私はすごい楽しかったです。
「令音さん。これを飲んでくれませんか?」
唐突に、そんなことを言われながらペットボトルを差し出された。
皆が寝静まった夜の時間。すっかり士道との活動時間の定番になったこの時間帯に、初めて士道の部屋に呼び出された令音。だが、今さらピュアな雰囲気や期待があるわけもなく、訪れた令音を待っていたのは
既にキャップは開けられており、いつでも令音が手に取って口を付けられる状態。しかし、と令音は首を傾げて問いかけた。
「……これは?」
「まぁまぁ、いいじゃないですか。飲んでくれるだけでいいんですよ」
「…………」
嫌な予感がする。具体的には、寒気とかそういった類のものが感じられる。自慢ではないが、令音の勘はそれなりに当たる。……そもそも、士道が相手ならそんな勘はなくとも大概令音が驚くようなことをしでかしてくれるのだけれど。
「ささ、どうぞどうぞ」
「……ふむ」
上司に酒を注ぐ部下のような仕草でペットボトルを差し出され、令音は受け取りながら注意深く中身を確認する。
無色透明の液体。純粋に疑いなく考えれば、ただの水。けれど、これから艶事を行おうという時に、わざわざ令音にだけ飲み物を勧める必要があるのだろうか。
様々な疑問と疑念――――最近は、それらに躊躇いを持たなくなってきているな、と令音は息を吐いて飲み口から水を摂取した。
「お……」
「……んっ、んっ……」
期待に満ちた声音を耳に挟みながら、言われた通りに水をあおる。小分けにしながら、ゆっくりと喉を鳴らして中身を減らし……、
「……ふぅ」
飲み切る。ペットボトル自体が小さめということもあり、そう時間や手間がかかるものではなかった。いつも飲んでいる
「……飲み干したよ。シン、一体何を入れたんだい?」
入れていない、という選択肢はないだろう。ラベルの剥がされたペットボトルを眺めながら、令音は再び士道へ声を発した。
ニコリと笑った士道が、サラッと種明かしを繰り出した。
「ええ。実は利尿薬を――――――」
言い終わる前に部屋のドアに向かう。だが、悲しいかな、それとも嬉しいかな。令音の歩行速度より、士道がこちらの手を掴む方が早い。あっという間に引き寄せられ、背面抱きの要領で拘束される。
「……シン。落ち着いて。今の君は冷静じゃない。少し私と話そうじゃないか」
「ええ、ええ。じーっくり、俺とお話しましょう?」
「……」
最近は自分の言葉選びの自信が――元からあったわけではない――めっきり退化したと感じながら、令音は無情にも士道の手の中で引きずられ、ベッドに座った彼の膝上に座らされてしまう。
もちろん、腰にはしっかり士道の腕が絡まり、令音が少し力を入れた程度ではうんともすんとも言わない。その力は、既に高校生の領域を超えている。
愛しい少年の腕の中でぼんやりと虚空を眺め、令音は改めて現実を見た。
「……シン。今日はもう満足しただろう?」
「いえ、まったく。これからって感じですね」
「……シン。何かしてほしいことはないかな? 私にできることなら、なんでもしよう」
「じゃあ俺とこのまま一緒にいてください。時間は……令音さんがお漏らししちゃうまで」
「…………」
言葉が通じているのに、会話が成立しない。令音は自分の表情と思考がまるで一致しないことに理不尽を感じながら、なにふりかまわず言葉を紡いだ。
「…………シン。私を辱めて、楽しいのかい?」
「はい。とっても」
「………………士道の、いじわる」
いっそ健気でか弱い女を演じてやれば、さしもの士道も苦笑した雰囲気が感じ取れる。
「……私にだって、羞恥くらいはあると言っただろう。好きな人に粗相を見られて楽しい思いはしないんだ」
「そうですかね? 令音さん、いざって時は楽しんでしちゃうと思うけどなぁ」
「…………」
否定したい
「ま、普通の利尿薬が効くとは、俺もそこまで期待してませんよ。……睡眠導入剤をラッパ飲みする人ですし」
「……懐かしいことを覚えているね」
「懐かしいで忘れられると思います?」
……甘くて美味しいから、いいと思うのだが。
「一応〈
「……敵わないな、本当に」
令音の気持ち次第。
察しの通り、人が作るような薬で令音の身体に影響はない。そういう影響がある、と誤認識させることならできるが、所詮は真似事だ。
だがもし、もしだ。もしも令音の肉体が
もしも、士道の意志一つで令音が抗いようのない感覚を覚えてしまうのなら。
「……ここで、するのかい?」
令音は、段々と熱を堪えきれなくなった顔を俯かせ、問いかける他なくなった。
「んー、それもいいですけどねぇ……」
だが、まだ甘い。
片腕が引かれる。苛烈な危険信号が脳裏に激しく点った。
「せっかくなら――――外で、してみませんか?」
的中。今度こそ、逃げ出そうと力を込める。恥も外聞もなく足をばたつかせて、逃れようとする。これから受ける辱めに比べれば、比べるまでもなく恥ですらない。
「……っ!! っっ!!」
「あはは、さすがに嫌ですか? けど、大丈夫。すぐ慣れちゃいますよ、令音さんなら」
そんなわけはない。令音はそんな趣味嗜好を持ち合わせていない。士道にいくら言われ、請われたとしても――――じゃあ『令音』は、何なのだ?
