誤字誤用警報発令中です。
雰囲気で脳内変換してお読み頂けると嬉しいです。
謝辞:誤字誤用報告有難うございます。
誤字は後ほど修正予定です。
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■ 退魔師 あやめ3
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「ご苦労だった。わざわざ呼びつけてすまなかった。何かあればまた連絡しよう。無論、この事は口外しないように。」
「はい、心得ております。では、失礼いたします。」
「ところであやめ、大きさはどれくらい必要なんだ...」
「強い獣魔を出さないためには最低でも大人のこぶし大以上は欲しいところです。」
「和人、100億で売ってくれんか?オークションに出た額を買い取る予算は国にはないのだ。」
「いいよ。ただ、これは一般人には非公開だよな。」
公開されるとなると出どころの問題が発生する。爺さんの手持ちってことにすれば、政府からは「売るなよ」って話になるだろうしね。
「無論だ。そもそも、獣魔など誰も知らん。政府でもほんの上層部数人だけだ。」
「ならいいよ。」
「すまん。」
「まあ、ここで嫌だと言うと、結果的に俺がケツ拭く事になりそうだからな。ただし、非課税で頼むぞ。半分以上持っていかれたらたまらんからな。その代わりと言ってはなんだが、一番大きいのと変えてやる」
俺はそう言うと、透明のダイヤをアイテムボックスに直しこみ、大きいのを出しておいた。
どうせ持っていてもボックスの肥やしにしかならないしな。有効活用できる場所があるならそっちのほうがマシだろう。また必要なら取りに行けばいくらでもあるし。
「大きい方がいいんだろ?今持ってる中では一番だ..」
それは直径40cm近くあった。
「.....」
「お前どこから出したんだ..」
「まあ、使徒にはそういう能力があると思ってくれ..ちなみに従者もこの劣化版を使えるけどね。
ほら、時にはこっそり持ってくる必要もあるからさ」
「使徒様、感謝いたします。」
「いやいや、感謝するなら政府と爺さんに言ってくれ。」
「いえ、いえ、使徒様の配慮とご厚意がなければ叶わぬことですから..」
「では、このピンクダイヤは儂の蔵から出たってことで世に出そう。」
「爺さんに任せるよ。もう、ダイヤは出すつもりはないから..今持ってるのはそのうちどっかに捨ててくるよ。」
「売上は課税後の折半でどうだ?」
「ほう、気前が良いの...」「ま、じいさんも取り分が必要だろうからな。
ただ、別に売らないなら売らないでもいいぞ」
「そうじゃな、ま、状況を見て最終的に判断するしかないじゃろう」
「捨てるのは流石に勿体ないと思わんか?おい、手持ちを外に出さないのはわかるが捨てなくてもいいだろう?小さく割って市場に流せば問題はないと思うんじゃが...」
「爺さんの所でやるのなら任せるよ。」
「うむ、預からせてもらおうか...」
「使徒様、お願いの儀がございまする。」
あやめが思いつめたような顔をしてなにか言ってきた。大方予想がつかない訳ではないが碌な事でないのはわかる。
「ん、なんだ?」
「此処におりまする、はるなとはるかを従者にして頂けませんか?」
「断る!」
俺は即答した。
修三は思った..(やっぱりなぁ、こいつはなぜか年増ばかりを狙い寄る。まあ調査資料でも若いのも限度があるっていう話じゃったしな。)
「使徒様、何故でございますか?両名と身内自慢ではございませんが器量は人並み以上だと思います。年齢的にも一番好まれる年齢です。それに両名とも幼い頃より退魔師として修行を重ねており、きっと使徒様のお役に立つ従者になると思いまする。」
「あやめ、お前達は俺が足を舐めろと差し出せば、躊躇う事なく舐めるだろう。」
「当たり前にございまする。従者は如何に納得がいかないようなことでも、従者には及びもしない考えが使徒様にはあるからです。」
「それが理由だ...」
「納得いきません...。」
「あやめ様、此奴は少し変わっておっての。両名は年齢的にも此奴の範囲から外れておる。それに、従者とは言え奴隷のようなのは好まんのじゃよ」
「もっと、幼子が好みと...あぁ..そうでしたか、そうですよね、もう、13ですものね。」
(そ、そうだったわ、俗世間から離れている生活をしているせいで、どうしても世俗の事が疎くなってしまって..そうでした、男性の中ではSingle the Best という言葉があるって聞いた事がありましたわね..)
「あやめ様、逆じゃよ。そいつが自ら手を出したのは30過ぎ、40過ぎの女ばかりじゃよ。」
「えっ、ババ専?」
(えっ、ということは私にはチャンスあるってことなのかしら?従者に成れば身体的にも能力は飛躍的に高まる、友里様がお子を授かれるのであれば私でも十分、お子は授かれるはず...)
