ある日、母は朝食の後に学生時代の友達と会う約束があると言い、午前中から出かけた。
父は最近元気がないからいい気分転換になるだろうと特に気に留めていないようだったが、僕には察しがついた。
母は裕樹父に呼び出されたのだろう。
僕は父に遊びに行くと言い、気づかれないように母の後を追った。
母は周りを気にしながら、予想通り佐藤という表札の家に入っていく。
間違えない、裕樹の家だ。
どうにかして中を覗けないだろうか……?
そんなふうに考えていると、家の裏庭に見知った姿を見つけた。
おとなしそうな背の低い少年、裕樹だ。
「晴人くん……? 僕の家の前で何してるの?」
裕樹は怪訝そうな顔で尋ねる。もっともな質問だ。
「実は……」
僕は母が裕樹の家にいること、もしかしたら裕樹父にひどいことをされているかもしれないことをかいつまんで説明した。
聞くところによると、裕樹も今日は一日外で遊べと裕樹父に家から放り出されていたらしい。
「じゃあ、裏口があるからそこから入って二人を監視しよう」
裕樹は少し楽しそうに提案した。
どうやらスパイごっこのようなものだと考えているみたいだ。
家の中で行われていることはきっと性的な行為だ。母の痴態を裕樹に見せるというのは面白くないが、ここで立ち往生していても始まらない。
僕は裕樹と一緒に裏口から侵入することにした。
裕樹の家は一般的な民家とでもいうべき家で、親子二人で住むには少し大きすぎる気もした。
家の中からはかすかに声が聞こえる。二人でその声を辿り足を進めていくと……
「ああっ! いやっ! いやぁっ!」
母の嬌声だ。
裕樹と顔を見合わせる。
裕樹は脅えながらも、ばれないようにそろそろと声のする部屋へ近づく。
ちょうど僕ら二人が隠れれられそうな箪笥があった。勇気と目配せをし、そこに身を隠す。
「うぅ……、すごいですよ、真澄さん……、真澄さんの膣内、あったかくて、ぐしょぐしょで……、僕のを咥え込んで……」
「あぐぅっ……、そんな激しくっ、んっ……! ああっ!」
それは衝撃的な光景だった。
母は後ろ手に縛られ、ベッドに仰向けに押し倒されている。
そしてその上から裕樹父がかぶさるように抱き着き、母の大事なところにチンコをねじ込んでいた。
母は上半身は下着を上に捲られ胸は完全に露出、スカートも脱がされており、裕樹父が腰を動かすたびにその大きな乳房がぷるんぷるんと重そうに揺れている。
母さんは裕樹父から逃げようともがいているが、後ろ手に縛られているうえに組み伏せられていては無駄な抵抗のようだった。
裕樹父はまるで本能に突き動かされるかのように母の股間に腰を振っており、そのたびにぐちゅぐちゅという淫靡な音が響いていた。
そして、腰を振りながら母の乳首を摘まみ、くりくりと指で弄っている。
「あ、ああっ! そんなに強く弄ったら……! んっ♡」
「どうなるんですか? 真澄さん」
「んぅっ! だ、だめ、いえないっ……! 言えないそんなことっ……」
「言わないと……」
裕樹父は覆いかぶさった母の唇に自分の涎を垂らし、飲ませようとする。
そして両手で母の両方の乳首をしごくように上下に引き伸ばした。
「ああぁぁぁっ♡♡ だめ、それ、だめっ! 乳首、伸びちゃうっ……! だめ、気持ちいいっ!気持ちいいの!」
「うっ、真澄さん締め付けが強くなりましたね……、あ、もう限界、出します……!」
「いやぁ! 膣内は、膣内はだめ! 抜いて、抜いてくださいっ……! やだ、やだやだやだっ!」
少女のように首をふろながら嫌がる母をよそに裕樹父はびくびくと痙攣し、母の膣内に射精した。その後もすぐに抜きはせず、まるで1滴残らず母に流し込むようにじっくりと腰を動かしていた。
「ひどい……膣内はやめてって言ったのに……ぐすっ……」
涙をこぼす母に裕樹父は満足そうに母の膣内から陰茎を抜き拘束していた腕を解放して頭を撫でた。
「でも、僕の言いなり奴隷になる言う約束でしょう?」
「だからって……こんなこと……」
「まあ、もう済んだことはいいじゃないですか。それよりもほら、次の仕事ですよ」
裕樹父は母の顔の前に精液に汚れたチンコを差し出す。
「……ぅ」
母は屈辱に顔を真っ赤にしながらも裕樹父のチンコを咥えた。
半分ほど口の中に咥え込み、しゃぶるように精液をなめとっていく。
「そうそう、上手ですよ……、真澄さん、旦那さんにもこんなことしてあげるんですか?」
「ひ、ひまへんっ……!」
母は舌で愛撫するかのように裕樹父の亀頭まで丹念に舐め、卑猥な水音を響かせながら綺麗にしていった。
「うぇ……んっ」
母がなめとった精液を手に吐き出そうとすると、裕樹父がすかさず母の口を手で塞ぎ、鼻も抑えた。
「んぐっ!? おえっ……ごふっ、げほっげほ!」
母は呼吸をするために裕樹父の精液を飲み込むしかなく涙目になりながら喉を鳴らした。
「ん……ふぅ……うぐ…んっんっ……、はあっ……はあっ……」
「よくできました」
裕樹父はまるでご褒美とでも言うように母の乳首に吸い付き、勃起した先端を癒すように舐めあげた。
「んっ……、やめて、ください……」
「本当は気持ちいいくせに。とりあえず今日付けてきた下着没収しますからね」
そういって裕樹父は母の首のあたりでくしゃくしゃになっているブラジャーと床に脱ぎ散らかされたパンツを回収し大事そうに匂いを嗅いだ。
「……帰ります」
母は力なくそう呟いた。
「真澄さんいいんですか? そんな匂いさせながら帰ったら家族にバレてしまいますよ? どうぞシャワーくらい浴びて行ってください」
母は今すぐにでも帰りたそうだったが、裕樹父の言うことが正しいと認めざるを得ないようだった。
「どうぞ、喉も乾いたでしょう」
裕樹父はそう言い母にグラスに入った水を差し出す。
母はうつむきながらそれを受け取るとごくごくと飲み干した。
僕と裕樹はどちらともなくその場から逃げようと歩き出す。
二人とも今見たことの衝撃で口がきけなくなっていた。
それから裕樹とは何も言わずに別れ僕は足早に家に帰った。
母が帰ってきたのは、夕方になってからだった。
あの後もずっと裕樹父に犯され身体を好きにされていたのだろう。
それでも母は家族の前では明るく振舞い続けた。
一か月はまだ終わらない。