Succubus Puttel After 淫魔女王のシンデレラ 作:川上何奴
アズレートの性欲が限界を振り切ったかのように肉棒が驚く程の勢いで直立する。
これまで見た事が無い凄まじい勃起具合だ。膣内に収めたらどれだけ気持ち良い事か、一秒一秒が待ち遠しい。
「アズレート……お姉ちゃんのおまんこ、見える?♥ アズレートのおちんちんが欲し過ぎてめそめそ泣いちゃっているの♥」
「姉さんのおまんこ、凄く綺麗だ……うくっ…んっ、入れるね……」
アズレートの熱い吐息が私の肌に当たる。まるで愛撫されているかのように心地良い。
正面から乳房を鷲掴みし、体を寄せる。
肉棒が肉の華に迫り、クリトリスに亀頭が接触すれば凄まじい快楽の刺激が迸り「あん♥」と甘い嬌声が漏れる。
撫で回すように肉の華を肉棒が擦り合わせられ、そして蜜壺へゆっくりおもむろに、じゅぷじゅぷ卑猥な音を鳴らしながら埋められて行く。
「やっ♥ やぁん♥ おちんちんが♥ アズレートのおちんちんが来たぁ♥」
「うぐぁぁ! 凄い……っ!! 今日の姉さんのおまんこ、いつもよりもずっと熱くて気持ち良過ぎる!!」
どういう訳だか従来よりも明らかに興奮している。アズレートの痴態を散々見せ付けられながら焦らされた事がそうさせたのか。
ずるりと肉棒が最奥のポルチオまで到達すれば、極上な快楽の刺激に膣が仰天する。
「ああっ♥ そんなっ♥ こんなに気持ち良いなんてっ♥」
「こんな気持ち良いのっ、もうっ……イッ……きそう!?」
ブルブルと肉棒が最奥で震えてポルチオを存分に喜ばす。愛しいアズレートの肉棒を膣が大歓迎で受け入れて、もう絶対に離さないとでも言うように膣壁でぎゅうぎゅうに締め付けてポルチオでちゅうちゅう吸い付く。
私とアズレートはこれまでに幾度と性交して来たというのに、今日はまるで処女と童貞に戻ってしまったかのように性交の快楽に歓喜している。
挿入して間も無いのにもう絶頂に至りそうだ。
「まだ、入れただけなのに……っ♥ 気持ち良過ぎるわ♥」
「吸われてる! おまんこにちんちんが吸われてる!」
もう無理だ。こんなの絶頂する。
辛抱堪らずアズレートの体を抱き締めて、乳房に頭を埋めさせる。更に脚で腰を引き寄せて性器を深く深く繋ぎ合わす。
「ねぇアズレート……♥ 吸っちゃ、駄目…?♥」
「良いよ。うっ、く……姉さん、レベル、吸い取ってくれ……ッ!!」
嬉しい。またレベルを吸って良いと言ってくれた。
「はあ!? レベル吸うの!?」
「エラ、それはどうかと思うよ!」
姉達が何かを言っているようだが、今の私は気持ち良過ぎて余裕が無い。
レベルを吸う為に膣に力を込め、アズレートの頬を掴んで口付けを行う。舌と舌を絡め合わせると、私とアズレートが一つに溶け合うような感覚に陥る。
「チュ♥ チュパ♥ レベル、吸うね♥ ンチュチュチュ♥」
「ンチュパ、あぁ、受け取ってくれ! ちゅうぅううう」
一段と強く口付けを交わし、性器を深く繋ぎ合わし、快楽の、臨界点を、突破する。
「ふわぁあああああん♥♥♥」
「イッ……くぅッ!!!!!!」
――どびゅしゅううう!! ドビュ! ドビュ! どびゅうううううう!! ビュルル! ビュル! ビュルルルッ!!
最高に気持ち良い絶頂と共に膣内へ非常に美味しい極上の精液がお腹いっぱい大量に噴射される。
「ンチュウンンンン♥♥♥」
絶頂の最中に深く口付けを交わしながら、本能のまま魔法を発動すれば膣内に熱い魔力が流れてレベルドレインの魔法が構築される。
――どくんっ!
アズレートの目がくわっと見開き、すると性交の快楽とはまた一味違ったアズレートの温もりが、肉棒を通して私の子宮へ注ぎ込まれるのを感じる。
「あっ、くぅ……! レベル吸われるの、気持ち良い…! ンチュパ」
「美味しい♥ ンれろチュパ♥ アズレートのレベルも凄く気持ち良い♥ あむチュチュ♥」
子宮が美味しく精子を飲み上げて、奥にビュルビュル熱い精子が届くのが本当に凄く気持ち良い。アズレートがくれたレベルの源も子宮内に届いて甘美な快楽を堪能する。
いつまでも収まらない絶頂の余韻を性器と口を繋げたまま浸り続ける。
「今日も美味しいレベルをありがとう♥ チュ♥ ンジュプ♥」
「うん……れる、れろチュ。平和な日常にレベルはいらないから、姉さんに全部吸って欲しい。あむチュパ」
膣内でビクビク震えながら、奥の敏感な突起部を雁で優しく愛撫される。亀頭を子宮の奥できゅうきゅう締め付けて尿道をストローのように吸い上げると、残りの精液がちょろちょろ出て来る。勿体無いので全て子宮で飲み込む。
母並みに大きく成った乳房はアズレートの全身を包み込める程に大きい。ぎゅって抱き締めると胴体が乳房に埋まり込んで見えなくなる。
「ねえエラ、何で自分だけレベルドレインしちゃっているの?」
「聞かせて欲しい。自分から周囲の淫魔に禁止した筈であろう」
やっぱり凄く気持ち良いんだから仕方が無い。アズレートも吸って欲しいと言うのだから合意の上なので何も問題は無い。
「アズレートが吸って欲しいって言うんだから良いのっ!」
「だからと言って今後も親しくする相手に気安く吸って良い物じゃない筈だ」
「言っている事とやっている事が矛盾しているよね」
二人は「はぁ……」と大きく溜め息を吐いて羽を閉じ、身奇麗の魔法で汚れを落とすと服を着始めた。
「興醒めだ。後は勝手にヤってくれ」
「道理でアズレートが思ったよりも弱い訳だよ」
立ち上がってベッドから離れ、ジナが「じゃあね」と別れの挨拶をする。部屋のドアを開けてリナとジナの二人が出て行く。
「二人はどうしたんだ?」
「分からないわ。でも……」
散々場を掻き乱しておいて、居なくなるのも唐突であった。
