※この作品はR-18です。

遊戯王 異なるモンスター使い   作:ボルメテウスさん

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VS万城目 黄金の運命

それは突然だった。

 

明朝、この寮をかけて二人のデュエリストとデュエルするという内容だった。

 

何が起きているのか分からないが、このままでは寮が潰されてしまう事もあって、その騒ぎは凄かった。

 

「とりあえず、レッド寮の代表として俺が出るんだけど、良いんですか?」

 

「残念ながら、今はオシリス・レッドで勝てる可能性があるのはあなただけなの。

二人連続で戦って、勝てるかどうか分からないけど」

 

そう言いながら、明日香先輩は心配そうにしているけど

 

「別に大丈夫じゃないですか。

一人は俺がなんとか倒しますけど、もう一人は先輩が倒してくれれば」

 

「そんな事言っても」

 

「大丈夫ですよ、多分帰ってきますから」

 

「えっ?

帰ってくるって、もしかして兄貴が!」

 

「本当だザウルスか!」

 

俺の言葉に二人は詰め寄って来たが

 

「何か連絡はあったのか!」

 

「いいえ、全然」

 

そう三沢先輩が質問してきたが、それに対して俺は言う。

 

それに対して、その場にいた全員がこける。

 

「根拠がないのか」

 

「えぇ、けど、先輩だったら、こんなピンチの時には駆けつけてくれると思いますから」

 

「あははぁ、だったら良いけど」

 

「とにかく行きますか」

 

そう言いながら、俺達はそのまま目的地まで向かう。

 

そこでは既に待っていたのか、クロノス臨時校長ナポレオン教頭が待っていた。

 

「待っていたノーネ」

 

「えっと、それで対戦相手の二人というのは」

 

「僕だ」

 

そう言いながら、現れたのは

 

「エド・フェニックス?!」

 

「いきなり!?」

 

そう言いながら、驚きを隠せないようだったが

 

「へぇ、エド・フェニックスか」

 

「なんだか落ち着いているようだな」

 

「いいや、そういう訳じゃない。

だけど、あえて言うならば、今度こそ本気で戦えるかなと思って」

 

「今度こそ?」

 

その言葉に疑問に思っているようだが

 

「残念ながら、僕と戦うのはこいつを倒してからだ。

その時こそ、デュエルしよう」

 

そう言って、エドの後ろにいたのは

 

「万城目君!?」

 

「なんで!!」

 

全員が驚きを隠せない中で

 

「なに、このデュエルも全ては運命だからな。

運命の導きだからだ」

 

「運命って」

 

「万城目君、白くなって、また頭が可笑しくなっているよ」

 

「・・・良いよ。

万城目先輩とは1度戦ってみたからな」

 

「勝気君」

 

「ふっ、それでこそだ。

さぁ、デュエルだ」

 

そう言い、俺達はそのまま万城目先輩と対峙する。

 

「「デュエル!」」

 

「俺のターン、俺はV-タイガー・ジェットを召喚する。

そして手札から前線基地を発動させ、手札からW-ウィング・カタパルトを特殊召喚する!

そして二体のモンスターを除外して、VW-タイガー・カタパルトを特殊召喚する!」

 

「あれは、万城目先輩のユニオンデッキっ」

 

「万城目先輩、いきなり本気だドン!?」

 

「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド!!」

 

「俺のターンドロー。

なるほど、さすがは万城目先輩!

だけど、こっちも負けてられないぜ、俺はシンフォギア奏者 月読調を召喚する」

 

その言葉と共に出てきた調はそのまま構える。

 

「また見たことのないカード」

 

「これまでの事を考えると、また違うテーマだと思うが」

 

「さらに手札のシンフォギア奏者 暁切歌は場に月読 調がある時特殊召喚できる。

俺はシンフォギア奏者 暁切歌を特殊召喚!」

 

「二体のモンスターが一気に出てきた。

けど」

 

「まだタイガー・カタパルトの方が攻撃力は上だ。

どうするつもりだ」

 

「俺は装備魔法、シンフォギア シュルシャガナを月読 調に装備。

その効果で攻撃力を1000上げる」

 

「よし、これでVW-タイガー・カタパルトの攻撃力を上回った!」

 

「バトル、月読調でVW-タイガー・カタパルトに攻撃!非常Σ式・禁月輪」

 

同時に、調の脚部・頭部から体の周囲に円形のブレードを縦向きに展開し、回転しながらVW-タイガー・カタパルトへと突撃する。

 

それによって、真っ二つに切り裂かれ、そのまま爆散する。

 

「ぐっ」

 

「さらにシュルシャガナの効果、このモンスターが攻撃に成功した時、相手の手札を一枚捨てる」

 

「よしっこれでライフを削れた上に、手札も減らせる」

 

「さらに暁切歌で攻撃!」

 

そう言い、切歌もそれに合わせるように万城目先輩に攻撃を仕掛ける。

 

「これで有利になったッス!」

 

「けど、妙だ、あの万城目がここまで何もしないなんて」

 

「えぇ、いつもの万城目君らしくない」

 

「問題などない。

なんだって、全ては運命で決まっているから。

俺は罠カード、スクランブル・ユニオンを発動する。

その効果で除外されている機械族・光属性の、通常モンスターまたはユニオンモンスターを3体を特殊召喚する。

蘇れ、V-タイガー・ジェット、W-ウィング・カタパルト」

 

その言葉と共に万城目先輩の前には2体のモンスターが再び蘇る。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

「一応、場は切札の方が有利だが」

 

「えぇ、さっきのスクランブル・ユニオン、本当だったらさっきの暁切歌の攻撃の時に使用すれば、ダメージは防げたのになんで」

 

「分からない、だが何か」

 

「俺のターン、ドロー。

ふっ、俺は命削りの宝札を発動する。

その効果により、カードを3枚ドローし、このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる」

 

「一気に手札を4枚に増やした」

 

「そして、場にいるV-タイガー・ジェット、W-ウィング・カタパルトで再びVW-タイガー・カタパルトを特殊召喚!

