「U・HERO ジード ギャラクシーライジングで直接攻撃!」
「ぎゃぁああ!!」
「そっちの奴はゲッコウガでとどめだ!!」
「ぐああぁあぁ」
「これは思った以上にとんでもないな」
ユーリの案内を元にプロフェッサーがいると思われる場所目指して走っていた。
道中では俺達を妨害しようとするオベリスク・フォース達と戦っていた。
その道中で襲い掛かってくる奴らはほとんどが古代デッキである為、対策もほとんど分かっていた。
「それにしても、驚きだよ。
あのガンダムというテーマだけではなかったのか」
「まぁな。
それにデッキだったら、まだまだあるからな」
「その改造制服の中に幾つデッキあるからな。
さてっと、ここか?」
「あぁ、間違いないよ。
プロフェッサーはあそこで何時も何かしているよ」
「そうか」
俺はそう言い、そのまま部屋の中へと入ると
「まさか、ここまで来たのか」
そう言いながら、こちらに話しかけてきたのはスキンヘッドに機械を埋め込んでいる怪しい男がいた。
「プロフェッサーっ、あれが」
「君は下がっていろ、セレナ」
「セレナか」
そこにいたプロフェッサーの後ろにいたのは柚子ちゃんと同じ容姿をした子がいた。
だが、おそらくユーリと同じようにこの世界での柚子ちゃんだろう。
「それにしても、まさかユーリがそちら側につくとはな」
「まぁね。
僕としてはプロフェッサーと一緒にいるよりも、こっちにいた方が面白いからね」
「なんだか、それを聞くと俺達が悪者のように聞こえるから止めてくれない」
そう言いながら、俺は頭を掻きながら、とりあえずは目の前にいるプロフェッサーに目を向ける。
「とりあえず、あんたには聞きたい事があるからな」
「聞きたい事だと?」
「あぁ、お前らのアカデミアについてだ。
なんで、アカデミアなんだ」
「何を言っているんだ?」
その事についてセレナは疑問に思ったのか首を傾げる。
「他の次元に攻め込むならば、軍人でも、傭兵、そういう奴らの方が計画を進めるには良いだろう。
それなのに、お前はわざわざアカデミアと名乗らせている」
「そうだな、確かにお前の言う通りだ。
さすがは切札勝機と言うべきか」
「プロフェッサー、まさか知っていたのですか?」
「あぁ、その活躍自体はあまりにも記録が少なく、たった1年のみだがな」
「その台詞、まさか」
その言葉から考えても、プロフェッサーの奴は俺と同じ世界の出身だと考えられる。
「それで、記録という事も考えて、あんた未来の人間か?」
「まったく、情報が少ないのも含めて、君は油断はできないな」
「ねぇ、なんの話?
こっちだけ仲間外れにされては」
「いやぁ、思った以上に面倒な事になったな」
もしも今、考えている事が正しければ、プロフェッサーは俺と同じ世界の出身、それも未来の世界。
「そして4つの次元を一つにする事。
その重要性も君ならば分かるはずだ」
「さぁな、それは全然分からねぇよ」
「それはなぜだ?」
「道中でユーリから聞いたけど、人々をカード化する。
そこからできるエネルギーで世界を一つにする。
けどな、そんな方法で世界を一つにしても、世界は平和になる所か、戦争が何時までも続くぞ」
「あぁ、だが、その先には平和がある」
「・・・本当にそう考えているのか」
俺はそう言いながら、目の前にいるプロフェッサーの目を見る。
「お前の目には、別の目的があるように見えるが」
「さぁな」
それだけ言いながら、俺はそのままゆっくりと進む。
同時にプロフェッサーはその手にデュエルディスクを構える。
「これより先はデュエルで語るとしよう。
君もそう考えているはずだ」
「あぁそうかよ。
だったら、デュエルで勝ってから、聞く事にするよ!」
それ以上聞く事ができないと分かると、俺はそのままデュエルディスクを展開する。
そして
「「デュエル」」
「俺のターン。
まずはコッコ・ルピアを召喚する。
コッコ・ルピアの効果でこのカードを召喚したターン、手札に炎属性モンスターがいる場合もう一度通常召喚を行うことができ、さらにこのカードがフィールドに存在する限りレベル5以上・炎属性・ドラゴン族モンスターを召喚する場合リリース無しで召喚できる」
俺の言葉に合わせるように、縦笛を持った赤い雛が現れる。
この名前になったきっかけにもなったカードゲームの主人公が使っていたモンスターである。
向こうとは違って、召喚してもう一体召喚する事はできないが、その代わり他のコッコ・ルピアを呼んで、コストを下げる事はできない。
「種族は限定的だけど、その分、上級モンスターの召喚が簡単になる。
見た目とは違って、エグいな」
「俺はボルシャック・ドラゴンを召喚する」
それと共に現れたのは、デュエルマスターズの世界においては一番有名と言っても言いドラゴン、ボルシャック・ドラゴンだ。
「そして俺は魔法カード、NEXの究極進化を発動する」
その言葉と共に俺の場にいたボルシャック・ドラゴンは炎に包まれる。
「このカードは俺の場にいるボルシャックと名の付くモンスターをリリースする事によって、エクストラデッキからそのモンスターよりもレベルが2つ上の炎属性・ドラゴン族モンスターを1体を特殊召喚する。
俺はボルシャック・ドラゴンを超竜サンバースト・NEXに進化!