しかしこれでこの場は私とアズレートの二人きりだ。思う存分セックスをしよう。
「これで二人きりで思う存分えっちできるねっ♥」
「そうだね! もっと、全部姉さんに搾り取って欲しいんだ」
意気揚々とアズレートを押し倒して覆い被さる。貪るように濃厚な口付けを交わし、繋がったままの膣を蠢かして肉棒の感触を堪能する。
根元までずっぽり咥え込み、優しくおもむろに腰を動かせば膣内が甘い刺激だらけの快楽に埋め尽くされて行く。
「今日のおちんちんは特に凄いわ♥ あれだけいっぱい出したのにまだまだ硬いなんて♥」
「大好きな姉さんとしているのに萎える訳が無いよ。おっぱいも沢山飲んだし、幾らでもイけるよ!」
指と指を絡めて手を握り締め合いつつ、騎乗位の姿勢で上下に腰を振ればアズレートの上半身に私の乳房がのしかかり縦横無尽に揺れ動く。
性器を介して一つに繋がるのが本当に気持ち良い。
「今日はリナとジナともシたけれども、立て続けに私とシても飽きないかしら……♥」
「そんな訳無い。この勃起具合で信じられないかな」
淫魔は男を無理矢理に勃起させて強制的に射精させ続けられる存在だが、それは魅了等の魔法を使う事で可能になる。
今は特別な魔法も使っていないので純粋に私の事が好きでセックスをしたいから興奮してくれている。
何度も何度も、私の子宮に精子を注いでくれる。気持ち良く射精して喜んでくれる。
だから私もアズレートとセックスがしたい。何度も何度も子宮の奥に精子を注いで欲しい。
「おちんちんがこんな凄い勃起具合なのは私の事が好きという証拠だったのね♥」
「そういう事だ。姉さんのおまんこも、こんなにぐしょぐしょに濡らすのは僕の事が好きなんだよね」
「そう!♥ そうなのよ!♥ 私のおまんこはアズレートの事が大好きだからこんなにもトロトロに愛液を漏らしちゃっているの♥ んっ♥ くぅ♥ 熱く敏感になっているのも、おっぱいから母乳が溢れ出て来ちゃうのも、子宮が精子の受け入れ体勢万全なのも、ぜんぶぜんぶアズレートが大好きだから反応しちゃうの!♥ あっ♥ はぁあん♥」
好きという言葉が耳に心地良い。好きの言葉を聞く度に体の熱が上昇し、全身の感度が跳ね上がる。
私のポルチオがアズレートの亀頭の事が大好きだと言って濃密にキスをしたまま離さない。腰を動かすとポルチオと亀頭が私のピストン運動に合わせて快楽のダンスを踊る。
「あん♥ あぁああん♥ おちんちんしゅごいぃ♥ 私のおまんこがアズレートのおちんちんが気持ち良過ぎて大好きだから逆らえないのぉ♥」
膣内の壁を肉棒で愛撫される度に、亀頭の雁が出っ張りを刺激する度に、極上の甘い快楽が私を喜ばす。アズレートの甘い吐息が乳房に微細な刺激を与えるのでさえ快感だ。
まだまだ優しいピストン運動だというのに、体の相性が非常に良い為なのか快楽がどんどん駆け上がり私の嬌声のトーンも跳ね上がって行く。アズレートも顔を赤く染めて快楽に身悶える姿が非常に可愛らしく私を更に興奮させる。
「はあぁあん♥ アズレートぉ♥ 可愛い♥ お姉ちゃんのおまんこでアズレートが喜んでくれるのがとっても嬉しい♥」
「姉さんっ、んくぅ……気持ち良いよ姉さん!」
「私もっ♥ 気持ち良いっ♥ おちんちんがおまんこの奥で熱烈に愛し合って感じちゃうの♥ あぁあああっ♥ おちんちん震えて来たぁ♥ しゃせーがしたいって♥ せーしを沢山プレゼントしたいって愛の告白して来てる♥ おちんちんの求愛で私のおまんこも喜んじゃってるわ♥ 熱烈なポルチオキスでせーし頂戴ってOKサイン送っちゃってるぅ♥」
絶頂が近い。膣の奥がぎゅうぎゅう勝手に肉棒を締め付けてしまい、ポルチオも精子欲しさに強い吸引力で亀頭に吸い付く。
指を絡めながら握る手に力が入り、アズレートの私を想う愛しさが増したのだと感じて胸の奥がまた熱くなる。私も愛しく想うがままに手を握り返し、腰も想うがままに動かしてアズレートの愛を感じ取る。
腰のピストン運動が激しさを増し、アズレートも下から私の動きに合わせて突き上げる。恥骨がぶつかり合うのも気にせず快楽のまま性器の逢瀬を交わす。腰を引く度に子宮が亀頭を離したくないと引き摺り下ろされ、きゅぽんと音が鳴るようなポルチオキスの離れる瞬間の刺激もまた快感だ。
「アズレートぉ♥ 私っ、もうイっちゃう♥ 今日のおちんちん本当に気持ち良くておまんこがいつもより張り切っちゃってるみたい♥ ほらっ、んくぅ♥ こんなにぎゅうぅぅって♥ あぁああん♥」
「ああっ、強い締め付けが来たぁ! 先っぽが痛いけれどっ、それも気持ち良いぃぃっ!」
「ぎゅうぅぅぅって♥ ほらっ♥ うあぁん♥ ぎゅうぅぅぅ♥ おまんこ気持ち良いぃぃ♥ おまんこでおちんちん抱き締めるの凄く気持ち良いのぉぉぉ♥ あぁああああん♥ アズレートのおちんちんおまんこから離したくないのぉぉぉ♥」
更に乳房でも私の脇を締める事でアズレートの上半身を圧迫する。乳房を圧迫する事で母乳も吹き出してしまいアズレートを私の母乳で染め上げる。
更に私の体重も乗せて乳房をもっと圧迫し、クッションみたいにする。私とアズレートの顔が間近に迫り、目と目で見詰め合う事5秒間、5秒間だけだというのに1日間にも1ヶ月間にも感じる程に私の心を時めかす。
「あっ……♥」
「姉さん……」
見詰め合いから、吸い込まれるように唇を重ね、舌と舌を絡める。
「……チュ♥ ンチュ♥ ンッ♥ ンンンンーーーーーーッ♥♥♥」
甘い口付けが止めとなり、快楽の、臨界点を、突破した。
「はぁあああああああんっ♥♥♥」
「ふわぁあああああああっ!!」
――ドビュッシュウウウウウウウウ!!!!!! ビュシャアアア!! ビュシャアアア!! ビュシャッ!! ビュルル! ビュル!
