※この作品はR-18です。

遊戯王 異なるモンスター使い   作:ボルメテウスさん

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進化対決!VSティラノ

「それで、これはどういう状況なんですか?」

 

俺はいつものように新しいデッキを探っていると、何やら多くの荷物を抱えてこんで入ってきたラー・イエローの男の事を聞きたく、俺は先輩達に問いかける。

 

「あれ、兄貴、こいつって確かあの交流試合にいた、切札勝気じゃないか?」

 

「あれ、剣山は知らないのか?

まぁこいつが俺達と同じ部屋の切札勝気だ」

 

「よろしく。

それで確かお前はティラノ剣山だドン!」

 

「よろしく」

 

そう言いながら握手するけど、かなりの筋肉を持っているようだ。

 

「それにしても、先輩を兄貴とは?

兄弟か何か?」

 

「いいや、俺は兄貴のカリスマに憧れてここに来たんだドン!」

 

「ふむ、よく分からない」

 

「あぁ、実は少し前にな」

 

そう言いながら先輩達が話してくれたが、どうやら少し前に起きていたデュエルディスク盗難事件の犯人だったらしい。

 

その時に武蔵坊弁慶のような真似をしていた時に十代先輩とデュエルを行い、負けたらしい。

 

だが、そのデュエルを通して、十代のカリスマに憧れて、この寮で一緒に住みたいと言い、ここに来た。

 

「別に住むには良いけど、この部屋はとても5人じゃ住めないと思うが」

 

「何か言ったか?」

 

そう言いながら、俺に文句を言っているのはこの部屋で一緒に寝ている万城目先輩だ。

 

元々は別の部屋で寝ていたらしいが、工事の為に一時的にこの部屋で居候している。

 

まぁそういう事もあって、俺は現在は床に布団を敷いて寝ている状況だが、さすがにこれ以上は無理がある気がする。

 

「それならば仕方ないドン。

丸藤先輩が出て行くしかないザウルス」

 

「何を横暴な事を言っているんだ!

そもそも入る事を許可した覚えは無いぞ!!」

 

そう言いながら怒りだした丸藤先輩。

 

さて、どうしたもんか。

 

「さすがにこれ以上寝苦しいのは嫌ですし、もうそろそろ冬ですからね。

外でキャンプする訳にはいかないから、一人だけ別の部屋に行くしかないけど」

 

そう言いながら悩んでいると

 

「だったら、デュエルで決めるのはどうだ」

 

そう俺達が頭を抱えて悩んでいるとぽんと手を叩きながら十代先輩が宣言する。

 

なぜそうなるのか疑問に思い、首を傾げる。

 

「「「「デュエル?」」」」

 

「あぁ、俺達4人で戦い合って、一番負けた奴が別の部屋に移動するというのは」

 

「兄貴、別にそんな事をしなくても」

 

十代先輩の提案に対して、少し呆れたように丸藤先輩は言うが

 

「あれ、負けるのが怖いザウルスか?」

 

「あぁやってやろうじゃないか!!」

 

ティラノの挑発を受けて、思いっきり反応したのか、叫び始めた。

 

「やれやれ、くだらない」

 

そんな出来事に参加するつもりがない万城目先輩は呆れている様子だけど

 

「まぁまぁデュエルすればすぐに終わる問題ですし」

 

「本音は」

 

すぐに終わる事はないだろうと思いながら、俺は万城目先輩を説得するように言うが、こちらに対して呆れたように質問する。

 

「作りたてのデッキを試してみたいです」

 

「おぉ、新しいデッキか!!」

 

俺は思わずすぐに質問に答えてしまう。

 

それに対して、思いっきり目を輝かせながら十代先輩はこちらに詰め寄ってきた。

 

「えぇ、勿論!!

色々なデッキを作って、色々なデュエルをしてみたいですから!!」

 

「だったら!

さっそく俺とデュエルしようぜ!

この前の怪獣も良かったけど、同じヒーローデッキで戦ってみたいし!」

 

「ヒーローかどうか分かりませんけど、ご期待に応えて見せます!!」

 

そう言いながら、俺は十代先輩と共にすぐに外に向かって走り出すが

 

「待ったドン!」

 

「うわっと」

 

それを止めたのはティラノだった。

 

「どうしたんだ?」

 

「まずは俺と戦って欲しいドン!!」

 

「俺と?」

 

そう言いながら首を傾げる。

 

「あぁお前とはあのデュエルから戦ってみたいと思っていた。

あの見たことのないリオレウスとな!」

 

「あぁ、リオレウス達のデッキは今は締まっているんだ。

それにこのデッキもリオレウス達に負けない奴がいるぜ」

 

俺はそのままセットしたデッキを掲げながら言う。

 

「そうか、兄貴、すいません!

このデュエル、俺からやらせて貰っても良いですか?」

 

「えぇ、俺がしたかったのに」

 

「まぁまぁ、先輩にはヒーローと戦うのに相応しいとっておきがありますから」

 

「とっておき?

本当か!!」

 

それを聞いて、目を輝かせている。

 

正直に言うと、俺自身も先輩と戦うならばあのデッキで戦いたいからな。

 

「それじゃあ、頼むぜ、ティラノ!」

 

「どんと来い!」

 

そう言い俺達はそのままデュエルディスクを構える。

 

「「デュエル!」」

 

「俺は俊足のギラザウルスを召喚!

