「真澄、なにかあった?」
裕樹父が帰った後、夕食が終わると僕の父は少し怪訝そうに母に尋ねた。
母はあの後しばらく泣いていたが、買い物に出かけていた父と妹が帰ってくる前には泣き止み、僕ら家族の前では気丈にふるまっていたが……。
さすがは夫婦というべきか、父には何か感づかれたようだった。
「……なんにもないよ。……でも、ちょっと疲れてるのかも。ごめんね、心配させちゃって」
母は一瞬言葉に詰まったが、すぐに笑顔になり父を安心させるように答えた。
母は裕樹父とのことは家族には隠し通すつもりなのだろうか?
1か月、裕樹父のものとして過ごせば母が犯されている動画は消してもらえる。
しかし、裕樹父が約束を守るだろうか……。
「疲れてるなら今日の家事とか俺やるよ。いつもやってもらって悪いし」
「ほんと? ……じゃあ、お願いしちゃおうかな、ありがとうね、パパ」
「とりあえずお風呂でも入ってきなよ。洗い物やっとく」
父の言葉に微笑むと、母は礼を言って浴室へと向かった。
……どうしてこんなことに。
真澄は浴槽の中で膝を抱え、あてもなく物思いに耽っていた。
思えば夏祭りの翌日、上下の下着をつけずに自宅のソファで眠っていた時から当然違和感はあった。
あの日は珍しくお酒を多めに飲んでしまい、記憶もおぼろげにしかない。
たしか、お手洗いに行こうとしたときに、足元がおぼつかなかった私を、他のママたちが心配してくれたのだ。誰かついていったほうが良いということになり、あの佐藤という男の人が立候補した。
その後の記憶はない。だが、さっき見せられた動画からすると私は……
「うっ……」
真澄は吐き気を覚え口を手で押さえる。
張られたお湯がちゃぷんと音を立てた。
大きな乳房がお湯に浮いている。
……揉まれた。それだけではない。吸われたし弄られた。
まるであの人の所有物かのように揉みしだかれ、乳首を摘ままれ辱められた。
真澄は気が強い女性ではない。むしろ目立つことが苦手な性格だが、清楚な外見と男好きのする身体のため、学生時代や独身時代に彼女にアプローチをかける男性は多かった。
そんな中でも真澄は情欲に溺れたりせず、真摯な付き合いを続けてきた。
真澄にとっては望まぬ性的行為を受けたのは今回が初めてだ。
しかも昔とは違い、今は家庭がある。
夫がいて、子供が二人いる。夫との間にはもう一人設けようかなんて話もある。
許される訳がないのだ、こんなことは。
赤くなった乳房をいたわるようにボディソープで身体を洗った。
「だめだよ……、言いなりなんかになったら……」
真澄の弱々しい声は空しく浴室にこだましていく。
1か月はまだ始まったばかりだ。
その日、母は早々にベッドに向かった。
父も妹も疲れている母を気遣ってか特に何も言わずに家事を分担した。
「よし、終わり! 晴人も由香も手伝ってくれてありがとうな。はい、ご褒美のアイス」
三人で洗濯物を畳み終わると、父は僕と妹にアイスをくれた。
「わーい、由香イチゴ味! お兄ちゃんはチョコで、パパはバニラ!」
妹の由香は大喜びでアイスを受け取りさっそくふたを開ける。
僕も受け取り父に礼を言う。
「ママには内緒だぞ」
「うん! でもママ今日元気なかったね。私たちが帰ってきてからだよね……、あ~わかった! お兄ちゃんママにひどいことしたでしょ!」
「ち、違うよ。そんなことするわけないだろ」
由香の言葉に少し慌てて反論するも、由香は疑わし気にこちらを見てくる。
「晴人、本当か? 何か知ってることないか?」
「いや、本当に知らないって……。僕も急に元気なくなったからびっくりしたし……」
「そうか……やっぱり疲れてるのかもな。よし、二人とも明日からもママの手伝いしてあげるんだぞ」
「うん、わかった!」
どうしよう、裕樹父のことを言うべきだろうか? でも僕が言ったことで母に迷惑が掛からないだろうか……。
そんなことを思っていると、父と由香はさっさと眠りに行ってしまった。
仕方ないので僕も自分の部屋に向かう。
だが、ベッドに入ってもなかなか寝付けなかった。思い出すのは夏祭りの日、意識のない母を犯していた裕樹父のこと、今日うちにやってきて母を脅しその身体を弄んで楽しんだ裕樹父の姿……。そして、これから裕樹父にされるがままになる母の想像……。
思わず股間が熱くなる。僕は興奮しているのだろうか?
