※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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イチャラブセッッッッッッッ!



あ、13話にオマケ追加してます。感想からニュータイプ音が鳴りましたね。令音さんなら消すだろうという理屈でなく、消さないだろうという乙女な令音さんを考えられなかった我が未熟……!!この追記によってそそがせていただいきたい……!







14話

「ふあぁ……」

 

 驚くほどに大きな欠伸。うつらうつらと頭が傾き、士道は今にも眠ってしまいそうだった。

 季節の移り変わりのせいか、非常に暖かな気温は過ごしやすさと耐え難い、というかありがたい眠気を士道に与えてくれた。

 これが家で一人なら問題がないのだが、士道はこれでも列記とした高校生。たとえその高校教師と日夜言葉にできないプレイに興じて欲望を解消していようと、それでも勉強が本文の学生身分は変わらないのである。

 

「――――であるからして、このように妙齢の女性が行き遅れと決めつけられるのはおかしいことなんです! 皆さん、わかりましたか!?」

「……岡峰先生、議題がズレているようですが」

 

 たとえ、脱線に脱線を重ねたタマちゃん先生と、それに突っ込む村雨令音副担任のツッコミという図式が存在していようと、決して変わることのない不変の事実……なんじゃないかなぁ?

 当然、春の陽気に誘われ死屍累々の生徒たちにタマちゃん先生の力説は届くことはなく、相変わらず小学生か中学生と見紛う身長で黒板に何かを書き連ねていた。まあ、寝ぼけ眼ではよく見えないが、大方結婚願望に類するデータか何かであろう。

 

「……ぐぅ」

 

 ああ、さよなら世界。婚活頑張れタマちゃん先生。あとは任せた令音さん。

 なぜか一番眠たげなはずの令音に任せなければならないほどの眠気に誘われ、遂に士道の頭が教科書に隠れて机に沈没した――――そのとき、()が浮上した。

 

「――――ッ!?」

 

 ドクン、ドクン。癖になりそうな心臓の鼓動と、一箇所に血を溜める独特の感覚。

 今、それが、来た。意識が変質する。思考が改竄される。欲の方向性を、レールの切り替えのように一瞬で誘導させられた。

 抗えない思考。士道(理性)が抑えておける時間は、ない。身体が熱い。雌を欲している。誰よりも、彼女(・・)を――――――

 

「――――岡峰先生。どうやら五河くんの体調が優れないようです」

 

眼鏡を取り去り(・・・・・・・)、士道の顔を覗き込んだ村雨令音を、欲しがっていた(・・・・・・・)

 

「え……あ、五河くん大丈夫ですか!? お顔が真っ赤じゃないですか……っ!」

「……もしかしたら、熱があるかもしれません。私が彼を保健室に連れていきます」

 

 一刻の猶予もないと理解している令音が、強引なまでに士道の身体を引っ張りあげて連れていこうとする。……さり気なく胸を士道に当ててくる辺り、何も言わずとも察せられているのだろう。

 

「シドー、大丈夫か……?」

「士道、私も一緒に」

「……ああ、や……大丈夫だ。令音さんもいるし、授業はちゃんと受けないと駄目だぞ……これが授業かは怪しいけどな」

「……これだけ話ができるのなら心配いらないだろう。私が彼を診ているから、安心してくれたまえ」

 

 さり気なく十香と折紙には話を通しながら、士道は強引な令音に連れられて教室を後にする。多少の不自然さは残るだろうが、二人の令音に対する信頼は当然のように高い。あとで士道手ずから言葉を重ねれば問題は起こらないだろう。

 それにしても、と士道は令音の肩を借りながら呆れた声を発した。

 

「……慣れてますね、令音さん」

「……こういうパターンを想定していないわけでは、なかったということさ」

「嬉しいやら、自分の欲の見境のなさに悲しいやらですね……」

 

 本当に、どこまでも見境がないと当の士道がため息を吐く。

 どうやら今日の士道(本能)は――――授業中の校内という特級の背徳をご所望しているらしい。

 

 

 

「……ここなら、一先ずは安全だろう」

 

 令音に連れ込まれ、ベッド(・・・)に座らされる士道。ベッドの周りにはピンク色のカーテンが引かれ、とりあえずは人目につかない。

 ただ、校舎の中ということに変わりはなく、同時に別の意味で士道は苦笑を浮かべた。

 

「保健室って……想像以上に王道だなぁ」

「……授業中、即席で使える場所が他に見当たらないんだ。悪いが、我慢してくれたまえ」

「嫌とは言ってないって言うか、むしろこういう場所が興奮するって言うか……何言ってんだろ、俺」

 

