「それにしても、そっくりだな」
「そっそんなにか」
そう言いながら、俺は先程まで戦っていたユートの顔を見る。
その顔は本当に遊矢やユーリと顔がそっくりだった。
だからこそ、俺の中の謎がより深くなっていった。
「まさか顔がそっくりな奴なのか、それとも4人に?」
「何の話をしているんだ」
「まぁ、なんというか、もしかしたらお前にそっくりな奴が3人いるという事」
「さっ3人!?」
そう疑問をユートに言うと、驚きの表情をしていた。
「さてっと、それでこれからどうするんだ?」
「あぁ、アカデミアの事についてを調べたかったが、まさか知っているのか」
「まぁな。
こっちとしても、あいつらのトップには少し話さないといけないからな」
俺の事についてを知っている事を含めて、多くの謎はあのプロフェッサーが知っている。
ならば、奴を知れば
「貴様が切札勝気か」
「これは」
「アカデミアっ」
そう言い、振り返ると、そこには大きな火傷の痕が残っており、左目には眼帯を身につけた男が立っていた。
「お前は?」
「俺はバレット。
貴様が誘拐したユーリ様とセレナ様を連れ戻す為にこの次元に来た」
「誘拐?」
「失礼な言い方だな。
第一、次元を一つにする為に悪事をしているお前らが言う事が」
そう言いながら、俺はそのまま先程まで使っていたデッキを仕舞い、新たなデッキをそのままデュエルディスクにセットする。
「どうしても聞きたいならば、これで聞いてやるよ」
「・・・良いだろう!!」
そう言い、バレットの方もデュエルディスクを構えた。
「「デュエル」」
「私のターン。
私は獣闘機融合装置を発動する。
手札の激昂のミノタウルスとキャリア・センチネルを融合召喚!獣闘機ミノ・クリンガー
!!」
その言葉と共に出てきたモンスターは片目だけ機械の目、機械筋肉が装着されたミノタウルスが現れた。
「まさか海馬瀬戸が使っていたモンスターとはな」
「海馬、誰の事だ」
その言葉に疑問に思って、バレットはそのまま首を傾げるが
「気にするな、こっちの話だ」
「何の話をしているのか分からないが、私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
「俺のターン。
それじゃ、俺はシャルロット・デュノアを召喚」
その言葉と共に中性的な顔立ち金髪の少女が現れる。
「超高校級じゃない?」
「まぁ、俺は色々なデッキを使うからな」
「ならば、私はこの時、鉄盾の獣闘機勲章を発動する」
「どんなデッキか、予想できないな」
「まぁな。
だけど、このデッキはまだ動き出したばかりだぞ。
シャルロット・デュノアの効果、手札を2枚捨てる事で、エクストラデッキからランク4以下のモンスターを特殊召喚する」
「エクシーズだと!」
その言葉と共に俺は手札にある2枚のカードをそのまま墓地に送る。
「エクシーズ召喚!ラファール・リヴァイヴ・カスタムII!」
その言葉と共にオレンジ色の機械の鎧が現れる。
「確かにエクシーズが出てきたのは驚いたが、オーバレイユニットが存在しないモンスター。
だが、鉄鎖の獣闘機勲章を発動する」
その言葉と共にラファール・リヴァイヴ・カスタムIIの身体は鎖によって縛られる。
「相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合にこの効果を1度だけ発動できる。
このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、そのモンスターは攻撃できず、表示形式の変更もできない。
また、戦闘では破壊されない」
「これじゃ、エクシーズが」
「まだまだ!
ラファール・リヴァイヴ・カスタムIIの効果。
自分フィールドの「シャルロット・デュノア」モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドのこのカードを攻撃力1500アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する」
その言葉と共に機械の鎧はそのまま粒子となって、シャルロットを身に纏う。
「エクシーズモンスターを鎧のように身に纏うだと」
「お前のそのカードは対象になったモンスターは確かに攻撃する事ができないが、装備魔法になれば攻撃はできる」
その言葉と共に
「それじゃ、行くぜ。
シャルロットで獣闘機ミノ・クリンガーに攻撃」
その言葉とと共にシャルロットはその手に持ったマシンガンを獣闘機ミノ・クリンガーに向けて放った。
それによって、ミノ・クリンガーの身体は瞬く間に穴だらけになって、破壊する。
「だが、ミノ・クリンガーの効果!
このカードが戦闘で破壊された場合に発動できる。
このカードの融合素材としたモンスター1組を自分の墓地から特殊召喚する。
私は激昂のミノタウルスとキャリア・センチネルを特殊召喚!
そして、鉄盾の獣闘機勲章の効果、1ターンに1度、自分が100以上の戦闘ダメージを受けた場合に発動できる。その戦闘ダメージ100につき、このカードに勲章カウン
ターを1つ置く」
その音声と共に紋章カウンターが一つ置かれた。
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
「私のターン。
獣闘機融合装置を発動する!
手札のビッグ・コアラと場のキャリア・センチネルで融合召喚!
獣闘機城コアラ・フォートレス!」
その言葉と共に巨大な大砲を背中に背負ったビック・コアラがその姿を現した。
「まずはミノタウロスでシャルロットに攻撃!」
その言葉と共に場に残っていたミノタウロスをシャルロットに向けて突っ込ませる。
だが、攻撃力の差は大きく、そのまま手に持った盾を使い、反撃し、そのままダメージを与える。
「戦闘ダメージを受けた事によって、ミノタウロスとシャルロットとのライフの差だけ紋章カウンターを置く。
その数は8個」
合計9個の紋章がそこに置かれている。
「さぁ、行くぞ!
