖に、こんな所に連れてきて何しようっていうんですか~? 棲家なら勝てるとか思い上がっちゃってるとか~? イタドリ様に全滅させられた弱っちい虫けらなのに~」
余裕綽々で害虫を愚弄するイタドリ。
捕獲された瞬間こそ驚き焦ったものの、存外に長時間であった移動中に魔力は徐々に回復しており、もう少し時間があればこの敗残害虫を殺せる程度の魔法なら使えるようになる。腕に固着して縛る粘液も毒であるらしく何らかの刺激を皮膚に与えているが、痛覚の鈍い彼女には効果は薄い。
侮るのも当然であった。この害虫が何をしようとしているかを知らなかったのだから。
イタドリの罵声を浴びながらも、害虫は攫ってきた花騎士に近づき、下着を引き千切った。
「ちょっと! 動けない女の子に何する気ですかキモイっ! ヘンタイ害虫っ!」
突然の性的干渉に、イタドリは嫌悪と羞恥も露に暴れる。
害虫は対象の反応を気にする事無く、折れた足を振り回しての抵抗を押さえ込み。
無防備な肛門に、口吻を突き刺した。
「ひいいっ!? な、何て事してやがるんですかぁっ!?」
この害虫以外には全く理解出来ない工程ではあるが、今この蝿害虫は、イタドリを繁殖の道具、苗床にする為の下準備をしていた。
大半の害虫とさして変わらない生態を持つこの害虫であり、繁殖方法もまた、精液を雌の体内に注ぎ込むありふれたものだった。ただし、不浄な所、のみならず魔力と生命力に満ちた生身の中でなければ卵を形成しないという特殊で面倒な条件を備えていた。
通常ならば同種の雌が相手なのだが、群れは自分しか生き残らず、早急な繁殖が必要であるのに生息圏の同種は壊滅した自分の群れのみ。
生息圏外に雌探しに行くのが当然ではあるが、その前にこの魔力と生命力に優れた他種の雌の不浄の器官…腸内を利用出来ないか試そうとしているのだ。
イタドリの手を戒めている粘体と同じものが、哀れな花騎士を最低最悪の立場に追い落とすべく害虫の口吻を静かに進んでいく。
そして遂に、腸管への注入が始まってしまった。
「や、やめなさいっ!? いずれ世界の支配者になる超絶凄い私に、ウザくて下らないザコ害虫なんかがこんな事っ!」
必死に叫ぶイタドリの言葉に害虫が耳を貸す様子は微塵もない。ひたすら毒の注入を続けるのみだ。
間近に予測される最悪の事象に顔を引き攣らせるイタドリ。痛みには鈍感であり、興奮状態であれば足があらぬ方向へ向く程酷い骨折をしても気付かない事すらある彼女だが、別段物理的に身体が頑丈という訳ではないし、受けた傷が即座に回復するような特異体質であったりする訳でもない。無論、花騎士は常人に比して内臓が丈夫だとかそんな事も無い。
このまま繊細な腸内に毒液を充満させられれば、いくら世界花の加護を得ている花騎士であれど、凄惨な有様に成り果てる事は避けられない。下手をすれば血管に毒が吸収されて全身に回り死亡することさえ有り得る。
痛みを感じにくいが故に恐れを抱く事もほぼ無い彼女でも、死を想起せざるを得ない現状には恐怖するしかないらしく、徐々に顔面は蒼白に近づき、全身が震える。
僅かな後、腹が張ってくる感覚と共に強烈な便意、猛烈な腹痛が沸き上がり、ゴロゴロと醜い腹音が鳴り響くと、全身から冷や汗が勢い良く噴き出した。
「ぐっ……が、っ……あ゛……!」
人生で初めて味わう激痛。体表であればさほど痛みの無い毒だが、粘膜に直接触れると効果は跳ね上がるらしい。尻穴から腕を突き込まれて膓の全てを掻き回されるような苦痛に、イタドリは悪態を吐く余裕も無く腹を抱えてのたうつ。
