誤字誤用警報発令中です。
雰囲気で脳内変換してお読み頂けると嬉しいです。
謝辞:誤字誤用報告有難うございます。
誤字は後ほど修正予定です。
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■ 閑話 女神の都合...
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「ヒ、ヒックしょん...」
「あーん、くしゃみのショックで思わず飛ばしちゃったぁ、まぁ、いいかぁ~
誰かこの美少女の女神の噂でもしてるのかなぁ~まいったなぁ~この美しさがいけないのね、罪な女神だわ...ワ・タ・シ・♡」
さぁって、人仕事終わったしおやつにしよう~っと...
女神は地球から取り寄せたお菓子を食べながら地球の優良アニメを見ていた。
本当はいけない事だった。それでも女神は我慢できなかったのだ、なぜなら自分の管理する世界は剣と魔法の世界で娯楽等は無かった、それに比べると地球は女神にとってはキラキラと輝いて見えたのだ...
そう、見るだけでも本当は禁止なのだ...でも、その程度は見逃されていた...
神の世界は退屈だから...
でも、人を引っ張って来るのは重大な違反行為だが、それぐらいはたまにはいいよねって勝手に都合の良いように解釈して自己判断で行ってしまっていた。
幸運なのか不幸だったのかは別として地球をどっぷりとみていたせいでいいカモが見つかったのだ、そう、それが後の和人こと立花義人だった。
丁度、自分の目の前で勇者適性を持ったものが過労で脳内出血を起こして昏睡したのだった...
本来なら見回りに来た守衛に発見されて救急車で病院に運ばれてかろうじて一命を取り留め、それがきっかけになりブラックの実態が分かり会社から賠償金を貰って退職後、ホワイトなライバル企業へとヘッドハンティングされて課長として働き、社長と社長の娘に見初められて社長の娘と結婚、6年後には社長に就任して妻と子供に恵まれて幸せな一生を送る運命だったのだ。
女神はそれを知るはずもなく、ちょっとだけ悪戯をした。
回って来た守衛にまだ確認していない義人のいる部屋を確認したと錯覚を起こさせたのだ、それぐらい神にとっては造作もない事だった。
他世界の人間を殺したりするのは重大な違反だが女神には自分が殺した認識はなかった、ちょっと守衛に錯覚させただけ...
これぐらいなら問題なしとまたまた、勝手に自分の都合よく解釈して納得していた、結果、見事に義人は過労死した。
女神はアニメを見終わった後、ふと、思った。ちゃんとやってるかしら..。国王に礼節を欠いてヒンシュクを買っていないかしら...
そんな事は無いわよね、案外、王女に気にいられたりして今頃...ムフフッってやってるかも...ちょと見て見ようかしら...
これは覗きではなくてちゃんとした確認なんだから堂々と見てもいいのよね。
たとえ王女と✖✖✖の最中であったとしても事故なんだからと女神は訳の分からない事を呟きながら自分の世界の下界を除いた。
「あれ!!」
そこには項垂れている王女、そして倒れ込んでいる魔法師がいた。
「なんか変ねぇ。ちょっと聞き耳を立ててみようかしら...」
女神は下界と神界をつなぐ聴力を発動させた。
『お、王女様、申し訳ございません、勇者の召喚に失敗しました。途中までは手ごたえがあったのですが、なぜか途中でフッと消えてしまったのです。』
魔法師はそう言うとばったりと倒れて息を引き取った。
『あぁっ、どうした事でしょう。勇者の召喚に失敗して当国の筆頭魔法師迄失ってしまうとは...どうしましょう。勇者不在では我が国はもう、お終いです。』
王女はそう言うとその場に泣き崩れた。
ちょっとちょっと、あのあんぽんたん、どこに飛んでいったのよ。まさか?女神は急いで輪廻の輪の通過記録を確認してみた。
ない、ないわ...もしかして生き返った?
地球を確認してみると彼は社内の自分のデスクで死んでいた。まだ、発見されていないようだった、うん、きちんと死んでいる様ね。
(女神は冷徹な声で呟いてひとまず安心した。)
転移した事は間違いないわ、でもどうして...
あぁ、そうかあの時...くしゃみをした時だわ...そうよ、きっとそう...その時に座標がずれたのよ...そうなると時間軸が似ている世界に行っている可能性があるわ、とりあえず急いで探さなきゃ、誰かの体に定着していたらどうしようもないわ。
まあ、そんな都合よく空いた体がある訳ではないから輪廻できずに消滅するまではしばらくの猶予があるって事ね。
女神は義人の魂の波長を思い出しながら必死に探した...もう、それはそれは鬼気迫る迫力で邪神でも思わず逃げ出してしまう程の形相で自分の持つすべての検索能力を使った。
女神のHPがぐんぐんと減り残りもわずかになったころだった。
「みつけた!!ふう、何とか見つけたわ...意外と近い世界にいたのね、ここは誰の管轄だったかしら...調べて見るとあれ、私の管轄世界じゃない...あれ、忘れてたわ、ログをたどってみると世界は滅びへと向かっている早ければ数十年~100年後には滅びてしまうわ...はぁ。」
女神は直ぐに打ちひしがられる事になった。
もう魂は和人の体に定着していたのだ...
「駄目だわ、もう定着している、やるとすれば神階から力を使って魂を取り出すしかない、そうすれば当然死んでしまうし速攻でバレる、そうなると地球から持って来たのもバレてしまいますわ...バレれば良くても1000年は意識を持ったまま封印されるわ」
意識を持ったまま、身動きも出来ず、食べる楽しみもなく、真っ黒な中での1000年は途方もないそれで狂ってしまえれば楽なのだが神は狂えないのだ...
