※この作品はR-18です。

男女区別社会_優遇された女性とほぼ下僕な男達   作:灰兎

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誤字誤用警報発令中です。
雰囲気で脳内変換してお読み頂けると嬉しいです。

謝辞:誤字誤用報告有難うございます。
     誤字は後ほど修正予定です。
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覚醒1

 

 ■ 覚醒1

 

 ▼ 死亡

───────────────────────────────

此処は和人のいる世界とはまた違った別の世界

 深夜の社内

 

 疲れたぁ~.....

 係長に昇進してから仕事と責任ばかりが増えて休みも殆んど取れなくなった。

 実質、減給と変わらないじゃないか...

 

 はぁ~ため息を付きながら椅子の背もたれにもたれかかって首の力を抜く...

 

 立花 義孝 36歳、彼女有り IT関連企業のシステム開発課係長

 

 ふっと思い出したように椅子に掛けた背広からスマフォを取り出してチェックしてみると彼女の里美から数件の着信とメッセージが入っていた。

 

 里美とももう、7年かぁ~そろそろ結婚を考えないとなぁ~

 待たせ過ぎたよなぁ~

 

 義孝は眠る様に意識を失った。

 左手に持っていたスマフォが手から離れて床に落ちた...

 

 

 

 ▼ 転移

・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

 目が覚めると知らない部屋に立ちすくんでいた。

 

 あれ、社内で寝落ちしたはずなんだが...ここはどこだ...

 

 床は真っ白で継ぎ目さえもない壁はあるのかないのかわからない...白い霧のようなものが立ち込めていて確認すらできない。

 目の前には二人用ぐらいの小さなテーブルと椅子が2脚置いてあるぐらい。

 

 どうしたものかと思い悩んでいるとどこからともなく白いドレスを着た若い女性がやって来た、年齢は20代前半位だろうか...

 

 「立花義孝さんですね、立ち話も何ですからまずはお座りください」

 

 そう言っと俺の前にある椅子を手で指示したので取り合えず、座りちょっと不安になり女性の方を眺めてる。

 けっして美人だからではないので。

 

 「この度はご愁傷さまでした。

 立花様には転移して頂く事になりました、剣と魔法のある世界で魔王を倒して頂きたいのです。

 今なら特典もお付けしますよ。」

 

 「ちょっ、ちょっと待って下さい。あなたは誰ですか?何でそんな事になってるんですか?

 そもそも俺は死んだのですか?」

 

 『ちっ』

 あっ、今舌打ちしたな...聞こえたぞ!!

 

 「私はこの世界を司る女神、アナスタシアスです。

 立花様は、亡くなりました。死因は疲労による過労死です。」

 

 「ここはどこでしょう?。

 あのう、もしかして女神さまが間違ってうっかり死なせちゃったとか...」

 

 「ここは常世と呼ばれる神域でもあり死後の世界でもありますよ。」

 「それにラノベではあるまいしそんな事は有り得ません立花様はしっかりと寿命を全うされました。さぁ、もういいでしょう。いくつかの特典を与えますので転生して頂けますね」

 

 女神がラノベを知っているのも不思議だけど...まあ、下界は見てるだろうけどラノベ迄読んでるとは思わなかったよ。

 はあ、かといって生き返るのはまず無理だろうな。拒否したら輪廻転生ってとこだろうか...

 

 勇者になって魔王に挑むなんてどんな特典を貰っても俺には精神的に無理だわ...蚊より大きのを殺すのは怖いからさぁ...ゴキでも殺せないのに...

 絶対無理だ...

 

 「あのう、それってお断りできますか?」

 

 「無理です、もう決まってますから拒否すれば無条件で付ける特典も何もなしでそのまま放り出しますよ。

 転移すればいくらあなたが望まなくても魔王討伐に巻き込まれる定めなので直ぐに死ねるでしょうけど...

 

 楽に死ねたら良いですね。」

 「拒否ですか?じゃ、そろそろ行ってもらいましょうか?」

 

 「ちょっ、ちょっ、待って下さい。わかりました、分かりましたよ。

 そんなえぐい事しないで下さい。

 特典もらえるんですよね、元々体は強くないほうなので強い体にお願いします。

 後、怪我しても治りやすいようにして下さい。

 最後にいざという時に逃げられるように転移の魔法をお願いします。」

 

 ふう、とんでもない女神だな始めから拒否権なんてないじゃないか、始めからそう言えって言うんだよ。

 着いたらいきなりがぶりと齧られるなんて洒落にもならんわ。

 

 「はぁ、ほんとにもう、注文が多いですねぇ...

