エルフのお婿さん ~※実際は子作り用の家畜です~ 作:布施鉱平
あの日の良夫 ~褐色JCエルフ、テテの場合~
「ごちそうさま。今日のごはんもまあまあだった」
「……こいつ、昨日、今日と連日で飯を食いに来ておいて、言うことがそれか」
「と、とても美味しかったですよ、ジャック。ネムさんだって、そう思っているから残さず全部食べてくれたんですよねっ、ねっ?」
良夫とジャック、そして一昨日から食事時になると現れるようになったネムの三人は、昼食を終えて仲良く談笑(?)をしていた。
ちなみにこの日の昼食は、ジャックが良夫のリクエストに応えて作ってくれた天丼(野菜天オンリー)である。
「はぁ……まあ、いいけどよ。お前、明日も食いに来るのか?」
「ん? くるよ」
「じゃあ、その……なんだ……好きな食い物とか、無いのか?」
ジャックのその言葉に、良夫は目を見開いた。
ここ最近ジャックのエルフに対する態度が軟化してきているな、と感じてはいたのだが、まさかネムの為に好物を用意してあげようと思うほど歩み寄ってくれるとは、思ってもいなかったのだ。
「作ってくれるの?」
「か、勘違いするなよ? あくまでも、ヨシオさんに食べて貰う食事のレパートリーを増やすためだからなっ」
「じゃあ、エルモーニュと、ペパロンと、ミミポックと……」
「……ちょっとまて、料理名だけ言われてもさっぱり分からん。材料と味をだな──」
ジャックが変化している。
それも、いい方向にだ。
良夫は料理について語り合っているふたりを見ながら、それを邪魔しないように小さな声で「ごちそうさまでした」と呟くと、暖かな気持ちでリビングを後にした。
…………しかし、
ばさぁっ!
「うわぁっ!?」
自室の前に戻り、扉を開けようとドアノブに手を伸ばした瞬間、良夫はいきなり袋状のものを頭から被され、そのまま拉致されてしまったのだった。
◇
ばさっ
「うっ……」
いきなり人小屋から拉致られた良夫は、運ばれた先で被されていた袋をとられ、眩しさに呻きを漏らした。
「いったい、何が……」
次第に明るさに順応していく視界の中、良夫は周囲を見回す。
目に飛び込んでくるのは木、地面、それに空……どうやら屋外のようだ。
「おっす、ヨシオ!」
「うわっ!?」
突然後ろから名前を呼ばれて、良夫はビクリと肩を揺らした。
死角だったために気づかなかったが、おそらく良夫を袋詰めにして拉致した犯人が背後にいたのだろう。
恐る恐る、振り返る。
するとそこには、健康的な小麦色の肌をした全裸のJCエルフが、満面の笑みを浮かべながら立っていた。
「あの、いったい……?」
いまいち状況の飲み込めない良夫は、その褐色JCエルフに尋ねた。
「セックスしようぜ!」
それに対して返ってきたのは、あまりにも陽気なお誘いの言葉だった。
この世界に来て、セックスという単語から
なにせ、片手を腰に当て、もう片方の手をサムズアップしながらのお誘いなのだ。
ニュアンス的には「イ○ノ~、一緒に野球しようぜ!」に近いものがある。
「えっ、あっ、はい、よろこんで」
だがもちろん、良夫の答えはイエス一択だった。
例えどのような状況であろうとも、褐色JCエルフとセックスが出来るならばご褒美以外の何物でも無い。
「ですが……なぜこんなところに? するのでしたら、その、私の部屋にベッドがありましたのに……」
良夫は、当然の疑問を口にした。
すると褐色JCエルフは、両手を天にかざしてに空を仰ぎ、
「青い空!」
とテンション高く言い放った。
「あっ、はい、今日はとてもいい天気ですね」
質問には答えて貰えなかったが、良夫は律儀に相づちを返す。
「白い雲!」
「空が高いですねぇ」
「美味しい空気!」
「やはり自然に囲まれているからですかねぇ。ここに来てから、私も体調がよくなっている気が……」
「セックス!」
「……なるほど?」
また視線を良夫に戻し、サムズアップしながら「セックス!」と笑顔で言う褐色JCエルフに対し、良夫は曖昧な返事を返すしかない。
はっきり言って、会話にならなかった。
だが、なんとなくではあるが、良夫は褐色JCエルフの言わんとしていることを理解していた。
ようは、『いい天気だからここで青姦しよう』と誘っているのだろう。