請われるままに従う『令音』と羞恥に苦しむ令音は、一体誰に望まれたものなのだろうか。
「〈
浮かび上がった疑問に一瞬令音の身体が硬直したその時、令音の背に
令音――――の着ている軍服に
「【
一瞬。光が溢れ、令音の身に纏う服が粒子に変換される。
それは文字通り身に纏っていた全て。令音の裸体が余すことなく晒され、咄嗟に両手で胸と恥部を隠してしまう。もう何度も、見慣れるほどに見せつけたことがあるというのに。
「これで……後戻りはできないですね」
「……っ、シン……ッ!!」
「怒りました? でも、もっと怒っていいと思いますよ。令音さん、最近は俺の言うことに抵抗しなさ過ぎでしたし」
「……私が抵抗したところで、無駄なことだろう」
それを屈服させようとするから、
いっそ諦めてしまえれば、どれほど楽になることか。それを許さないのが『私』。そのことに矛盾を抱えてしまったのが〝私〟。
その抵抗すら楽しむものだと嗤うのが、士道だ。
「そうかもしれませんね。けど、わかってるのに心で諦められない令音さんが――――ほんと、素敵です」
士道の手が令音の柔肌を這い――――くぷっ、と指が差し込まれた。
「……ひっ♡♡」
快感に咽ぶ。羞恥の快楽に愛液を流す令音の性器に、ではない。そうであれば、どれほどよかったことか。濡れぼそった令音の雌マンコが、士道の指を大喜びで呑み込んでさらに蜜液を分泌し続けたことだろう。
違うというのなら、士道の指の行き先など一つしか残っていない。令音の下半身の穴は、
「……シンっ♡そこは、ちがっ♡……うぅぅぅぅっ♡♡」
令音のケツの穴しか、答えは有り得まい。
舌を突き出して顔を勢いよく逸らした令音を、士道はまるで気にもとめずに言葉を紡いだ。
「あぁ、やっぱり令音さんお尻の穴も使えるようにしてくれてた。多分、そうじゃないかなぁって思ってたんですよ。まあ、違っても〈
「……ちがうっ♡そう、じゃ……ない……っ♡♡」
確かに、彼のためにいつでも――――そういう気持ちがなかったわけではない。
けれど、こんな一方的に、荒々しく指を突き込まれ、腸内を回されるなんて知らなかった。そんな感覚は知らない。令音は排泄のために使われるはずの器官が、士道の指を入れては抜くための器官になっていることなど知らなかったのだ。
「……ぬいてっ♡はやく、ぬいてくれっ♡♡これいじょう、私のおしりの穴に指つっこまないでぇ♡♡♡♡ぐりぐりしないでぇぇぇぇぇ♡♡♡♡」
未知なる感覚に頭がおかしくなりそう――――元からおかしいのか。
穴が広がって、士道の指を二本は容易く呑み込む。押し込まれる感覚と、吐き出される感覚。数秒置きに繰り返されるそれに翻弄され、部屋の中ということも忘れ声を上げて髪を振り乱す。
「仕方ないなぁ……はい」
「……くひぃ♡、ひ……ぅ……あ、ぁ……」
ずりゅ、と指が引き抜かれ、士道の指先に支配されていた感覚が抜ける。彼のズボンに液という液を垂らしながら、令音はホッと息を大きく吸い、
「じゃ、代わりにこれをあげますね」
ごりゅ。そんな音を立てて、令音の尻の穴に大きな異物が差し込まれた。
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃ!?♡♡」
普通じゃない感覚。広がった穴が塞がれ、言いようのない圧迫感が令音の腸内を侵略する。
一体、何が。ふるふると震える顔で己の下方部に目を向けると、そこには見慣れない
「……なっ♡に……何を、入れた……んだっ♡♡」
「尻尾ですよ。令音さんのケツマンコに、アナルプラグを入れてあげたんです。気持ちいいでしょう?」
「……そんっ♡、な……ことっ♡♡」
お腹に力を込めて異物を排出しようとするが、士道の肉棒ほどではないとはいえ大きさはかなりのものだ。多少力を込めた程度ではほんの少し出口へ向かう程度の動きにしかならず――――士道が容赦なくプラグを押し込んでくる。
「……あひぃ♡」
「何勝手に抜こうとしてるんですか。ほら、立って立って」
無理やり立たされて、一歩歩かされる。必死に立とうとはしたが、下からの圧迫感と快感に腰が砕け、へなへなと部屋の地面に座り込んだ。
「……む、り……っ♡♡これ♡はやく、ぬいて、くれ……っ♡」
「いきなりお尻の穴は辛そうですね。でも早く慣れないとですよ――――これから、お散歩なんですから」
「……え?♡」
今、なんと、言った?
