※この作品はR-18です。

どこまでも醜い私は、ある日黒髪の少年を手に入れた   作:布施鉱平

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狼の本能

「しゃ、射精って……! アンタ、何言ってるんだい!?」

「そ、そうっす! さっき、この子に手を出すつもりはないって言ったばかりじゃないっすか!」

 

 レアンの予想外すぎる発言に、シャーラとマァルは彼我の実力差も忘れ、声を荒げて詰問した。

 

「私がやる、とは言っていない。やってくれと頼んだだけだ」

 

 それに対し、レアンは不機嫌そうに眉を顰(しか)めながら言葉を返す。

 

「だから、それがなんでなのかって聞いてるんだよ!」

「そうっすよ! そんなことしなくても、嘘の報告だけして誤魔化してくれれば……っ!」

 

 レアンの返答に納得できなかったふたりは、また強い口調で言い返した。

 

 だが……

 

「あの方(かた)が、なんの証拠もなく、私の報告を信じると思うのか?」

「「……っ!」」

 

 次のレアンの言葉に、そろって声を飲み込んだ。

 

「アイーシャ様は天使のように美しいが、だからといって甘い方ではない。私が『彼を抱いた』といくら言葉で伝えたところで、それを証明するものが無ければ納得しないだろう。

 もちろん、その後に私が『彼が欲しい』と望んだとして、了承してくれるはずがない。疑われ、かえって彼の身を危うくするだけだ」

「だ、だからって……」

 

 頭ではレアンの言っていることを理解していても、心では納得できないのだろう。

 マァルがなおも、食い下がろうとする。

 

「……いや、マァル。そいつの言う通りだよ」

「あ、姉御(あねご)……」

 

 それを止めたのは、シャーラだった。

 

「アタシらの力じゃあ、この子を助け出すことはできない。盾になって守ってやることすら出来ない。それは、アンタにも分かってるだろう?」

「うっ……」

 

 シャーラに諭され、マァルは悔しげに口を引き結ぶ。

 

「今この場で、この子をアイーシャから守ってやる事が出来るのは、レアンだけなんだ。そのレアンが必要だというなら、本当に必要な事なんだろうさ。何も出来ないアタシたちに、口を挟む権利なんて無いんだよ」

「…………」

 

 俯(うつむ)き、完全に押し黙ったマァルから視線を外すと、シャーラは後ろを振り向いた。

 話の内容を理解していないであろう少年は、困惑したような顔でシャーラを見つめてくる。

 

 そんな少年に対して一言「ごめんよ」と呟くと、シャーラはその小さな体を持ち上げて空中でくるりと反転させ、そのまま振り返ってレアンの前に立たせた。

 

 そして────

 

「でも、この子守るために射精させる必要があるっていうなら…………それはアンタがやりな、レアン」

 

 レアンの目を正面から見つめながら、そう言い放った。

 

「な、なにっ……!?」

 

 先ほどとは逆に、レアンが驚愕の声を上げる。

 

「お前、何を言っているっ! 私はその子に手を出すつもりはないと……っ」

「アタシは、アンタを完全に信用したわけじゃないんだ」

 

 レアンの言葉を遮り、シャーラが口を挟んだ。

 

「アンタが嘘を言っていないのは分かる。誇りある戦士だってことも信じるさ。……でも、もしアイーシャがこの子を手放さないって言ったら、どうするつもりなんだい? その時はあの女に逆らってでも────たとえ決別することになっても、この子を助けてくれるのかい?」

「む……」

 

 シャーラの反論に、レアンは口を閉じた。

 

 確かに、レアンの『少年を逃がす』という計画は、アイーシャがレアンに少年を与えてくれる事が前提になっている。

 

 レアンはアイーシャに重用(ちょうよう)されている自負があり、自分が望めば少年の身柄を譲り受けることは可能だと思っていた。

 だが、それはあくまでも『可能性が高い』というだけで、絶対ではない。

 

 もしアイーシャがレアンよりも少年の方に高い価値を見い出したなら、その前提は崩壊することになってしまうだろう。

 

 そうなったら────

 

「──いま、迷っただろう?」

「……っ」

 

 シャーラに内心を見透かされ、レアンは唇を噛んだ。

 

