「本当に厄介な世界に転生させられたなぁ」
俺はそう言いながら、開封したパックを見ながら呟く。
この世界、どこか分からないが、俺は遊戯王の世界へと転生してしまった。
転生した時の状況はよく小説で見掛けるような転生経緯だが
「どういう特典なんだよ、これは」
そう言いながら、開いたパックの中にあるカードは全て魔法・罠カードしか当たらず、モンスターカードなど一枚も当たらない。
「結局、あの時の神が言っていた特典って、結局なんだったんだ」
そう言いながら、思い出したのは転生した直前に言われた特典。
「他にはない仲間達」という言葉。
それは遊戯王のモンスターの事を示していると言っていたが、この人生で一度もモンスターカードを手に入れた事がない。
「どういう意味なんだかって」
そう言っていると、最後の一枚を見る。
「何も描かれていないカード。
印刷ミスだけど、まぁ別に良いか」
そう言いながら、俺はそのままなんとなくカードをデッキケースに入れながら、学校へと向かう。
「おい、モンスターなし」
「なんだ」
そう、登校している途中で話しかけてきたのはクラスで上位の実力を持っていると言う奴だった。
名前は覚えていないが、俺がモンスターを見ていない事を良い事に得点稼ぎやデッキの実験台という名のサンドバックとしてこうやって、俺を登校前にデュエルを仕掛けてくる。
「さっさとデュエルしろよなぁ」
「はぁ、面倒だな」
そう言いながら、俺はそのままデュエルディスクを展開させる。
断っても良いが、それを今、行ったら面倒だ。
「「デュエル」」
そう言いながら、俺は展開されたカードを見る。
この世界のルールはアニメで見られるライフは4000だが、マスタールール4。
これはあくまでも俺が分かりやすく整理しただけだが、手札を見る限りでも適当に入れた魔法と罠カードしか入っていない。
「俺はカードを伏せて、ターンエンド」
そう言いながら、目の前にいる奴はそのままカードを伏せる。
先行、後攻はデュエルディスクで自動で決められており、俺はそのままデッキからカードを一枚手札に加える。
「これは」
そこには何も描かれていないブランクカードだが
『マスター』
「っ!」
聞こえてきた声、こちらに伸ばしている手。
それが何なのか
「どうしたんだぁ」
そう奴の声が聞こえながら
「さっさと終わらせろ」『勝ちましょう』
二つ、同時に聞こえてきた声。
それはこちらを睨む奴の声と、こちらの勝利を望む声。
そのどちらかを選ぶならば
「こっちの声を従った方が良いよな」
それと共に、俺はブランクカードを手に取ると、瞬く間にカードは描かれている。
これが何なのか分からないけど、もしかしてこれが転生特典だったら、ありがたく受け取る。
「今更だけど、頼りにしているぜ!!
シールダー マシュ・キリエライトを召喚する」
その言葉と共に出てきたのは一人の女性が現れた。
黒い鎧を身に纏っており、ピンク色の髪を片目を隠している少女が立っていた。
「なっお前がモンスターを」
「あぁ、悪いかよ。
マシュの効果、召喚に成功した時、このモンスターを守備表示にする」
その言葉と共にマシュはそのまま、手には巨大な盾を召喚し、そのまま構えた。
「守備力は3000。
確かに厄介だけど、それだけだ!」
「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」
そう言い、俺はそのままターンを終了させた。
「だが、それもすぐに終了させる!!
俺は針虫の巣窟を発動させる!
その効果でデッキの上からカードを5枚を墓地に送る。
正直、お前がモンスターを召喚したのは驚いたさ。
けど、攻撃力が0ならば問題ない!!」
その言葉と共に奴は手に持ったカードをそのままデュエルディスクにセットする。
「自分の墓地にあるガジェットを二枚装備して、俺は機動兵長コマンドリボルバーを特殊召喚する!」
その言葉と共に現れたのは足の部分が車輪のようになったロボットがその場に現れた。
「さらにもう一体、コマンドリボルバーを召喚する!」
それと共に奴の場に現れたのは同じ特徴を持ったモンスターだった。
「両方共、攻撃力は2000。
マシュの守備力は3000だから「いいや、まだまだ魔法カードリミッター解除!」っ」
それと共にコマンドリボルバーの攻撃力が4000へと上がった。
「これでお前のモンスターを瞬く間に破壊する事ができる!
