※この作品はR-18です。

遊戯王 異なるモンスター使い   作:ボルメテウスさん

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乗り越えろ地球の試練

「リンクモンスター、まさか、今までのカードと、ここまで違うとは」

 

そう言いながら、リンクモンスター達の特徴を確認する。

 

攻撃力だけあり、謎のマーカー。

 

それらを見て、一つ気づいた事としては、これまで謎だったエクストラモンスターゾーン。

 

もしかしたら、それはリンクモンスターの使用を踏まえたゾーンだったかもしれない。

 

「これは俺が来たから出来たのか、それともこれがあるから、俺が生み出せたのか」

 

謎を浮かべながらも、俺はそのままデュエルディスクを持ったまま、外に出る。

 

「待っていたぞ」

 

「なんだか、今回は唐突だけど、正々堂々だな」

 

これまでは絶対に逃げられない状況で疲労している状態で待ち受けていた奴らと違い、今回の奴はまさか俺がデッキ構築を行い、疲れが取れるまで待っていた。

 

そして、奴はこれまでのように顔も分からない霧を覆っている訳ではなく、全身を黒い鎧を身に纏って、待ち受けていた。

 

「戦いでそのような姑息な真似をしても意味はない。

だからこそ、貴様をここで倒す」

 

「仲間に引き入れるつもりはないんだな。

まぁ、そっちの方が気が楽だ」

 

そう言いながら、俺達は互いにデュエルディスクを構え

 

「「デュエル」」

 

「俺のターン。

俺はモンスターを一体伏せて、ターンエンド」

 

「俺のターン、まずはモビルドール メイを召喚する。

その効果で手札からコアガンダムを一体特殊召喚する。

そして、現れろ、未来を導くサーキット!」

 

その言葉と共に俺の前に現れたのは青く光るゲート。

 

「アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上。俺はコアガンダムとモビルドール メイをリンクマーカーにセット!」

 

その言葉と共にコアガンダムはそのまま青く光るゲートを通り抜け、メイもそのままゲートに吸い込まれる。

 

「コアチェンジ ドッキングゴー!

コアtoサターン!」

 

その一言と共にコアガンダムはオレンジ色の装甲を身に纏うと共に、その右肩には巨大なドリルを持ったガンダムへと変わる。

 

「新たな召喚方法」

 

「サタニクスガンダムの効果。

このガンダムのリンク先にあるモンスターを一体破壊する。

ブレーカドリル!」

 

その言葉と共にサタニクスガンダムは伏せられていたモンスターを破壊する。

 

そこから出てきたのはこれまで見たことのないモンスターだった。

 

「倒されたか」

 

「まだだ、こっちの攻撃はまだ終わっていない!

行け!ヴァイスプレイヤ!」

 

その言葉と共にサタニクスガンダムはモンスターを破壊したドリルを回転させ、巨大なアームへと変え、そのまま目の前の相手を攻撃した。

 

同時に兜にヒビが割れ、そこから、現れたのは

 

「なっ十代先輩!?」

 

そこに出てきたのは、なんと十代先輩だった。

 

「いや、十代先輩は確か」

 

十代先輩は今朝会ったが、そんな気配はなかった。

 

何よりも先輩と一緒にいたネオスやハネクリボー達の姿が見えない。

 

「お前は一体何者だ?」

 

「俺が誰だろうと関係ない。

まぁ、それで貴様が手を緩めたら、卑怯だからな」

 

そう言いながら、奴は構える。

 

「俺はプラネットカードの闇から生まれた存在。

その闇が最も生かせる存在として、俺は生まれた」

 

「つまりは、最強のヒーロー使いとして、十代先輩を模した訳か」

 

その言葉が本当ならば、確かに頷ける。

 

「そうかよ。

俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

「俺のターン。

まずはヒーロー・ア・ライブを発動。

ライフを半分にして、デッキからE・HERO エアーマンを特殊召喚する。

その効果でデッキからE・HERO シャドー・ミストを手札に加え、融合。

現れろ、E・HERO Great TORNADO!」

 

「っ」

 

先程まで場にいなかったはずなのに、何時の間にか現れたマントを身に纏ったヒーローが現れた。

 

「E・HERO Great TORNADOの効果、このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる」

 

その言葉と共にサタニクスガンダムの装甲が一部剥がれてしまい、攻撃力が下がる。

 

これで、E・HERO Great TORNADOの攻撃で簡単に倒されてしまう。

 

「シャドー・ミストの効果で墓地からフォレストマンを手札に加える。

そしてE・HERO ブレイズマンを召喚し、デッキから融合を手札に加え、融合を発動!