呆然と見上げた士道の手には、何かが握られていた。それが令音の頭上にそっと被せられる。薄明かりしかない部屋の中で、令音がふと姿見鏡に目を向けた。
へたりこんで、頭に犬耳のカチューシャを着けた令音。尊厳という尊厳を失い、人としてあるまじき哀れな姿――――奴隷として、実に様になっている姿。
「……ふ、ふふっ♡あははは……♡♡」
笑った顔ですら、皮肉なくらいに薄い表情。けれど、その表情に隠しきれない悦楽が滲んでいることは、令音にはよくわかる。〝私〟のことだ。また一つ、わかるようになった気がした。
「それじゃあ仕上げに――――これを」
差し出されたのは、
「これは選ばせてあげますよ――――自分で着けるか。俺に着けてほしいか」
最悪の選択肢を提示され、令音は首元に指を当てゴクリと喉笛を鳴らす。
それに含まれたものは屈辱感などではなく、圧倒的な被虐の快感だった。
「……着けて、くださいっ♡♡」
平伏する。四つん這いになり、頭を垂れて土下座の姿勢を見せる。全裸で、ケツに尻尾を突っ込まれて。それを高く掲げながらフリフリと左右に振り、ダラダラと寂しい雌マンコから愛液を垂れ流しにして。
「……ご主人様の雌犬の証っ♡くださいっ♡♡雌犬令音をいっぱい、いっぱいっ♡♡ご主人様の手でしつけてください♡♡私をもっと、ご主人様のモノにしてください……っ♡♡♡♡」
その時、巻き付けられたものは、
「――――ほんと、令音さんは甘え上手ですね」
カチャ、と。雌犬奴隷の令音を、犬畜生に堕とす永遠の首輪だった。
ぺた、ぺた、ぺた。ぎし、ぎし、ぎし。
普段ならなんてことのない音が、深夜の家に酷く響いているようで。その音一つを響かせる度に、令音の心音まで大きくなっているようで。
「……っ、ふ……ぅ♡♡」
口を塞ぐことはできない。そのための手は、他のことに使われている。階段を降りて、玄関を通り、寒空の下に躍り出る。
視界が、低い。それは当然のことだ。見上げる星空が、いつもより一段と遠く見える。
尊厳を陵辱され尽くしたはずの令音は、まだ堕ちることができるのだと思い知らされる。
「……う、あ、ああ♡」
捉える輪郭がぼやけ始めた。挫けそうになる両の手をしっかりと地面に付け、膝で身体を支える令音。そんな姿に、涙さえ零れ始めた。何の涙なのか。屈辱なのか、それとも――――その答えを、出すことはしたくなかった。
「……シン。シン……っ♡」
「どうしました?」
「……やっぱり、こんなことは……っ!」
目の前が怖い。一歩先が怖い。その出口が、怖い。
眼前に広がる世界は、ちっとも心が踊らない。涙で濡れた目を拭うこともせず、令音は一歩後戻りをしようとして――――
「あはは、
「……ぐぁっ♡」
許されない。鎖が引かれ、首輪に引き戻される。強い圧迫感を訴えた令音の苦悶は、しかし士道のため息を収めるには至らなかった。
「令音さん。今のあなたは何ですか? 〈ラタトスク〉の解析官? 高校の教師? 違うでしょう。そんなモノじゃないはずだ」
ジャラジャラと音を鳴らし、しゃがみ込んだ士道に首を引っ張られて強制的に顔を付き合わされた。
加虐的な笑みを携えた士道は、鎖を見せつけることで令音の立場を分からせようというのだろうか。ああ、だけど、
「……わ、私は……っ♡ご主人様、の……惨めな、牝犬……ですっ♡♡」
「そして、俺の恋人ですよね。だったら、俺に逆らっちゃいけないなぁ」
「……ごめん、なさい……っ♡しつけが、なってなくて♡、申し訳、ありません……っ♡♡」
年下の恋人に奴隷として扱われ、リードを持たれその紐に首輪を繋がれて従わされる。そして股を濡らして、自らの宣言によって与えられる快感に吐息を零す。
なんて、惨め。なんて――――心地が、いい。
「わかったら、行きましょうか。従順に……けど、存分に抵抗して、俺を楽しませてくださいね?」
「……は、いぃ♡」
理不尽すぎる要求。根本的な抵抗はない。だって士道は令音の
進む。片や飼い犬を連れた人。片や四つん這いで連れられた雌犬。揺れる尻尾の根元から粘ついた液体が漏れ、愛液と合わさって淫靡な光が照らしているに違いない。