友達の父に犯される母の姿に。
14年間自慢の母だった。
周りの人を知らず知らずのうちに笑顔にする太陽のような僕の母、真澄。
ふと、自分の部屋を出て両親の寝室に向かう。
二つ並んだベットには母だけが眠っていた。
気を使った父が一人にしようと、妹の部屋で眠っているためだ。
ベッドに横たわる母は息子の僕から見ても綺麗だ。
こっそりと母のベッドにもぐりこむ。
すると、起きていたのか母が僕に小さい声で声をかけた。
「どうしたの、晴人」
「ううん、なんでもないけど……、今日お母さん大丈夫だったの? そのあの時」
少し焦ったが、平静を装い尋ねた。
「……大丈夫だよ、裕樹くんのお父さんあの後すぐ帰ったでしょ? 夏祭りに日にお母さんがちょっと失敗したのを助けてもらっちゃって、それで……その時のことのお話しただけだから。……晴人にはお母さんの失敗とか恥ずかしいところ聞かせたくなくて部屋に行ってもらっただけだから」
「そっか、なら……良かった」
もちろんそんなわけないってことはわかっている。僕はリビングで行われていた行為を一部始終見ていたのだから。
だが、こんなに弱っている母にさらに追い打ちを掛けたくない。
「うん、ありがとね晴人。お父さんと由香にもお礼言わないと」
そう言うと母は少しすっきりしたのか目を閉じ、やがてゆっくりと寝息を立て始めた。
僕は母が眠ったことを確認すると、起こさないようにベットから抜け出し母のクローゼットを開けた。
母のお気に入りのサマーニットやYシャツなどをかき分け、引き出しを開ける。
あった。母の下着だ。
ブラジャーを一つ取り出し手に取り確認する。
刺繍の入った青いブラだ。
タグにはF70とある。
裕樹父に言っていた通りFカップらしい。
バストトップは92。ほとんどGカップだ。
大きなカップからは甘いにおいがして、思わず頭がくらくらする。
おそろいのパンツには前に黒い小さなリボンが付いておりなんだか可愛らしい。
股間部分には少し染みがあり、そこからは何とも言えない匂いがした。
母の下着は夏祭りの日にみたピンクのもの、今日身につけていた黒いレースのもの。
そしてこの青のもの。他にも白や水色など淡い色が多いようだ。
赤や紫などといった派手なものは全くない。
唯一黒は少し大人っぽくセクシーだろうか。
僕は母の寝室を出て、洗面所へと向かった。
そして洗濯機の中から今日付けていた黒いブラジャーとパンツを引っ張り出して匂いを嗅いでみる。
クローゼットの中のものよりも濃い生々しいにおいが鼻をつく。
股間の熱さが抑えられなくなり気づけば衝動のままに自慰を始めた。
チンコをしごき快感にただうめく。
激しく上下運動をしながら母のパンツをチンコに巻き付ける。
「あっ……!!――はぁっ…はぁっ……」
びくびくと身体が震え絶頂を迎えた。
全身を駆け抜ける射精感に朦朧としながら、黒い大人っぽいパンツも前にリボンが付いてるんだななんて考えた。
母のパンツは僕の精液でぐしょぐしょに濡れ生臭い匂いを放っている。
僕はよろよろとそれを洗濯機の中に放り込み自室へと戻りそのまま眠った。