 学徒としての理性が残っているのか、とんでもないことを言ってのける自分の頭に手を当てて落ち込む。

 保健室で令音と二人。しかも目的は性処理。なまじ令音が白衣なぞ着ているものだから、本当にそういうことにしか思えない。何とも都合がよすぎることに、養護教諭は不在と来ている。

 

「……私の前だ。好きに言葉にしてくれて構わないよ」

 

 令音は令音で、そんな士道の股の間に収まるようにしゃがみこみ、慣れた手つきで――いや本当に慣れているのだけれど――士道のズボンのベルトを外し、勢いよく下着ごとずり下げ――――硬く勃起した肉棒を露出させた。

 

「……っ♡」

 

 ぼろんっ、とキツい戒めから放たれて揺れた士道の凶悪なモノに、令音がゴクリと生唾を呑み込んだのを見逃さない。

 士道から見下ろせるシャツに包まれた令音の豊満な胸が、肉棒を見た瞬間からその艶めきをさらに艶めかしく染めたような気がした。

 

「……ん、ちゅ♡♡」

 

 濃い汁が溢れる亀頭へ、令音の柔らかい唇がキスを落とす。これから自分が奉仕するのだと、挨拶の口付け。従順な自分の雌に、士道の征服欲が刺激される。

 続けて、令音はシャツを捲り上げブラごと胸からズラし、魅惑的な双丘を存分に揺らし、それを見せびらかすように持ち上げて士道の欲求をさらに刺激していく。

 

「……私のおっぱいは、どうかな? 君のおちんちんを、私のおっぱいで挟んであげよう。だから、存分にザーメンを射精してくれて構わないよ……っ♡♡」

「ほんと……令音さん、躊躇いなくなってきましたね」

「……君ほどじゃあないよ。それに――――私がこうなったのは、君が望んだからだろう?」

 

 希薄な微笑みは――――より一層、卑猥で淫らなものへ。

 変わっていく愛しい女。卑しい女。淫乱で可愛い、士道だけの奴隷。堪らない背徳にさらに肉質が増した士道の肉棒を、令音の乳房が被覆した。

 

「ぐ……っ!」

 

 肉棒を包み込む暴力的な快感。柔肌のさらに柔らかい部位を扱った、女だけに許された抱擁。たぷっ、たぷっ、と令音が胸を扱い士道の肉棒をシゴいていく。

 

「……どうかな、シン♡♡」

「こんなの……気持ちいいに、決まってるじゃないですか……っ!」

 

 この刺激に堕ちない男などいない。極上の美女に、世界でただ一人このような奉仕をさせているという充実感。これで正直にならなければ、令音に失礼というものだ。

 

「……そうか。……ん、くちゅ……♡」

 

 快感に顔を顰めた士道に気をよくしたように見えた令音が、胸を扱いながら口の中でくちゅくちゅと何かを溜め込んだかと思うと、

 

「……んぁ♡」

 溜め込んだ唾液を士道の肉棒に吐き出し、潤滑剤のように垂らし込んだ。

 

「おぉ……」

 

 令音が舌を出して、唾液を垂らす。低俗な言い方をすれば、令音ほどの美人がよだれを垂らすことに、士道は感銘の息が零れるほどの興奮を得た。

 我慢汁と絡まり合い、生暖かい令音の唾液がさらに滑りをよくし胸に挟まれた肉棒。令音は追撃と言わんばかりに胸からはみ出した亀頭を口の中に放り込んだ。

 

「……んっ♡じゅる♡ぢゅるっ♡♡」

「っ、ぁ……!」

 

 二つを超える凄まじい刺激に悶える士道と、さらに舌の動きで亀頭を責め続けながらギュッと胸の圧迫を強める令音。

 当然、一度出せば収まるものではない士道の肉棒は、望むだけ令音という己の雌に雄の証をぶちまけようとする。耐えられる限界に達した士道は、グッとベッドに両手を力強く突き、腰に力を入れたその瞬間に限界は訪れた。

 

「令音さん……っ!」

「……んぶっ♡」

 

 ――――ドプッ、ドプッ、ドプッ。

 

 吐き出すためだけに作られた精液が、その目的のまま令音の口内にぶちまけられる。音を立て、波を立て、脈動する肉棒から令音の咥内へ排出される。

 

「……んぐっ♡……ごくっ♡♡ごきゅ……っ♡♡」

 

 幾度も喉を通り抜け、窒息するのではないかという粘りと量の精液を飲み下し、豊満な胸を白濁に染め、ぷっ、と離した唇と亀頭の間に繋がる糸さえ指で絡め取り、ゆっくりと唇を撫でながら舐め取る。