「チュウウウウウ♥♥♥ ンチュウウウウウウウウ♥♥♥」
痛い程に子宮へ打ち付ける、凄い勢いの熱い精液が大量に噴射される。
それがまた気持ち良く、そして愛おしい。
口付けをしながらの絶頂、本当に物凄い快感だ。
子宮がとても熱い。その熱さに身を任せて本能に従うがままに魔法を展開し、発動させる。
――どくんっ!
アズレートがくわっと目を見開いて一段と高い脈動が起こり、人の精とは違う潤いの快楽が肉棒から子宮の奥へと流れ込む。
「んくっ!? うあっ、あっ、ああぁー……」
レベルドレイン。
子宮の中へ栗の花のように澄み渡る香りに甘く滴る淫靡な酸味、極上の精と共に魂を潤すアズレートの暖かな経験値が私を喜ばす。
アズレートの味が子宮だけでなく魂の髄まで感じ取れる。
本当に、途轍もなく美味しい。最高だ。
「吸われて、る……っ! ううっ、レベルが、吸われてる……っ! き、気持ち良い……凄く、気持ち良い……っ!!」
「美味しい……♥ ンチュ♥ チュチュ♥ 精子も♥ レベルも♥ どっちも凄く美味しい♥ アズレート……素敵よ♥ ンチュパ♥」
レベルドレインにアズレートも快楽を感じてくれている。とても素敵な行為だ。
子宮の奥が温かい。幸せな温もりを感じる。
性器と性器を繋げて舌と舌を絡め合い、指と指を絡めて手を繋いだまま快楽を貪り絶頂の余韻に浸る。
「チュルチュパ♥ ンチュンチュ♥ うふふ♥ おちんちんがびゅるびゅるって♥ まだまだせーしを子宮に注いでくれているわ♥ あむチュれろ♥ れろチュ♥」
絶頂の快楽をいつまでも、繋がって離れないまま堪能する。
余韻に浸って放心しつつも貪るような口付けでアズレートを感じ取る。
絶頂の波が収まるまでに約十分。時計の針を見ていないので詳しい時間は分からないけれども、愛しい人と繋がり会ったままいつまでもずっと抱き締め続けるのが幸せ過ぎてやめられない。
「あっ……あら、ふふっ、アズレートの精液零しちゃった♥」
射精の勢いが凄いからか、一回目を全て飲み切れていないからか、肉棒が繋がったままの私の膣からアズレートの精液がとろとろ溢れ出してしまっている。勿体無い。
膣をぎゅっと締め付けて零れないように気を付ける。肉棒の密着感が増して、アズレートの淫靡な性器の形が分かる。
「姉さん、零したならまた新しいのを注いであげるよ」
突然どんっと、衝撃を受けて仰向けに倒れ込んでしまう。更に両脚を持ち上げられて膝が胸の辺りにまで折り曲げられる。いわゆるまんぐり返しの体勢だ。
「あ、アズレート、いきなりどうしたの?」
「もっともっと姉さんと繋がりたい!」
「あっ♥ おちんちんが♥ 奥までぇ♥ 深い所まで届いちゃう♥」
「この体勢なら僕の精液を零す心配も無いでしょ」
ずぶり、ずぶり、アズレートの方から細くか弱い体に見えながら力強い男の子を駆使して懸命に腰を振る。私の膣内に注ぎ込まれた精液が凶悪な肉棒によって私の愛液とぐちゃぐちゃにかき混ぜられて白く泡立つ。
「やぁん♥ アズレートのおちんちんがズンズン奥まで来てるぅ♥ 子宮の奥に入りたいって♥ そこはせーしとらんしの部屋だからおちんちんは入っちゃ駄目なのぉ♥」
灼熱の槍に貫かれるが如くアズレートの肉棒が私の膣に突き刺さる。力強い男の子のピストン運動が凄く気持ち良い。私の乳房に顔を埋めながら腰を激しく振る。乳房に吹き掛かる息が擽ったい。
性交に置いて人間の上位に立つ筈の淫魔らしからぬ完全受け身のまんぐり返しは、淫魔にとって大変屈辱的な体勢だ。だがしかし心の底から大好きなアズレートが私に肉欲をぶつけたいという気持ちを膣で感じ取れるので嬉しく想う。
「嬉しい♥ 淫魔が受け身なのは駄目なのに♥ アズレートからパンパン腰を振ってくれるのが凄く嬉しいの♥ あん♥ おまんこの奥にズンズン響いて♥ どんどん気持ち良くなっちゃう♥」
「はぁ、はぁ、姉さんのおまんこ、本当に気持ち良過ぎる! このおまんこの中にちんちんを突き入れるとぐいぐい吸い付かれて体の奥から全部の精液が掻き集められて放出したくなるんだ!」
「私の大好物なの♥ アズレートのせいえき大好き♥ おまんこはせいえきを気持ち良く注ぎ込む為にあるんだから♥ おちんちん入れてしゃせーしたくなるのは当たり前なの♥ でも、アズレートが一番好きな私のおまんこでもっともっと気持ち良くなって♥ 沢山気持ち良くなって♥ 思う存分快楽を貪って最高の快感を味わってたっぷりしゃせーして欲しいの♥」
呼吸が荒くなる程に激しいピストン運動で快楽を貪る。獣の如く本能に従うまま子作り交尾に耽る。
本来であれば淫魔が人間の精子で着床する事は有り得ないのだが、淫魔女王の魔力で生態型を変質させれば成功した。昨日会った牛娘の事だ。未だ一ヶ月に満たないのだが未来を見通す魔法で人間の男の子を懐妊している事が分かった。
私も願わくばアズレートの子供が欲しい。魔力だけで生成可能なクローン淫魔ではない、子宮で肉体を作り上げる生身の子供が良い。
