誤字誤用警報発令中です。
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誤字は後ほど修正予定です。
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■ 退魔師 あやめ2
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「友里、お前は従者になったのか?」
「へっ?」
「なってないよ。友里は友里のままだ。従者にはしていない。無論、本人の希望があればするけどね。一応言っておくけど、ここで言う従者は爺さんが思ってる特専は元より、専属従者とも意味が全然違うからな。」
「そうなのですか?しかし友里殿からあふれる従者の神気は?どういうことでしょう?」
「まあ、それはその、色々あってだな。まあ、こういうことだ..」
俺は席を立ち、部屋の隅に隠していたビールの空き瓶を友里の顔をめがけて勢いよく投げつけた。少なくとも爺さんの目では追えない速度で……
『パシッ!!』「和人?危ないじゃないか」
友里は高速で飛んでくるビール瓶をまるで落ちているゴミでも拾うように左手で受け止めた。
「友里、それを握りつぶしてみろ」
「そんな事でき...」
『バリン』
粉々に砕けた...
ふーーっ、手についたガラス片を払っている。無論怪我一つない
「前の友里なら瓶を受け取るどころか躱すことも出来ずに顔に当たっていただろう。それを簡単に握りつぶして手には傷も負わない。つまり、従者に近い能力は持っているけど、従者の契約はしていないから俺には束縛されないってことだ。わかってもらえたかな?」
「しかし、従者の能力を与えたら必ず契約しなくてはならないのではなりませんか?それが神界の定め、いくら使徒様といえども破れないはず...」
「うーん、よく聞いてないの?言ったじゃん。「従者に近い力は与えた」と、つまり従者の力は与えていないの..」
「それって許されるのですか?」
従者になってもいないのに力だけ得ている友里を見て、かなり不服そうなあやめが口をとがらせて問い詰めて来た
「駄目だろうね。でも、これは事情があって特例だと思うよ。他にするつもりはないし...本当は友里に従者になって欲しくてしたんだから..でも強制はしたくなかったからこうなったと言う訳だ..」
「なぁ、そなたや、儂はそなたを今後どう呼べばいいのじゃ...使徒様は流石にまずかろう。かと言って不敬と言って神罰でも食らうのは勘弁じゃ..」
「別に今まで通りでいいだろう。その方がお互いしっくり来るしね」
「不敬にならんかの?」
「大丈夫、問題ない。あの、駄女神はそんな事で神罰は下さんよ。」
『ゴーン!』「あたっ」
金タライがおちてきた...。
皆一斉に落ちてきた金タライを見つめる。
(なんとも不思議なことじゃ、部屋の中なのにタライがコヤツの頭に降ってきよったわ。やはり神はいるのか..なんとも可愛げのある御方のようじゃ...)
「性懲りもない...なんて言わない。またお供えをしますのでお許し下さい。」
「あっ、この菓子折り、どうぞお持ち帰り下さい。」
そう言うと爺らが持ってきて、置いてあった菓子折りがふっと消えてなくなった。
ジジイたちは目を見開いて驚いている。
「なぁ、和人、従者について教えてもらえるか?」
「あぁ、かまわないけど、今日此処であったことは他言禁止で頼むよ。じゃないと神罰を下すことに成る。ちなみある程度の神罰は使徒も下す権限を持っているよ。」
「一言で言えば従者とは使徒の補助者だな。」
「使徒は神の使命を受けてるのは聞いただろう?神は基本的に外界には手を出せないんだ。見守るだけ...だから神頼みも基本的に叶えられる事はない。」
「話は逸れるが参拝に行って5円とか馬鹿にしてるとしか思われてないぞ!神罰が下らんだけ儲かったと思うべきだ...まあ、実在する神は宗派とは関係ないがな。」
「さて、話を戻すと神は手出しはしないが、余程の事が起きた時、まあ世界滅亡とかな。そういう時に使徒を降ろして対策をするのが精一杯だ。それも必ず成功する訳ではない。」
「失敗すれば使徒には数千年、数万年における罰がまってるから、まあ頑張るけどね。」
「その使徒を補佐して色々と動いてくれるのが従者となる。」
「従者に成ると体力、能力は人間の限界を超える。使徒の手助けをするのに簡単に死んだら困るからな。ダンプにはねられたぐらいでは怪我一つ負わない。」
「従者が使徒の子を産めば使徒の能力の一部を受け継ぐことができる。一般に比べると遥かに能力は高い、これはご苦労さん的な意味合いで、使徒ではないから使命もない。」
「分かってもらえたかな?なにか質問は?」
「もう従者はいるのか?人数制限は?友里は従者にはしないのか?