 でも、自分から進んで行きたいという者には女神は恩恵を与えるものです。

 いいでしょう叶えてあげます。

 

 List View と唱えると自分の状態が見れます。

 

 では、いって。..あっ、今の年齢では成長が見込めないので16歳の体に変えておきますのでご了承くださいね。」

 

 「魔王討伐はよろしくお願いします。現地に着けばサポートが待っているはずです。

 では、今度こそ行ってらっしゃい!

 ふぇっくしゅ!!」

 もう、思わずくしゃみが出てしまった。

 袖で鼻を拭く使えない女神だった。

 

 女神はこのくしゃみが大変な事を引き起こしているとはまだ、気づいていない...

 

 

 

 目の前がくらっとしたかと思うと真っ暗な空間に立っている...いや、床はないので浮いているのか?...ここはどこだ...

 

 目の前には高校生ぐらいの少年が悲しそうな顔をして立っていた。

 

 あぁ、呼ばれて転移してきてそんな辛気臭い顔されても困るじゃん、もっと歓迎ムードは出来ないもんかね、社会人として失格だよ。そもそも社会人じゃないって言われたら身もふたもないけどね。

 

 「あなたが迎えの方ですか?」

 「む、迎え?」

 えっ...なに言ってるんだろうこのガキんちょは...

 

 「む、迎えが来てると言われてきたんですが...」

 「あっ、まっ、まあそうですね、」

 

 確かに向かえと言えば迎えなんだろうけどいったい誰に言われたんだろう。

 

 義孝はこれまでの経緯は和人に話した。

 

 「えっーーーっ。勇者ーーっ、」

 もう、めちゃくちゃ引きまくっていた。

 さっきまで暗く落ち込んでいたのが大きく目を見開いて聞いている。

 

 和人のこれまでの事情を聴いた。

 

 「うげっ、そりゃ酷いなぁ~、まあ、俺自身、ブラックだと認識していたけど環境はそこまで酷くなかったよ。

 俺がいた世界では皆、普通に働いている、女性の進出が増えたとはいえまだ、まだ男性優位な社会は間違いないし...

 無論貧富の格差はあるけどね、低学歴でも一応、稼ぐチャンスはある世界でもあったよ。」

 「ただ、生殖機能はない方が一部の少数派だったから目立たなかったのだろうけど、生殖機能で働く面で不都合はなかったと思うよ、結婚面ではハンデにはなると思うけど絶対無理って訳じゃないし...」

 

 和人の話を聞いて分かった事だが、俺は今、和人の体の中にいるらしい。一つの体に二つの魂は定着できそうもないので俺は出て行こうと思う。

 持ち主を追い出すわけには行かないもんね。

 

 「和人君、わざとではないが勝手に入って悪かったよ、出て行こうと思うけどどうしたらいいのかなぁ...知ってるなら教えて欲しい。」

 

 「義孝さん無理だと思うよ。

 もう、僕は死ぬんだ...だからこそ入ってこれたんだと思う。

 僕はこうやって意識を保っているのも限界なんだ後数分で消えると思う。

 僕の方こそこんなボロボロな体で申し訳ないですけど、一つだけお願いがあるんです。

 

 「なに?出来る事なるやるけど...」

 

 「義孝さんが僕の体に入ったら僕の世界を変えて欲しいんです。

 具体的には生殖能力のない男性でももっと楽しく働けるような社会にして欲しい。

 それと母さんと妹を気にかけてやって下さい。

 

 どうか、お願いします。」

 

 「わかった、やれるかどうかは保証は全くできないけど、やるだけやってみるよ。それでだめだったらあの世に行った時に土下座でも何でもするよ。」

 

 「すみません、おねがいします。ありがとうございます...」

 最後にそう、言葉を残して和人は消えて行った。

 

 

 

 次に目が覚めた時は知らない天井だった。

 白色で長方形のタイル張り?みたいな天井を眺めつつさっきのは夢じゃなかったんだなぁ...周りを見ると応接セットに、ソファー...VIP待遇じゃん、さっきの話からするとタコ部屋、もとい相部屋だと思ったんだけど、この待遇は何なの...

 

 体を起こしてみた...