 群れで生きる狼人(ロゥ)族は、数ある獣人の中でも仲間を求める気持ちが強く、家族を大事にすることで知られる種族だ。

 

 アイーシャは、そんな狼人(ロゥ)族からも仲間はずれにされた自分を受け入れてくれた恩人であり、彼女の隣は、ようやく見つけることが出来たレアンの『居場所』なのだ。

 

 少年とアイーシャ。

 

 誇りと仲間。

 

 それらを天秤に掛けたとき、必ず少年を助けると言い切れるだけの自信が、レアンにはなかった。

 

「それじゃあ困るんだよ。このままじゃあ、アンタはこの子を助けるよりも、あの女に従うことを選ぶかも知れない」

「……それと、私が彼を射精させることに、何の関係がある」

 

 低く唸(うな)るような声で、レアンが尋ねた。

 

「アイーシャが証拠を望むのと同じように、アタシも確証が欲しいんだよ。アンタが大事にしている誇りよりも、この子を選ぶっていう確証がね」

「……っ!」

 

 少年の為に、今ここで誇りを捨てて見せろ。

 

 シャーラが言っているのは、つまりそういうことだった。

 

 圧倒的な弱者である少年に、互いの合意もなく性的な行為をする。

 それは、レアンが長年守り続けてきた信念に反することであり、これまでの人生や人格すらも否定する行いだ。

 

 だからこそ、そんな取り返しの付かない行為をしてしまったならば、レアンはもう後戻りができなくなる。

 

 少年に対しての罪悪感から、彼を見捨てる事も出来なくなるだろう。

 

 シャーラの提案は、少年を助けるという一点において、これ以上にないくらい正しいものだった。

 

「……………………」

 

 しばらくの間、レアンは目を閉じ、そして考えた。

 

 仮にアイーシャが少年を手放さなかった場合、そしてその時に、レアンが少年を助ける事を選んだ場合。

 また、孤独な日々に戻ることになるだろう。

 

 誰にも話しかけられず、誰にも見て貰えず、誰からも疎まれながら生きていく。

 そんな苦痛だけの人生が、死ぬまで続いていくことになる。

 

 それは、一瞬で訪れる死よりも、ずっと恐ろしいものだ。

 

 それでも、

 

「…………分かった」

 

 悩み抜いた末に、レアンはそう言っていた。

 

 まだ、アイーシャのもとを離れることが確定したわけではない。

 

 はぐれ者たち(マーヴェリックス)を倒し、その褒美として少年を譲ってくれるようアイーシャに願う。

 

 うまく事が運べば、少年を助ける事とアイーシャと共にいること、その二つを同時に叶えることが出来るだろう。

 

 そのためには────

 

「すまんな……少し、我慢してくれ」

 

 レアンは、未だ困惑の表情を浮かべている少年に、ゆっくりと手を伸ばしていった。

 

 

 

 

 ◇

 

 

「□&$○#……?」

 

 レアンに引き寄せられ、少年が戸惑いの声を上げる。

 

 だが、戸惑っているのはレアンも一緒だった。

 

 少年を射精させなければならないのは分かっているが、レアンとて男性経験が皆無のまま三十年近く生きてきた女だ。

 

 なにをどうすればいいかなど、分かるはずもない。

 

「…………」

 

 ちらり、とレアンは救いを求めるかのように、シャーラとマァルへ視線を向けた。

 

 だが、少年に対する気遣いなのか、ふたりはいつの間にか距離を取ってテントの端に座り、こちらに背を向けてしまっている。

 

(……どうしろっていうんだ)

 

 もう一度視線を少年に戻し、レアンは内心で深くため息をついた。

 

 男が射精するには、チンポに刺激を与える必要があるという事くらいは、さすがにレアンでも知っている。

 

 だが、そこにたどり着くまでの過程(プロセス)を、全く想像も出来ないのだ。

 

(それでも、こうなった以上はやるしかない……)

 

 レアンは覚悟を決めると、少年の頭を優しく撫でた。

 なんにせよ、まずは少年の不安や緊張を取り除かないことには話にならない。

 そう思ったからだ。 

 

「……大丈夫だ、痛いことはしない」

 

