※この作品はR-18です。

遊戯王 異なるモンスター使い   作:ボルメテウスさん

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爆煙を貫く風

「さて、ペンデュラムとエクシーズの次に新しいデッキだけど」

 

『これは組みやすいですね』

 

「まぁね」

 

今回のデッキはある意味、俺が一番使い慣れたマシュを中心にしたデッキだった。

 

ラーの力もあってか、これまでのマシュとは違う姿へと代わり、同時に彼女自身が新たな力であるシンクロ召喚を教えてくれた。

 

これまではカードにする事ができなかった仲間達も、今回のシンクロがきっかけにデッキを組めるようになり、専用のシンクロデッキを作り上げる事ができた。

 

「これだったら、戦える」

 

そう言いながらも、残りの敵について考える。

 

「残りの敵というのはやっぱり」

 

「えぇ、予想ですが、残りは太陽、火星、地球。

それぞれがモデルになったモンスター達を中心にしたデッキだと思いますが」

 

「どんなモンスターかだな」

 

俺はそう言いながら、ゆっくりとデッキをセットする。

 

今日でジェネックスは結構な日が立っており、十代先輩達も結構勝ち抜いている。

 

「ジェネックス最終日までに終わらせる事ができるのか」

 

「それ程心配ならば、こちら側に来れば良いだろ」

 

「お前らのような奴らの仲間に誰がなるか」

 

そう言いながら、俺は襲撃してきた奴を見る。

 

「ならば、こちらもすぐに燃やし尽くす」

 

それと共に、俺の周りは闇だけではなく、炎によって、覆われる。

 

それが合図となり

 

「「デュエル」」

 

「俺のターン。

まずは炎熱伝導場を発動する。

その効果でデッキからラヴァルの炎車回し、ラヴァル・アーチャーを墓地に送り、ラヴァル・ガンナーを召喚する。

その効果でデッキの上から5枚墓地に送る。

送られたカードにラヴェルと名の付くモンスターは3体、よって攻撃力は600上がる。

カードを一枚伏せて、ターンエンド」

 

流れるように行われた墓地肥やし、先行1ターンのはずなのに墓地には既に7枚のカードが落ちている。

 

「俺のターン、まずは装備魔法、令呪を発動させ、手札のアサシン シャルロット・コルデーを特殊召喚する。

そのモンスター効果でこのモンスターの攻撃力を500下げて、ラヴァル・ガンナーを破壊する」

 

「ほぅ」

 

召喚と同時にラヴァル・ガンナーの背後に現れたシャルロットはそのまま手に持ったナイフで一突きで倒す。

 

それによって、モンスターは消滅したが、奴は特に驚いた様子はなかった。

 

「さらに場に令呪を装備したモンスターがいる時、手札からオルタナティブ マシュ・キリエライトを特殊召喚する」

 

その言葉と共に現れたマシュは以前の騎士を思わせる姿ではなく、機械仕掛けの盾を手に持って、姿を現す。

 

「マシュの効果、このモンスターが自身の効果で特殊召喚された時、レベルを宣言する。

そして、宣言したレベルに変化する。

俺が宣言するのはレベル5!」

 

それと同時にマシュは構えると

 

「俺はレベル3のシャルロットにレベル5のチューナー・モンスターであるマシュをチューニング」

 

「レベルを?」

 

その言葉に疑問に思っている間にマシュの盾から現れた5つの光の輪がシャルロットに重なる。

 

「超絶的な技巧と速さが生み出した、必殺の剣よ!

今こそ、風を超え、顕現せよ!

シンクロ召喚、現れろ、セイバー 沖田総司!」

 

その言葉と共にシャルロットの姿は変わり、ピンク色の着物を身に纏った少女、沖田総司へと変わる。

 

「シンクロ、なるほど。

それが貴様の持っている未知のモンスターの一つか」

 

「沖田総司の効果、このこのカードは一ターンに三回攻撃できる。

今のお前の場にはモンスターがいないから、そのまま攻めさせて貰うぜ!」

 

その言葉と共に沖田もまた構える。

 

「一歩音越え、二歩無間───三歩絶刀!無明三段突き」

 

それと共に奴に向かって、沖田が相手に向かって突っ込む。

 

だが

 

「罠カード、パワー・ウォール。

その効果で相手モンスターの攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動できる。

その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージが0になるように500ダメージにつき1枚、

自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。

それによって、貴様のモンスターの直接攻撃のダメージは7500。

よって、合計15枚を墓地に送り、攻撃を無効にする」

 

