※この作品はR-18です。

R-18の彼方を越えて    作:シャルとグナ

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 ラスト原稿を脱稿します。

結末はありきたりですがこの物語の大部分は真実です。



< 洞持つ君に(ほこらもつきみに) (15)>

 彼女が普通のSEXを求め出してくれたのでこの前、訳が判らないと疑問に思った女体の神秘を探ってみる事にした。

でもいきなりそれをやるのはアナル・セックス未遂事件の後でもある事だし俺は控えるべきだと判断した。

とは言っても探査を諦める気など毛頭ない、俺も探求者の端くれなのだ。

 

 俺は通常通りのSEXと見せかけて彼女の背中から責め始めた、まだ彼女は表からの愛撫に慣れており、後ろから包み込まれる様なSEXは未体験のはずだ。  俺が舌で背骨の部位を上から下(臀部の割れ目)までゆっくりとなぞると彼女は眼を瞑りピクピク痙攣したがこれはまだ快感では無く”くすぐったさ”である事を俺は判っていた。   次に彼女を後ろから抱きしめ、両の掌に彼女の乳房を収め乳首を軽く摘まんだ後力強く乳房全体を揉む、更にソフトタッチで乳首を弄り”落差の魔法”で次第に快楽の坩堝へ彼女を追いやる算段だ。

もう既に彼女の身体は反り返り始めており、彼女の啼泣「あ゛、あ゛」も始まっていた。 やがて頭を振り手繰り「訳が判らなくなる!」と言って上昇して行くのだ。

俺は業と後ろから回した指で彼女のクリトリスの包皮を剝き軽く指の腹で擦ってやった。

普段行われない愛撫に彼女が驚き身を縮めた時、俺は彼女の身体を前に倒し膝立ちであるが顔を布団につけた態勢にし、剝き出しになった彼女の大輪の華を唇と指で存分に愛撫した。

「ああっ、どうしてそんなに上手なの、私狂っちゃう!」彼女は快楽に混乱したセリフを放った。

まだ挿入していないのにかなり燃え上がって俺の腰を跨いで座ると俺の男根を握り自分で膣口を探って挿入した。

俺は驚いた、前のSEXの時、男が女の背後から繋がる後背位を試そうとしたが彼女が痛がったので後背位は彼女の膣口が上付きなので無理と判断、挑戦はやめていた。

しかし、今は自分で自分の膣口に俺の男根を導く事で無理のない挿入が可能となり、彼女は腰を鋭く回すグラインドや腰を前後させる無理のない抽送も可能となり彼女は夢中になって腰を使い、欲望のままに快楽を貪る様は神々しくさえあった。

 後で調べて判った事だが俺は彼女に後背位を試してしくじっていたが茶臼の体位は何とかこなしていた。

茶臼は男女が上半身を起こしつつ、向かい合って結合する体位である。

今回成功した体位は彼女が俺に背を向けて結合する丁度茶臼の反対になる体位なので「逆茶臼」と呼んでいたが有名な「江戸四十八手」では「手懸け」と呼ばれた物に相当するようだ。  

これは本来男が椅子などに座り、そこに女が膣口を男根に合わせて結合する様なのだが男女とも下肢に力が集中し疲れたり足が痺れたりする事が多く体位を変更する時の移行技として使われるものの様だったが、今回俺達が偶然発見した「手懸け」の変形技は男は仰臥しており、女は脛から下を布団に預けており本来の手懸けより負担はずっとすくない、女が自分で自分の快感ポイントを責める事が出来るのも利点だが、男が下から女を突き上げる事で女に不意打ちを掛ける事も出来、技に変化をもたらす事が出来る嬉しい発見だった。

 再び彼女が痙攣を始め、長い髪を振り手繰って絶頂の接近を告げる、この時俺は「しまった!」と思った。

この体位では彼女が漏らす啼泣や絶叫時の叫びを手で塞いでやる事が出来ない!どうしようと俺は狼狽えたがこの問題は彼女自身が解決してくれた。

彼女は俺の腰に跨る格好になっており上半身は完全に起こした状態だったが、彼女は結合したまま、上半身を手繰られて下に折り重なっていた掛布団に顔を埋め啼泣や叫びを封じ込めて見せた。

以前に失敗した後背位の時より結合の角度が急になっており、彼女が苦痛を感じていると思った俺は直ぐ様男根を抜き彼女を介抱した。

荒い息をしながらも彼女は自分の試みが成功した歓びの笑顔を俺にくれた。  しかし俺が射精するまで行為を続けなかった事には不満を持った様だ。

「なぁに、まだまだ頑張れるさ、うんと濃いのを打ち込んでやる!」俺は大分疲労していたので自分の体力回復を狙い、以前中断したままになっていた彼女の秘壺の探索を再開する事に決めた。

 しかし、彼女にその事を知られては失敗する可能性が高い、何しろ掌を全部彼女の膣に収め子宮まで直に触ろうと言う企てだ初めからその内容を話してウンと言う女はいまいと俺は考えた。