 安心させるように声を掛けながら、レアンは頭を撫でていた手を、首筋、肩、腕へと動かし、徐々に触れる範囲を広げていった。

 

「&△#%○……?」

 

 レアンを見上げていた少年の顔から、少しずつ不安の色が抜けていく。

 

「大丈夫だ、安心しろ」

 

 声を掛けながら、繰り返し、繰り返し、レアンは少年の体を撫で続ける。

 

 そして数分後、少年の表情や心臓の音などから、レアンはようやく少年から緊張が抜けた事を察した。

 

 だが、それとは逆に、レアンの心臓はうるさいくらいに高鳴っていた。

 

 これから自分が少年に対して何をするのか、どう射精させるのか。

 

 それを考えたとき、とることの出来る手段があまりにも限られていたからだ。

 

 レアンは狼人(ロゥ)族の先祖返り。

 その手は獣毛に覆われ、爪は人を骨ごと切り裂けるほどに鋭い。

 

 万が一の事を考えれば、素手で少年のチンポに触れるのは躊躇(ためら)われる。

 

 同様に、口も同じだ。

 

 レアンの鋭い犬歯に触れたなら、柔らかな少年の肌など紙よりも容易(たやす)く貫通してしまうだろう。

 

 となると、残された手段は一つだけ。

 

「ふぅぅ……っ」

 

 深く息を吐き、レアンは覚悟を決めると、少年のズボンをスッと引き下ろした。

 

 ポロンと、指先の大きさほどのチンポが露出される。

 

「&×$……っ!?」

「大丈夫だ……大丈夫……」

 

 焦って股間を隠そうとする少年の手を優しく掴み、レアンは少年だけではなく自分自身にも言い聞かせるように「大丈夫」と言葉を繰り返した。

 

 そして、少年の手を握ったまま、上体をゆっくり前に傾けていく。

 

 次第に近づいてくる可愛らしいチンポと、雄の匂い。

 

 レアンは口内に溜まっていく唾をコクリと飲み込み、一度視線だけで少年を見上げた。

 

 少年の顔は、羞恥で真っ赤に染まっていた。

 

 かわいい。

 

 思わず、噛みつきたくなるほどの可愛らしさだ。

 

(……っ、何を馬鹿なことを考えている。集中しろ……っ)

 

 これはあくまでも少年を助けるための『作業』なのだ。

 そう、自分に強く言い聞かせて本能の疼きを押さえ込みながら、レアンは口の隙間から舌を差し出した。

 

「&○%……#×△$……」

 

 何をされるのか、理解したのだろう。

 

 レアンの人より遥かに長い舌を見た少年が、『やめて』とでも言うように身をよじった。

 

 悪いとは思っている。

 少年の意に沿わぬ行為をするのは、心が痛む。

 

 だが、やらないという選択肢は、すでに無かった。

 

「……すまんな」

 

 一言、謝罪を口にし、レアンはまだ柔らかな少年のチンポを、舌先でチロリと舐め上げた。

 

「%&×$……っ」

 

 ビクリ、と少年が体を震わせる。

 

 チンポは、まだ柔らかい。

 

 

 チロ、チロ……

 

 

 加減が分からず、上目遣いで少年の反応を見ながら、舌先でくすぐるように舐め続ける。

 

 少年は顔を真っ赤にしたまま口をつぐみ、涙目でレアンを見下ろしていた。

 

 まだ、チンポに反応はない。

 

 

 ……ネロリッ

 

 

「%△$……っ」

 

 思い切って舌を伸ばし、玉ごと大きく舐め上げると、少年がキュッと目を瞑って反応した。

 

 チンポが、ほんの少し膨れている。

 

(……そうか、これがいいのか?)