『えぇぇ~!』

 

突撃しようとした瞬間、パワー・ウォールの壁によって攻撃が逸れてしまう。

 

「また墓地肥やしかっ」

 

こうなった以上は、下手に攻め込む事ができない。

 

それにこのままでは沖田さんは自身の効果で破壊される。

 

「という事で、ごめん、沖田さん」

 

『えっ、それはどういう意味ですか』

 

「魔法カード、シンクロ・キャンセル。

フィールドのシンクロモンスター1体を対象として発動できる。

そのシンクロモンスターを持ち主のエクストラデッキに戻す。

その後、エクストラデッキに戻したそのモンスターのS召喚に使用したシンクロ素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールドに特殊召喚できる」

 

『へっ?』

 

俺の言葉に疑問に思った沖田さんはぽかんとしているが、そのまま俺のエクストラデッキに吸い込まれていく沖田さん。

 

『私の出番はここで終了ですか!?』

 

そう言いながら、エクストラデッキに戻りながら、沖田さんは消えていき、代わりにマシュとシャルロットが現れる。

 

「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」

 

今は攻め込む事ができない以上は、ここで様子見をするしかない。

 

「俺のターンドロー。

さて、弾丸は十分に揃った以上、決着をつける。

まずはファイヤー・ソウルを発動し、デッキからラヴァルロード・ジャッジメントを除外して、その攻撃力の半分、つまり1350のダメージを与える。

さらにラヴァル・キャノンを召喚し、その効果で除外したラヴァルロード・ジャッジメントを特殊召喚し、ラヴァルロード・ジャッジメントの効果で墓地からラヴァル・ガンナーを除外して、相手に1000のダメージを与える」

 

「ぐっ」

 

先程までの静けさが嘘のように、怒濤のバーンでこちらにダメージを与えていく。

 

「そして、自分の墓地のモンスター3体を除外して、現れろThe blazing MARS!」

 

その言葉と共に現れたのは巨大な悪魔の顔にその上に人が合わさったモンスターが現れる。

 

先程までのフィールドとは比べものにならない程のモンスターが揃っていた。

 

「The blazing MARSの効果。

このカード以外の自分フィールドのモンスターを全て墓地へ送って発動できる。墓地へ送ったモンスターの数×500ダメージを相手に与える。

よって、The blazing MARS以外のモンスターの数は2体、よって1000のダメージを与える」

 

「ぐっ」

 

たった1ターン、それだけで俺のライフは既に3350も減らされた。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

「俺のターン」

 

ここまで追い詰められるとは思わなかった。

 

だけど

 

「逆転は十分にできるな」

 

「逆転だと?」

 

俺の言葉に疑問に思っているようだが

 

「まずは俺はランサー ディルムッドを召喚する。

そして、俺はレベル4のディルムッドにレベル4のチューナー・モンスターであるマシュをチューニング!」

 

その言葉と共に、ディルムッドの身体にマシュから現れた光の輪が覆われ、その姿を変える。

 

「再び、その姿を現せ!

セイバー 沖田総司!」

 

『沖田さん再び登場!

というよりも、なんで私が戻されたんですか!』

 

「まぁ、沖田さんが破壊されるのを防ぐ為だったから。

それに、シャルロットを出しておきたかったからな」

 

『シャルロットさんを?』

 

「あぁ、シャルロットの効果。

攻撃力を500下げ、The blazing MARSを破壊する」

 

「っ」

 

それによって、相手の場は完全にガラ空きになる。

 

「今度こそ、一気に行けるか?」

 

『えぇ、任せてください!

今度こそ、決めますよ』

 

その言葉と共に、沖田さんはそのまま奴の身体を切り裂く。

 

「ぐっ、あともう少しで」

 

その言葉と共に衝撃が伝わったのか、ライフは瞬く間に0へとなった。

 

「ぐっ、まさか、同じモンスターをすぐに終わらせるとはなっ」

 

それと共に、奴は炎の中へと消えていった。

 

「勝つ事ができた。

あとは」

 

そう言いながら、残りのカードを見つめる。

 

シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム。

 

融合以外の新たなカードをなんとか使う事ができたが、気になるのは最後の青いカード。

 

儀式のカードと似た枠だったが、気になるのは、そのマークだった。

 

「一体、どういうカードなんだ?」

 

そう言いながら、俺は最後のデッキを作り出す。

 

 

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