太陽のような笑顔を向けられながら、良夫は改めて周囲を見渡した。
抜けるように青い空、たなびく白い雲、そして全裸の褐色JCエルフ……断る理由は、何一つない。
「あの……名前をお伺いしても?」
良夫は人生初の屋外セックスへの期待に股間を硬くしながら、褐色JCエルフに名前を尋ねた。
「テテ!」
名乗るなり、テテが良夫の体に飛びついてくる。
「うわっ!」
仰向けに地面に押し倒され、良夫は声を上げた。
そのまま良夫の上に覆い被さってきたテテが、「ふん! ふん!」と荒い鼻息を吐きながら体を擦りつけてくる。
良夫の太ももの上を、にゅるにゅるとした柔らかい感触が這い回った。
テテが良夫の太ももを挟み込むようにして、股間を押しつけているのだ。
「…………」
ガシッ
「にゃっ!?♡」
良夫が無言で尻を鷲掴むと、テテは驚きと悦びの入り交じった声を上げた。
腰の動きは止まったが、押しつけられたワレメから溢れ出してくる愛液の量は、むしろ増した気がする。
テテの準備は、すでに完了していた。
そしてそれは、良夫も同じだった。
「セックス!」
「セックス!」
二人の口から同時に同じ言葉が放たれる。
そしてすぐさま、青空の下でのセックスが開始されたのだった。
◇
ぬちゅっ、ぬちゅっ、ぱんっ、ぬちゅっ、ぱんっ……
「あっ!♡ あっ!♡ あっ!♡ あっ!♡」
良夫の上で、スレンダーな褐色の体がリズミカルに跳ねていた。
二人が青空セックスを始めてから、はや30分。
良夫はすでに二度
「あっ!♡ あっ!♡ イ、イキそうっ!♡ ヨシオ、速くしてもいいっ!?♡」
「うっ、くっ、い、いいですっ! もっと速く、うごいて……っ」
良夫が言い切る前に、テテは前屈みになって良夫の体に手をつくと、先ほどまでの三倍近い速さで腰を上下に動かし、スパートをかけてきた。
ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱんっ!
「ん~~~~~っっ!!♡♡」
「っ……すご……っ!」
この高速ピストンを味わうのもすでに三回目だが、それでも良夫は驚愕せざるを得なかった。
なにせテテの尻が、残像を生み出すほどの速さで上下されるのだ。
しかも同時に、膣肉がキュウキュウとキツく締め上げてくる。
「ん~~~~~っ…………んぁっ!!♡♡ イクっ!!♡♡ イクイクっ!!♡♡」
「わ、私も、もう、イキますっ!」
通常のセックスとは比べものにならないくらいの激しい刺激により、高速ピストンが開始されてからものの数秒で、二人には限界が訪れた。
「イク……っ!!♡♡ あっ、あぁぁああああああああああっ!!!♡♡♡」
「うっっっ!!」
テテが背筋を仰け反らせ、太ももや腰をビクビクと痙攣させながら、青空に向かって長く甲高い嬌声を上げる。
それに合わせて良夫も射精し、大量の精液をテテの中に流し込んだ。
声を出し切り、脱力したテテが良夫に体重を預けてくる。
「ふぅ~……気持ちよかったね、ヨシオ!」
そして『爽やかな青春の汗を流した』後のような笑みを浮かべながら、そう言ってきた。
「はぁ、はぁ……はい、とても、気持ちよかったです」
良夫も息を切らしながら、笑顔を返す。
セックスは、ネチネチとイヤらしいばかりの行為ではない。
こんなにも爽快で、こんなにも楽しいセックスもあるのだ。
良夫はまた一つ、セックスの奥深さを知った気がした。
「ねえねえ、次はどうする? このままもう一回する? それとも……」
テテが良夫に体重を預けたまま、楽しげな声で聞いてくる。
「そうですねぇ……」
それに対し、良夫がどうしようかと思案していると……
「……次は体勢を入れ替えて、テテが下になるのはどう?」
「いやいや、テテの高速ピストンは、なかなか見応えがある。ここはもう一度騎乗位でいくべきじゃない?」
「あえて……あえて、そこにアタシが混じって3Pに突入するのは、有りよりの有りだと思う」
いつの間にか周りを囲むように集まっていた
「…………(どれもありですね)」
可愛らしいエルフっ娘たちの興味津々な視線に晒されながら、良夫のチンポは熱く潤んでいるテテの中で、また硬さを取り戻していった。
見られる快感……
それもまた、これまで良夫が知らなかった、セックスの新たな一面だった。