不気味な屋敷に入った怜。手には持っていなかった筈の懐中電灯がしっかりと握られた状態となっていた。
扉を通って潜ると早々に長い通路が目の前に。先程まで見たモノクロの光景から明るくなり、しっかりと色が確認出来るほど見易くなった。それでも少し不気味さを残しつつも怜は奥へ進む。廊下の先には左右に分岐しており、右側のルートを選択。そのまま進むと扉の前に未亡人の母親が連れていた子供の姿が。何かあるのだろうかと疑問に思いつつ、扉をゆっくりと開ける。開いた先は囲炉裏がある部屋なのだが、妙に広すぎる気がした。
「あれだけの屋敷だから、ここまで部屋を大きく出来るお金でも残ってたのかしら……ん?」
呟きながら探索をしていると階段から人の気配を感じる。怜はそこに向かって階段を上がるが、そこには誰もいなかった。逆に背後からひしひしと感じる気配が二つあり、その気配は言うまでもなくあの母親と娘の霊。何かを訴えたいのかもしれないが、迂闊に近付いたら危険では済まされないのは怜自身も良く理解しているので気付かないフリをしながら周囲を見渡す。
「誰もいない……ん?これは……」
照らしたライトの先には変わった形をしたカメラがポツンと床に転がっていた。その形と不思議な見た目から怜は一度優雨が集めた資料に載ってあった射影機であると確信した。そんな射影機が何故こんな所に置いてあるのか不思議だったが、とりあえず持っていく事にした。
他に行く場所が無いか探すと、遠くからカンッ、カンッ、と金属を叩くような音が。その方向へ向かって行くと回廊へと繋がり、壁の一部から覗ける部分が。覗いて見ると先程の幼女巫女が壁に何かを打ち付けている様子だった。同時に下からニュッと他の幼女が覗き返して来る。
「あら、可愛い子ね。千歳ちゃんみたいな小さい子も居たし、孕んだらどうなるのかしらね♡」
2つとも写真を収め、他に何か無いか確認して探す。すると……。
「あれは……?」
格子の奥からうずくまっている女性が一人そこに居た。自分と同じように迷い込んだのか、それとも幽霊なのか。どの道、何かの手掛かりになるかもしれないのでここでパシャリ。
「来ないで……!」
だが、撮り終わった瞬間に女性は何かに怯える様に何処かへ走って消え去った。いきなりの事に怜は少しだけ不満だった。
「私を見て何処かに逃げた……?何か失礼ね……ん?」
直後、またしても別の気配を感じる。しかも、この気配は一度遭遇したあの気配と同じ。それを確認すべく格子から覗いて見ると、先程遭遇したあの刺青が刻み込まれている女性の姿がそこにあった。
「あの人……間違いないわ……私を捕まえようとした人……!」
あれだけのインパクトが強い分、決して忘れもしない彼女の存在。あの時は恐怖やら混乱やらでじっくりと観察する暇が無かったが、今なら彼女の身体を良く観察出来る。写真も撮りながら彼女の身体をチェックする。
「刺青が凄いけど、上半身裸のままでうろつくなんて変態の才能あるじゃない♡ 乳首は髪の毛で隠されているけど、ご主人様なら絶対に孕ませ種付けピストンセックスは確実ね♡」
またしても孕ませ確定の女が増えた。これで満足して戻ろうと階段まで降りるとまたしてもあの親子が怜を見ながら現れるが、すぐにすっと消えた。一体何なんだろうと心の中で愚痴を溢した途端―――
「あの人を……知りませんか……?」
ゾクッと冷たい空気が流れ込む。まさか声を掛けられるとは思わず、怜は驚いて振り返ってしまう。しかし、声の主は何処にも見当たらない。急いでここから出なくては……そう扉に手を伸ばした時―――
「どこに行ったん?」
さっきまでちょっと遠い声から一変して、間近で聞こえた幼い声。ゆっくりと聞こえた方向を見ると、真下に母親の娘が見上げるようにして怜をじっと見つめていた。たった僅かな時間と間からいきなり現れると思わず、驚いて後退りしてしまう。しかし、その背後から母親が手を伸ばして掴もうと近寄って来た。
「ッ!」