その言葉と共にボルシャック・ドラゴンは雄叫びを上げながらNEXの姿である鎧、そしてそこからその身体をさらに強固な鎧を身に纏うと共に4本の腕とその手には剣を持ったモンスターへと変わる。
「たった一枚のカードで融合召喚だと!?」
「へぇ、まだあんなのを隠していたんだ」
サンバースト・NEXの登場は驚いたのか、二人は見上げていた。
「俺はこれでターンエンド」
そう言いながら、俺は構える。
「私のターンドロー。
確かに強力なモンスターだ。
だが、私の前では無意味!
私はペンデュラムゾーンに精霊結晶-シルフ・コアと精霊結晶-ノーム・コアをセッティング」
「ペンデュラム?」
そのペンデュラムゾーンというのを聞くと、ユーリとセレナは知らないのか首を傾げる。
「ペンデュラム召喚。
精霊結晶-ウンディーネ・コア
精霊機巧軍-ペンデュラム・ガバナー、精霊結晶-サラマンダー・コア」
その言葉と共に出てきたのはペンデュラムゾーンにセッティングされている球体型のモンスターと色違いのモンスターが現れた。
「ペンデュラム・ガバナーの効果。
1ターンに1度、そのモンスター効果を使用していない
手札からP召喚した「精霊結晶」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、その対象のモンスターの効果を2回まで使用できる。
私はサラマンダーをリリースし、その効果を二回発動する。
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、そのコントローラーに800ダメージを与える。
私はコッコ・ルピアとサンバースト・NEXを破壊する」
その言葉と共にサラマンダー・コアから出てきた光によって、コッコ・ルピアとサンバースト・NEXが消される。
「へぇ、あれがプロフェッサーのモンスターか」
「あぁ、私も初めて見たが、これで終わりだ!」
「そうかい?」
「だって、そうだろ。
奴の場のモンスターを2体破壊して、1600のダメージ。
さらにペンデュラム・ガバナーの攻撃力は2800.
奴の場にはモンスターがいない上に魔法・罠もセットされていない」
「確かにそうだね。
普通だったら」
「なに?」
「見てれば分かるよ」
ユーリはそう言いながらも、俺の場を見る。
「何?」
それは破壊されたはずのサンバースト・NEXの所だった。
だが、そこに立っていたのはサンバースト・NEXではなかった。
「あれは」
「サンバースト・NEXの効果。
このカードがフィールドから離れる時、このカードをEXデッキに戻すことで『神羅ライジング・NEX』を特殊召喚できる」
それと共に現れたのは先程までのサンバースト・NEXと比べても巨大なモンスターであり、6本の腕に4本の足を持つモンスターへと変わっていた。
「レベル10の攻撃力4000のモンスターだと!?」
「どうやら、思った以上に厄介な存在だな。
だが、そのモンスターを倒す必要はない」
「なに?」
「私はカードを一枚伏せて、これでターンエンド」
「俺のターン。
ライジング・NEXでペンデュラム・ガバナーに攻撃」
その言葉と共にライジング・NEXはそのままペンデュラム・ガバナーに攻撃を仕掛ける。
その巨体に押しつぶされ、ペンデュラム・ガバナーは破壊する。
「しかし、ペンデュラム・ガバナーの効果でセッティングされているペンデュラムゾーンに新しく設置する」
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
「私のターン。
確かにそのモンスターは強力。
だがっ、ペンデュラム召喚!