かつての淫魔には、生理が無い。しかし私の時代からの淫魔には、一部では生理が来るように成った。人間の女は子供を作れる体に成った証明として生理があるという。条件が必要だが、生理の来た淫魔為らば人の子を孕む事が可能だ。その条件とは「愛を知る事」である。
「あぁああん♥ おちんちん震えて来たぁ♥ んんっ♥ ビクビクぅって♥ もうすぐイきそうなおちんちんがおまんこ気持ち良くてたまらないって甘えて来てる♥ 私のおまんこもおちんちんが大好きだから喜んじゃってるの♥ はぁうん♥ おちんちんをおまんこでいっぱい撫でて甘やかしてあげたいの♥」
「こんな気持ち良いの、無理ッ! すぐに出ちゃう!」
「大丈夫よ♥ 心配しないで♥ ほら、私のおまんこもアズレートのおちんちんが気持ち良過ぎてもうイっちゃいそうなの♥ ふわぁ♥ いつでもアズレートの射精したい時にびゅびゅーって出しちゃって良いからねっ♥ あぁああん♥」
激しく肉棒を突き入れられる膣がどんどん途轍も無い快楽で満たされていく。打ち付けられる毎に甘い快感が溢れ出す。
乳房に顔を埋めるアズレートの頭を抱いて撫でる。あまり強く抱き寄せると呼吸し辛そうになるのでちょっと残念だ。
乳房の上でプルプル踊る乳首が気になったのか、猫がじゃれつくかのようにぱっくり咥えられる。
「姉さん! んちゅぱ、おっぱいちょうだいっ」
「あっ♥ んきゅうっ♥ いっ、今は気持ち良過ぎてそんなおっぱいまで吸われちゃったら♥ やっ♥ らめ♥ ひゃうぅぅぅ♥」
乳房をもみもみ、乳首をペロペロ、そして唇で締め付けて吸い込まれる。すると私の乳房から途方も無い快感と共に母乳が放出される。
びゅうびゅう母乳が飛び出してアズレートが美味しく飲み込む姿に愛しさが込み上げる。授乳行為が嫌いな淫魔など居ない。絶対に気持ち良過ぎて相手の事が愛しくて愛しくて堪らなくなる。
「あっ♥ やっ♥ もう全部気持ち良くてどうにかなっちゃいそうだよぉ♥ はうぅううん♥ おまんこもぉ♥ おっぱいもぉ♥ すっごくすっごく気持ち良いぃのぉおおお♥」
私の子宮もアズレートという愛しい人を知って子作り準備が整っている。後は沢山精子を飲み込んで卵子を受精させて着床させれば良い。早く出来て欲しい。いつ出来るのか本当に楽しみだ。
もう絶頂する。アズレートを抱き締める力が自然と強くなる。子宮の奥から精子をお強請りしてポルチオが亀頭を強引に吸い上げる。更に脚でもがっしりアズレートを抱き締めて肉棒を膣奥へと誘い込む。
「ひゃうううううううううっ♥♥♥」
「うっ!! くうッ!!!!!!」
肉棒が痛い位に最奥へ突き入れられる。
快楽の、臨界点を、突破した。
「はぁああああああああああん♥♥♥」
「うあぁああああっ!!!!!!」
――びゅっしゃあああああ!!!!!! びゅっしゃあああああ!!!!!! びゅくううう!! ビュク! ビュク! ドピュルルルル!!
まるで銃に撃たれたが如く精液が膣内に撃ち込まれる。どっぷり濃厚で極上な甘美の精子が膣内に収まりきらず、カップにミルクを注ぎ込み過ぎたかのように膣の隙間から溢れる。
三度目の膣内射精、絶倫過ぎるアズレートの射精の勢いが凄過ぎて特級淫魔な筈の私でも吸収が追い付かない程に贅沢な搾精だ。
――どくんっ!
「うぐっ!? ぐあぁぁ……す、吸われて…気持ち、良い……っ!」
本能が勝手にレベルドレインを実行した。
繋がる性器からアズレートの爽やかな経験値の味が子宮の奥へと流れ込み、極上の快楽と幸福感がお腹の奥底から溢れ出す。
「あぁあん♥ アズレート可愛いぃ♥ おまんこが凄く気持ち良いぃ♥」
セックスが終わらない。どれだけ性器を繋ぎ合っても性欲が留まる事を知らない。愛しい気持ちも尽きる事を知らず、胸の奥の温かさが冷め止まない。
アズレートの方もどれだけ射精したとしても、肉棒がいつまでも硬く大きく直立し続けて膣内で快楽を貪りたがっているようだ。
絶頂の余韻に浸り、収まる頃にはまた動き始めて次の絶頂を求める。
「ねぇアズレート、こっちからも来て♥」
結合状態から一旦離れれば、ちゅぽんと音を立てながら膣から肉棒が引き抜かれた。肉簿が勢い余ってビタンと臍を打ち付ける。
ベッドのヘッドボードに手を置き、お尻をアズレートに突き出して見せる。
右手の指先で肉の華を咲かせれば飲み込み切れなかった白濁液が滴り落ちる。
「分かった。行くよ……!」
私のお尻を鷲掴みし、おもむろに血管浮き立つ凶暴な肉棒を肉の華に近付けて行き、ずぶり、ずぶり、ゆっくりと私の膣内へ侵入する。
角度の違う性交の愛撫がまた新鮮な快楽を生み出す。
「あ♥ ああん♥ おちんちん来たぁ♥ アズレートのおちんちんなのに角度が違うだけで感触が新しいの♥」
「姉さんのおまんこも違った気持ち良さが有るよ!」
背面から肉棒を突き立てる体位で私を乱暴に攻める。私に体重を預けて両腕を伸ばし、乳房を揉みくしゃに形を変幻自在に弄ぶ。
「やっ♥ おっぱいはそんなに乱暴にしないで♥」
「とっても柔らかいおっぱいの中にちょっと硬い部分が有るのが分かるよ」
