※この作品はR-18です。

遊戯王 異なるモンスター使い   作:ボルメテウスさん

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揺らぐペンデュラム

「アカデミアの奴らはまだ多いか」

 

「ちょっと、待ってくれ」

 

そう言いながら、俺はアカデミアの奴を探していた時、後ろから追ってくる声が聞こえる。

 

 

「ついてくるな」

 

「そんな事言ったって、こんな事、見ていられないよ!」

 

「何を言っている。

ここから先の戦いはお前が思っている以上に悪意がある」

 

アカデミアの奴らがどんな目的か分からないが、実際に戦って分かったが奴らは自身が悪事を行っている自覚などない。

 

それを、これまで平和な世界で生きていた遊矢に耐えきれるとは思えない。

 

何よりも

 

「予想が正しければ、お前は耐えられないからなぁ」

 

「予想って、なんだよ」

 

そう言っている間に、俺の前にいたのは

 

「なんだ、まさか黒崎よりも先に見つけるとはね」

 

「その声!」

 

そう言いながら、出てきたのは素良だった。

 

元々怪しいと思っていたが

 

「アカデミアの一人だった訳か」

 

「そういう事だね。

それにしても、まさかお前がこの世界にいるとは、思わなかったけど」

 

「それって、最初から勝気さんの事を知っていたのか」

 

「まぁね。

けど、今は遊矢ではなく、黒咲に用があるんだから」

 

「そういう訳にはいかないかな」

 

それと共に、俺はデッキケースから別のデッキをセットする。

 

「勝気さん、ここは」

 

「悪いが、お前に相手をさせる訳にはいかないからな」

 

その言葉と共にそのままデュエルの準備を行う。

 

「「デュエル」」

 

「僕のターン。

僕は魔玩具補綴を発動する。

デッキから「融合」1枚と「エッジインプ」モンスター1体を手札に加える。

僕はエッジインプ・シザーと融合を手札に加えて、融合を発動。

手札のエップインプ・シザーとファーニマル・ベアを融合!

悪魔の爪よ!野獣の牙よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ! 融合召喚!現れ出ちゃえ、すべてを切り裂く戦慄のケダモノ、デストーイ・シザー・ベアー」

 

その声と共に現れたのは素良がよく使用しているというモンスターであるデストーイ・シザー・ベアーだった。

 

「僕はこれでターンエンド」

 

「俺のターン。

まずは予想GUYを発動する。

自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する。

俺はデッキからK・HERO ゼロワンを特殊召喚する」

 

「HEROだって」

 

「どうやら、そっちでもHEROは有名のようだな」

 

「まぁね。

さすがプロフェッサーと対等に戦える男と聞いていたけど、確かに厄介だね」

 

「まぁ、今回はHEROじゃなくて、ヒロインが主役だけどね」

 

「何?」

 

「俺はシンフォギア装者 雪音クリスを召喚する。

雪音クリスの効果でデッキからイチイバルを手札に加える。

そして、レベル4チューナー、K・HEROゼロワンをレベル4シンフォギア装者雪音クリスにチューニング!

シンクロ召喚!シンフォギア奏者 雪音クリス −Another−!」

 

その一言と共にヘッドギアが顔の左右だけに装着されて、肩にマントを羽織っており、手に持った武器も大型ライフルへと変わったクリスがその姿を現す。

 

「シンクロだってっ!

だけど、この時、エッジインプ・サイズの効果を発動する!

相手メインフェイズに、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。自分の手札・フィールドから、「デストーイ」融合モンスターカードによって決められた手札のこのカードを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

僕は手札のファーニマル・ドルフィンとエッジインプ・サイズで融合!

死神の鎌よ!獰猛な鯆よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ! 融合召喚!現れ出ちゃえ、すべてを死へと導く鎌へとなれ!デストーイ・クルーエル・ホエール!」

 

俺のシンクロ召喚に驚きを隠している様子だが、それを合わせるように向こうも、俺のターンなのに融合召喚を行う。

 

「ファーニマル・ドルフィンの効果!

このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。

自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、

「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を選んでデッキに戻す!

そして、デストーイ・クルーエル・ホエールの効果!

このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ選んで破壊する!!

