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「さて、エクシーズ召喚の反応はここか?」
そう言いながら、俺は赤馬から頼まれた場所を探っていた。
赤馬が言っていた場所に来たが
「貴様、アカデミアか」
「おいおい、いきなり仕掛けてくるなよ」
そう言いながら出てきたのは以前ユートと似た格好をしていた。
「一応聞くけど、ユートの知り合いか?
俺は敵じゃないぞ」
「ユートの事を知っているだと?」
「聞いていないか?
一応、俺はお前達の味方だけど」
「それで信用できるとでも」
「ごもっとも」
俺は思わずそう言いながら、どう説得しようと悩んでいると
「なんだ」
背中から襲い掛かる何か。
振り向くと、そこにいたのはアカデミアの奴だった。
「やはり、貴様はアカデミアの手の者か!」
「いや、勘違いだ勘違い!!
本当に俺は敵じゃなくて「キヒ」きひ?」
その声に後ろを振り向くと
「きひひひ!?」
「なんだ、あいつ」
その雰囲気はこれまで感じた事のない狂気を感じた。
「これまでのアカデミアとは明らかに違う」
「でゅえるでゅえる」
その言葉と共に、こちらにデュエルを仕掛けてきた。
どうやら、応じるしか手はないようだ。
「とりあえずやるか」
そう言い、俺はそのまま構える。
「何がどうなっているんだ?」
「俺も分からない。
とにかく、やらなければいけないようだな」
それと共に、俺は改めて、向き合い
「「デュエル」」
「キヒ、キヒキヒキヒヒッ!!」
「なんだ?」
これまでのアカデミアの奴からは考えられないような狂気。
俺はその考えが過りながら、そのまま構える。
「俺は封印されし精霊 四糸乃を召喚。
このモンスターがフィールドに通常または特殊召喚された時、守備表示で召喚される。
俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
その言葉と共に出てきたのは青い髪が特徴的な少女だった。
彼女は怯えながらも、真っ直ぐとアカデミアを見つめていた。
「キヒヒ、ドロー、融合、発動」
「さっそくか」
アカデミアだから、いきなり融合を使う事は予想していたが
「脅威の精霊 狂三と刻々帝を融合召喚!
現れろ、神威霊装・三番 ナイトメア」
その言葉と共に出てきたのは黒髪を左右非対称のツインテールに括り、赤と黒を基調としたドレス。何よりも特徴的になっている左目には金色の時計の文字盤となっており、針までしっかりと動いている。
「なんだっあのモンスターは」
「まさか、俺と同じ」
どうやら油断はできないようだ。
「なんだ、あのモンスターは」
それと共に黒咲は顔を歪ませながら見る。
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」
その言葉と共に首を不気味な雰囲気で横を向く。
「俺のターン「罠カード、ナイトメア・デーモンズ」っ」
それと共に奴の場にいるナイトメアがその姿を消した。
変わりに俺の場に現れたのは、ナイトメアそっくりのモンスターだった。
「このカードで一体」
何か不気味なイメージをするナイトメアに対して、油断はできない。
相手の場にはカードが1枚だけ伏せられているが
「それでもなんとかできるか?
俺は手札から融合を発動する。
場の封印されし精霊 四糸乃と手札のウサギのパペット よしのんで融合召喚!
現れろ、神威霊装・四番 ハーミット!」
その言葉と共に出てきたのは薄い水色のレースの上に緑色をベースに模様の付いたレインコートを羽織り、ピンクのボタンと縫い目のついた大きなうさみみ付きフードを着用しており、服の下部から垂れ下がったピンクのリボンの付いた白い尻尾のようなアクセサリー。
そんな、先程までの少女と共に右手には兎のパペットが現れる。
「速攻魔法、十一の弾。
ィールド上に存在する「ナイトメア・トークン」を任意の数破壊する。
破壊した数だけ相手フィールドのカードを選択しゲームから除外する」
「そういう事か」
その言葉と共に俺の場にいた全てのナイトメア・トークンは笑みを浮かべながら、そのまま爆散する。
同時に俺のライフはそのまま2400のダメージを受ける。
「ナイトメア・トークンを召喚する。
それは相手のカードを除外するだけではなく、相手にダメージを与える」
「まさか、ここまで狙ってか、けど」
何か狙っていた事が分かっていた。
だからこそ、こちらもハーミットを出していた。
それと共に爆散していたはずの俺はまるで怪我はなく、ハーミットが立っていた。
「これは?」
「このモンスターが守備表示の時、相手のカードの対象になった時に発動する。
次の自分のターン開始時まで、そのカードは除外する。その後、このモンスターを攻撃表示にする」
「それが狙いだったのか」
「まぁ仕掛けてくるのは分かっていたからな。
とりあえず、ハーミットで直接攻撃!!」
その言葉と共に、ハーミットから放たれた氷の弾丸がアカデミアの奴を貫く。
「きひひ」
そのダメージを受けている間も、奴は奇妙な笑みを絶やさなかった。
「なんだかやばそうだな。
俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
「きひひこのカードが墓地に送られたターンのエンドフェイズに発動する。
自分の墓地のカードを一枚除外する事で、このカードを特殊召喚する。
ナイトメア・デーモンズを除外し、特殊召喚。
そして、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の場にナイトメア・デーモン・トークン」を一体特殊召喚する。」
その言葉と共に召喚されたのは、先程墓地へと送られたカード。
「ナイトメア・トークンを利用した戦術という訳か。
確かにこれは厄介だな」
「私のターン、八の弾を発動。
フィールド上に存在する「ナイトメア・トークン」を1体破壊する。
破壊することでこのターン自分フィールドにできるだけ「ナイトメア・トークン」を特殊召喚できる。その後「ナイトメア」と名のつくモンスターは全て、フィールドの「ナイトメア」の数×500ポイント攻撃力が上がる」
その言葉と共に、奴の場にはナイトメア・トークンが3体特殊召喚される。それだけではなく、ナイトメアを含む全てのモンスターは攻撃力が2500へと変わる。
「そうなるはずだったよな」
「なに?」
その言葉と共に、場にいたナイトメア・トークンはそのまま氷の中へと包まれる。
「これは」
「速攻魔法 氷結傀儡 ザドキエル。
このカードが発動した時、このカード以外の全ての効果を無効にする」
「きひ?」
それと共に氷の中に閉じ込められたナイトメア・トークンはそのまま全て消え去る。
「ターンエンド」
「俺のターン、とどめだ。
ハーミットでそのままナイトメアに攻撃!」
それと共に俺はそのままハーミットで攻撃を仕掛ける。
攻撃力が0のナイトメアはそのまま吹き飛ばされ、奴のライフは0へと変わった。
「なんだ、あいつは、不気味さしかない」
「・・・完全にカードに操られていた」
それと共に奴のデッキにあったと思われるナイトメアはそのまま俺の元へと来る。
「おい、さっきのカードはなんだ」
「さぁな、俺もよく分からない」
それが正直な感想だ。
四糸乃と同じカテゴリーのデッキだと思われるが、それがなぜアカデミアを持っているのか。
その疑問に答える相手のアカデミアの奴はそのまま姿を消した。
「貴様からには聞きたいが多くある」
「まぁ、俺の方もな」
とりあえず、ここから黒咲を赤馬の所に案内する必要がありそうだ。