 そこで今度は先程の反対、腹と臍の愛撫から始めた、この辺りには性感帯は無いと考える人が多い、しかし、一度燃え立った女の身体は敏感になり指先一本に触ったり、口に含んだりしただけでも快感を感じるものだ。

しかし今回は目標の傍から始める事とした。  

彼女の臍の周りの腹筋の筋に沿ってキスの雨を浴びせ彼女が反応したら今度は臍の中心に舌を入れ直ぐに離す、これを繰り返しているとだんだん彼女の身体が快感を感じ始め、更なる快感を得ようと腰をよじり始める、今度は彼女の股を割り彼女の若草に顔を埋め恥毛を唇で挟んで軽く引っ張ってみる。

だが、まだ彼女の性器やクリトリスには手を出さず彼女の両膝を立たせて左右に力を入れて俺の頭が入るだけ広げる、彼女はいよいよ自分の待っていた快感が与えられる物と考え身体を硬くするが、まだまだ俺の「ほぐし」は終わらない、今度は彼女の膝裏から足の裏に掛けてキスと舌を這わせる、足指を一本づつしゃぶった後はの内側を責めるが決して性器には触れない大淫唇の直ぐ傍までは舌を這わせてもそれより内には入らない、これも落差による快楽の演出である。

目の前に膣口がありその状態を見て彼女の燃え上がり具合を知る事が出来る俺は彼女の長めの小唇淫が再びホグレてだらしなく開いて来ているのを知った。

彼女と初めてSEXした時俺は今の彼女の小淫唇の開き具合を確かめず、もっと閉じた状態のまま男根を挿入しようとして彼女の花びらを巻き込み痛い思いをさせてしまったのだと反省した。

もう小淫唇をいじったり、すすったりしても良い頃合いだ、だが落差の技術はここで彼女の快感の身への働きかけを要求して来た。

クリトリスへの愛撫である。  

クリトリスの鞘を剝き空気に晒すと彼女は次の行為を期待して軽く息を呑む。

人差し指と薬指、二本の指で軽く挟む様にしながらクリトリスの生えている皮膚を上下にこする、彼女が反応したらクリトリスの表面を浮かしていた中指の腹で瞬間的にこする。

彼女が「あっ」と声をあげたら一端、クリトリスへの愛撫は中断し彼女に開き始めた小淫唇を撫で、軽く引張り、片方づつすすって性感を高める。

おっと大事な事を忘れていた、例の封印で触れなかった「蟻の門渡り」にも十分な愛撫が必要だ。

ここはキスと舌以外に親指での押しが効果的だ。クリトリスへの愛撫、小淫唇の愛撫、蟻の門渡りへの愛撫この三か所への愛撫を短時間だが繰り返し行う事によって女体はどんな愛撫も受け入れられる様になる。

これは本で読んだ知識だけでは無く、彼女とSEXしてみて学んだ貴重な経験による結論だ。

彼女は自分の啼泣や絶叫を封じるため掛布団に顔を埋めていたが俺の三か所輪感責めにあって気力・体力を使い果たし荒い息で肩を上下させていたが俺は彼女の腰に手を掛け膝を腹の方に押し上げながら股を大きく割って膣口を曝け出させるとその中央に右人差し指を突き立てた、散々俺の男根を受け入れていた彼女の膣はそれを難なく受け入れ、<なぁに、これ?>と言う感じで余裕すら見せていたが抽送を続ける間に挿入する指を一本づつ増やしついに片手の指を四本挿入する事に成功した。

束にした四本指を俺は自分の男根に見立てて抽送したりグラインドしたりして安定して行為が行えるのを確認すると俺は指を一度彼女の膣道から引き抜き、今度は五本指で指先を蓮の蕾の様に尖らせ彼女の膣口にゆっくりと侵入させた。

今まで俺のなすがまま全ての行為を受け入れていた彼女も大きな衝撃を受けたのであろう、目を見開いて口を大きく開けた。

叫び出すかと思ったがそれ以上の激しい反応は無く、ゆっくりとイヤイヤをする様に頭を横に振った。

大丈夫だと踏んだ俺はゆっくりと彼女の膣道を進んだ。   やがて解剖図的には子宮頚部にあたる部分にまで俺の手は沈んだが段差も何も無く俺の手は子宮内部に侵入したのだろうかと首を捻った。

更に探索を進めると以前の時の様に俺の腕は肘まで彼女の内に呑みこまれていたが彼女は相変わらずリズミカルに頭を振るだけで苦痛は何も感じていない様だった。

 この先も進めてみるかどうか俺は迷った、突然事態が悪化する恐れも零では無かったからだ。

しかし、未知への探求と言う科学者としての欲求は強く、俺は続行を決意した。

 しかし、このまま単純に彼女の内を探るだけでは詰まらない、俺は一度、膣口まで掌を戻し、掌を広げて指をバラバラに動かす愛撫を行った。

そして子宮頚部にあたると思われる部分、俺の腕を肘まで呑みこんだ部分それぞれで指の愛撫を色々のやり方で刺激してみた。

彼女はどの部分でも俺の愛撫に反応して啼泣まで漏らした。  

この異常事態でもしっかりと性感は機能している様だ、これは先に進んでも大丈夫だろう、と俺は判断し自分の腕を彼女の奥深くに進めた。

しかし、俺はその行為を中止せざるを得なくなった、何と俺の腕は彼女の内に肩まで呑みこまれたからである。

人間の両手を広げた時の長さはおおよそ身長に該当する、片腕でも身長の半分、つまり物理的に言えば俺の腕は彼女の膣口を通り彼女の口から外部に出ていなければおかしいのだ。