コアラ・フォートレスでシャルロットに攻撃!」
それと共に襲い掛かってくるが
「罠カード砂漠の逃げ水。
自分フィールド上のシャルロット・デュノアが攻撃対象となった時発動可能。相手のモンスターの攻撃を手札の装備魔法を捨てる事で無効にできる」
その言葉と共にシャルロットはそのまま迫ってくる弾丸を直前で避ける。
「私はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
「俺のターン。
シャルロット・デュノアの効果。
スタンバイフェイズ時、このカードが「ラファール・リヴァイヴ・カスタムII」を装備している時、墓地から装備魔法三枚まで手札に加える。
俺は墓地からガングニール、イガリマ、シュルシュガナを手札に加える」
俺はそうして、手札に加え
「まずは更識楯無を召喚」
その言葉と共に出てきたのは水色の髪の少女が現れる。
「このカードが召喚に成功した時、手札のカードを2枚墓地に送る事で、エクストラデッキからランク4以下のエクシーズモンスターを一体特殊召喚する。
その効果で俺は手札にある2枚のカードを墓地に送り、エクシーズ召喚、IS 霧纒の淑女!」
「手札を使ってのエクシーズ召喚。
それが、あのデッキの特徴か」
「だが、それだけだ」
その言葉と共にバレットは笑みを浮かべていた。
「コアラ・フォートレスを倒したとしても、私のライフに決定的なダメージは与えられない」
「さぁ、どうだろうな。
俺は手札から装備魔法ガングニールを更識楯無に装備」
その言葉と共に、その手に持っている槍はさらに巨大化する。
「バトル。
更識楯無でコアラ・フォートレスに攻撃!」
その言葉と共に更識楯無の手に持っていた槍をそのままコアラ・フォートレスに向けて投げた。
「ぐっ」
その一撃を食らった事によって、コアラ・フォートレスはそのまま破壊された。
「だがっそのダメージを喰らった事によって、鉄盾の獣闘機勲章の効果により、紋章カウンターを22個を設置する!」
その言葉と共に奴の場にある紋章カウンターは瞬く間に31個が置かれていた。
「このカードが戦闘で破壊された場合に発動できる。
自分墓地に存在する【獣闘機】モンスターを可能な限り特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚したモンスターと同名カードの効果は特殊召喚させた次の自分ターンのエンドフェイズまで無効とし発動することもできない。
墓地にある獣闘機ミノ・クリンガーを特殊召喚する!」
その言葉と共に再びあのミノタウロスがその姿を現す。
「だけど、俺はそのままシャルロットでミノ・クリンガーに攻撃!」
「罠カード、攻撃の無力化!
相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、バトルフェイズを終了する。」
それによって、ミノ・クリンガーの破壊は無効にされる、
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド。
さっきのは」
「あぁ、間違いない。
奴はあれを溜めるのが目的だ」
その言葉に俺達は頷く。
「私のターン!
さぁ、ここまで整えた!」
そう言い、奴は笑みを零す。
「まずは獣闘機ミノ・クリンガーの効果!
1ターンに1度、相手フィールドのモンスターの数だけ500のダメージを相手に与える事ができる。
お前の場には2体のモンスターよって、1000のダメージを与える」
その言葉と共に、俺に初めてライフが3000へと減った。
「そして、勲章カウンターが置かれているこのカードを墓地へ送り、
自分フィールドの「獣闘機」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、このカードの勲章カウンターの数だけ100アップする」
その言葉と共に獣闘機ミノ・クリンガーの攻撃力は2400から5500へと上がる。
「さぁ、これで準備はできた。
これで決着をつける!」
「あぁ、だけど、もう決着はついてる」
「なに?」
その言葉と共に奴も周りの雰囲気が変わった事に気づく。
「これは」
「単一仕様能力-清き激情
相手の攻撃力・守備力が変化した時に発動できる。
変化した数値分、相手にダメージを与える」
「それはまさか」
同時に攻撃力を上げる為に鉄盾の獣闘機勲章が爆発した。
それはそのまま奴のライフを瞬く間に0へと変わった。
「ぐっがぁ」
同時に奴はそのまま吹き飛ばされたが、そのデュエルディスクが光ると共に、姿が消えた。
「ちっ、すぐに転送するように仕掛けやがったな」
「まさかエクシーズまで使うとは」
「それだけじゃないぜ。
まぁ、色々とあったからな」
主にまさか二つの神の協力があったとはとても言えない。
「・・・それで、どうする?
一端、俺が居候している所に来るか?」
「・・・いや、少し自分の次元へ戻る。
この事も含めて、仲間達と相談したい」
「そうか、だったら、こっちに来た時には俺やLDSの所にいる赤羽零児に頼ってみろ。
あそこにはアカデミアと敵対している奴がいる」
「そうか、ありがとう」
その言葉を聞くと共に、そのまま元の次元へと帰って行った。
「さて、融合次元の奴らが本格的に攻めてくるけど、どうしたもんかねぇ」
そう言いながら、俺はあくびをしながら呟く。