エルフのお婿さん ~※実際は子作り用の家畜です~ 作:布施鉱平
────翌朝。
「……ふぁ、ぁぁああああっ」
良夫は、柔らかなベッドの上で目を覚ました。
さすがに家畜小屋の地面(一応
というか、現代日本に生きていた頃は万年床のせんべい布団だったので(良夫の体重と床オナによって圧縮され、最終的に厚さ1cmほどになっていた)、前世を含めても最高の寝心地だったかもしれない。
そのあまりの心地よさに、良夫が掛け布団をかぶり直して二度寝に入ろうとしたところで……
「起きたか、ヨシオ」
「あっ、レ、レム様っ、おはようございますっ!」
レムに声をかけられ、良夫の意識は一気に覚醒した。
そして掛け布団をはね除けて起き上がるなり、良夫はベッドの上に
そう、昨夜良夫はルルとレムという絶世の美女二人を相手に、アナル童貞卒業と処女
すでにエルフの家畜であることを全身全霊で受け入れている良夫が、全てを投げ出してレムにひれ伏すのは当然と言えば当然のことなのであった。
「……ふむ。昨日の一件でもしや図に乗るかと思っておったが……本当に腰の低い人間よな」
「図に乗るなどとんでもございませんっ! この良夫、レム様のように美しくも威厳があり、さらには家畜である私の
良夫は自らの偽らざる想いを、
「お、そ、そうか……うむ、お前の気持ちは、よく理解したぞ、ヨシオ」
「はっ! ありがたき幸せでございますっ!」
良夫の勢いに若干引きながらも、レムは心の中で感心していた。
昨夜はレムにしてもルルにしても、良夫の前であれだけの失態(泣いたり失禁したり)を晒したのだ。
普通の人間であれば、弱みを握ったと勘違いして増長してもおかしくはない。
だというのに、良夫は全くその逆…………むしろ、まるでレムのことを崇拝するかのような態度をとっているではないか。
(演技ということは…………まあ、ないだろうな)
レムの前に五体投地している良夫の態度からも言葉からも、喜びや感謝といった感情しか読み取ることは出来ない。
レムには到底理解できないことであるが、この良夫という人間は家畜であるという自らの境遇を受け入れ、エルフに奉仕したり、エルフとセックスすることに喜びを感じているとしか思えないのだ。
「…………(ふみっ)」
「ありがとうございますっ!」
レムが試しに目の前の良夫を踏んでみたら、すかさず感謝の言葉が返ってきた。
────もう、疑う余地はないだろう。
良夫は、ド変態なのだ。
それも、超がつくほどのド変態なのだ。
おそらく、人間の社会ではあまりに変態すぎて周囲から受け入れられず、ならばと自ら望んでエルフの家畜になるべく森に侵入してきたのだろう。
だとすれば、捕らえた時に無傷であるにもかかわらず裸だったことにも納得がいく。
誰かに襲われて衣服を奪われたのではなく、良夫が自ら脱いだのだ。
つまりは『敵意はない、武器も持っていない』ということを明確にして、エルフから先制攻撃される危険を避け、その上で安全に捕まる為の策だったのだろう。
レムは、自らの足の下で「ありがとうございますっ!」と感謝の言葉を捧げ続ける良夫を見下ろしながら、このド変態人間のこれからの処遇について考えていた。
良夫が明確にエルフに利をもたらす存在であると判明した以上、これまでに使い潰してきた他のオスたちと同じ扱いをするわけには行かない。
それに、レム個人としても、良夫のことが嫌いではなかった。
チンポは硬いし、ぷにぷにしていて抱き心地がいいし、それになによりエルフである自分を怖がる気配がまるでないのがいい。
ビクビクと怯えていたり、ずっと敵愾心を向けてきたり、いつか逃げ出してやろうとこちらの隙を伺ってばかりいる生き物よりも、自分になついてくれる生き物を可愛いと思うのは、人間もエルフも同じなのだ。
────なので、レムは決めた。
里長の権限によって、良夫のことを種付け用の家畜から格上げしてやることを。
「喜ぶがいい、ヨシオ。今日からお前は────種付け用の
「…………っ! ありがとうございますっ! ありがとうございますっ!」
感謝の言葉を捧げ続ける良夫を踏み続けながら、レムは(こいつ…………踏み心地もなかなかいいな)と、良夫の新たな有用性をまた一つ、発見していたのだった。