四足を扱い、塀に守られた敷地を抜け出せば、広い道路と普段とは違った景色。冷たい風が、裸身を撫でた。
「――――っ♡♡」
快感に震えた。犬畜生の姿を取り、野外にリードで繋がれたまま四つん這いになって連れ出される。
それが、こんなにも、気持ちがいい。頭がおかしくなる――――既におかしくなっている。
「今日はいい星空が見れますねー」
「……あ、あ。とても……きれい、だ……っ♡」
かけられた言葉に求められた言葉を返す。恋人として、欠かさない。だけど、姿格好は紛うことなき変質者。変態。擁護のしようがない。
いつ誰に見られてもおかしくはない。深夜とはいえ、この街は広大だ。人が通るかもしれない。自転車が通るかもしれない。車が通るかもしれない。
令音を知る誰かが、目撃してしまうかもしれない。
「……あ、ぁ……あぁ♡」
考えただけで、脳に快楽物質がぶち込まれたような悦楽がくる。ああ、だけど、こんな姿を見て令音とわかる人がいるだろうか。
少年に首輪を着けられリードに引かれる女を見て、村雨令音という名前が浮かぶ者が、果たしてどれほどいるのだろう。
ぺたり、ぺたり。ジャラ、ジャラ。散歩が続き、家がほんのりと遠く見え始めた――――ぶるりと、身体が震えた。
「……?」
気のせいかと思い、リードに引かれるまま手足を前に進めて――――また、震えた。
「……ぇ」
恐怖ではない。歓喜でもない。敢えて表現するのなら、
令音の知らない感覚。けれど、その現象の名を令音は知っている。手足を止めた令音に訝しんだ士道が見下ろしてきて、ああ、と隠しきれない笑みを唇に携えて声を発した。
「もしかして、もう来ちゃいました?」
「……な、なに……が」
「――――尿意ですよ。
「――――――ぁ」
熱を持った顔が、急速に冷えていく。風に吹かれたからではなく、令音の意志で正気に返っていく。
人に準じた肉体構造を持つ令音。その恥部にある膀胱から、液体が排出されようとしている。それの名前は知っている。そのために令音は連れ出されていたはずだ。だけど、本当にそうなるなんて思っていなかった。
令音の身体は、士道にもうそこまで作り替えられていたのだ。
「……や、やだっ! やだぁっ!!♡♡」
「おっと」
ガチャ! ガチャ! と首輪が音を立て、来た道を戻ろうとする令音を押さえつける。首が締まり、圧迫感を増す。それが気にならないほど、令音の意識は狂乱の中にあった。
「……離してっ、戻してくれっ♡♡こんなの知らないんだっ♡♡はやく、はやくっ♡」
「しちゃえばいいじゃないですか。いや……見せてくださいよ。普段はクールな令音さんが、耐えきれず俺の前でおもらしするところを」
「……いやだっ!♡見ないでっ♡おねがいだから、みないでくれっ♡♡君に、こんなところを見られたら……っ♡♡」
見られたくない。見ないで。ひたすらそれだけを叫んで、暴れ続ける。
そんな行為を令音は知らなかった。その行為を士道に見せることが、こんなに忌諱すべきことだと、知っているようで知らなかった。そうなってから、もっと強く抵抗すればよかったと羞恥で顔が歪む。
見せたら、幻滅されてしまう。こんなの、こんなの、こんなの――――――
「大丈夫ですって」
グッと強く鎖が引かれた――――乱れ切った令音の身体を、身を低くした士道が抱き締める。加虐的なやり方なのに、穏やかな抱擁。暴れていた令音が、あっさりと抵抗を止める。
「どんな令音さんでも、幻滅したりしません。俺が見たいって言ってるんですから、当たり前じゃないですか」
「……ほんとう、かい?」
「本当です。さあ、我慢しないで、楽に――――気持ちよくなりましょう。あの電柱の下とか、定番で見栄えがいいですね」
抱擁が解かれ、四つん這いになった令音のリードを引いて、士道が立ち誇る電柱の下に令音を連れ出す。
ここで、
「ほら、こうすればやりやすいでしょう?」
「……あっ♡やぁ……っ♡」