さらにフィールド魔法ユニオン格納庫を発動。

そして、X-ヘッド・キャノンを召喚する」

 

「これって、もしかして」

 

「この時、ユニオン格納庫の効果によりデッキから、そのモンスターに装備可能なユニオンモンスターを特殊召喚する。

現れろ、Z-メタル・キャタピラー!

さらに、前線基地の効果により、Y-ドラゴン・ヘッドを特殊召喚!

そして、この三体モンスターを除外し、XYZ-ドラゴン・キャノンを召喚する!!」

 

「これって、もしかして!?」

 

「2体のモンスターを除外し、現れろVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン」

 

その言葉と共に、俺は構える。

 

「VWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノンの効果で、手札を捨てて、貴様のモンスター、月読調を破壊する」

 

「ぐっ」

 

それと共に場にいた調は向けられた砲撃によって、墓地に送られる。

 

「そして、そのままもう一体の暁切歌に攻撃!」

 

「っ!」

 

そして、最後の攻撃によって、俺の場は全滅する。

 

瞬く間に全滅し、俺の場にはモンスターは一体もいない。

 

「これで、ターンエンド」

 

「本来だったら、ここで命削りの宝札で捨てられるけど」

 

「今の万城目先輩の手札は0枚!

だから、手札を捨てる心配はない、まさかここまで計算してか」

 

「計算ではない!

全ては運命のままだ」

 

そう言いながら高笑いしている万城目先輩。

 

それに対して

 

「さてっと、どうしようかなぁ」

 

俺は手札を見る。

 

「貴様の運命は既に決まっている。

お前が次にドローするカードでは、このVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノンを倒す事は不可能だ!

そして、次の俺のターンで全てが終わる」

 

「次のターンで全て終わるか」

 

そう言いながら、俺は手札のカードを見る。

 

確かにこのまま、このターンで勝つ事はできない。

 

けど

 

「まぁそういう事ならば、俺はこれでターンエンド」

 

「ほぅ」

 

「そんな!」

 

「諦めたザウルスか!」

 

「だって、次のターンで終わるだろ。

だったら、ここでターンエンドするぜ」

 

「なるほど、潔いな。

ならば、貴様にも見せてやろう、白の素晴らしさを!

俺のターン、俺は魔法カード白のヴェールを発動する。

その効果により、装備モンスターは装備モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない!」

 

「そんな!」

 

「さぁ、白の洗礼を浴びるが良い!」

 

その言葉と共に、こちらに向けて拳を振り下ろすVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン。

 

だが

 

「なっ」

 

俺に向けられた攻撃、それは直前で巨大な黄金の拳によって受け止められた。

 

「何が起きているんだ!」

 

「このカードは俺が直接攻撃された時、手札のシンフォギア奏者 立花響/イグナイトを捨てる事で特殊召喚する事ができる!

行くぜ、『シンフォギアァ!!』」

 

その一言と共にこちらに迫るVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノンは吹き飛ばされ、代わりに現れたのは両肩から巨大な黄金の腕のある鎧を身に纏った少女、立花響だった。

 

「なっ」

 

「まさか、勝気は最初からこれを狙っていたのか!!」

 

そう言いながら、攻撃を止める事のなかったVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノン。

 

それに対して、響は黄金の腕を回転させながら、反撃する。

 

「はああぁぁぁ!!我流・金剛撃槍」

 

それと共にVWXYZ-ドラゴン・カタパルトキャノンは貫かれ、破壊される。

 

「ぐっ、白のヴェールの効果により、俺は3000のダメージを受ける」

 

「あそこまでの強力な効果だからこそだが」

 

「えぇ、まさか万城目君の言った通り、あのターンで決着がついた」

 

そう言いながら、呆然と見ている中でこちらに拳を向ける響。

 

それに対して、俺は答えるように合わせる。

 

「まさか、俺の敗北で終わるとは。

だが、これもまた運命。

確かにこのターンで終わるとだけ言っていたからな」

 

「万城目先輩」

 

「だが、貴様もいずれこちら側になる。

楽しみにしているぞ」

 

そう言い、万城目先輩は消えていった。

 

「なんだか、凄い変わったッス」

 

「とにかく、これで一勝。

けど、もう一人は」

 

そう言いながら、エドがこちらを見ていた。

 

「正直に言って、このデュエルにも興味はなかったが、君がここまでやるとはね。

これはこちらも本気でやらなければ、勝てないようだな」

 

「あのエド・フェニックスが本気だなんて!!」

 

「これじゃあ、幾ら勝気でも」

 

「だったら、私が「いや」えっ?」

 

「その必要はないみたいですよ」

 

そう言いながら、俺が見た方を見ると、そこには息を切らした十代先輩がいた。

 

「悪い、待ったか」

 

「全然、ナイスタイミングですよ」

 

そう言い、俺はデュエルディスクを取り、デッキを懐に入れると

 

「後は頼みましたよ、先輩」

 

「おぉ、任せておけ、後輩」

 

その言葉と共に交代する。

 

「まさか、お前がまた出てくるのか。

この前倒したばかりなのに」

 

「へへっ、あの時の俺とはひと味違うぜ。

何より、後輩から託された以上は勝たないとな」

 

「・・良いだろう。

遊城十代、お前を倒した後に彼と戦うとしようか」

 

「良いぜ」

 

「「デュエル!」」

 

その言葉と共に二人のデュエルが始まる。

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