それと使命は聞けるのか?」
「いるよ。一人、特専の子だ。人数制限はない。友里のことは友里に聞いてくれ..使命は話せない。知れば連座で灰だ..一族が滅ぶだろう。」
「友里、お前は従者にはならんのか?」
「私はなりたいわ。でも、お父様が反対するだろうと思って。」
「反対なんぞせんわ。まあ、子供が授かれんのがちょっと残念だがのぅ」
「じいさん、友里は俺の子限定ならちゃんと無事に産めるぞ!使徒と従者になんの問題もない」
「おおおそれは、、じゃ、儂も孫が成人するまでは頑張らんとの...」
「心配はいらない。言ったろ?役に立つ間は死なせないと...そのうち財界では妖怪と呼ばれる存在になるさ...」
「わはははっ、妖怪か、それもまた一興じゃて...」
「ところでお主、儂に用事があったのではないか?」
「おおう、この騒動で忘れてた。換金できるなら換金して欲しいものがあるんだ..」
そう言って、2つのダイヤを出した..
「おい、これって、もしかするとダイヤか?」
「あぁ、もしかしなくてもダイヤだ...」
「爺さんなら遺品整理中に蔵から出てきたとか、こじつけられんかと思ってさ...」
「無理ならイアンサリーフ・アンド・ルーベルに持ち込もうと思ってる。そこからオークションになると思うけど...」
「ツテはあるのか...」
「まあ、扱えそうなジュエラーのツテはそこしかない。」
「うちの鑑定人を呼んでも構わんか?神戸から呼ぶからそう時間はかからん」
「構わないよ。」
「今丁度、倉敷の顧客宅を出たそうだから1時間も掛からんそうだ..」
「しかしこれなら使えるんじゃないか...あやめ様どうです。」
「はい、それなら千年単位で持ちそうですね。」
「和人、このダイヤいくらで売る?」
「いきなりなんだ?」
「じつはな...」
「私がご説明しましょう。」
不審がっている俺を見てあやめが慌てて話しだした。
「世界は此処だけでなく、いくつもの世界があるのです、その中には魔人の住む世界があり、この世界はその一部とつながっております。今までは水晶に陣を書いて結界を封じておりました。
10年に一度水晶を取り替えていたのですが、近年になって活動が活発になり、繋がっている部分が開きそうなのです。そこが開けば強い獣魔が出てこれます。今は弱い獣魔しか出てきませんので退魔師である私達で対応できておりますが、強い獣魔では対応は難しく魔人になると全く歯が立たないでしょう。
その封印に金剛石を使えればと思ったのですが、浅はかな考えで...金剛石にはそう大きなものがなく、あっても天文学的な金額とは知らなくて、どう対応しようかと姫川様にご相談していた次第です。」
「で、ダイヤで封印すれば、もう安心なのか?」
「はい、獣魔程度は通過できますが、力の強い魔人は通過することができなくなります。」
な~んか、嫌な予感がするなぁ。風魔法が来たからなぁ..絶対使う場面があるはずなんだよなぁ..
まあ、その時に考えるか...
「わかった。ただ、俺の使命とは関係ないが爺さんとの縁もあるし、格安でいいよ。
これは爺さん一人で出すのか?」
「いや、あやめ様の件は政府も承認済みなので政府が大半をもつ、あと、大企業のトップが身銭を切るぐらいだ。」
どうやらかなり近くにいたみたいで早めに鑑定人が来た。
「さて、おおおぉつ、これですかぁ...うわーーっ、これは世界最大は間違いないですね。」
鑑定士は人工ではないのかと考えないこともなかったが現在人工で作れるダイヤのサイズはせいぜい数十カラットの為、小さい方でも3000カラット以上はありそうなので人工ダイヤの可能性はうすいと思いながら何度も見直していた。
「いくらぐらいになりそうかのう。」
「会長、お売りになるので...これは売るより、うちで展示したほうがいいと思いますが...」
「とりあえずだ..」
「そうですね。天然でこれだけのクオリティだとこちらで100、ピンクダイヤで150スタートかと、おそらく0が一つ増えるぐらいにはせり上がるでしょう」
「買取だといくらだ?」
「うちでなら、80と100でしょうか?それでもオークションに回さないと資金繰りができなくなりますから..ただ、その金額では誰も売らないでしょう。今の時代みんな知ってますからね。どっかの大手ジュエラーに預けてオークションに掛けてもらうでしょうから..」
「ご苦労だった。わざわざ呼びつけて済まなかった。何かあればまた連絡しよう。無論、この事は口外しないように。」
「はい、心得ております。では、失礼したします。」
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