生涯初レベルの痛苦に悶えるイタドリ。それでも毒液浣腸は続行され、終了した時、彼女の腹は臨月さながらに膨張を果たしていた。もしこれを施されたのが痛みに鈍いイタドリでなければ、この時点で発狂していたかもしれない。
腹腔内いっぱいに膨れ上がった破裂寸前の腸管に圧迫された膀胱から失禁してしまうが、気にしていられる余裕などもう残っていなかった。
「き、ぎぃぃっ……ぐっ……はぁ、はぁ、だ、ん、ちょ、さ……」
痛ましい呻きとひっきりなしの腹音に紛れ、憎からず想っている相手の名前を呼ぶ。
普段ならここから肝心な時にいない団長を詰ったりする言葉がつらつらと出てくるのだが、今イタドリの内から溢れてくるのは涙と救いの手を懇願する苦悶ばかり。
痛みに強いイタドリであっても、内臓への直接の傷害には耐えられず、心身共に追い詰められ。
毒に因る腸内汚染が充分になったであろうと判断した害虫が口吻を抜き去り。
「あ、ひっ」
挿入された管によって排泄を封じられていた肛門は、遂に訪れた解放の瞬間に歓喜で戦慄き、爆発的に脱糞を開始した。
「ふんお゛お゛おおお゛おおお゛お゛お゛っ!? おひいい゛い゛い゛い゛いい゛いい゛いっ!!」
凄まじい勢いで撒き散らされていく内容物。粘液漬けの汚物は高い粘度で腸内に留まろうとするが、防衛反応として分泌された腸液と腹圧で強引に押し出されていく。
止め処無く吐き出される害虫粘液とイタドリの大便の混合物は間近にいた蝿害虫にかかり、跳ね飛んだ飛沫がイタドリ自身も汚辱する。毒液と糞便の混合により腸で発生したガスが排泄の途中で屁として放出され、余計に汚汁を巣内に拡散させる。
目を白黒させて派手に脱糞する獲物の姿に、蝿害虫は一見しただけでは分からないながらも喜び安堵しているような気配を醸し出す。害虫の基準で、イタドリは苗床に相応しい状態になったのだろう。後端に存在する陰茎はイタドリの排泄姿を見ている途中から槍のようにそそり立ち、糞を吐き出している最中の穴に今にも突き立てそうな程の興奮が読み取れた。
腸内を充たしていた糞汁の流出が止まり、終わりかと思わせた所で腹奥に潜んでいた大きめの糞塊が肛門を強引に押し広げながら体外に産まれ堕ち、その更に奥に溜まっていたガスを大音量で放屁して、漸くイタドリの大脱糞劇は終幕した。
「あ…………あ゛……」
放心して宙空に視線を彷徨わせるイタドリの開ききった肛門から、糞の海へと残った汚液が零れ落ちる。
毒の影響で腫れ上がってしまった惨憺たる尻穴。恐らく腸内も同じような有様になっているだろう。
広い巣穴に一匹だけ遺された害虫が連れ去ってきた花騎士に働く狼藉を妨げられる者はおらず、凌辱は最後の段階に突入する。
人のものとは似て非なる虫の陰茎が、花騎士へと向けられる。無傷の秘所ではなく、狂気の暴虐に曝された無惨な肛門へ。
そして、生命力と魔力と不浄な毒の海になった腸管内に、穢れた剛直が侵入を果たした。
「あ゛、が、ぐぁ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ!?」
一旦陰茎が根元まで納まり、内部の具合を確かめるようにゆっくりと抜き差しが始められる。
充血して敏感になっている腸壁を硬いものが擦る度にイタドリは跳ねるが、害虫は容赦無く前後運動を繰り返す。