片方の足を上げ、本物の犬のような格好をさせられる。ぱっくりと割れた恥部と、彼のために整えられた恥毛を惜しげもなく晒され、目を瞑りたくなるような光景が目に飛び込んでくる。
それを準備ができたと身体が判断したのか、はたまた士道の意思を汲み取ったのか、より一層令音の裸体が震えを増す。
「……はっ♡はっ♡」
犬になったみたいじゃない。犬と同じ、いやそれ以下の嬌声が発せられる。
「ほぉら、しーしー。しーしーですよ」
「……っっっ〜♡♡」
今度は幼児の躾のような言葉をかけられ、令音の大人の女としてのプライドは完膚なきまでに折られかかっている。
それでも、止めなかった。高く足を上げ、電柱に向かって場所を定めて――――ちょろ、と水音が鳴った。
「……ぅあ♡」
――――ちょろ、ちょろろろ。しゃぁぁぁぁぁぁぁっ!
「……あ、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡」
最初は弱く。しかし一線を越えて激しく、びちゃびちゃびちゃ、と令音の放尿が……おしっこが地面に飛沫をあげる。
「……やっ♡でちゃう♡♡ご主人様にみられて♡♡おしっこ出ちゃってるぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡」
放物線を描く放尿は、令音に得難い開放感をもたらす。
勢いが留まることを知らない小便の色は、まるで士道の欲望を叶えたかのように透明で、けれど僅かに小便特有の濁りが見られた。
それを士道にじっくりと眺められ、それで蜜液が入り交じってしまって、堪らない快楽を令音に与えた。
もう、戻れない狂気の快感を令音にもたらしてしまった。
「令音さんも、ちゃんとおしっこするんですね。ああ、見れてよかった――――素敵ですよ、令音さん」
「……んっ♡はぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡」
――――ちょろろろろ、ぴちゃ、ぴちゃ。
口癖のように語られる令音への讃美歌に送られ、令音の人生初の野外放尿が終わりを告げる。
短かったようで、長くも感じた。単なる不要な排泄物の液体だというのに、恐ろしい開放感を令音に与えてきた。
――――もう一度くらいなら、士道に見せても構わないと思えるほどには。
「……♡」
疼く。腹の下が、子宮の中が。本能のままに令音は足を下ろし、立ち上がった士道の膝の辺りに膝立ちになる。
今度は両手を胸上まで上げ、膝はしっかりと曲げて愛液とおしっこに濡れた恥毛を様々と見せつけ、服従の雌犬ポーズで媚を売る。
「……シン♡シン♡♡」
愛おしい人への愛称を快楽で汚しながら、士道の足に顔を撓垂れ掛ける。
そんな令音の頭にポン、と大きな手が置かれ、従順なめす従順な雌犬を褒めるように撫でる。温かくて、心地がよくて、
「よくできました令音さん――――――夜は、まだ長いですよ」
それだけで、イッてしまいそうだった。
全裸首輪アナル尻尾犬耳カチューシャのお散歩プレイ(前編)、いかがでしたでしょうか。四つん這いのシーン自分でもねちっこすぎて性癖が正直すぎた。アナル問題は困った時の令音さん神秘の身体と暴走霊力。実際封印されてない時はファンタジーな感じだと思うの。でもそれはそれとしておしっこプレイはさせるね(はぁと)
まあでも今回はあっさり流したアナル調教は専用の回を作りたいような……でもあんまり詳しくないからにわかで怖いんですよねぇ。医療器具使って悪魔融合回でも作ろうかしら。
後半戦へ続く。まだ責めます。まだ追い詰めます。今回の話でも気に入った方は評価置いていってくださると嬉しいです。そうじゃなくてもこれからの高速更新のために積極的にください、いや本当に力になるのでよろしくお願いします。更新でお答えしていく所存ですので、あなたの持つ評価権が私への力です。媚び売りが長い!!!!それと高評価や感想ありがとうございます!!!!
ではではまた次回〜。士道くんの欲望と皆さんのあらゆるニーズにお答えしてくれる令音さんの提供でお送りしました〜。