フォレストマンとオーシャンで融合、現れろ、E・HERO ジ・アース」

 

「っ」

 

そこから怒濤の展開で現れるヒーロー達。

 

その戦い方はまさに十代先輩を思わせる展開力であり、目の前に立つジ・アースの黒いボディに俺は怯む。

 

「まさか、これが地球のプラネットシリーズっ」

 

「まずはブレイズマンの効果でデッキからE・HERO エッジマンを墓地に送り、エッジマンと同じ属性・攻撃力・守備力になる。

そして、ジ・アースの効果、ブレイズマンをリリースする事によって、その攻撃力を得る」

 

「なっ」

 

その言葉と共にジ・アースの身体からマグマが溢れ出し、その両手には炎の剣が宿る。

 

「ブレイズマンの効果でエッジマンの攻撃力2600になっている。

ジ・アースはその攻撃力を得た事で、その攻撃力は5100になっている」

 

「さぁ行くぞ!

ジ・アースで攻撃、ジ・アース・マグマ!」

 

その言葉と共にジ・アースがこちらに向けて攻撃を仕掛けてくる。

 

「ぐっ」

 

その攻撃によって、サタニクスガンダムは破壊された。

 

だが

 

「速攻魔法リミテッドチェンジ!

自分フィールド上の機械族リンクモンスターが戦闘又は効果破壊された時に発動できる。

破壊されたモンスターのリンク以下の機械族リンクモンスターを一体効果を無効にして特殊召喚する!

コアチェンジ!サターンtoマーズ!マーズフォーガンダム!」

 

その言葉に合わせるようにサタニクスガンダムの装甲は無くなり、代わりに赤い装甲を身に纏ったガンダムが現れ、刀を構える。

 

「この効果で特殊召喚したモンスターが【コアガンダム】モンスターだった場合そのモンスターの攻撃力を500ポイントアップする。

マーズフォーガンダムはコアガンダムとして扱う為、攻撃力は500上がる!」

 

「なるほど、対策は取っていたが。

ならば、これでターンエンド」

 

「俺のターン、ドロー」

 

確かにここまで攻め込まれた以上、油断はできない。

 

何よりも相手はあの十代先輩だ。

 

だが

 

「なぁ、先輩」

 

「なんだ」

 

「あんた、デュエルを楽しんでいるのか」

 

俺はそう言いながら、尋ねる。

 

「くだらん。

デュエルなど、所詮は道具。

楽しむと考えるのは弱者の考えだ」

 

「それは良かった。

あんたは十代先輩じゃないわ」

 

そう言い、俺は構える。

 

「悪いが、俺はこのデュエルは結構燃えているぜ。

十代先輩の未知のヒーローと戦えるのを。

でも、このデュエルを楽しんでいないお前相手だったら、簡単に勝てるぜ」

 

「なに?」

 

「行くぜ、まずはコアガンダムⅡを召喚し、現れろ!未知のサーキット!

アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上。俺はコアガンダムⅡとマーズフォーガンダムをリンクマーカーにセット!」

 

その言葉と共にコアガンダムⅡはその場で留まると同時に次々と新たなパーツが装填されていく。

 

その姿は先程までのサタニクスやマーズフォーに比べたらバラバラなパーツが多く不格好だが、それ以上に力強い姿で立っていた。

 

「コアガンダムⅡ エクストラリミテッドチェンジ!」

 

その言葉と共にコアガンダムが構える。

 

同時にコアガンダムⅡの後ろにサタニクス、マーズフォー、コアガンダムが現れる。

 

「なに?」

 

「コアガンダムⅡ エクストラリミテッドチェンジの効果!

このカードがリンク召喚に成功した時、墓地から【コアガンダム】をこのカードのリンク先に効果を無効にして可能な限り特殊召喚することができる。

そして、このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する【コアガンダム】モンスターのリンクマーカーの数だけ500上がる!」

 

その言葉と共にコアガンダムⅡの元々の攻撃力である3800を超え、5300へと変わる。

 

「行くぜ!

コアガンダムⅡでジ・アースに攻撃!」

 

「っ!」

 

それに合わせるようにコアガンダムの攻撃がジ・アースへと攻撃を仕掛ける。

 

ジ・アースの両手のビームサーベルとコアガンダムⅡのビームサーベルが激突する。

 

互いに火花を散らしながら、コアガンダムは腕に装着されている刃で受け流すと共に、巨大なドリルでジ・アースを貫く。

 

「っ!!」

 

それと同時に十代先輩のライフは0になった。

 

「・・・攻めすぎたか」

 

「先輩」

 

そう言いながら、俺は手を伸ばす。

 

「楽しい、デュエルでした」

 

「楽しい?」

 

そう言いながら、十代は少し首を傾げた。

 

少し分からない様子だったが

 

「そうか、これが忘れていた事か」

 

そう言いながら、十代先輩は目を閉じた。

 

「切札勝気、貴様が戦いを挑む最後のプラネットカードは最強の存在だ」

 

「あぁ」

 

その言葉を受けながら、ゆっくりと、その姿は消えていった。

 

「それにしても、これが勝てない訳か」

 

確かに十代先輩とよく似た姿だった。

 

だが、それでも根本的な何かが違った。

 

「だからこそ、負けるつもりはない」

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