やがて害虫の動きは深々と肛内を抉るようなものになっていき、一際深く、先端が結腸へと到達した所で激しく射精を開始した。
その刺激で脳が活性化したか、ここでなんとイタドリの瞳に正気の光が戻り、汗みずくの顔を涙と鼻水と涎で汚しながらも、自らの肛門を貫いている害虫を睨み付けた。
元々の気位故か、耐えられる程度の痛みになった事で反抗心が湧いたか。いずれにしても、驚嘆に値するものであった。
ただ、これから起きてしまう事を鑑みれば、寧ろ悲劇としか言いようがなかったが。
「はぁ、はぁ、く、はっ、流石、虫頭ですね、っ、人間は、お尻じゃ、妊娠、しない、のにっ」
苦しみながらも嘲笑し、肛門に射精して妊娠させようとしている愚劣な害虫に悪罵を吐こうとして。
トクン、と腹の中に感じた微かな鼓動に、顔を引きつらせた。
「は……? 待って……っ」
理解を超えた現象に絶句するイタドリに理解させるように、腸内から幾重にもなった鼓動が伝わっていく。
同時に腹部全体を奇妙な膨満感が襲い、嫌な予感を覚えた少女が自身の腹に目を向けると、大量浣腸時にはまるで及ばないながらも腹が大きく膨れてしまっていた。
害虫精液と結合させられた魔力が、何匹もの幼体の基となって腸内に固着したのだ。
「今の、って、まさか、腸で」
花騎士を苗床にする害虫の存在は知識としては知っていたが、よりによって自分が虫姦された相手がその中でも特異な、腸内妊娠させる系統とは想定していなかったのだ。
とはいえ、今回の事態はこの害虫も仕方無しに行ったものなので、この害虫を知っていれば余計に衝撃は大きかったであろう。
「そ、んな、イタドリ様が、この私が、こんなザコ蝿なんかに」
呆然としながらも、自分の膨れ腹の中、魔力がいくつもの塊の形態を採っていくのを感じ取ってしまう。
自分から切り離された魔力の塊と自分の腸壁を、束になった魔力が管となり繋いでいるのも解る。まるで臍の緒のように。
イタドリの瞳から希望の灯火が失せ、腹腔内で幼虫の基が着々と完成していくのを自覚するが、害虫はどうやらこの量では満足してくれないようだった。
機械のように無機質に、抽挿が再開される。
「ひっ、い゛っ、待って、待って下さ、あ゛あ゛っ!」
既に仔を宿しかけている膓を突き上げられ、堪らず悶えるイタドリ。
花騎士を躾け、立場を教え込もうとしているかの如き力任せな肛門性交。しかし彼女は先程とは異なり、一突き毎に腸管が性感帯に変えられていくかのような悦楽を覚えていた。
元より痛みには鈍いが快楽を感じやすい体質である事を考慮しても、明らかに異常過ぎた。
「お゛ううっ、おお゛おおお゛お゛っ!? なんれ゛、な゛んり゛ぇぇぇぇ!?」
イタドリも害虫自身も知る由は無かったが、胎内の幼虫の基が擬似臍帯から魔力を吸い上げているのが原因であった。
首絞めなどの死に繋がる行為の最中には、子孫を残そうという本能から性感が高まると言われている。今イタドリの身体は殆ど空になっている魔力を回復した傍から子供達に吸収されており、脳がそれを死に近づいていると誤認しているのであった。先に施された毒液大量浣腸も影響しているのだろう。
美味そうに虫の陽物をしゃぶり、雄への服従を訴えかけてくる肛門にどうにか抗おうとするイタドリではあったが、もう限界はそこまで来ていた。
蝿害虫の放精もまた近いらしく、より速く、より深くまで突き挿れる動きに変わっていき。
「ひいいいいいっ!? う゛おおお゛おおお!! もぉ、やめろ゛、やめてよぉぉお!! あ゛ぎゃあああああああっ!!?」