ぐにゃりぐにゃり乳房に悪戯されるのだが、それもまたアズレートの手だから不快感は無く寧ろ快感が高まる。
背中からアズレートが甘えて来て性器を結合し、何度も何度も膣の中を肉棒で蹂躙されて私がアズレートに支配されて行くような感覚が堪らない。
受け身は淫魔の恥なのだけれども、相手が心から大好きなアズレートだからつい身を赦して、絶頂するという淫魔の生命を差し出す行為に至ってしまう。
人間は淫魔を絶頂させればその淫魔の魂に触れる事が可能となり、魂を肉体から切り離す事で肉体が消滅し討伐完了となる。性交の経験と、魂に触れる事で、人間の魂は磨き上げられてレベルアップする。
私がアズレートにレベルドレインをしても、アズレートも私を絶頂させる事で経験値を得ている。つまり魂でも私達はセックスをしている。魂さえも一つに溶け合うという危うい感覚に耐えようも無い興奮を覚える。
「アズレートぉ♥ おちんちん突いてっ♥ 私のおまんこの奥にもっといっぱい突き入れて♥ あぁああ♥ 気持ち良いのぉ♥ 背面からのおちんちんも素敵っておまんこが喜んでるのぉ♥」
「うくぅ、姉さんのおまんこ凄いっ! ぐちゃぐちゃに複雑に全体を撫でられて白いおしっこをお漏らししそうになっちゃう!」
「お漏らししちゃっても良いんだよ♥ 白いおしっこはおまんこの中にびゅびゅーって開放しちゃえば良いの♥ 上手にお漏らしできるようにおまんこでいっぱいおちんちん撫でてあげるからね♥ おちんちん寂しくないようにお姉ちゃんのおまんこでぎゅっぎゅって抱き締めてあげるわ♥」
姿の見えない背面からでもアズレートの性器の形が良く分かる。どう撫でれば気持ち良くなってくれるか、どれくらい締め付ければ、どれだけ吸い付けば快感に喘いでくれるのか、私達は僅かなひとときと言えど度重ねて濃密に逢瀬を交わして来た。アズレートの事は手に取るように全て分かる。私の性器で、私の乳房で、私の口で、私の全てでアズレートを快楽に溺れさせ幸せに満たしてあげたい。
「そこっ♥ ひゃやん♥ 良いの♥ もっと来て♥ 乱暴に突いて来てぇ♥ おまんこの奥がやっぱり凄く気持ち良いぃぃ♥」
「うぐぅっ、おまんこの奥の吸い付きが凄くて全然持たないっ! おまんこ気持ち良いよぉ!」
「気持ち良くなってぇ♥ 私のおまんこでいっぱい気持ち良くなって♥ 気持ち良く感じるままに腰を振って本能が思うままに快感を貪って欲しいの♥ あぁああっ♥ そう♥ その調子で乱暴におちんちんをおまんこに突き入れてぇ♥」
きっと今のアズレートの顔はだらし無く蕩けていそうだ。正面から見てみたいと、ふと思い付く。
魔法で鏡を作り出し、私とアズレートの姿が互いに全てを見えるようにした。
魔法で作られた鏡には私とアズレートの二人共顔を真っ赤に染めてだらし無く快楽に溺れ、表情はもう原型を留めない程に蕩けてしまっていた。
「ほら……見て♥ 鏡の中に居る私もアズレートも顔が崩れちゃってる♥ だらしない♥」
「姉さん、可愛い……! 僕のおちんちんで気持ち良くなってくれている姉さん可愛くて綺麗だっ!」
「あっ♥ やっ♥ おちんちん強くなったぁ♥ おまんこの奥にズンズン来るぅ♥ ポルチオが激しいおちんちんキスに蕩かされちゃってるぅぅ♥ おっぱい鷲掴みぃぃっ♥ ちょっと痛いのにアズレートの手だから気持ち良くなっちゃうぅぅぅ♥」
鏡に映る私達の姿を見て更に昂奮を高めたからか、ピストン運動の苛烈さが極まり膣の中の快楽がどんどん、肉棒が付き入れられる度に幸福で溢れて満たされる。
否、満たされるなんて生温い。超越する。決壊する。突破する。
もう私も絶頂してしまう。何度目か分からない快楽の絶頂だ。
「あうぅ♥ ねぇアズレートぉ♥ キス♥ キスしたい♥ お願い♥ キスしよ♥」
「良いよ姉さん、僕もキスがしたい!」
「嬉しい……っ♥ 来て…っ♥」
背面体勢から、上半身を無理矢理捻り腕をアズレートに伸ばせば、届いた。
アズレートの後頭部へ私の手を伸ばし、アズレートも私の頬へ手を添え、顔を寄せる。
私の顔とアズレートの顔の距離がゼロに、唇と唇が密着する。背面体勢で繋がったまま口付けが交わされた。
「ん……っ♥ ンチュウウ♥ ンレロ♥ れチュ♥ キス、美味しい♥ ンチュパ♥」
「れろ……れチュ、姉さん…好きだ! 僕は姉さんが大好きだ! あむチュ、ンチュウ」
「ンチュ♥ れろ♥ レロォ♥ 大好き♥ 私もアズレートが大好き♥ 心から大好きなの♥ チュウ♥ あむレロ♥ ンジュ♥ ジュ♥ チュウゥゥゥ♥」
脳味噌が溶かされる。
口付けによって心も体も一つに溶け合うような快感に包まれる。
更に性器の感度も爆発的に跳ね上がり、忽ちに快感が驚く程に膨張する。
「あっ♥ ああっ♥ ああぁああああああーーーーーッ♥♥♥」
「うっ、くあぁああああーーーーーーッ!!」
快感が爆発し、臨界点を、超越した。
「ンンーーッ♥ チュウゥウウウウウウウ♥♥♥」
――どばどばどばぁああ!! どびゅるるるるるる!! ビュルウウウウウ!! ビュルウウウウ!! ビュルウウウウ!! ピュル! ピュル!
