どこまでも醜い私は、ある日黒髪の少年を手に入れた 作:布施鉱平
「────あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!♡♡ 」
「・ ・ ・ ・ ・」
シャーラは、目の前で繰り広げられている光景に言葉を失っていた。
いや、言葉だけではなく、思考する力すらも失っていた。
本当の娘のように思っていたマァルと、生まれて初めて好意を
もちろんそれが最大の要因ではあるのだが、少年とマァルが
貧民街で育ったシャーラにとって、女が男を犯す光景などは日常茶飯事のことであったから、セックスがどういうものなのかはよく知っている。
────しかし、違うのだ。
少年とマァルのセックスは、シャーラが知っているそれと、明らかに違う。
なにせ体勢がおかしいのだ。
マァルが少年に襲いかかったのだとするならば、少年は横たわり、マァルがその上で腰を振る『騎乗位』の体勢でなければならない。
だが、現実にはマァルが四つん這いになり、その後ろから少年が腰を振っているという『後背位』の体勢なのだ。
どう見ても、少年がマァルを襲っているようにしか見えないのである。
もしテントを覗いた瞬間に見たのが、少年の上で腰を振るマァルの姿だったなら、シャーラの感情は怒りに大きく傾いただろう。
誰よりも大切な家族だと思っているマァルだからこそ、その行為を許すことができず、場合によっては止めるために武器の使用すら辞さなかったはずだ。
しかし、『少年が後ろからマァルを犯している』などという現実とは思えない光景を見せられては、いくら人生経験が豊富なシャーラといえど、混乱を通り越して思考停止するしかない。
「……は……ひ……っ♡」
シャーラが
涙と
そして、体をのけぞらせていたマァルが地に伏せたことにより、シャーラの視線は自然とその後ろにいる少年へと移った。
少年は随分と興奮しているようで、顔は耳まで赤く染まり、目は座っており、息はシャーラにまで届くほど荒く────
「…………っ!?」
────そしてその股間には、マァルと少年の体液で濡れ光る、あまりにも
◇
「────ちょ、ちょっと待ちなよっ! 待ちなってばっ!」
衝撃的な光景を見てしまった、その直後。
シャーラは、少年によってテントの隅に追い詰められていた。
少年の体を隠すためにタオルでもかけてやろうと、理性を総動員しながらテントの中に足を踏み入れたシャーラに対し、少年がフラフラと近寄って来たのだ。
それだけでも、シャーラには十分な驚きだった。
なにせフードで顔を隠しているとはいえ、脚や腕は露出しているのである。
例え顔が見えなくても、その肌の色でシャーラが『ダークエルフ』だということは、ひと目でわかるはずなのだ。
それなのに、少年はシャーラの
余りにも予想から大きく外れた少年の行動に、シャーラは思わず「きゃあっ!」と少女のような声を上げてしまったくらいだ。
そして、太ももに残る熱さの余韻に心と体を
「ど、どうなってんだい、いったい……っ」
もはやこの状況を整理し、頭で理解するのは不可能だった。
少年がマァルを襲っていたこと、自分の姿を見ても恐れなかったこと、それどころか興奮して硬くなったチンポを押し付けてきたこと、さらには現在進行形で自分に襲いかかろうとしていること……
何もかもが『ありえない』としか言いようがない。
今なら、死んだ母親がいきなり地面から飛び出してきて「ちょいと、いい男が出来たんならアタシにも紹介くらいしなよ。水臭いじゃないか」などと言い出しても、不思議とは思わないだろう。
それくらい……それこそ夢としか思えないくらいに、ありえない状況なのだ。
「……×&$○#」
「ひぃ……っ」
だが、これが現実だろうと夢だろうと、シャーラが追い詰められていることに変わりはない。
少年はまるでチンポを凶器のように振りかざしながら
もちろん、シャーラが上げている悲鳴は、少年に対する嫌悪の現れなどではない。
少年が自分の姿を恐れずに歩み寄ってきてくれるのは、むしろ心が震えるほどに嬉しいくらいだ。
だが、だからといって150年近くも処女だった女が、いきなり天使と見紛うような美貌の少年にセックスを迫られても、どうしていいのか分からない。
それに…………はっきり言って、怖いのだ。
あまりにも立派な、少年のチンポが。
そしてその立派なチンポを自分の体では満足させられず、少年から失望した目で見られるのが。
経験のない女であれば誰でも感じるであろう
だからシャーラは────
「わ、分かった……っ! アタシが…………アタシがしてやるから……っ」
少年に自分の抱き