※この作品はR-18です。

遊戯王 異なるモンスター使い   作:ボルメテウスさん

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炎を打ち砕く黒

「そうか、そっちも大変だったんだな」

 

「十代先輩こそ」

 

あれから、俺は三沢先輩を旅館で休ませており、その間に十代先輩と合流した。

 

そこには丸藤先輩とティラノの姿はなかったが、どうやら、斎王の手下に連れ去られたらしい。

 

「とにかく、敵の動きが来るまで、大人しくしておきましょう」

 

「そうだな。

けど、せっかく楽しい旅行のはずなのに」

 

「えぇ」

 

今の状況の中でも楽しむという考えを持っている先輩はある意味凄いかもしれない。

 

だけど、実際、貴重なアカデミアの修学旅行。

 

それを楽しまないと損だ。

 

「はぁ?」

 

「んっ?」

 

そうして悩んでいると、何やら思い悩んでいる二人がいるが

 

「こんな所で何をしているんだ」

 

「行き倒れているだよ」

 

「いや、それは偉そうに言う事か?」

 

「だったら、一緒に飯を食おうぜ。

双六さんがハンバーガーを奢ってくれるらしいから」

 

「本当か!」

 

「助かったぜ」

 

「十代先輩はぁ」

 

そう言いながら、俺達はそのまま二人を連れて、そのまま食事をする事にした。

 

そこから、二人は炎丸と岩丸と名前を教えてくれた。

 

どういう理由で行き倒れているのか分からないが

 

「なぁ、二人って、デュエルが強いのか!」

 

「まぁなぁ」

 

「だったらさ!デュエルしようぜ!」

 

「止めておけ、俺達、本当に強いんだから。」

 

「余計にわくわくするじゃないか!

なぁ、勝気」

 

「えぇ、デュエルの聖地のデュエリスト!

だったら、絶対に強いに決まっているじゃないか!」

 

「ふっ、そこまで言われたら」

 

「あぁ断る訳にはいかないな。

岩丸、お前はそっちを相手にしておけ」

 

「あぁ、俺は炎丸だ。

よろしく頼むぜ」

 

「えぇ、勿論です!」

 

そう言いながら、俺達は各々の対戦相手に構える。

 

「そういえば、お前達の名前聞いていなかったな」

 

「俺か?

俺は遊城十代だ」

 

「俺は切札勝気だ」

 

「っ、まさかお前達だったとはな」

 

「どういう事だ?」

 

何か騒いでいるようだが

 

「俺は斎王美寿知様の配下の一人、4帝の一人岩丸」

 

「同じく、炎丸だ」

 

「なっお前達が!」

 

「十代先輩」

 

「あぁ」

 

それと共にデュエルディスクを構える。

 

それは相手も同じく、構える。

 

こうなった以上、絶対に勝って、二人の行方を聞かないといけない。

 

「「デュエル」」

 

「俺のターン。

行くぞ、まずは手札を一枚捨てて、炎帝家臣ベルリネスを特殊召喚する。

そして、ベルリネスをリリースして、炎帝テスタロスを召喚する」

 

「あれは結界を作っているモンスターの一体」

 

「炎丸っ」

 

それを見ると、既に止められない戦いを予感させながら、十代先輩の方も見る。

 

それは岩丸も同じで、結界を作り出したモンスターを一体を召喚していた。

 

「テスタロスの効果により、お前の手札を一枚を捨てる」

 

「ぐっ」

 

そうして、炎丸が指した手札を見せる。

 

「モンスターの場合、そのモンスターのレベルの数だけ相手に100ダメージを与えるが、それはモンスターではないな。

だが、どうやら捨てさせて良かったようだな」

 

「・・・」

 

そう言いながら、俺は手札から融合を墓地へと捨てる。

 

「融合?

勝気がこれまで使ったデッキなんて、見たことないぞ」

 

「俺はカードを二枚伏せて、ターンエンド」

 

「俺のターン、炎丸、こっちも行くぞ!

俺はフィールド魔法、パラダイス・シティを発動する。

デッキから「メガデウス」と名の付くモンスターを手札に加える。

俺はメガデウス アーキタイプを手札に加え、召喚する」

 

その言葉と共に現れたのは、剥き出しになったロボットが現れる。

 

「メガデウス アーキタイプの効果。

自分の手札・フィールドから、「メガデウス」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送る事で、エクストラデッキから融合モンスターを一体特殊召喚する」

 

「融合なしで融合モンスターを召喚するだと!?」

 

その言葉と共に俺は手札のカードを見せる。

 

「手札のR・ドロシー・ウェインライトと場のメガデウス アーキタイプを墓地に送り」

 

その言葉と共に俺はデュエルディスクを掲げると

 

「ビッグオー!ショータイム!」

 

その言葉と共にメガデウス アーキタイプの身体は一瞬で炎に包まれると共にその姿は大きく変わっていた。

 

その身体は漆黒に染められ、両腕には巨大なパイルバンカーを備えたそのロボの身体は巨大で後ろに佇んでいた。

 

「なっ!」

 

「ビックオーの召喚時効果により、。エクストラデッキからランダムで1枚裏側表示で除外しデッキから1枚ドローする」

 

その言葉と共に、俺は除外し、カードをドローすると共に

 

「ビックオーで攻撃!

このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。

その戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になり、ダメージ計算後にその相手モンスターを破壊する」

 

その言葉と共にビックオーはそのまま足を振り下ろすと、その爆音と共にテスタロスは吹き飛ばされる。

 

だが、ダメージは炎丸ではなく、俺の方だった。

 

「何が起きたんじゃ!?」

 

状況が分からず、思わず双六さんが叫ぶが、三沢はフィールドを見る。

 

「炎丸の場に伏せられているカード。

あれはバックファイア」

 

「そう、炎属性のカードが墓地に送られた時、相手に500のダメージを与える」

 

そう、この状況において、相手にダメージを与える事ができない。

 

ある意味、バーンデッキはビッグオーにとっては天敵だ。

 

「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」

 

「高い攻撃力に圧倒的な破壊能力。

確かに強いが」

 

「戦闘ダメージを与える事ができない。

強すぎる力だからこそのデメリットか」

 

「そういう事ならば、恐れる事はない!

俺のターン!

俺は手札から死者蘇生を発動し、墓地からテスタロスを蘇らせ、ターンエンドだ!」

 

「ふぅ、俺のターン、ドロー。

俺はエアークラック・ストームをビッグオーに装備する」

 

その言葉と共にビックオーの腕にはさらに巨大な銃を手に取り、そのままテスタロスに向けた。

 

「ビックオー、Oサンダー」

 

前腕部を展開して現れる回転砲身ユニットから光弾を高速かつ多量に放つ。

 

それと共にテスタロスの身体は打ち抜き、炎丸にダメージを与える。

 

だが、それは俺の方も同じく、バックファイアの効果で身体を焼き尽くす。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

「俺のターン!

負けるかっ負けてたまるかぁ!!」

 

その言葉と共に出てくる炎丸の声はどこか必死な声だった。

 

「分かるよ、お前の気持ち」

 

「なんだと」

 

実際に、俺もモンスターカードが手に入るまで負ける事しかできず、勝つのなんて、夢のまた夢。

 

そんな状況が続いていたら、きっと俺も炎丸達のようになっていた。

 

「だから、止めてやるよ、お前達を!」

 

「できる物ならばやってみろ!

俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

「俺のターン」

 

「俺はこの時、罠カード、リビングデッドの呼び声を発動!

その効果でテスタロスを蘇生させ、さらにもう一枚デモンズ・チェーンを発動して、ビッグオーを選択!」

 

その言葉と共にビッグオーの身体は鎖によって拘束され、身動きが取れなくなった。

 

「さぁ、どうする!

これでお前のモンスターは攻撃はできないはず」

 

「いや、動く必要はない」

 

「なに」

 

その言葉と共に、俺はカードをセットする。

 

同時に身動きが取れないはずのビックオーに動きが見える。

 

それは、ビッグオーそのものが巨大な砲台に変形しており、胸から飛び出た砲台は真っ直ぐと炎丸へと向けた。

 

「なっ」

 

「メガデウス・ファイナルステージ。

このターン、全ての行動を無くす事によって、相手の場の全てのカードを破壊し、相手に1000のダメージを与える」

 

「なっ」

 

「ビッグオー、ファイナルステージ!」

 

その一言と共にビックオーから放たれた一撃はテスタロスを全てを焼き尽くし、炎丸のライフを0にする。

 

「負けたのか、俺達は」

 

そう言いながら、炎丸の手元にあったテスタロスが消えた。

 

「なぜなんだ」

 

「分からない。

けどさ、炎丸自身は力に固執しすぎてるからじゃないかな?」

 

「俺が?」

 

「あぁ、テスタロスは確かに強いけど、なんというか炎丸は凄く戦いづらかった。

だからさ、えぇっと」

 

「つまりはお前さん自身が本当にやりたいデュエルを探す事じゃ」

 

「えっ?」

 

そう言っていると、今回ハンバーガーを奢ってくれた双六さんが出てきた。

 

「やりたいデュエルだと」

 

「あぁ、勝ち負けは大切かもしれんが、それ以上にお前さんがやりたいデュエルをしないとつまらないじゃろ」

 

「双六さん、俺の台詞取らないでくださいよぉ」

 

「悪かったな」

 

そう俺達が言い合っていると

 

「そうだな、俺自身か」

 

そう言っていると、炎丸はそのまま光の中へと消えていった。

 

「炎丸!?」

 

突然の事で、驚きを隠せずにいたが、気づけば、周りは鏡で覆われていた。

 

『海馬ランドで待っているぞ、遊戯十代、切札勝気』

 

その中から現れた女性はそのまま俺達に告げると共に、鏡は自然に消えていった。

 

 

 

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