甘い口付けと共に精液が壊れた堤防の如く膣内へ雪崩込む。ポルチオへ暴力的に射精が打ち付けられるけれども、子宮が歓喜しながら精液をグビグビ飲み込む。
飲み込み切れない幸福感に満たされながら、上半身をベッドに降ろしながら腕でアズレートの顔を抱き寄せてチュッチュと口付けを続ける。
「背面からも気持ち良いけれど……抱き合うならこっちね♥」
「うわっ」
ジナがしたように、アズレートの軽い体を持ち上げて体位を変える。流石に私の筋力はそこまで強くはないので魔法で増力している。
私が仰向けに、アズレートを上に持って来る。
「ンチュ♥ チュパ♥ やっぱり正面からアズレートを感じたいの♥ チュ♥ レロ♥ レロ♥」
「チュパ……僕も、この体位の方が姉さんの温もりを感じられて好きだな…チュル、チュ、チュウ」
上の口と下の口を結合させて絶頂の余韻を全力で楽しませて貰う。
絶頂後の余韻がやっぱり凄く幸せである。膣内でビュクビュク震えながら精液を搾り出す肉棒がとても可愛くて心踊る。もっともっと肉棒を膣で可愛がってあげたくなる。
絶頂直後で敏感だとしても、優しく優しく膣で愛撫しきゅうきゅう締め付けるのもまた非常に気持ち良い。
「あぐっ、姉さんそんなっ、イったばかりでっ! ンッ、ンチュウッ」
「チュ♥ ンチュ♥ どう? アズレート……♥ 絶頂したてのおちんちん、おまんこで扱くの気持ち良い?♥ ンチュ♥ れろぉ♥ あむチュチュ♥」
どうやらとても気持ち良いらしい。言葉では否定していても、証拠にぎゅっと私を強く抱き締めて口付けにも熱が入り、肉棒が歓喜して震えている。
「ほらっ、ほらぁ♥ アズレートのおちんちんすっごく喜んでる♥ 大好きなお姉ちゃんのおまんこの中が気持ち良くて堪らないって♥ 白いおしっこをびゅうびゅうお漏らししちゃうのが止まらないって♥ 私もアズレートのおちんちんが大好きだからずっと可愛がってあげたくなっちゃう♥ ずっとお姉ちゃんのおまんこの中に居て良いからね♥ チュ♥」
「姉さんっ、ンチュパ……あぐっ、あうああぁ!」
絶頂直後の肉棒を優しく膣壁で愛撫すると、アズレートが面白い位に快感で喘ぐ。
その反応が面白くて堪らず愛撫に手加減が出来なくなってしまう。
「喜んでる♥ 素敵……♥ お姉ちゃんのおまんこがそんなに大好きなんだね♥ もっともっとお姉ちゃんのおまんこを堪能して良いからね♥ 射精したばかりでまだまだ精子を絞り出している最中のおちんちん、もっともっとおまんこで気持ち良くしてあげるから♥」
優しく、優しくゆっくりと刺激するとまだまだびゅるびゅる精子が出て来る。
だけれども次第に愛撫は加速して行き、とうとう騎乗位に押し倒して全力のピストンで扱き上げる。
「うわああああっ、激しい! それ駄目っ! 激し過ぎるッ!!」
「あぁあん♥ 駄目って言っててもおちんちんは歓喜に震えているみたいだよ♥ お姉ちゃんにはお見通しなんだから♥」
じたばたとアズレートの脚が空中を泳ぎ、抵抗する腕は私の乳房を鷲掴みして乱暴に揉み上げる。
絶頂したばかりだというのに、もうまた絶頂に至りそうだ。
「あっ♥ あっ♥ お姉ちゃんも凄く気持ち良いよ♥ また一緒にイこうね♥ 大好きなお姉ちゃんのおまんこでいっぱい白いおしっこをぴゅっぴゅしようね♥」
「出るっ! 出ちゃう! 白いおしっこ全部出ちゃううううっ!!」
全力全開に腰を振り、膣の一番奥で肉棒をぎゅうぎゅうに締め付ける。
快楽の臨界点を超えた先で、また臨界点を突破した。
「あぁあああああああん♥♥♥」
「やっ……あぐぅ……ッ!!!!!!」
――どびゅどびゅどびゅううううっ!! どびゅううううう!! ビュルウウ! ビュルッ! ビュルッ! ビュルッ!
もう吸い切れないというのに、過剰に膣内へ精液が流れ込んで来る。
「はぁああん♥ アズレート、素敵ぃ♥ チュウ♥」
だというのに淫魔女王の器は無尽蔵に精液を求め続けているのでまだまだセックスし足りない。まだまだセックスし続けたくなる。
――どくんっ!
「はううっ!? うくぅ!? ううっ………………気持っ、ち良い……っ!!」
レベルドレインが本能のまま実行された。
性器を介して吸い上げられる魂の経験値が、子宮へと流れ込むのが凄い快感だ。
絶頂に至って膣も最高の快感に震えてとても気持ち良い。肉棒も気持ち良過ぎたのか痙攣して放心しているっぽい。肉棒に顔があったらきっと白目を向いていそうだ。
「姉さん……酷いよ…ンチュ」
「ふふ♥ ごめんなさい♥ アズレートが可愛過ぎたからちょっとだけいじめたくなっちゃったの♥ ンチュパ♥ レロチュ♥」
最高な絶頂の余韻に浸り、唇と唇、舌と舌、性器と性器を繋ぎ合わせ続ける。
数分間ずっと余韻に浸り続けたら、また快感が欲しくなって愛撫が再開される。
「ねぇアズレート♥ チュ♥ まだまだいけるよね♥」
「ンチュ、勿論だ姉さん! もっともっとしよう!」
アズレートは萎える事を知らず更に肉棒を荒たげ、私がどれだけ優しく包み込もうとも凶暴さを失わず、私へ暴力的に責め続ける。
本当に素敵だ。
体位を変えながらセックスを楽しみ続けていたら、いつの間にか日も暮れて、朝日が登ろうとしていてびっくりしてしまう。
全く、こんな時を忘れてしまう程に楽しくて素敵な時間、アズレートの奇跡的な最強の魔法に私が落ちてしまったからだ。
最低な淫魔な筈の私を、赦して、愛してくれたから。
―――― リナ ――――
今の僕はレベルが低い。どれだけ低いかというと並みのサキュバス以下でレッサーサキュバスどころかレッサーインプ程度だ。しかもレベルを上げる為のレベルドレインが封じられている。これでは淫魔の出来損ないである。
リビングにて紅茶とお菓子を用意して寛いでいると、寝室から尚もエラの快楽に酔った嬌声とギシギシとベッドの軋む音が響いて聞こえる。
この家は元々アズレートとそのご両親が暮らしていたボロ小屋であったのだが、僕達が復活して暮らす事になった時に散々不満を垂らした結果、建て替えとなった。エラとアズレートは思い入れ深い建物とのお別れを惜しんでいたが、流石に限界近かったボロ小屋に暮らし続けるのは不可能だと判断して踏み切ってくれた。