しかし、現実には俺の掌の周囲にはピッチリと彼女の膣内粘膜が張り付いて捕らえて離さない、これは一体どういう事なのだろうか。

 俺は肩まで彼女に呑みこまれ混乱していた、また先程の肘までの挿入の時と違い、もうこれ以上の潜行は物理的に不可能だったし、彼女を傷つけるかもしれない行為には抵抗があった。

そ~っと彼女の内から腕を抜くと<もう終わり?>とでも言いたげな彼女と眼があった。

俺は”未知に届いた誉”半分、”その未知を解析出来なかった悔しさ”半分で彼女を押し倒すと再び男根を彼女の膣に挿入した。

しかし、挿入して驚いた、まるで飛行船格納庫の内で車をぶっ飛ばしている言うのが適切かどうかは問題だが彼女の膣道は大きく広がってしまって俺を受け入れられなくなっていた。

それでも若かったおれは広がってはいたが膣道の壁面に男根を擦りつけなんとか昇天する事が出来た。  が、しかし、何か、とてつもない不条理な思いが残った。

 とは言え彼女に責任がある訳では無い、俺が一人で突っ走った結果だから彼女に文句は言えなかった。

二人は疲労困憊し、もはや欲望を貪る元気も無く、共に深い眠りへと落ちて言った。

 

この後彼女とは三回位関係を持つ機会があった、 俺はその度に彼女の奥深くを探索したが結局何も判らなかった。

卒業式がやって来た、彼女は矢絣の着物と卒業袴に身を固め、俺には他の卒業生と比べても決して引けを取らない美しさを誇っていた。

二人は卒業式で無人になった建物のホールで唇を交わしお互いの前途を祝った。

そして卒業式が終わり彼女は家が裕福だったので筑波大学の某研究室に研究員として入れたが俺は貧乏人の息子だったので中小企業に就職する事になった。

その時俺は思い切って求婚してみたが、彼女の応えは条件付きだった、「博士号をあなたが取ったら結婚する。」と言う物だ。

落ち着いて考えてみれば「博士号を取ったら…。」なんてやんわりとした拒絶である事にも気が付かない程俺は何時の間にか彼女に夢中になっていた。

手紙の遣り取りには応じてくれていたのでせっせと長文の封書を送り続けた、そして俺が二通手紙を送ると一通、三通送ると一通と言う具合に手紙の遣り取りもだんだん疎遠になり

とうとう幾ら手紙を出しても返事も来ない様になっていた。

 おれは堪らず彼女の下宿を訪ねた、一応機嫌良く迎えてくれた彼女だったが、その口から出た言葉は最悪だった。

「あなたにはもう『あきたの』。」あれだけ工夫し、二人の仲を演出、更に肉体関係でも文句を言わせない自信が俺にはあった。

「あきたって…。」(他の男が出来たって意味か?)と言う言葉を呑みこんで俺は駆ける様に彼女の前から姿を消した。

もしあの「あきた」と言う言葉の意味を知った所で彼女はもう俺の元に帰って来る事は無いのだ。

 俺は帰りの電車の内で自分でも未練たらしいと思いつつ彼女との思いでを反芻していた。

<そういえば彼女の内どうなっているんだろう。 どこか別の世界に通じているみたいだった。>

そこで俺は一つの言葉を思い出した、洞(ほこら)である、神社の社の陰などにある御神体が鎮座ましますところだ。

もしかしたら彼女は特別な存在で神を宿す個所を用意する為に俺の前に現れた洞持つ君(ほこらもつきみ)だったのかもしれない。

だがこの秘密を知っているのは俺だけだ、なにしろこの秘密は彼女も知らない(とても俺は彼女に真実は告げられなかった。)、当然、元カレ達も知らない、実際手を下した俺だけがこの秘密を知っているのだ。

洞持つ君(ほこらもつきみ)に乾杯! 俺は車中で駅で買った缶ビールで祝杯を上げた。

その後何年かして彼女が結婚したと言う事を風の噂に聞いたが俺はもう感情が揺れる事は無かった。

どんな男が彼女の伴侶になろうとも彼女の秘密、彼女が洞持つ君(ほこらもつきみ)である事を知っているのは俺だけなのだ。

 

 

 

 

 

                                〖 洞持つ君(ほこらもつきみ)に・完 〗




 <洞持つ君に(ほこらもつきみに)>は始めはもっと短い話でした。
ですが執筆する内に当時の思い出が波の様に押し寄せ、取捨選択してもこれだけ長い
作品になってしまいました。

馬鹿々々しいと思われる方が大半でしょう。
でも私にとっては青春の一頁として外せないエピソードとして残したくここに記しました。

エンターティナーの一環として楽しんで頂ければ幸いです。
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