山の手線の発着範囲は短い、電車を逃しても一分程待てば次がすぐ来る、二人が電車に乗るとギュウギュウでは無かったが座席は埋まっており俺達は立ち乗りになった。
駅が次々と過ぎてゆく流石に不安になったのか、彼女は「何処まで行くの?」と聞いて来た、しかし、俺は次の駅で降りるつもりだったので微笑みで返した。
<渋谷、渋谷、お乗り換えは・・・。>電車内にアナウンスが響いた、「渋谷って、あなたの行動範囲、何処まであるの?」彼女は呆れて俺を問い詰めた。
「池袋を起点に山手線沿いを開拓しただけさ、上野方面は年寄り臭くて性に合わなかったから新宿、渋谷、若者の街を散策していただけだよ。」と説明した。
本当は上野の博物館・美術館もテリトリーだったが今はそちらの分野は立ち入らない事に決めていた。
渋谷の街に降りた俺達は東急ハンズを目指した、今で言うDIYの発祥の地である。
彼女はビルに入ると直ぐ「世界堂」に似たものを感じると言った、さすがにマンガ描きである。
しかし、ここは画材・文具だけで無く木工、アクセサリーからステンドグラス、陶芸その他ありとあらゆるDIYの材料から特殊工具まで手に入る稀有な店だった。
俺は木工品の”デコパージュ”を買うために来たのだが、彼女を遠くにいくまいと目を離してしまった。
会計を済ませ品物を受取って辺りを見ると彼女が居ない、しまったと思ったが後の祭りで結局一階から最上階まで捜す羽目になってしまった。
結局彼女はステンドグラスやガラス吹きを実演するコーナーで捕まっていた。
俺達、化学屋は実験のため自分でもガラス加工を出来る様にならざるを得ない、だから自分のガラス加工の技術向上に興味があるのは当然でもあった。
”ちびた鉛筆”と言う言葉がある、使い古してこれ以上短く出来ない位使い込んだ鉛筆の事だ。 しかし俺達の研究室には”ちびた試験管”と言う言葉があった。
これは落としたりして上の開口部が壊れたが底の封入部は無事で液体を入れる事が出来る場合、割れた部分を取り除きバーナーで炙って開口部の縁を丸める、こうすると割れた試験管は
再び使える様になるが長さが減って”ちびた試験管”になってしまうのだ。 試験管位新しい物を買えば良いのだが研究室の予算は非常に厳しくそれは許されなかった。
何はともあれ彼女を確保した俺は帰宅するため駅に向かって歩き始めた。
すると彼女が「おなかすいた。」とぐずり始めた。
本来の予定では池袋に戻ってから東武のレストラン街食事でをするつもりだったが"姫"の御所望ではしょうがない。俺は少し戻ってPARCO(渋谷本店)に入った。
またPARCO~?と言う顔を彼女はしていたが一応文句を言わずついて来てくれた。
レストラン街に着くと俺は洋食も和食もすっ飛ばして焼き肉屋を選んだ。
一番初めステーキで複雑な想いを味わった彼女は難色を示したが店の外から見えるお客の様子から普通に食べればよい、事をを理解して店に入った。
満足した俺達は帰宅するために池袋の駅地下を歩いていたが、「甘い物、なんか食べたくない?」今度は俺が粉を振った。
「いいの、大丈夫?」さすがに彼女は俺の懐具合を心配していた。
池袋ではPARCOで昼食を摂っている、だったらデザートは東武だ。
俺の行きつけの甘物屋は和洋中揃っていたが珍しさも手伝って結局トルコ・アイスを食べさせる店を選んだ。
池袋から鶴ヶ島まで約一時間、幸い着席出来た俺達は仲良く並んで座って会話を楽しんでいたが一日歩き通しだった疲れがどっと出て二人は何時の間にか仲良く舟を漕いでいた。
川越と川越市の間の線路区間はやたら短い長年東上線を利用して来た俺は川越市を発車した振動で目を覚ました。
次は鶴ヶ島、俺の最寄駅である、本心では再び彼女の身体を貪るつもりだったが、一応彼女を起こして一緒に来るかどうか訊ねた。
彼女は俺の胸に顔を埋め、「そんな事、聞かないで。」と小さく応えた。
俺は颯爽とした気分で彼女を左腕に止まらせたまま改札を通り抜け駅前広場に出たが時計を見るとまだ八時になって居なかった。
八時前だと下宿の他の住人、悪くすれば大家やその家族に出会う可能性があった。
そこで俺は普段は絶対に使わない裏道を通って下宿に戻った。
今度は下宿の廊下や娯楽室、二階へ上がる階段(一度使ったが)二階の廊下と彼女を通過させなければならない危険が一杯あった。
一階の廊下や娯楽室に居る人間の脅威は低い、前に述べた通り二階へ上がるためには一端ガラス戸を開いて外のスノコ通路に出る必要がある、だから人の接近は直ぐに感知出来、彼女を隠すのは容易だ、だが二階に上がる階段と二階の廊下が問題だった、ここで人と鉢合わせしてしまえば逃げようが無い、そこで俺は一計を案じた。