 

「……っ!」

 

 一つ一つの動作が男の欲を刺激して、ビクッと跳ねた肉棒から追加のザーメンが令音の顔に浴びせられた。

 

「……んっ!? ……ふぁ♡♡あぁ……♡♡」

 

 それさえ、令音を悦ばせる快楽の味なのか。愛おしげに顔に張り付いた精液を指に絡め、肌に染み込ませるように塗りつけていく。

 物憂げな瞳を快感に潤ませ、白濁の化粧を纏う令音は以前に感じた聖母ではなく、淫母(・・)そのもの。それを作り上げているのが士道自身なのだから、あまりの喜ばしさに達してしまいそうだった。

 

「令音さん……えっろ……」

「……君も、そういう物言いが板についてきたね」

 

 素面の令音に見事皮肉を返されてしまったが、言葉にしてしまうくらいに令音の艶姿は別格なのだ。

 保健室で白衣を纏い、男の精液を全面で受け止める。これが退廃的なエロスでなくなんだというのか。……確かに、考え方まで低俗になっている気はした。

 しかし、そんな極上の雌を前にして一度の射精で満足しきれるわけがない。ヘドロのようにだまりになった士道の欲望は、そのまま令音の女体に喰らいつき――――――

 

「――――失礼しまーす!」

 

 かけたところで、止まる。

 

「ちっ……」

「…………」

 

 声がした途端、冷静な判断で白濁を拭き取り着衣を整え始める令音に対し、小さく舌打ちをした士道はカーテンの僅かな隙間から外の様子を確認する。

 どうやら、一般の生徒が二人……いや、士道も一般の生徒なのだけれど、とにかく真っ当な使い方(・・・・・・・)が必要な生徒とその付き添いといったところだろうか。

 

「どうします……?」

「……ここは使えないね」

「ですよねぇ」

 

 リスクが高すぎるのと、さすがに保健室を正しい使い方で使用する生徒の邪魔をするのは、二人としても倫理的に避けたいところだ。既に倫理と道徳がマイナスに振り切れた士道が言えたことではないのだけれど。

 

「うーん……」

 

 だが、このまま戻るわけにはいかない。士道は未だ思考が士道(本能)に支配されたままなのだ。しかし、授業中の学校で使える場所など、やはり大人しく誰も来るリスクのない物理準備室を――――――

 

「あ」

「……ん?」

 

 ポンと手を叩いた士道に、表面上はすっかり元に戻った令音が士道の股の間で小首を傾げる。

 ああ、そうだ。あそこ(・・・)があるじゃないかと、士道は思い起こした記憶にほくそ笑んだ。

 

 

 

「……ここは、女子禁制ではないのかね?」

「やだなぁ、緊急事態ですよ。倫理と常識より優先するべきことがあるでしょう?」

「…………」

 

 恩を仇で返す言葉を刃を繰り出しながら、全く悪びれもなく令音をそこ(・・)に座らせる。

 そことは便座のカバーを閉じた上……つまるところ、士道と令音が収まっているのは男子トイレの個室(・・・・・・・・)だ。以前、このシチュエーションは遭遇しながらも本番に及ぶことはなかった。だから、それを思い出した士道(本能)は大喜びで場所選びを行ったということだ。

 無論、来禅のトイレはしっかり掃除が行き届いていることと、念の為人気のない最奥の男子トイレの個室を選んだことは言うまでもない。

 

「令音さんは、こういうの燃えません?」

「……もう、好きに解釈したまえ」

「ありゃ……」

 

 相変わらず起伏が感じられない表情のため、どういう意図かは伺いしれない。令音が嫌がりながらも士道に付き合ってくれているだけなのか、それとも本心では士道と同じなのか――――どちらにせよ、令音を楽しませるのが今の士道の楽しみだ。

 

「さて、と……」

 

 座らせた令音のスパッツを脱がせ、ショーツを彼女の片足に引っかけてから足を開かせる。スカートやその他の衣類は着せたまま、だ。たまには、教師の令音を着の身着のまま犯してみたい(・・・・・・)と思っていたのだ。

 士道自身もズボンを下げ、イキリ勃った肉棒を開かれた令音の恥部に当てがう――――士道のものではない蜜で濡れた感触が、令音の感情を如実に表しているようだった。

 何も迷うことはなく、士道は口に弧を描きながら肉棒を叩きつけた。

 

「……あ――――ッ♡♡」

 

 小さく甘い、嬌声。精一杯に抑えながらも、抑えきれない好奇の声音に士道は腰を打ち付けながら声を発した。

 

