エクス※※※※※※※マニア(アニメ版)
うへ~
「おきゃーさん」
「さあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあっっっっ!」
ほんと、
飽きずに娘を襲い来るよね。
「すみに居といてねジョゼ」
数年前──
それは〈人間がどこまで強くなれるか〉
人間の潜在能力を極限まで引き出せるだけ引き出す
目的でやる実験【パンドラム】による媒介で
起きた地獄変。
実験の過程で誕生した新人類
〈ポスト・ヒューマン〉と
ボクの娘、アルジャーノ改めジョゼをめぐる
争い。ボクとジョゼを産み出した元親友の因縁。
その決着は【
中心に主要新聞社、電力会社など主要施設、
法律関係の裁判官と弁護士ら含む4986名が
感染。通称〈東京ブラックアウト〉と呼ばれる
ボクはすべてわかった。
『私が死んだら“はじまるわよ”』
妲己の思惑と繋がってる
まさにそうだった。妲己による
旧時代淘汰計画。
自分の血をわけた娘の自己犠牲すらも
利用したまさにジョークみたいな計画が
うまくいくのは皮肉だね。
──元から終わってた電気や
水道ライフラインは完全停止。
第二次世界大戦レベルだった交通と物流も同じく。
ネットワークインフラすらも
電子ドラッグに汚染されてしまい、
コンピューターなども使えたものじゃない。
それによる二次災害はまさに世紀末。
秩序崩壊からの略奪や暴動、内戦じみたことも
起きる始末だからさ。
「おいしいね
「そうだね」
“力こそすべて”な時代に突入した
世界が……妲己が言ってた〈ジョゼが生きやすく
自分らしく生きる世界〉なのか。
ボクは未だに結論が出ていない。
でも、ジョゼは
「力は護るためにつかうねん」
「あたしも一歩……踏み出すよ」
「育ててくれてありがとう──おかあさん」
この世界で生きようとする人々を救うために
力をすべて解放。パンデミックをできる
限り抑えた。おかげでデジタルデータは
六割の損害で済み、ネットワークインフラも
四割ほど復元できた事実。
さらに当初の犠牲は予想下回り
多くの人間が感染を免れた。
娘はある意味、英雄だと思う。でも、
世界はこの子を許さない。
パンドラム実験のすべてがジョゼにあることを
世界の支配者たちは知ってる。
わかってるから、ボクはジョゼを連れて
逃げ回っているんだ。
味方だったハズの国防軍ならび
敵となってしまった。かなり
八方塞がりだけどもかまわない。
だって……ボクはこの子の母親なんだから。
それに──
『この子を頼みます。人を殺させへんとください
……ホンマ心優しくお転婆な子やから』
見知らぬジョゼが愛した小汚ない土方さん
(名前しらない)との約束を護らないとね。
ジョゼが記憶半分を喪失しているのが
都合がいいのか、悪いと言うべきか。
なんとも言えないよ。
ありがとうアニメ版『 EX-ARM』。
1話視聴したおかげで気がおかしくなって、
前作打ちきりからのヤケクソ気味の続編が
始まったよ。