 

 

 ネロッ、ネロリッ、レロッ、レロッ……

 

 

 何度も何度も、玉と竿に舌を這わせていく。

 

「%$△……っ、○#&……っ」

 

 そのたびに、少年は体を震わせた。

 

 チンポが熱を帯びていく。

 雄の匂いが強くなっていく。

 

 そして……

 

「…………っ!」

 

 ペシッと、レアンは鼻先を弾かれた。

 

 完全に勃起した、少年のチンポによってだ。

 

(…………勃った)

 

 舌の動きを止め、レアンは目の前に隆起しているチンポに、意識を奪われていた。

 

 先ほどまでの可愛らしさはどこかに消え失せ、凶悪なまでに硬く、大きくなったチンポが、ビクビクとその存在を主張している。

 

 自分が、コレを大きくした。

 自分の舌が、少年を勃起させたのだ。

 

 驚きと、そして感動にも似た気持ちが、心に渦巻いていた。

 

 少年を射精させなければならないとは思っていたものの、本当にそんな事が出来るのか、自信はまるで無かったのだ。

 

 シャーラとマァルの体から漂う匂いから、彼女たちが少年に抱かれたであろう事は分かっていた。

 

 テントの中で少年が取った行動から、もしかしたら少年が特殊な趣味の持ち主なのではないかと推察もしていた。

 

 だがそれでも、こうして目の前でそれを証明されると……

 

「……っ」

 

 ずん、と体の奥になにかが響いたような気がした。

 

 いや、気のせいではない。

 

 今も響き続けている。

 

 まるで、心臓がへその辺りに下りてきたかのように、腹の奥が熱く脈動している。

 

「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……」

 

 気づけば、呼吸が荒くなっていた。

 

 体から、なにかが溢れそうだ。

 

「はぁっ、はぁっ……レロッ、レロッ、レロッ……!」

 

 それを誤魔化すように、夢中で舌を這わせた。

 

 熱い。

 

 少年のチンポが、さっきまでとは比べものにならないくらい熱い。

 

 それに、わずかな苦味が、ヌメリと共に舌に絡んだ。

 

 

 レロッ、レロッ、レロッ、レロッ

 

 

「%○$□……っ!」

 

 少年が悶えている。

 

 いや、感じている。

 

 自分の舌で、自分に舐められて、感じている。

 

 もっと感じて欲しい。

 

 もっと喜んで欲しい。

 

 助けるための過程でしかなかったはずの少年の射精は、いつの間にかそれ自体がレアンの目的になっていた。

 

(まだだ、もっと、もっと頑張らないと、射精してもらえない……っ)

 

 興奮に煮詰まった頭で、レアンはどうすれば射精してもらえるのか考える。

 

 そして、すぐに思いついた。

 

 外から刺激を与えるだけで足りないのなら、直接吸い出せばいいのだ。

 

 

 はむっ

 

 

「$○#……」

 

 口の中に咥え込むわけにはいかないので、唇を尖らせて先端を咥えると、少年が切なげな声を漏らした。

 

(これでいいんだなっ? このまま続ければいいんだなっ?)

 

 

 ずっ……ずぞぞっ、ずるるるるっ

 

 

「×#&○$……っ」

 

 そのまま強く吸い込むと、少年は声を震わせながら、腰を前に押し出してきた。

 

 

 ずぞっ、ちゅっ、ちゅぶっ、じゅるるっ

 

 

 中に入ってくると危ないので、レアンは侵入を試みるチンポを器用に舌で押し返す。

 そして、引いたタイミングでまた強く吸い込んだ。

 

 亀頭部分だけの浅いピストンが、ちゅぶっ、ちゅぶっとイヤらしい水音を立てながら、レアンの口元で繰り返されていく。

 

  

 じゅぷっ、じゅぷっ、ずずっ、ずるっ…………ずるるるるっ!

 

 

「%□$……っ!!」

「んぶっ……!? ぐっ、ごほっ、ごほっ……!」

 

 そして、何度目かの強い吸い込みの直後、レアンの唇の中で、少年のチンポが爆発した。

 そう表現するしかないほどの、勢いある射精だった。

 

 そこに強烈な吸い込みが加わったせいで、少年の精液は凄まじい速さで喉を直撃し、レアンは思わず咳き込んでしまう。

 

(しゃ、射精した……っ! 私の口で、舌で……っ!!)

 

 だが、息苦しさも、むせ返ったせいで鼻から逆流してくる精液も、レアンにはまるで気にならなかった。

 

 少年が射精してくれた。

 

 少年が気持ちよくなってくれた。

 

 ただそのことが嬉しくて、体を覆い隠すマントの下で、レアンの尻尾は大きく左右に揺れ動いていた。

 

 









 上目遣いひょっとこフェラ✕鼻から精液。
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