「はは、令音さんも楽しんでるじゃないですか!」

「……あぅ♡……だか、ら♡♡き、みが……私を♡♡そういう風にしたんだろう……?♡」

「そうですよ? だからもっといやらしく変わって、もっともっと俺と楽しみましょうよ……っ!」

 

 肉と肉が重なり合う音。膣がぎゅうぎゅうと肉棒を締め付ける音。子宮をこじ開けようとする音。士道と令音の零れる小さな声音。

 

「……はっ♡……ぅ♡……うああぁぁぁぁっ♡♡」

「ぐ……っ、あぁっ!」

 

 背徳さえ快楽のスパイス。こんな場所で、常識外れのことをしている性的な興奮。白い頬が赤味が差し込み、それを愛おしく感じて腰を振りながら手を当て、深いキスを交わす。

 と、

 

「――――いやー、間に合った間に合ったー」

 

 また邪魔が入り、士道はキスをしたまま顔を顰める。

 

「……んっ、ふ……」

 

 声を耐えるには都合がいい。しかし、いきなり止められた肉棒に不満を申し立てるように膣内がキツく締め上げられるが、果たしてこれは無意識にやっているのかと快感に耐える士道は文句を言いたくなった。文句を言う口を塞いでいるのは、士道自身なのだけれど。

 授業の合間の休みだろうか。チャイムが聞こえないほど情事に耽っていたことに驚いたのと、ならこんな離れた場所で用を足すなという理不尽な怒り。

 とにかく今は、やり過ごすしかない。令音の甘く柔らかい最高の唇を堪能しながら、下半身はじくじくともどかしい快感を感じるという二律背反に耐える士道。

 

「けどさー――――村雨先生って、エロくねー?」

「――――ッ!」

 

 聞こえたのだろう。唇を塞がれた令音が丸くした目を士道と合わせる。

 士道の腰が動いて、膣の中を大きく刺激し始めた。

 

「……っ!?♡♡ん……んーっ♡♡♡」

 

 軽く胸を叩かれ、令音の目が何かを訴えかけてくるが、知ったことかと肉棒で子宮を叩く。

 

「あー……わからなくもないけど、やっぱあの隈を見ると大丈夫かなぁ、って気持ちの方が強くなるわ」

「わかってねぇなぁ! そういうところがいいんじゃねぇかよー。あの完璧なグラマラスボディがさぁ……」

 

「……ふ、ぁ♡ん、ちゅ……っ♡」

「……っ! っ!」

 

 自分の快楽を貪りながら、令音を気持ちよくさせるために尽くす。肥大化した欲望は、指向性を持ち一人の雌を絶対に手放すまいと己の一部を叩きつけ、刻む。

 

「はいはい、わかったわかった。どうせおまえなんか相手にされねーっての」

「ちぇ……わかってるつーの」

 

 当然だ。遠ざかっていく声に反して、士道は令音を睨みつけるようにしながら無理やりキスを続ける。

 

「……ちゅ♡♡ん……ちゅるっ♡♡んんんっ♡♡」

 

 この雌は(本能)のモノだ。

 この人は――――(理性)のモノだ。

 

 強く、肉棒を打ち付ける。精を放つ。

 

「……イ、く――――ッ♡♡」

 

 もう我慢をする必要もない。数分をかけて離された令音の口から、絶頂の声音と全身の震えが発せられる。暴れる二人の身体は狭い個室の中で音を鳴らし、一歩早ければ勘づかれてしたかもしれないと一瞬冷静になった思考が警告を促してくる。

 マーキングじみた精液が膣から溢れ出し、スカートの中をドロドロに濡らした――――令音が、困った顔をして士道を見上げていた。

 

「……場所を変えた意味がないじゃあないか」

「だって……俺にだって、わかりませんよ」

 

 欲で令音を貫いたまま、甘えるように胸に顔を埋めた。

 誰よりも令音を抱いて、令音に理不尽な欲望を押し付けているのに。誰かが令音に叶わない欲を抱いているとわかれば、士道の裡から堪えられない衝動が湧き上がってきた。

 わからない。令音と同じだ、知らなかった。こんな独占欲も、支配欲も、五河士道は知らなかった。日に日に強くなる欲望が、まるで士道の全てを塗り替えていくようで恐ろしい。

 この独占欲は本当に士道(本能)だけのものなのか。それとも――――――そっと、士道の頭が優しく撫でられた。

 

「……ん。素直に言葉にした方がいい――――いや、私が言葉にするべきかな? ……私は、君以外に抱かれるつもりはないし、抱かれたいとも思わない」

 