「あ・や・め・、今、ババ専と聞こえた気がしたがそれは俺の事か?」肩幅に開いた俺の両手の間には直視できないほどの稲妻が走っている。「なあ、あやめ余程、灰に成りたいみたいだな。」
「ひぃぃーーっ、申し訳ございません、申し訳ございません。お許しください、お許し下さい。」
雷魔法:Power 1
「バシーッ!!、いぎゃーーーっ」
一瞬、電撃があやめに走る。
あやめは数度痙攣したかと思うと動かなくなり、床にシミを広げていった。
「お、おぃ、こ、殺したのか?」
爺さんは驚いて、伸びをするようにあやめを見つめている。
「あぁっ...」
うぐっ、、修三は見た...和人の夜叉如く冷淡なつり上がった瞳、その背後には不動明王のように激しく燃え盛る炎が揺らいでいるのを...
「ふっ、死んではいない、俺に対してあまりに不敬なことを言うからちょっと躾けただけだ。ちょっと気を失ってるだけだからすぐに目を覚ますだろう。」
あれ、何、気を失っちゃってるわけ?確か気絶レベルは2~3だったはず。なんで1で気絶して失禁までしてるの?おかしいなぁ、1より下はないし...
「そ、そうか、それなら、まあ、安心だな...」
修三はやっとの思いで声を絞りだした。怖かった。表では財界の大物として、政界の裏のドンと畏怖される事はあっても怖いと思う事はなかった。それが怖いと、声もあげれるほど怖いと思った。
気づくと小便を漏らさぬように自分のチンコを抑えていた。
修三にとっても他人事ではなかった。たまたま機会がなかっただけで、それは思っている事だった。何かの拍子で口に出すところだった。今回はあやめ様が人身御供になって下さったが、正直、危ないところだった。
修三の胸に禁句として深く刻み込まれたのだった。
呆然として、動けずに見ているはるなとはるかに言った。
「目を覚ましたら伝えておけ、次は灰も残さんとな...」
「暴言を吐き、も、申し訳ありませんでした。叱付ありがとうございます。」
はるなとはるかにビンタされ気づいたあやめは、慌てて正座して俺に謝罪してきた。
「ま、今回は水に流す、次はないよ。シャワーでも浴びてきたら?」
「へっ?..ぅわぁーーーっ...、ゔっ、ゔっ、ゔぅーーーぅ、んぐ..んぐ。」
今頃自分の失禁に気づいたのか恥ずかしさのあまりに泣き出すあやめだった。
「友里、連れて行ってやれ...」
「はい、さあ、あやめさん,行きましょう。」
あやめは友里に引きずられるようにシャワールームに消えて行った。それを見ていた修三はポツリと漏らす。
「お主も、容赦ないなぁ...」
「はぁ、心外だなぁ...彼女は巫女だからね、初回ということもあったし爺さんの知り合いと2重、3重に配慮して軽く済ませたつもりだよ。 あれが巫女でもなく、爺の知り合いでも無ければ今頃、姿はないね。」
「友里がいない今が丁度いいんじゃが、一つ確認したい。答えれんのならそれでもかわんのじゃが、お主は夏目和人なのか?」
修三にとってはこれは単なる興味だった。過去と今が違おうが、過去も今も同じだろうが修三にとっては今の和人が自分の知る和人であるからだった。
「そうだね、此処まで話したら、まあ、話しても問題ないだろう。でも、爺さんには墓場まで持っていってもらうぞ。その覚悟がなければ聞かないほうがいい。」
俺は思った、この時点でタライが落ちてこなければ大丈夫だろう。
「ふぅ、今更、他言無用が一つ二つ増えたとしてなんの意味があろうか、喋らない事に変わりはないぞ」
「そうか、では話そう。本来の夏目和人は事故で死んだ...俺は夏目和人の体を受け継いだ使徒だ。本来の和人とは面識がある、とは言っても魂レベルでの話だけどね。俺がこの世界の誰もが知っているはずの事を知らなかったりするのはその所為だ。この事は従者以外に話すつもりはない。」
「なるほどのう、合点が言ったわい。お主とは縁が続きそうだから聞いておいて良かったわい。その方が変に誤解しなくて済むからのう...
お主の使命が何なのかは知らんが、必要なら政府首脳陣に使徒だと明かすことも検討した方がいいぞ。格段に動きやすく成るだろうし、下手な取引材料にも使われない..」
「政府が信じるかね?」
「まず信じる。ちなみにあやめ様は国家公務員じゃぞ!それでなきゃ国から予算なんてでんわ。無論、あやめ様や儂の口添えは必要になるがの」
あやめがシャワーから出てきた。
どうやら友里の服を借りてきているようだ、なぜか友里がこっちを見て微笑んでいる。しかし、1泊2日の日程で来ているのに人に貸せるほど服を持ってくるかね?まあ、下着ぐらいは替えを持ってくるだろうが...この辺の常識は男女の差なのか?セレブだからなのか?わからずだ。
あやめの服をクリーニングに出してから夕食に行くことにした。
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