ペンデュラム・ガバナー、ペンデュラム・サラマンダー!
その効果でペンデュラム・サラマンダーをリリースし、ライジング・NEXを破壊する」
「このカードが相手カードの効果対象になった時発動できる。相手モンスターを1体破壊し、このカードよりレベルの低い炎属性・ドラゴン族モンスターを1体墓地から召喚条件を無視して特殊召喚できる」
「だが、カウンター罠。
精霊発光。
相手モンスターが効果を発動した時発動できる。自分フィールドのモンスターを1体手札に戻し効果を無効にする」
「そう来たか」
「そのモンスターの効果を狙っていたか」
「その通り。
私はペンデュラム・ガバナーを手札に戻し、ライジング・NEXの効果を無効にして手札に戻す」
それと共にライジング・NEXはそのままデッキに戻される。
「だけど、それは場にいた時の効果だろ」
「まさか」
同時にペンデュラム・ガバナーから放たれた光はライジング・NEXを貫いた。
しかし、そのライジング・NEXから飛び出たのは、背中に巨大な剣を背負ったモンスター、NEXの最強モンスターである
「ボルシャック・クロス・NEXを召喚!」
「まさか、ここまでの召喚エネルギーが。
だが、私はペンデュラム・フュージョンを発動する。
自分のPゾーンにカードが2枚存在する場合、自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターも融合する」
その一言と共にペンデュラムゾーンにセッティングされているモンスターが融合した瞬間だった。
「ボルシャック・クロス・NEXの効果!」
「なに」
同時にボルシャック・クロス・NEXの背中の剣が炎の刃へと変わり、その魔法を切り裂く。
「このカードがフィールドにいる限り、相手は通常召喚・特殊召喚・モンスター効果を使用することができない」
「それじゃあ、プロフェッサーはもう」
「融合もペンデュラム召喚もできない」
「ぐっ、ターンエンド」
「俺のターン!
行くぜ、ボルシャック・クロス・NEX!」
その一言と共にボルシャック・クロス・NEXは走り出す。
だが、その目指している先はプロフェッサーではなく、後ろにある謎の機材に向かって
「まさかっ」
「方法も分からないんだったら、ぶっ壊す!」
「辞めろ!!」
「遅い!」
プロフェッサーからの言葉を聞く前に俺はその機械を真っ二つに切り裂く。
本来ならば、ソリッドビジョンで切り裂く事ができないが、あのドラゴエディアとの戦いで覚えたが、ある程度コントロールできた。
何より、ボルシャック・クロス・NEX自体の力は強く、そのまま破壊する事ができた。
それによって、内部のエネルギーが暴発が始まりそうになった。
「うわっと、これは」
そうしていると、制服の裏のデッキの一つ『K・HERO』のデッキが反応した。
見てみると、それはディケイドだった。
『さっさと行くぞ』
「そういう事か」
遊矢達の世界に来た時の状況はともかく、このアカデミアに来たのはディケイドの仕業のようだ。
「じゃあな、プロフェッサー。
今度会った時には、決着をつけるよ」
「へぇ、他の世界か。
それはそれで楽しみだな」
その言葉と共に俺、それにユーリも一緒に来る。
「なんだか、思った以上に平和な世界だね」
「その分、デュエルは思いっきり楽しめるぞ」
そう言いながら
「おい、さっきプロフェッサーと話していたのはどういう事なんだ」
「・・・」
「あれ、なんで君もこっちにいるの?」
そこにはなぜかセレナが一緒に来ていた。
「私は、プロフェッサーの考えを信じていたが、あのデュエルで、どうしたら良いのか分からなくなって」
それは本当に迷っている様子だった。
「まぁ、それだったら考えれば良いけど。
しかし」
「どうしたんだい?」
「これからの生活費、どうしよう」
いきなり二人も増えたら、さすがに修造さんに迷惑かけるよな。