今の家は貴族の豪邸とでもいう程に立派な建物だ。淫魔女王の魔力を以ってすれば造作も無い事である。それこそシンデレラ城は魔力強化後にエラが母の命令で建てた物だ。だからこそシンデレラ城という名前である。淫魔女王でない状態のエラでもこの程度の豪邸は余裕綽々であったのだ。弱体化された今の僕達には程遠い芸当である。
「もうっ、エラは自分勝手だよね!」
双子の妹のジナは苛立った様子で口いっぱいにエラが作り置きしたチーズケーキをリスみたいに頬張りダージリンレモンティーで流し込む。
僕も細々ながらエラの作ったバニラプティングを口に含んで甘露を堪能するがしかし、普通の食事と人間の精では味わいが雲泥の差だ。やはりながら膣で飲み込む精子の方がずっとずっと美味しいと、先程のアズレートの性交で再確認した。
「エラってば、淫魔に人間のレベルを吸うなとか言っておいて自分だけ吸っているじゃん。本当に最低」
しかしまぁ常に極上の精ばかりを口にしても飽きる事も有るので、娯楽としてこのスイーツを頂くのも悪くは無い。淫魔の中では搾精よりも料理の方がずっと好きだというのも居るらしい。
今現在僕達が弱いのも淫魔女王の因子を受け継いだ妹のエラが善意で淫魔の生態を組み替えたからだ。以前の僕やジナは母ベーゼヴィヒツの仰る言葉を鵜呑みにして人間の生命力を根こそぎ奪う事に躊躇いは無かったが、エラは変わり者の淫魔で善良な心が兎に角強い。人を殺す事に罪悪感を感じていてそれが母の癪に障っていた。そのエラから以前の僕達のまま復活していればまた躊躇い無く人間を絞り殺すであろうと、大幅に弱体化そしてレベルドレインを封じられた。
「レベルドレインは人間の魂を食い千切る行為だって知っているのかな? あの様子じゃどんな影響が出るのか知っていなさそうだよ」
灰被りのエラ、僕達姉妹の中では最弱であった筈なのだが、実際は才能が大変優れていて強化を進めて行くうちに瞬く間に僕とジナを追い越した。母の言う事を全然聞かず、更に僕達よりも優れた才能を持つ事に苛立ち嫉妬して、ジナと共に虐めて来た。アズレートの両親の時も殺せないと泣き出した時には本当に腹が立ったものだ。
「そりゃあアズレートは今まで情け無くそこいらの淫魔にレベルドレインされて来たけれども、私達が補助して、回復もちゃんとやって来たから大丈夫だった訳で……まぁエラも吸った後にはちゃんと魂の治療もやっているみたいだけれど……それでも頻度がやばいよ」
内心はエラの方が魔力が高くて淫魔女王としての素質が有るんだと分かっていたけれども、納得出来ずに居た。しかし僕達が復活した時には既にエラが淫魔女王に成っていた。
僕達がアズレートに負けた時点で、もしかしたらこう為るのではと予想はしていた。母が倒される訳が無くそのまま復活が可能だとは思っていたが、事実はアズレートとエラの奇跡的な勝利であった。
熱いティーカップの取っ手に指を絡めてダージリンレモンティーを口に運び、啜る。茶葉の渋みを砂糖で緩められ、レモンの仄かな酸味が甘みを引き締めている。とても良いお茶だ。
「今の私達はレベル1だから補助なんて出来ないし……今にレベルドレインを頻繁にされたらアズレートが心配だよ」
思えばアズレートも苦難の道を歩んで来たものだ。
淫魔に絞り殺されるだけの人間がどう抗うのか、ただの興味本意でサポートして来たのだけれども、もしかしたら僕もエラと同じくアズレートに情が湧いたのかも知れない。
「ねえ、リナってば聞いてる?」
突然、ジナがテーブルを挟んだ向こう側から、手を突いて身を乗り出し僕の顔を覗き込む。
僕は驚き紅茶を僅かにテーブルへ零してしまう。
「うん? あ、あぁ。何の事だったかな」
手拭いで口元の汚れを拭き取り、零した紅茶は魔法で染み取りを行う。
今の僕達の魔力濃度では高度な魔法は使えないけれども日常生活に困らない程度には使用可能だ。低レベルとはいえ淫魔に必要な魔法は一通り使える。
ジナが何かを話していたようだが、全然聞き取れていなかった。
「もうっ、また考え事をしていて聞いてなかったんだ」
「ごめんごめん。今のエラはだんだんお母様に似て来たかもって思っていたんだよ」
僕と全く同じ顔をした妹が不機嫌に顔を歪めているので素直に謝る。
最近のエラは昔と全然違う。顔立ちに髪色はエラだというのに、捩れた大きな角に巨大な胸部はベーゼヴィヒツのそれだ。母を倒し、淫魔女王の因子を取り込んだが故に近付いて来た。
しかし、今日のアズレートに対し気安くレベルドレインを行うのはどういう了見なのか。あれだけ好意を懐いているのに危機に追い込むだなんて気でも違ったとしか思えない。
「そうだねぇ。昔は駄目駄目だったのに、お母様が無理矢理強化したら急に凄く強く成って、だけれども私達二人掛かりなら勝てる程度の筈が今は淫魔女王だもん。エラのくせに生意気」
僕達よりもエラの方が素質が高い為に、強化が乗りやすかった。後で僕達もエラのように魔力強化を頼んだら全然耐えきれずに泣いて赦して貰った。結果的に個ではエラに敵わない事が非常に悔しかった。
「じゃあジナが淫魔女王に成りたかったのかい?」
「私は女王なんて面倒臭い職業はごめんだよ」
「良く分かっているじゃないか。お利口だね」
それはそうだ。ジナは自由奔放なので統治なんて無理だ。「そう言うリナはどうなのよ」と返される。頭の出来は実際僕と同程度の筈だから悪く無いのであろうが性格の相性が悪い。ジナが玉座に座ろうがそれは居ないのと一緒だ。
では、僕の場合はどうか。勿論僕もジナと一緒だ。「僕も女王なんて面倒臭い職業はごめんだね」と返す。理知的に振る舞ってはいるものの双子なのでやっぱり根っこはジナと似通っている。淫魔達の統治なんてしたくない。
それでは誰が女王に成るべきであったか、今はエラが女王に君臨しているがしかし、実際は未だ正式には戴冠していない。
これまでにシンデレラ城の玉座には一度だけ座った程度だという。王の責務を殆ど放り出し、城下の町や村、カルミナ城との交流を主に執り行っている。