まず俺だけが彼女の荷物と外套を持って自分の部屋に入る、その時各部屋の在宅状況を調べておく、安全が確認されたら階段下で待機している彼女に合図を送ってまず階段上まで次に俺の部屋までゆっくりと足音を忍ばせて進ませる。
どうしてこんな手順にしたかと言うと俺の下宿の廊下が音が筒抜けで下宿の住人だったら二階の廊下を誰が歩いているのか、特定出来るのである。
だから荷物や外套を外し少しでも体重を減らせば音は小さくなる、更にスタスタ歩くとたちまち音が響くのでゆっくりと忍び足で歩ませたのだ。(大家は全員の足音を覚えていた、違う足音がすれば…である。)
部屋に入り入口の扉に鍵を掛けると二人は抱き合って侵入の成功を祝った。
ここから後はほぼ前日通りの展開である。
まず一戦交えた後、俺達は火照った身体を掛布団の上に伸ばし冷やしていた。
「今日は色々有難う、こんな楽しい思いした事なかったわ。美味しい物も一杯食べれたし言う事ないわ。」何時になく殊勝な態度の彼女に俺は感じる物があった。
彼女は枕元の小さ目のバックに手を伸ばし中から新聞紙に来るまれた棒状の物を取出した。
新聞紙を取り去ると一端が細く、一端が太い、薄いピンク色をしたガラス棒?の様なものだった。
「これ何に使うか分かる?」彼女は長さ15cm位のそれを細い、鈍く尖った一端に左人指し指を当て、ニンジンの様に太った一端に右人指し指を当て二本の指でそれを挟むと二人の
目の高さで固定しその棒?越しに俺を見る目は悪戯っぽく笑っていた。
「これで私練習するの、上手く出来る様になったら、今度はあなたが使って。」
おいおい、これはアナル(訓練)棒か?
確かに徐々に太くなってアナルを無理なく広げる事が出来る、しかしこんな物どうやって手に入れたんだ?
俺が彼女の方を盗み見ると「あのガラス細工のお店で手に入れたの。 本当は香水瓶になるはずだったんだけど上手く行かなくて捨てられるところだったのを安く手にいれたの。」
これは黙ってちゃいけないと思い俺は彼女に未完成品の危険性を説明した。
未完成品、特にガラス製品の未完成品には注意が必要である、焼き鈍しが不十分ないしは全くしていない恐れがあるからだ。
特に彼女の様に自分の身体の内に入れるとなるとその危険性は深刻なものになる、突然割れて鋭い破片を撒き散らす可能性があるのだ。
気持ち良く局部に突き立てて楽しんでいる時、それが突然割れる事など考えたくもない。
命には別条無いだろうが社会的な信用度は確実に下落する、場合によっては大学も追われるかもしれない。
そうした事を伝えても彼女は薄ピンクに輝く妖しい瓶を手放そうとはしない、魅入られたとしか思えなかった。
このまま持たせて置くと必ず使いたくなる…そうした怖れを抱いた俺はその瓶の表面全体にセロハンテープを三重に巻き付けた、これで仮にガラス瓶が割れても安全に取り出す事が出来る。 その処置に感激した彼女は早速使ってみたいと言い出した。
直ぐには無理だと俺は言ったが何処までやれるかが問題だと言って聴かなかった。
仕方ないので俺は彼女を四つ這いにし、まず菊座をマッサージした、
円を描く様に、揉みこむ様にマッサージを繰り返すとやがて菊座がほぐれ、直腸内部の色が見え始めた。
俺はゴクリと唾を呑みこみ彼女のアナル棒をゆっくりとそこに沈めようとしたが、素人のアナルは硬く以前入れた俺の人差し指以上は入らなかった。
今度は感染予防のため、マーガリンをアナルに塗り付けて潤滑剤としたがなかなかそれ以上は入らず、俺はここらで打ち切ろうとしたが彼女は「前後に動かしてみて。」
「すりこ木の様に動かして」と盛んに注文を付けて来る。
これは気持ち良いんだなと俺も納得してアナル棒を動かす、棒は徐々にだが彼女のアナルに確実に沈み始め全長の半分まで入ったところでそれは起こった。
俺が恐れていたガラスの破断である。 幸い対策が施してあったので大事には至らなかったものの、彼女の気落ちは最悪だった。
彼女は延々すすり泣く、これはしょうがない、やってみようとおれは彼女のアヌスに俺の男根を入れてみようとした。
アナル棒半分しか拡張されていないのに幾ら俺の男根が標準サイズだと言ってもやはり無理だった。
アナル拡張には指三本入れられればアナル・セックスは可能だと言うがマーガリンを塗りたくっても指三本の挿入はまだ無理だった。
これは時間を掛けてじっくりと拡張する必要がある事を彼女に説明しやっと納得してもらった。
これにはアナル棒の挿入過程、アナル棒の破断、指の数を少しづつ増やす訓練の必要性が実感出来たからに他ならない。
彼女は泣き止んだが今度は積極的に俺の身体を求めだした。
次回いよいよ”