咄嗟に反応して回避した怜。そして、いつの間にか母親と娘が手を繋ぎながらスッと姿を現しながらまた襲おうと仕掛けて来る。
「あの人が殺した……」
「あ゙?」
呟いた娘から聞こえた衝撃的な一言。それを聞いた瞬間、怜は冤罪を掛けられている事に気付いた。これまで自分が人を殺したとかそんなのは全く記憶に無く、ましてやこの母親と娘に関わるとされる「あの人」になんて会った覚えすらないし見た事も無い。しかも、娘の言葉を鵜呑みにして聞く耳持たずとかこれにムカつかない訳が無かろう。
「……決めた。この二人は「わからせ」決定ね!」
もう容赦なんてしないと決めた怜は玄人の動きで射影機を構え、綺麗なコンボを決めながら二人をササッと追い払った。これまで培った経験が発揮されたのか、マスターするまではそんな時間は掛からなかった。とにかく追い払えてほっと一息入れてから元の道を戻ろうと扉を開けた。
「私だけ生き残ったのは私の所為じゃない……私は……私は生き残りたくて生き残ったんじゃない……あの時……あたしも一緒に死んでれば……あの女が……あの女が……」
扉を通るとボソボソと何か呟く声が。何だろうと思い近付くと、そこには先程逃げた女がそこで蹲るように座っていた。
「あの……」
怜が声を掛けようとしても女性はひたすらブツブツ言っては落ち着かない様子で、まるで何かから怯えている様子だった。もしかしなくてもあの刺青の入った女性の事だろうか。
「大丈夫ですか?」
そう言いながら手を差し伸ばすが、怯えた女性は払い除けるように暴れながら後退りした。完全に話し合える様な状況ではなく、どうしようかと悩んだ瞬間にまたしても冷たい空気が。
「………ッ!?」
後ろを振り向くと、またしてもあの彼女が現れる。ゆっくり、ゆっくりと確実にこちらへと歩を進める。彼女を見た女性は怜を置いて何処かへと逃げ出し、怜もその異様な空気に圧倒されながらも懐中電灯で照らそうとした。しかし、照らした時には彼女の姿が見えなくなった……が―――
「ッ!?」
いきなり目の前に現れた彼女。掴み掛かろうとした所を怜はしゃがみながら掻い潜り、出口に向かって走り続けた。そして、後から彼女も怜を追い駆けて迫って来る。後ろを振り返っている暇は無い、捕まったらおしまいだと怜は察しながら走っていたが、若干彼女の方が速く、手が怜の背中に触れてしまう。しかし、怜も必死になって出口まで辿り着き、扉を勢い良く開けながら脱出した。
「眠りを……」
背後から彼女の声が聞こえたと同時に怜の視界はホワイトアウトした。
「はっ……!」
眠りから一気に現実へと引き戻したのか、勢い良く目を開けた怜。辺りを見渡すと見慣れた自分の部屋の光景が目の前に広がる。何とか夢から醒めて良かったと思ったと同時にあれは一体何だったのだろうと考えていたのも束の間。突如として急激な痛みが身体中に走る。
「うぅっ……!」
何か刃物で切り付けられた様な感触が肌に伝わる。痛みが出た箇所を見ようとすると、右肩に青い刺青がゾワッと浮き上がったのが見えた。それは屋敷を徘徊していた刺青の女の身体に刻まれていたモノと同一のものだった。
「怜、大丈夫か?声が聞こえたから何かあったんじゃないかと思ったんだけど」
怜の様子を見に来たのか健司が怜の部屋に入って行く。彼に心配されたくないのか無理して何事も無かった感じに怜は振る舞った。
「最近ずっと魘されていたみたいだけど」
「大丈夫……嫌な夢を……見ただけだから……」
それでも彼女の不安は残ったまま。背中に浮き上がった青い痣、夢で見た屋敷とそこに居た者達……謎が多く残されたままゆっくりと身体を起こすのであった。
怜を起こしてからいよいよ本編が始まった。ここまでは公式通りの展開だ。次のイベントが起きるまではセックスするなり自由にして過ごせるからな。まあ、眠りの家に囚われている時は普段着着せるが。彼女達の裸体を見て良いのは俺だけだし、露出したまま探索させるというのもちょっと可哀想な気もするのでそこは妥協。ちなみに朝は暮羽と箱に隠れた女でたっぷりと種付けをした。