そして空いた時間にはアズレートと兎に角セックス、寝る時ですら性器を繋げあったままだ。全く、やはりエラも淫魔らしく本当はセックス大好きなのであった。
「エラが女王だと結構不満の声が多いよね」
「そりゃあお母様とはまた違った恐怖政治だからね」
ベーゼヴィヒツ統治時代に恐怖で縛られ厳格な騎士団が如く統率の取れていた淫魔達は、女王を失うと水を得た魚が如く自由奔放に気儘に人を襲うように成った。
淫魔達は、実は人間が何処に隠れ住んでいたのかを知っていた。しかしベーゼヴィヒツは隠れ住処の人間を襲う事を禁じた。
何故為らば「その方が楽しいから」だという。
隠れて暮らす人間は淫魔を恐れている。その怯え方が母にとっては「楽しい」らしい。我が母ながら本当に良い趣味をしている。
「お母様が楽しいと思う行動は、殆どの淫魔にとっても楽しいものであったけれども……エラは真逆だ。力がお母様と同じだけあって更に性質が悪い。淫魔にはあの強大な力に逆らえない。淫魔の不満も尤もだ」
美味しい物を食べるな。強制命令だ。
そんな君主は誰でも嫌う。
お母様為らば淫魔の食事行為、搾精にレベルドレインを禁じていないので不満は殆ど無かった。
しかしエラはそれを赦さない。人間は絶対に殺しては為らない。レベルドレインは絶対に禁止だという。
レベルドレインをすると、人間は目に見えて弱くなり、最終的には生命力を増やす為の活力が無くなり死に至る。
「まぁそれでも、定期的に人間の精が吸えるようになったから喜んでいるのも居るみたいだけどね」
「そうだね……」
今は耐え時だ。殺し過ぎてしまって絶対的に人間が少ない。エラのやり方は人間を優先した少数に対しての優遇だから住民の声も不満が大きい。だけれども、多少の搾精は許可されているし、気持ち良く性交すれば人間も淫魔も幸せな気分になれる。日に日に人々の笑顔が増えている。
淫魔女王の力で淫魔の生態系が代わり、淫魔も人の子を孕んだと聞く。アフパカの牛娘に鑑定の魔法を行使したら、間違い無く淫魔のお腹に人間の男の子が居た。非常に喜ばしい事だ。共存の道が証明され、今後人間も淫魔もどんどん増えて行く事になる。
僕達は人間をただの玩具であり、ただの食料だと、そう母に教わって来た。人間は性器を撫でれば容易く生命を漏らす哀れな家畜であったのだ。
しかし、僕も、エラの姉妹なのだと、最近思うようになって来た。
意外な事に僕達にも善良な心が存在していたらしい。
アズレートと、それ以外の人間。セックスをしたいと思うのは誰か。アフパカの牛娘のように人の子をお腹に宿すならば誰の子が良いのか、それは、アズレートだ。ジナもアズレート以外とはセックスしたくない様子である。
「エラのやり方は、間違ってはいないんだ。だが……」
「だから何で、アズレートにレベルドレインしちゃっているのかな」
「それだ」
レベルドレインは人間の魂を食い千切り、淫魔の魔力濃度を強化する行為。搾精とはまた違う。
搾精は人間の精に含まれる生命力から魔力を貰う行為。実体の精子を淫魔が受け止める事で、生命の糧、魔力に変換させられる。通常の食事や大地から溢れる魔力からも得られるのだが、活発に生命活動を行う人間の精は格別な魔力を宿す。効率が段違いだ。
人間の精は魔力量を増やし、人間の魂は魔力濃度を上げる。
今のエラではレベルドレインしても魔力濃度の強化等些細な違いでしか無く、副次効果である快楽を味わう嗜好行為というだけだ。
人間は淫魔と違い生命が肉体に縛られているので、魂を多少損傷しても時間が経てば癒えてくれるからレベルドレインのデメリットは思うよりも少ない。だが、それでも魂が食い千切られ過ぎれば命に関わる。生きる為に必要な最低限の物さえも、何もかもが弱くなり過ぎてしまうのだ。
搾精も多少為らば全然問題は無いのだが、淫魔の搾精は人間の生命活動を過剰に促進させて射精量を跳ね上げさせる。つまり著しく寿命を減らす。
今日もアズレートは射精し過ぎだ。淫魔の母乳で多少は生命力を回復させられるが、それでも搾り取り過ぎている。
「危険だな……アズレートが、心配だ…」
「うん……」
時間が経ち冷めてしまった残りのダージリンレモンティーを口に含み、咀嚼する。
ジナと共に空になったティーセットを流し台に運んで片付ける。
僕達がティータイムを終えた後も尚、寝室からはエラの艶めかしい嬌声が響いて聞こえて来た。
「エラの魔力は幾つだ!!??」
「私の魔力は53万です」
「なにぃ!!!!!!」
「でも勿論フルパワーを奮う気は無いわ」
「フルパワーを奮うと?」
「お母様の角の状態ね。100万以上は確実かしら」
「更に後2回変身を残しているだとォ!!!!!!」
「この意味が分かるわね?」
「くっ……くくっ……よくも両親を……」
「うん……? アズレートの様子が……?」
「許さないぞぉーー!!!! エラぁあああ!!!!!!」
「まっ、まさか、超ザコ人間に変身!!!!!! 全く人をイライラさせるのが上手い奴だ。木っ端微塵にしてあげましょうか。あの地球人のように」
「あの地球人のように……両親の事か!!!! 両親の事かぁーーーー!!!!!!」
エラ「……何、してるの? 姉さん達…」
リナ「あ、エラかい」
ジナ「宇宙帝王エラごっこだよ」
リナ「冷酷な所なんてエラそっくりじゃないか」
ジナ「リナこそアズレートの真似がとても上手じゃん」
エラ「宇宙、帝王……冷酷…姉さん達、私をそういう目で見ていたのね」
ジナ「だってそうじゃん。冷たい眼差しで村人を皆殺しにする所なんて本当に冷酷って感じだったし」
エラ「…………」
ジナ「村人を搾り殺す時も穢らわしい物を見る目がドSって感じでねぇ」
エラ「………………はぁ……」
リナ「ああっ、ジナッ、逃げるよ!」
ジナ「え?」
エラ「姉さん達、そんなに冷酷な私がお望みかしら。100万以上の魔力でじわじわ嬲り殺しがお望みなのね」
リナ「ぼ、暴力は良くないっ」
ジナ「ご、ごめんなさい! 許してぇ!」
エラ「問答無用。お仕置きです!」
――ちゅどーん
リナ・ジナ「うぎゃーー!」