 「おぉーーーっ、何じゃこりゃ。」

 思わず声に出た...

 36のおっさんが少年に変身してるぞ!気分も体の調子もすごくいい。話によるとひどい怪我をしてるハズなんだけどそんな様子は見当たらない。

 

 腕に点滴の針が刺さってるのが気に食わないがこれはそのうちに外してもらえるだろう...ん、股間にも違和感があるぞ...

 

 あぁ...あれかぁ...意識がないからおむつにカテーテルが入れられてるな...これは速攻で外してもらわないと死ぬるな。

 

 何だか話と随分違う気がする。

 

 そう言えばじゃ、転移は失敗したから女神の特典もなくなってるだろうな、そう思いながらも口に出さずに List View と唱えてみる。

 おっさんが口に出すのはさすがに恥ずかしい

 

 「おぉーーっ」

 目の前に透過型のディスプレが表示されている

 

 Personal List 

 ※タップで選択 ダブルタップで編集 ロングタップでHELP

───────────────────────────────

 レベル:100

 氏名:夏目 和人 (Ex_立花 義孝)

 MP :1,000,000Pt

 HP : 860,000Pt

 SP : 1,000,000Pt

 年齢:16歳

 身長:178cm

 体重:60kg

 

 繁殖力 

 ランク:A+++ (童貞 元経験者)

 

 スキル

 知力向上 Lv10 (10/10)  (高速演算、並行処理を含む)

 身体強化 Lv5 (5/10)↑ ↓

 格闘術  Lv5 (5/10)↑ ↓

 鑑定    Lv5 (5/10)↑ ↓

 自己回復 Lv3 (3/10)↑ ↓

 アイテムボックス Lv ∞ (無制限/時間経過無し)

 生活魔法

 ユニークスキル

 経験値:100倍

 全言語理解

 転移魔法++ Lv5  ↑ ↓(1/10)  (空間転送、空間操作を含む)

 

 ★転移サービスガチャ券:3回分

 

 まあ、和人の言う通りの世界ならこんなの要らないんだろうけどあっても邪魔にはならないだろう、しかし魔王と戦うとしたら見事に攻撃系が格闘術だけとは...

 魔王相手に格闘術だけでどないせいっ言うんじゃって一人で突っ込んでも仕方ない。

 まあ、はなっから戦う気なんて無かったしな...

 

 やっぱりあの女神は駄目神だな。

 

 一体ガチャ券って何なんだよ。とりあえずあと後で試して見るか、せっかくだからn?

 

 自己回復だけがLv3かぁ、足並みをそろえてみるかな..↑をポチすればいいのかな..

 『ポチ』っと..あれSpが4000減った...まあ、4000ぐらい100万もあればなんて事はないな、もう一回、ポチっと...あれ、今度は8000減ったぞ、ははぁん、一つ上げるごとにポイントは倍倍で消費する訳か...

 あれ、全部カンストさせるには全然足りないや...

 ま、いいか...

 

 SP:1,000,000 → 988,000Pt

 

 この世界では有用そうな鑑定を上げてみよう。

 5-6...-16000 Sp:972,000Pt

 

 『真偽判定が追加されました。』

 

 おおっ、嘘発見が出来るって訳...こりゃすごいわ、もう一つ上げてみよう。

 6-7:972,000 → 940,000pt

 

 『透視能力』が追加されました。

 

 おおおっ、鑑定さん凄すぎです。もっと行って見ようかぁ、それポチ...

 7-8 940,000Pt → 876,000Pt

 

 『千里眼』が追加されました。有効範囲はおよそ3900kmです。

 大すごいな...ここまで来ると有用過ぎて使い道に困るぞ!

 もう、鑑定はカンストさせよう。

 

 8-10 876000Pt → 602,000Pt

 

 『暗視能力』が追加されました。

 『鑑定が完全解析へと統合されました。』

 

 おおっ、もうどこまで凄くなったかわからん、こりゃ使ってみて試していくしかないな。

 

 『ガチャ!!』

 ドアノブを回す音が聞こえたかと思うと看護師が入ってきた...

 

 「えぇーーっ、起きてる...そんなばかな...

 夏目さん大丈夫ですか?起きれるんですか?痛くありませんか?...とにかく先生を呼んできますね。」

 

 看護師はマシンガンのように一方的に喋りまくると病室をでて走っていった。

 

 やれやれ、俺が起きてちゃまずいのかよ.....

 

 

 




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