イタドリの絶叫に重ねて、既に仔を孕んだ腸管へと射精した。
脳の暴走で性感を高められた腸管を満たし、腫れた腸壁にべったりと貼り付いた害虫精液が存在を激しく主張する。
毒に犯されていた腹が奥から焼け爛れ、今宿している仔害虫を排除しても取り返しがつかない位に穢れたと錯覚する。膓の奥まで染み込んだ害虫の子種がそのまま魂まで腐らせていくようにも感じさせる。
「や゛げでる゛! お゛な゛がぐざっでごげじゃう゛う゛う゛う゛う゛!」
叫喚の最中にも腹が更に張っていき、それまでにも感じていた自分以外の鼓動……仔害虫の基が増えていく。
「あああああ……! いや……! いやぁぁあ!!」
歴戦の花騎士であろうとも耐えられないであろう精神的苦痛、繁殖行為という名の拷問に曝されたイタドリは、強がっていた仮面を剥ぎ取られて年相応の少女の貌で泣き喚く事しか出来なくなっていた。
「もうやだぁぁ!! あああああうごかないでえええ!!! もうださないでええええええ!!!!」
人の言葉は害虫には通じず、そのままイタドリは、害虫の生殖本能が収まるまで何時間も犯され続けた。
害虫の生殖嚢が一旦空になり、腹を極限まで膨らませたイタドリが屍のような目を虚空に向けるようになっても、結局助けは訪れなかった。
それから暫くの後…………この非道な交尾地獄から数週間経った頃、所属していた騎士団の団長が、イタドリの前に独りで現れた。しかし、それはイタドリを捜索し続けていた結果ではなく、偶然の事象だった。
イタドリが攫われた地点から想定外に遠い場所に巣があり、時間がかかり過ぎてしまって、生存は絶望的と判断された彼女の捜索は中断されていた。
殺されたものと判断された花騎士と、その花騎士を想って害虫への憎しみを滾らせていた騎士団長が最悪の再会を果たしたのは、遠征から帰還する最中に害虫の襲撃を受けて花騎士達から逸れた団長が、偶々主である蠅害虫が不在の間に巣穴に侵入した為であった。
「団長さん……? どうしてここに」
茫洋とした様子で偶然知り合いと会ったような言葉を投げかけるイタドリとは対照的に、団長は花騎士……元花騎士の姿、そして周囲にいる悍ましいもの共に絶句していた。
イタドリの身体は、傷も何も無く、害虫に攫われた被害者とは思えない五体満足な姿であった。あからさまに異常な腹部以外は。
唯一の例外、腹だけは、イタドリが元々小柄である事も合わせて、悲惨としか表現出来ないまでに大きく膨れ上がっていた。手足を縮めて丸くなった成人男性でも入っているのかと思える程だ。
臨月の妊婦でもここまでなる訳が無く、彼女の肉体が害虫によって酷く狂わされてしまったのが一目で解った。
そしてイタドリの周囲にいる、害虫らしき異形の生き物共。形の大部分は基本的な大型蠅害虫と同じだが、頭頂部にイタドリの毛髪に似た色の髪の毛が生え、口は人間のものであるが舌の代わりに蠅害虫の口吻が在り、肢の先にある筈の爪は人間の手に置換されていた。
しかも最悪な事に、一部の雌個体は更なる形態的な異常を持っていた。他の個体では蝿の頭に人間の口が備わっている所を、異常個体達は頭自体が人間のもの……イタドリと瓜二つの頭を持っていたのだ。
考えるまでもなく、イタドリが出産した、蠅害虫と彼女の子供達であった。
見ているだけで精神へと負荷をかけてくる不気味極まる半人半虫の奇形共に怯み竦む団長、口からつい漏れた、化け物、の一言にイタドリが浴びせたのは憤怒の籠った侮辱の言葉。