「おはようございます、怜さん。ご主人様。今日も一日中雨みたいですね……今週は特に仕事は入っていませんから、ゆっくり休んで下さい。」
「ん、了解」
「怜さん、最近働き過ぎです……今朝も魘されていたみたいですし、一昨日の取材の時も……とにかく今週はゆっくりとご主人様とセックスしながら休みましょう」
「うん、分かったわ……」
常識改変の影響で普段は絶対出ない台詞をこうも言ってくれるのは中々興奮する。セックス出来るのは嬉しいが、それは落ち込んでる怜には逆効果な気がするが……ま、良いか。
「あ、そうだ。手紙が届いてました。あの……優雨さん宛なんですけど……」
そう言って深紅ちゃんは手紙を渡す。渡された手紙は螢からの手紙だ。そういや、真冬、螢、優雨は仕事柄オカルト関係繋がりでもあったんだよな……怜は俺の嫁という常識改変を最優先にしていた事もあってかこういう細かい所はすっかり忘れてた。
とりあえずざっくりと中身を拝見したが、概ね公式通りの内容だ。その射影機を取りに旧優雨の部屋となっていたヤリ部屋兼AV撮影現場へと入って行く。押し入れに入っていた小物から射影機を見つけ、試料と射影機を拝借。このタイミングで「眠りの家」に関するフラグが立ち、ついでに夢の中で撮ったフィルムを現像。深紅に預けて調査をして貰う事に。ついでにあの母親と娘に関する情報も少しゲットして後は夜を待つだけ。
「ついでに少し弄っておくか……」
優雨のポジションを俺に向けさせるように催眠を調整しつつ、射影機にも色々と付け加えておいた。次からどうなるのか……少し楽しみだ。
ちなみに夜は相変わらず寝間着姿の怜と可愛い深紅ちゃんの姿に興奮してセックスをして終えた。
「また……この夢……」
朝から夜へと切り替わり、ベッドに入って眠るとまたしてもあの屋敷の中へ入ってしまう。ただの偶然じゃないと判断した怜は手に持った射影機で辺りを警戒しつつ奥へと進む。
「あれ……こんな機能付いてたかしら?それに他のも……」
それぞれカメラを強化する機能のパーツとレンズ、そしてフィルムが何故か怜の懐に入っていた。強化パーツには「淫」と「妊」の文字。レンズは「乳」「絶」「孕」などの強化レンズが幾つも入っており、フィルムも07.21式だとか85.85式フィルムだとか色んなのが入っていた。ちなみにフィルムは無限。
ここまで露骨だと分かりやすく、怜もそれを察してか舌を舐めずり回しながらも再び探索を始める。探索を始めて早々に先程見つけた怯えた女性を発見。声を掛ける暇もなく何処かへと消えたので追いかけつつも寄り道も少し。
「早速これで試してみようかしら……♡」
囲炉裏のある広間で母親の娘―――もとい「葛原梢」を発見。そこでフィルムやら強化カメラやらを取り付けながらフェイタルフレームを狙うと梢は大きく仰け反った後にぺたんと座り込む。
―――じわぁ……♡
「ひぅっ……♡ な、何これ……身体、どうなって……うひぃっ♡」
「あ~ら……♡ どうやら効果抜群だったようね♡ ほら、私を怒らせた罰よ!」
―――パシャッ!パシャッ!
「ひぐぅっ♡ うぐぅっ♡」
除霊の辛さとは違って気持ち良さにイキ狂ってしまう梢。何度も延々と撮られては快楽が蓄積し、限界が来ると絶頂しながら何処かへと消えて行った。
「へぇ……中々悪くないわね♡ これでご主人様の元に送られたら最高なんだけどね♡」
これならどんな女でも射影機でイカせる事が出来る。射影機がここまで魔改造されたと作った張本人が知れば卒倒するのは間違い無さそうだ。次々と目当ての女のエロい姿を撮れると確信した怜は少し楽しみながらも怯えた女性の後を追うのであった。
ついに射影機がエロ魔改造されてしまい、これからは主人公にセックスする前にカメラで身体を動かされるハメに……(ゲス顔)
ちなみに07.21式とかのエロフィルムとエロレンズ系のダメージは除霊ではなく、メタルギア3のスタミナキルみたいなモノだと把握してくれればOKです。