そして、もう一体のモンスターで貴様を倒す事ができる。
さぁ行け、コマンドリボルバー!!」
それと共にコマンドリボルバーが向かっていく。
「罠には警戒なしか。
まぁそれで良いけど」
その言葉と共に二枚の罠カードを発動させる。
「罠カード、D2シールドを発動。
それによって、マシュの守備力を2倍にする」
「これでマシュの破壊を免れる!」
「あぁ、けど「いやもう一枚を見てみろ」なに?」
その言葉と共に俺が発動させたカードを見せる。
「クロスカウンターっ」
「クロスカウンター。
バトルで相手に与えるダメージを2倍にする」
「えっと、マシュの守備力は3000、それを倍にして6000。
そこにコマンドリボルバーが4000だから、相手に与えるのは2000。
クロスカウンターで二倍になるから」
「ダメージが4000っ!」
その言葉と共にコマンドリボルバーの攻撃を受け止めたマシュはそのまま奴に向けて打ち返した。
「なっ嘘だろ!?」
それと共に相手のライフが0へと変わった。
「なっ何が起きたんだ」
そう言いながら、呆然としている奴を無視して、俺はそのままデュエルディスクに展開されているマシュを見つめる。
「あれ」
そうしてマシュを見つめていく内に、ゆっくりと意識がなくなっていく。
「・・・んっぐがぁ?!」
そうしていく内に、俺は思わず起き上がって見上げる。
あの戦いの後、呆然としていた意識を起き上がり、周りを見る。
「見たことのない部屋だけど、ここは」
「えっと、初勝利、おめでとうございます、マスター」
そう、どこからともなく聞こえてきた声に俺は振り返ると、そこにいたのは
「マシュ、って、なんでいるの!?」
俺はそう言いながら思わず驚きながら、見つめる。
「えっと、まさか聞いていないんですか?」
「何を」
そう言いながら、何が起きているのか分からず、俺は首を傾げるが
「あははは、実は私はあなたの特典として最初に呼ばれた存在なんです。
あらためて自己紹介を、私はシールダー マシュ・キリエライトです」
「マシュか。
けど、なんで今ここで?」
俺はそう言いながら、いきなりの出来事で疑問に思って首を傾げる。
「それはなんというか、触媒がこれまでなかったので」
「触媒?
それって、あのブランクカードの事か?」
それと共に思い出したのはパックから出てきたブランクカードだけど
「えぇ、これまでは触媒になる物がなく、こうして時間がかかりましたが、よろしくお願いします」
まさか、特典がこうして出会えるとは
「それでは、特典の事についてを改めて説明します」
「えっ特典って、マシュじゃないの?」
「確かに私も特典ですが、それだけではありません」
そう言いながら、手に持ったカードをこちらに渡す。
「あなたはこの世界でおける普通のモンスターを持つ事はできなくなりました。
ですが、同時にあなたは通常では存在しないモンスター達を仲間にする事ができます」
「通常では存在しないモンスター?」
「はい、私は本来ならば存在しないモンスターです。
だからこそ、私を通して、様々なモンスターを呼び寄せる事ができます」
「そうなのか」
その説明を受けて、俺は思わず呆然としたが
「あのマスター?
どうかしましたか?」
「いや、なんだかそれはそれで面白そうだなって。
だって、これまで、全然デュエルって、面白くなかったから」
勿論、デュエル自体は嫌いではないが、絶対敵な敗北しかないゲームを好む人はあまりいないだろう。
「だけど、仲間にするには条件があります。
それを説明します」
「仲間にする方法?」
そう疑問に思っていると、マシュはゆっくりとこちらに寄り添う。
「えっ」
「多くのモンスターを仲間にする条件。
それは、マスターを主人と認めた時。
そのやり方は様々ですが、その中で、最も適切なやり方は身体を交わる事です」
そう言いながら、俺の手を重ねてくる。
先程までの鎧を身に纏っていない事もあって、柔らかな感触が伝わってくる。
「交わるって言うのは」
「勿論、セックスです」
その言葉と共に、マシュはそのままキスをおこなす。
瞬く間に許してしまった唇、初めてのキスの感触に驚きながら、ゆっくりと舌を重なっていく。
「まっましゅ」
驚きを隠せない中でマシュはそのまま心地良さのまま、既に勃起している俺の肉棒はそのまま彼女の膣内へと挿入される。
「あっんっ」
初めてのキスから、そのまま瞬く間に初めてを奪われた。
これまで感じた事のない暖かい膣肉をうねりながら、ゆっくりと俺の肉棒を包み込む。
「ましゅ、そんないきなりなんて」
「ごめんなさい、でも、私、あなたとこうしたいと、ずっと思っていたんです」
そう言いながら、ゆっくりと彼女の甘い香りが俺を包み込み、その感触を受け止める。
それと同時に、膣肉も収縮を繰り返しながら、最初の清楚な印象とは打って変わって、キツく締め上げながら、求める。
そうして、急激に込み上げて来る射精欲。
それを感じたのか、これまで以上に密着する膣肉によって、肉棒を刺激していく。
「何時でも出して貰っても良いんですよ、マスター」
そう甘い声で囁かれ、我慢の限界を迎えた俺はそのまま
――ビュクッ、ビュクッ、ビュクルルルルッ!
その言葉と共にに、我慢の糸は容易く切れ、そのまま肉棒から解き放たれる精液。
その精液を受けたのか、放出に合わせて、マシュの身体がビクビクと撥ねる。
「はぁはぁんっ、マスター」
その言葉と共にゆっくりと俺は息を整えながらマシュを見つめる。
「マスター、これからもよろしくお願いします」
「あっあぁ」
初めての行為で戸惑ってしまう。
そうしていると共に俺の意識は再び消えていく。
「んっんぐぅぁ」
ゆっくりと、俺が意識を取り戻した。
周りを見ると、丁度学校の一時間目が始まりそうになっていた。
「一体何が起きているんだ。
んっ」
そうしながら、見つめてみると、そこにはマシュのカードがあった。
だが、そこには先程までのデュエルにはなかった能力が追加されていた。
「なんというか、色々と変な特典だな」
そう言いながら、俺は思わず呟いてしまう。