「私の大切な赤ちゃんに酷い事言わないで下さい、のろまな手遅れ団長さんの癖に」
抗議するイタドリに、団長は以前の彼女からは感じられなかった悪意を認識した。
助けられなかった自分を恨んでいるのか、と団長は思ったが、実際の所、それより遥かに悪かった。
攫われてからの数週間で、何匹もの幼虫を胎内で育み産んだ経験を得たイタドリの心はもはや人間の側ではなく、苗床奴隷として害虫に仕え寄り添うものに堕ちていたのだ。
静かに団長を睨み据えていたイタドリの瞳だったが、苦悶の呻きと共に揺れ、ぐぎゅりゅりゅりゅ、という耳障りな腹音が巣穴に響き。
どこか嬉しげな荒い吐息と噴き出した脂汗、蠢く腹とひくつく肛門で以って、最悪の瞬間の到来を告げる。
悪辣な運命の悪戯による害虫出産ショーの開始だった。
「う、まれ、るぅ……っ♡ んっ……ぅお、お゛ほおおお゛お゛お゛おおお゛お゛っ♡」
息を呑む団長の目前で、害虫かどうかすら怪しいものがこの世に産声を上げていく。
イタドリの肛門を割り開き、産まれ堕ちる汚物塗れの巨大蛆虫達。その一匹一匹に、腸管にへばり付いて魔力を吸い上げる為の管が、臍の緒のように繋がっている。そして蛆の頭部には、母親の遺伝子を受け継いでいるのを周囲に知らしめるような毛髪と、人間のものに似た顎部が備わっていた。イタドリは害虫の所有物になったのだと、視覚的に強く思い知せてくるものだった。
絶望にうちひしがれる団長に、肉の悦びに呑まれた淫蕩な笑みが向けられる。
「はぁ、はぁ、は、あはは……♡ 団長さん、私、わかっちゃったんです……♡」
言葉の最中も産まれたばかりの蛆虫らが鳴きながら母親の身体を這い上がり、乳に吸いつく。
淫欲に濁った瞳の先は団長から子供達へと移り、変態的な悦びを堪能する雌から、母としての慈愛の色が濃く現れたものに変じる。
騎士団長を子供扱いしてからかう時のような悪戯っぽいものではなく、腹を痛めて産んだ我が子に向けるに相応しい、母親らしいものであった。
「私は害虫様の奴隷になる為に生まれてきたんだって……♡ 無駄に痛みに強かったのも、害虫様の寵愛浣腸と、お尻の穴での交尾に耐えられる苗床になる為だったんです♡」
イタドリの理解不可能な発言を、そんな訳が無い、と否定する団長。
だが心に曇りが生じた彼の言葉は、蝿害虫に自らの立場を完全に理解させられてしまった彼女の心を動かせなかった。
尤も、彼が晴れた心のままイタドリに対応したとしても、ここまで堕ちて壊れた彼女には意味は無かっただろうが。
「もう私はこの子達のママなんです……♡ ごめんなさい、さようなら、大好きだった団長さん♡」
決別の言葉に被せ、まだ大きく膨らんでいる臨月腹から盛大な腹音が鳴り響く。
汚ならしい排泄出産がまた始まり、イタドリはうねくる蛆虫が吐き出される度に幸福そうに鳴く。
「きゃはぁっ♡ また産まれるっ♡ イタドリは害虫様に屈服させて頂いたザコ雌奴隷ですっ♡ 害虫様の赤ちゃんいっぱいいっぱい産んで、有能な苗床だって証明しますぅっ♡ 幼虫ちゃん達のママだって、自信を持って言える優秀奴隷なんですぅぅっ♡」
害虫出産に夢中になって狂気の発言を繰り返すイタドリの前で頽れる団長は、戻ってきた父親蝿害虫に殺害されるまで、魂が抜けたように想い人の堕ちた姿を眺めていた。
八つ裂きにされた肢体が、好いていた女の産んだ子供達に食われる光景を映す生首の瞳から、涙腺に残っていたらしき涙が零れ落ちた。