僕はデストーイ・シザー・ベアーを選択する!!」

 

その言葉と共に笑みを浮かべながら、デストーイ・シザー・ベアーはその身を鎌によって貫かれながら、クリスへと向かって行き、そのまま抱きつく。

 

「はははぁ、こんなにあっさりと倒せるとはねぇ!!」

 

「本当にか?」

 

「何を言ってっ」

 

その言葉と共に見てみると、デストーイ・シザー・ベアーは瞬く間に爆散し、代わりにクリスがその場に立っていた。

 

「なんでっ」

 

「雪音クリス −Another−は1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。

選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。

つまり、そっちが効果を発動する前に、こちらもこの効果を発動して、破壊されなかった訳だよ」

 

「ちっ」

 

「さて、お仕置きの時間だ。

俺は雪音クリスにイチイバルを装備し、デストーイ・クルーエル・ホエールに攻撃!」

 

その言葉と共にクリスはそのまま手に持ったイチイバルを真っ直ぐとデストーイ・クルーエル・ホエールに向けて、レーザーを放ち、破壊した。

 

「ぐっ」

 

「イチイバルの効果で追加ダメージの500を与え、合計1400のダメージだ。

俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

「僕のターン!

確かに厄介だけど、それがどうした!

僕は魔玩具融合を発動!

墓地のファーニマル・ベア、ファーニマル・ドルフィン、エップインプ・シザーを除外して融合召喚!デンジャラス・デストーイ・ナイトメアリー!!」

 

その叫び声と共に現れたのは、これまでの動物を思わせるデストーイではなく、まるで西洋人形を思わせるデストーイだった。

 

「デンジャラス・デストーイ・ナイトメアリーの効果!

このカードの攻撃力は自分ターンの間、自分の墓地の天使族・悪魔族モンスターの数だけ300アップする。

今の僕の墓地には3体のモンスターがいるから攻撃力は900上がる」

 

「けど、それではクリスには届かないぞ」

 

「もうこれで十分なんだよ、僕は手札から速攻魔法サイクロンを発動!

その効果で君のイチイバルを破壊する。!!」

 

その言葉と共にクリスが持っていたイチイバルが破壊される。

 

「デンジャラス・デストーイ・ナイトメアリーで雪音クリスに攻撃!!」

 

その言葉と共にデンジャラス・デストーイ・ナイトメアリーがクリスに攻撃を仕掛けてくる。

 

「速攻魔法、イグナイトモジュール・抜剣」

 

「っ」

 

それと共にクリスの身体が一瞬黒くなるが、同時に背中から巨大なミサイルと共に黒くなったイチイバルを身に纏ったクリスが現れる。

 

「自分フィールドの全ての戦士族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる。

まぁ戦士族のリミッター解除みたいな感じだな」

 

「そんなっ」

 

その言葉と共にミサイルはそのままデンジャラス・デストーイ・ナイトメアリーを貫く。

 

「そして、メインフェイズ時、俺は雪音クリスの効果を発動し、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない」

 

「くそっくそっ、ターンエンドっ」

 

そう言いながら、手札が0の状態で何もできない。

 

「雪音クリスでとどめだ」

 

その言葉と共に素良のライフが完全に0へと変わった。

 

「はぁはぁ、ここでっ」

 

そう言いながら、素良は、その場から離れていった。

 

「待ってくれっ」

 

「遊矢、どこに行くつもりだ」

 

「離してくれ、俺は」

 

その言葉と共に遊矢は焦っていた。

 

「着いていって、どうにかなるのか」

 

「それは、分からないけど、だけどっ」

 

それと共に遊矢は変わらず迷っている様子だった。

 

「行っても、説得はできないし、反対に死ぬかもしれないぞ」

 

「それでもっ、俺は」

 

迷いながら、それでも遊矢は

 

「素良にあんなデュエルをさせたくないんだっ」

 

その言葉は心からの本音だと思えた。

 

「はぁ、だったらこれだけ約束しろよ」

 

「約束?」

 

「自分の命を最優先しろよ。

ここで行われているデュエルはお前が目指しているデュエルじゃないから」

 

「自分の命をって」

 

そう言いながら、俺はそのまま新しいデッキを取り出す。

 

「本当だったら、こんなデュエルはない方が良いけど」

 

「勝気さん、あの」

 

「事情は後で話す。

とにかく生き残れよ」

 

その言葉と共に俺は他のアカデミアの奴らを探す為に走り出す。

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