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「はぁデュエルアデミアの入学会場はこっちか?」
俺はそう言いながら、手元にある地図を見ながら走って行った。
『マスター、こっちです!!』
「おっおぉ!?」
そうして走っていると、隣で一緒に走っていたマシュの声が聞こえ、すぐにその後ろで走る。
あの出会いから一ヶ月、マシュと話し合いながら、少しずつだが新たな仲間を迎えながら、それを生かす為のデッキを考える日々を過ごしていた。
そうして進路について悩んでいた時に飛び込んできたデュエルアデミアへの入学試験を聞き、俺はすぐに飛びつくように試験を行った。
知識の方は最低限なんとかできたが、それでもぎりぎりになって実施試験を受ける事ができたのだが、電車の事故で遅れてしまった。
「はぁはぁ、すいません、遅れてしまいました!
まだ、試験、終わっていませんよね!!」
俺はそう言いながら、荒い息と共に言うと
「君は確か受験番号110!
間に合いましたか!?」
そう言いながら、俺はなんとか受付に受験番号を渡して、言う。
「はっはぁ」
そう言いながら、なんとか俺は勢いで押し切ると共になんとか会場へと入る。
『いよいよ試験ですね、緊張しますね』
「あぁ、本当にな」
これまでデュエルに対して、それ程興味がなかったが、マシュとの出会い、デュエルを楽しめるようになった。
だからこそ、そのマシュと一緒にこの学園に入学してみたい。
「まったく受付時刻がぎりぎりでドロップアウトボーイデアールか」
そう言いながら出てきたのは少し小柄な男性が現れた。
「あっはい、すいません!
受験番号110番、雨宮 連です、よろしくお願いします」
「ふんっ、デュエルアデミア教頭のナポレオンデアール。
これから、我が輩が直々に相手するのデアール、ドロップアウトボーイ」
「ドロップアウトボーイって」
その言葉に俺は思わず苦笑いしてしまうが
「とにかく、よろしくお願いします」
そう言い、俺はデュエルディスクを展開し
「「デュエル」」
そう言い、構える。
「俺のターン。
俺はマシュ・キリエライトを召喚する。
このモンスターの効果によって、守備表示にして、ターンエンド」
それと共にマシュが場に出てきた瞬間、手に持った盾を構える。
「それがお前の持っているただ一つのモンスターデアールか。
だけどそんな守備力だけが取り柄のモンスターなんて、我が輩のモンスターの敵じゃないデアール」
その言葉と共にナポレオ教頭はそのままカードをドローすると
「我が輩はトイソルジャーを召喚、カードを三枚伏せてターンエンドデアール」
「俺のターン」
そう言いながら、俺は手札を見ながら確認する。
目の前にいるナポレオン教頭が召喚しているトイソルジャーでどのような戦法をするのか分からない。
何よりもあのカードが来ていない以上は無理な行動はできない。
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
そう、俺は宣言すると共にナポレオン教頭は笑みを浮かべる。
「ではじわじわと行くのデアール!
場にいるトイソルジャーの効果でデッキからトイソルジャーを2体特殊召喚。
さらに我が輩は魔法カード強行軍を発動するのデアール!
これによって、トイソルジャーは直接攻撃ができるのデアール!」
その言葉と共にトイソルジャーが俺の目の前まで迫ると
「さらに魔法カード鼓笛隊を発動し、攻撃力1000以下のモンスターを二倍にするのデアール!
よって、貴様に直接攻撃で2400のダメージを与えるのデアール!」
「ぐっ」
それによって、ライフが1600まで減ってしまう。
「我が輩はターンエンドなのデアール!」
瞬く間の直接攻撃で追い詰められてしまう。
このまま次のターンに移ったら、ナポレオン教頭の戦術でバーン攻撃を行われるか分からない。
「だからこそ、来い!」
その言葉と共に、俺はドローする。
「来たぜ、この状況を覆す事ができるカードをな」
「なんだとデアール!?」
「俺は魔法カード、令呪を発動する。
自分の手札にある特定のカードを一枚、このカードを装備させる事で特殊召喚できる。
俺はルーラー ジャンヌ・ダルクを召喚する!」
その一言と共に目の前に黄金の一つの柱が現れると共に人影が現れる。
腰まで伸びた黄金の神に手には一つの巨大な旗、その容姿はモンスターとは思えないような美しさがあり、その証拠に周りにいたギャラリーは驚きを隠せなかった。
「もっモンスター!?
どういう事なのデアール!
モンスターはそのマシュ・キリエライトだけではなかったのか?!」
「たまたま当たったからな。
まぁ何よりも、このジャンヌがこの状況を打開する切り札だ」
「何を言うと思えば、わざわざ守備表示にしている癖に何を言っているのデアール」
「さぁ、どうだろうな。
俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
俺はそう言いながら不適な笑みと共にカードを伏せる。
「我が輩のターン「この時、罠カードバトルマニアを発動させる」バトルマニア?」
「相手のスタンバイフェイズ時に発動でき、発動したターンは相手は必ず攻撃しなければならない」
「何を言うかと思えば、そんなカード意味はないのデアール!
我が輩は再び強行軍を発動する。
これで直接攻撃をするから問題は「ジャンヌの効果」はい?」
「ジャンヌはフィールド上に存在する限り、相手はこのモンスター以外を攻撃することができない」
『普通のロックの場合は同じモンスターが互いに選ばせる事でロックを可能にしますが、ジャンヌさんは一人でその役割を担っている。
しかも、それは持ち主自体も選ばれない事で、直接攻撃も対応ができます』
「つまりは俺への直接攻撃は行えない」
俺の台詞の合間にマシュの説明が入る。
勿論、周りからはその説明は聞こえないが、その間にもトイソルジャーは既に攻撃を止める事ができず、慌てた様子が見られる。
「なっそれじゃあ、我が輩のトイソルジャーはそのまま進軍するしかない訳デアール!?」
「さらに速攻魔法、結束 UNITYを発動。
このターン、ジャンヌの守備力にマシュ・キリエライトの守備力を加える。
その守備力は5800!!」
「あっあわわわわ!?」
そうしている間にも、トイソルジャーが既に狙いを定めていた引き金を止める事ができず、そのまま攻撃はこちらに向かっていく。
それに対して、ジャンヌは手に持った旗を一振り。
それだけで攻撃は弾かれ、そのままナポレオン教頭の頭へと激突する。
「あべしであーる」
そのままガクッと、倒れる。