けど、逆に言えば夢の中だからどんな事でもやりたい放題だから、あの手この手で色々と改変し放題と考えればまだ楽なのだろうか……?
あの逃げた女性を追って、次々と部屋に移動し続けること数分。階段のある廊下で彼女が逃げた先まで辿り着いたが、扉の前には結界が。ここは射影機の力を借りてヒントを撮影し、目的地までは自力で進む事に。撮影した写真からは階段の下の廊下に何か青白いのが写っていた。恐らくこの近場であるのは確かなので探してみると、お目当てとされる場所を発見。そこを射影機で構えると屋敷の宮大工らしき者が揺られながら立っていたのでそこで1枚。撮ると結界が燃え、あの扉の奥へ進める様になった。
さて戻ろうとしたのだが、その曲がり角から例の母親―――もとい「葛原蒔枝」と遭遇。怜を見た途端、またしても怜に向かって襲い掛かろうとしていた。
「来たわね未亡人……さっきの仕返しも兼ねてその身体をご主人様に捧げて貰うわよ!」
女専用のフィルムとレンズをセットし、射影機を構えながらゆっくりと来る彼女に向かってタイミングを合わせてフェイタルフレーム。連続ヒットの快楽攻めで一気に気持ち良さがダイレクトに伝わり始める。
「はぁ……はぁ……な、何なの……これは……♡」
「随分と厭らしい顔してるのね。もしかして、旦那さんを亡くしてから性欲が溜まってたんじゃない……?ほら、こうしたかったんでしょ……♡」
ガシッと蒔枝の背後に回りながら胸を揉んだりマンコをくちゅくちゅ♡と攻める怜。蒔枝は抵抗出来ずに喘ぎ声を出しながらマン汁をドロッドロに漏らして着物を濡らし、トドメに高速の手マン攻めで絶頂しながらイッた。
「あっ……ああっ……うっ……うぁっ……んあっ……♡」
「中々素質を持ってるわね……♡ もし興味があったら私達の所に来なさい。貴女の疼きをご主人様が静めてくれるかもしれないわよ♡」
誘惑の言葉に蒔枝はコクリと頷きながらもスッと消え去った。それから封印が消えた扉を開け、逃げた女性の元へと進む。相変わらず女性は蹲ったまま怯えている感じで声を掛けても何も反応しない。ただ、足元に何か落ちていたので拾い上げると、彼女のモノと思われる焼け焦げたパスポートの紙片があった。辛うじて名前が判別したので撤収しようとした時、またしても背後から彼女が何かブツブツと呟く声が聞こえた。私を起こしてだの、私は悪くないだの、何を言ってるのか分からない状況だった。
そして、再び目が覚めて起き上がる怜。起き上がりと同時に刺青が侵食をし始め、右肩辺りにその痕を浮かび上がらせながらも直ぐにパッと消えたのであった。こんなのが一体何時まで続くのかと不安になりながらもリビングに降りる怜。すると電話が鳴り響き、怜は受話器を取った。
「はい、黒澤ですけど」
『あ、怜さん。おはようございます』
声の主は深紅であった。深紅は昨日頼まれた写真についての情報を怜に教えるべく電話で伝えて来たそうだ。
『あの写真の女性なんですが、名前と居場所が分かりました。「瀧川吉乃」さん。先月に起きた飛行機事故で一人だけ救助された女性です。何処かで聞いた事あると思って編集部の人に聞いたら教えてくれました。まだ入院されている様です。場所を言いますね』
と、深紅の言葉から告げられた瀧川吉乃の名前。あの時見たパスポートの名前と同じだった事に怜は目を見開いたまま固まっていた。彼女はあの事故以来ずっと目が覚めないまま眠っているという事らしく、深紅が教えてくれた病院に向かって彼女の様子を見た。怜が瀧川の側まで近寄ると、彼女の身体から刺青がズズズと蝕む。直後、パッと目を開いて目覚めた様子に怜は驚き、急いでナースか誰かを呼ぼうとしたのだが―――
「戻りたくない……」
彼女のその声が後ろから聞こえた。ゆっくりと振り向くと、彼女の姿はもう無くなっていた。何処に消えたのか探そうとベッドの掛け布団を捲ると、そこには人の形をした煤だけが残っていたのだった。
今起きた出来事に怜は何も考えられないまま帰宅し、シャワーを浴びてからベッドへと入り込んだ。そして、またあの夢を見る。あの場所に向かえば何か起きているのかもしれないと思い、怜は即座に行動した。
「あれは……?」
階段を登り終わった時、封印が解除されたあの部屋に入ろうとする謎の影が3つ。後を追って中に入るが、誰もいない。それ所か瀧川の姿も見当たらない。然り気無く若干開いている押し入れの中を覗いても居る気配は無く、もう居ないのかと思った矢先―――
「はっ……!?」
辺りを見渡した時に蹲っている瀧川の姿が。一体何時からそこに居たのか。いきなり現れた彼女に肝が冷えそうになるものの、彼女に近付いて話そうと試みる。
「来ないで!」
だが、彼女からは明確な拒絶が見受けられた。しかも、それだけじゃなく怜の背後にはさっき見た影の集団が。それに反応した怜はすぐにそこから離れ、射影機を除霊用に切り替えてから影の集団を殲滅する。相手は多いものの、体力はそこまで多くないのでさっくりと除霊する事が出来た。影が消え失せると瀧川が立ち上がるが、今度は彼女までもが怜に襲い掛かって来る。だが、それも冷静に対処しながら彼女にダメージを与え、最後は何かを呟きながら消え去って行った。