そして、こいつを生け贄に暗黒ドリケラトプスを召喚して、ターンエンドだ!」

 

その言葉と共に瞬く間に展開され、現れたのは巨大なトリケラトプスだった。

 

まさかティラノ剣山というだけあって、恐竜族デッキとはな。

 

「剣山の得意な戦法だな」

 

「俊足のギラザウルスは特殊召喚はできるが、相手の墓地のモンスターも特殊召喚する事ができるからな。

最初の内に大型モンスターが出すのはセオリーだな」

 

確かにいきなりこれは少しきついかもしれない。

 

それに、残念ながらこちらはあいつを倒す手段はない。

 

ならば、倒す手段を手に入れるだけだな。

 

「俺のターン。

さてっと、俺はまずは超再生能力を発動する

そして、俺はアグモンを召喚する」

 

『出番だね!』

 

そう言いながら出てきたのは小さなティラノザウルスを思わせるモンスター、アグモンだった。

 

「今度はちびドラゴンか?」

 

そのモンスターが出てきた時には周りの反応は様々だったが

 

「けど、そのモンスターでは暗黒トリケラトプスは倒せないぞ」

 

「えぇ分かっています。

だけど恐竜が進化するように、何も進化するのは恐竜だけの特権じゃないんだよ」

 

「それって、まさか!!」

 

こちらの言葉の意図を読み取ったのかティラノは驚きの表情を浮かべたが

 

「アグモンの効果、こいつは自身をリリースする事でグレイモンへと進化する」

 

その言葉と共に目の前にいたアグモンは徐々に変わっていき、そこに現れたの巨大な恐竜、グレイモンだった。

 

「なっ進化?!」

 

「見た目は完全に恐竜なんだけど」

 

それは、まぁ言わない約束。

 

「けど、攻撃力ならば、まだこちらの方が「グレイモンの効果!」なっ」

 

「グレイモンをリリースする事でメタルグレイモンへと進化する!」

 

その言葉と共にグレイモンの上空に紋章が現れ、グレイモンを覆う。

 

同時にその身体には金属のアーマーを身に纏い、そのまま構える。

 

「アグモンが一気に大型モンスターへと変わった?!」

 

驚きを隠せない様子のティラノの様子を見ながら、俺はカードを見つめながら

 

「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド。

同時に超再生能力の効果でこのターンリリースしたモンスターの数、つまりは2枚ドローする」

 

「大型モンスターを召喚しながら、手札の補給を行う。

最初のターンとしては良い流れかもしれないが、あの攻撃力じゃ、まだ剣山の方が有利だ」

 

「俺のターン、「罠カード、パルス・ボム!」なっ!?」

 

そうターンを始めようとした時、俺はすぐにパルス・ボムを発動させる。

 

「自分フィールド上に機械族モンスターがいる時、相手モンスターを全て守備表示にする。

そして、召喚、特殊召喚するモンスターも全て守備表示にする事ができる」

 

「どういう事なんだ!

お前のフィールドに機械族なんて」

 

そう疑問に思っている間にメタルグレイモンの周囲から展開される小型の電球。

 

それは電気を出しながら、ティラノ達のフィールドに迫っていた。

 

「メタルグレイモンは機械族として扱う事ができるモンスターなんだよ」

 

「そうか、それじゃあ、今の剣山君のフィールドのモンスターは全て守備表示になるんだ」

 

その言葉と共にフィールドには瞬く間に電流の網が覆われ、ティラノのフィールドにいたトリケラトプスを寝かせる。

 

「ぐっだったら、俺はジュラシックワールドを発動させる。

そして、暗黒トリケラトプスをリリースして、竜脚獣ブラキオンを守備表示に召喚する!!」

 

その言葉と共に周りは森林が覆われ、現れたのは巨大な首長竜だった。

 

「大型モンスターがまた!?」

 

「こいつは守備力は3000!

しかもジュラシック・ワールドの効果で守備力は3300だ!

俺はこれでターンエンド!!」

 

その言葉と共にこちらに向けて大きな鰭を展開させるブラキオン。

 

その姿は皮肉にもマシュに良く似ている。

 

だからこそ、この戦術に負けるつもりはない!

 

「悪いが、このターンで決めさせて貰うぜ」

 

「なに?」

 

「俺のターン、俺は魔法カード、ダブルアタックを発動。

この効果で俺はリオレウスを捨てて、メタルグレイモンは二回攻撃を可能にさせる」

 

「なっいくら攻撃ができたとしても「まだもう一枚あるんだよ」何を」

 

「行くぜメタルグレイモン!

限界を超えろ、リミッター解除!」

 

「リミッター解除って、そうかメタルグレイモンは機械族モンスターだから攻撃力が倍にできる」

 

その言葉と共にメタルグレイモンの目が輝くと共にまだ生身だった部分が巨大な砲台へと変形する。

 

「メタルグレイモン:アルタラウスモードの完成だ」

 

「変形!!」

 

本当はアルタウスモードじゃないけど、そんな姿を見て思いっきり目を輝かせる十代先輩。

 

「メタルグレイモン:アルタウスモードで攻撃!

ポジトロンブラスター!」

 

「なっ」

 

それと共にメタルグレイモンから放たれた極太のレーザーはブラキオンを貫く。

 

「そしてまだ攻撃が残っているメタルグレイモンでとどめだ!!」

 

「ぐっいきなりかよ!」

 

そう言いながら、4000あったライフは瞬く間に0へと変わった。

 

「こんなにあっさり負けてしまうなんてドン」

 

そう言いながら俺はそのままティラノ剣山へと向かう。

 

「ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ」

 

「それ、兄貴の真似かドン?」

 

「まぁ、少し気に入って」

 

そう俺は照れて言う。

 

「けど、こっちこそだドン」

 

そう言い、俺達は握手する。

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