「冗談じゃないわ、何か手はあるはずよ、考えろ...考えるんだ...
なーんだ簡単じゅない...」
女神はふんふんと鼻歌を歌いながら検索をしだした。
みーつけた!和人が持っていた元々の魂を見つけたのだ、死んでから輪廻転生するまで48時間程度は猶予があるのだ...
通常はその間に葬儀を見たりして死んだことを自覚し身内に別れを告げたりして現世の未練を断ち切る時間なのだ、過ぎても輪廻の輪に入らないと未練を残した地縛霊となってしまうのだ。
和人は白い空間にいた。
「こ、ここはどこですか?」
「ここは現世と冥界の狭間だとでも思って欲しいわ、残念だけどあなたは死んだのよ」
「はい、それは分かっています。」
「そう、物分かりが良くて助かるわ、ものは相談なんだけど剣と魔法の世界に転生して欲しいの、そして魔王を倒して欲しいのよ。
どう?やってみない?」
女神は義人の時と違って無理でもと言う言葉は使わなかった。結局、最終的には無理やりでも送るのだが、ここは説得してみようとおもった、もう、失敗は許されないのだ...幸いにして義人ほどではないが和人にも勇者の適正はギリギリであった、何より女神がほころんだのは和人には義人にない点があった。
義人は義理人情に厚くて泣き落としには弱いお人よしの面が義人よりずっと強かった。和人は義人が持つ冷酷な面を持っていないのが付け込む隙があると睨んで強制する言葉は使わなかったのだ。
『うーん、どうしたものかなぁ、いきなり魔王と戦えと言われても僕は喧嘩一つした事はないし、人を殴った事もない、僕には無理だろう、断ろうと思う』
「あのう、折角のお誘いですが、僕には無理です、確かに人の為になるのなら何とか助けてあげたいのですが、僕は喧嘩一つした事もありませんし、人を殴った事すらありませんので、すぐに死んでご迷惑を掛けるだけなのでお断りしようとおもいます。」
これを聞いた女神は思わず、『落ちた』と思った。
後はマイナス要素を潰せば行かない理由はなくなるのだ...
「大丈夫ですよ、なにもそのままで送るつもりはありません、体は強化してあげますし、剣聖のスキルもつけましょうそれに全魔法が使えるようにしてあげますね。怪我が心配なら自動で回復する能力もお付けします。
もちろん、すぐに魔王と戦ってもらうのではありません、地上に行ったら地上の指導者の下で訓練して気を許せる仲間を募ってパーティを作ってから十分に実力をつけてから挑んで欲しいのです。如何ですか?」
「それなら僕にもやれるかも知れません、あのう、もしよければ鑑定とアイテムボックスも頂けないでしょうか?」
思わず女神は心の中でにやついた...もう、了承したも当然なのだ...此奴は義人と違ってちょろいと思ってしまった。
「えぇ、もちろんいいですよ、鑑定とアイテムボックスですね、そうそう、全言語理解もお付けしますね、他に希望はありませんか...」
もう、女神は何でもサービスするつもりでいた、スキルぐらいで穏便に済めば安い事だわ、1000年の封印とは比較にも出来ないから...
「...あのう厚かましいとは思いますが、こどもの頃から空を飛ぶのが夢だったんです、もし飛べたらと...一度でも良いんですが...」
「えぇ、良いですよ、飛行魔法のスキルをつけておきましょう、一度と言わず何度でも飛んでください。最初はよたよたかも知れませんが、練習すれば音速を超える事も可能ですよ。」
「ありがとうございます、行きます、是非、行かせてください。」
「では、時間もありませんので送ります。頑張って下さいね。」
女神は和人を勇者として転生させた。
ふう、何とかバレない内に取り繕えたわ、気づくのが遅れて魂が輪廻の輪に入ってた後だったら何もかも終わりだったんだけど、良かったわぁ...
やっぱり確認は必要ねと女神はしみじみと思った。
「後は放置していた世界の方よね、うーん、アイツを使うしか無いかぁ、うまく使わないとアイツはごねるからちょっと様子を見ようかしら...」
※数十年後ある事がきっかけでこの件がばれて女神は3000年の封印にされるだがそれはまだ、誰も知らない。
近未来に地球では世界大戦の危機に陥る...その場面を回避するのは義人の孫が主役だった。
運命とは違って義人は死んでしまったために孫が生まれる事はない。
事態が近づいた時点で地球の管理神にバレ、すべてが露見してしまうのである。
▼ 勇者転移
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目の前が歪んだかと思うと、次の瞬間には知らない場所についていた。
辺りを見回してみると魔法使いみたいな恰好をした小柄な少女が倒れていた。
その少女を抱き起すかのように薄いピンク色のドレスを纏った少女が泣いている。
和人は声を掛けずらかったので立ちすくんでいると、少女ははっと気づいたかのように顔を上げた。
「ゆ、勇者様?」
「僕は夏目和人と言います、女神さまに魔王を倒す使命を帯びてこちらへと送られてきました。」
「フ、フレア、フレア・ブルーゲルトです。この国、ブルーゲルト王国の王女です。」
「ゆーしゃさま~!!」
はずれと思っていたところへ逆転ホームランに王女は沸いた...
そして和人の見た目に一目ぼれした。
王女は立ち上がると「ゴツ」と物騒な音がしたが気にする事もなく和人に抱き着いた。
ゴツと言う音は宮廷魔法師が床に頭を打ち付けた音だった、まあ、もう死んでいるので痛くはない。
勇者、和人は王女を含む5人のパーティを編成して3年後、見事、魔王を打ち倒すのだった。
その後、和人は元の世界に戻るのは止めて王女と結婚し幸せに暮らしましたとさ!
【後書き】
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