これで一安心し元に戻ろうとした瞬間、さっき除霊したばかりの瀧川が目の前に現れ、怜の腕に掴み掛かろうとした。その反動で怜は夢から覚めたのだが、腕に何か触れている感触があり、それをじっと見ると……。
「………!?」
なんと、あの瀧川吉乃が怜の家にまでやって来たのである。しかし、腕に触れただけで次の瞬間には瀧川の姿は消えていた。そして……。
「うっ……ぐぅっ……!」
またしても怜に痛みが走る。今度は右腕に侵食し、辛うじて見える位置までハッキリとその姿を捉える事が出来た。それは間違いなくあの刺青と同じ模様であった事を示していた。そして、リビングに居た深紅から瀧川の日記を受け取る。日記の内容は事故で家族や知り合いを失った悲しみとあの屋敷の事、更には刺青についての事も書かれていた。瀧川も怜と同じ刺青である事からこれも偶然ではないと判明。しかし、その条件が何なのかは未だ不明のままだった。
その日は特にこれと言った様子は無いまま夜を迎えた。しかし、この日を境に眠りの家に居た幽霊が家のあちこちに出現する様になった。今はまだ数は少ないが、いずれ日を追う毎に幽霊も次々と現れて来るのだろう。それまでにあの刺青についての真相を明らかにしないといけない。その為にもあの夢の中へと入って行く。
眠りに入って起き上がると、そこは瀧川が居た場所だった。何故ここなのかはさっぱり分からないが、とにかく先へ行こうとしたら足元に鍵が落ちていたのを見つけた。角立て井筒の模様が刻まれた鍵だが、それと同じ模様が入った扉を探すべく先へ進む。曲がり角でまたもや瀧川が現れたが、ちゃちゃっと片付けて部屋を後にする。
すると、廊下の一番奥の方に降りていく人影が見えた。あの人影が向かった方向は封印を解除する時に見た場所で、その先と同じ扉があるのではないかと判断。当然見つけた先にあった扉はさっき拾った鍵にピッタリと合わさり、次の未探索エリアへと足を運んだ。その途中で人形の染みが幾つも出来ている不気味な廊下を通り抜けた先にはあの光景が待ち構えていた。
「この場所は……あの時の……」
最初に見たであろう屋敷の中に墓石が並んでいた光景。記憶通りならあの扉の先に何かある筈。そう確信して進んだのは良かったが、扉にはまたしても鍵が。仕方無いので何処かに落ちていないか探そうと来た道を逆走したが、人型の染みがある廊下で壁から宮大工がいきなり出て来て掴み掛かろうとした。ついでにもう一人の宮大工もサラッと出て来る。
「何で壁から出て来るのよ!?心臓に悪いわね……!」
あんなの予測出来る訳ないと鬱憤晴らしも込めて射影機を構え、二人纏めて撃破する。二人を撃破した足元に何か小さい石が落ちていたが、その石には漢数字の「一」が刻まれていた。
「何かしらこれ……何処かに使う用途あるのかしら……?」
あまりにも特殊過ぎるので今は懐に仕舞っておいたが、逆走して数分後……。
「あ、ここで使うのね!」
さっき拾った石の使い所が判明。怜が向かったのは階段廊下の更に一番上へと進むルートに先程の石が使われていた扉を見つけたのだ。しかも、鍵代わりとなっていたのか扉に固定されていた石が1つだけ欠けていて、丁度拾った石がピッタリと嵌まった。後は開錠する為に簡単なパズルを解いて扉を潜る。通った先はあのロの字型の空間があった屋根の上辺りだった。そこから辺りを見渡すと、なんと向かい側に扉らしきものが。その位置は丁度今ここにいる高さと同じ位置で、緩やかな瓦が敷き詰められている。
「まさか、ここを渡れって言うの……?」
そう言えば鍵の掛かった扉を調べてから逆走した時、屋根の上を歩いている幽霊いたなー……と思い返していたが、まさか本当に渡って行ったとは考えないだろう。瓦が急斜面みたいになっていたらアウトだが、そもそも雪が降っているこの状況でわざわざ渡ろうとする精神もおかしい。例え瓦が緩やかな形で作られていたとしても、雪で滑って落ちたら一環の終わりだ。でも、進まなければいけないのも事実。
もう半ばやけくそで怜は覚悟を決めてゆっくりと瓦の道を進み、何とか滑らずに向かいの扉まで到着。中に入って狭い倉庫らしき空間で襖を退かしたりして探すと「向かい橘の鍵」を発見。ついでにまたしても現れた宮大工もササッと除霊し、さっきの鍵の掛かった扉まで一直線。鍵を開けて入ると、また優雨の幻を見るのだが、そこでまたしても目が覚めた。
当然、背中に浮き上がった刺青もまた少し進み、今度は背中中央辺りまで蝕み始めるのであった。
刺青はそれぞれの章が短い分、やたらと多いんだよね……13まであったっけ?とにかく書いてる作者自身がここまで三連続でノーエッチでつまんない移動シーン書くのも飽きてはメンタル的にぶっ壊れそうになり始めたので、次回と次次回はガッツリエロの方を書きたいと思います。ついでに怜から健司に一時的にバトンタッチ。お楽しみに。
所で、刺青やった人に聞きたいが……あの彷徨う母娘って怜の家でも浮遊霊として出なかったっけ?なんか実機でやってたらフツーに出た記憶があった気がするんだけど……どうなんだろうか。攻略サイト見ても何も記載されてなかったし。それとも超特急乳母車セガールババアの方だったかな。10年経ってるからもう分からん(白目)