 令音の隈深い面が――美しいと感じる全てが――ゆっくりと近づいてきて、強引ではない、優しいだけのキスをされる。

 優しく、本能の欲望という意味では満たされない――――だけど、理性の欲望を満たす甘いキスだった。

 

「……私は、君だけのものだ」

「じゃあ……」

 

 甘く包み込むような聖母の愛を、薄汚れた欲望で穢すように、肉棒で精液に塗れた膣をぐちゃぐちゃと掻き回す。

 

「……あ♡あぁ……っ♡♡」

「このまま、抱いていいですよね?」

 

 意味を持たぬ確認。了承などなくとも、士道は令音を犯すだろう。犯し続けるだろう。

 だけど、

 

「……ああ――――私を思うがまま、満たされるまで抱いてほしい。私を犯して、私をイかせて、士道……っ♡♡」

 

 淫靡に微笑む令音は、穢れきった士道の欲望すら受け止めるのだ。

 狭く、苦しい個室。日常の中にある背徳の快感、響く嬌声は、二人が正気に返るまで続けられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「シドー! どこに行っていたのだ、心配したぞ!」

 

 ばぁん! と開け放たれたリビングの扉から、十香と折紙の姿が現れた。玄関で士道の靴を見て、余程急いで駆けつけてくれたのだろうか。そんな二人を士道は笑顔で出迎える。

 

「おかえり、二人ともー。これから夕飯作るから待っててくれなー」

「うむ、ただいまだ!」

「ただいま」

「……ではないぞシドー!」

「ああ悪い悪い……いつの間にか寝てたら、すっかり元気になっちゃってたんだ。令音さんが診てくれたおかげかな。けど寝てる間に、家まで送ってもらっちゃってさ……」

 

 あはは、と嘘と本当を交えながら言葉を吐く。我ながら、嘘吐きまで板についてきたものだ。

 

「む、そうだったのか……礼を言うぞ、令音!」

「感謝します、村雨先生」

「……いや、礼には及ばない。教師として、代理的な保護者として当然のことだ」

 

 椅子に座りながら眠たげな視線を向け、当然のことだと告げる令音に二人も納得の表情だった。

 ちなみに、大半は本当だ。体調不良をスッキリさせ(・・・・・・)、少しの間意識が途切れた士道を家に運んだのは令音だ。気づいたら、回収されていた学業道具一式と共にソファで眠っていて、士道が起きた時には令音は何食わぬ顔で教員か解析官かは知らぬ業務をこなしていた。

 

「…………」

「シドー、どうしたのだ? もしや、また身体の調子が優れぬのか!?」

「それはいけない。今度は私が看病する。二十四時間、付きっきりで」

「や、大丈夫だから。間に合ってるから!」

 

 折紙のそれは身の危険すら感じる。以前よりシャレになっていない意味でも。

 惚けていたわけではない。ただ、黙々と業務を続ける令音を見て、士道は深い疑問に襲われるのだ。

 

「……ん? 何かな、シン」

「……んー、令音さん。一緒に夕飯食べていきません? 今日のお礼も兼ねて」

「おぉ! それはいいな! シドーの夕餉は絶品だぞ、令音!」

 

 意外、というほどでもなくなった士道の提案に、令音はぴくりと眉根を動かし、士道にわかるくらいの微笑で声を返した。

 

「……ふむ。なら、ご相伴にあずからせてもらうよ」

「そんな畏まらなくても……腕によりをかけて作りますよ」

 

 初めの交合いから疑問には感じていた。士道は霊力暴走の恩恵部分で異常な体力回復を持ち合わせているが――――それについて行き、更には士道の生活面のケアまでできる令音は、その不健康そうな身体の中に果たしてどんな超人的な体力を持っているのだろうか。

 

「……ま、秘密は多いくらいが素敵、か」

 

 謎だらけの令音だが……少なくとも、こういったところでは純粋にいたわってあげたいなと、返しきれない恩を少しでも返すべく、士道はいつも以上に張り切ってキッチンと向き合うのだった。

 






Q.物理準備室あるんじゃないの?

A.士道の欲望が安心安全で満足するとお思いで?



士道が感じる疑問に対して令音のエッチに対する免罪符が増える増える……。軽口を叩いて背徳と幸せが矛盾するセッッッッッッッさせるの楽しい。何食わぬ顔でいる令音さんを乱れさせる対比はさらに楽しい。イチャラブはあと一話くらい続きます。いやあの雌犬プレイとの釣り合いがね?(さらにあとの釣り合いではないとは言っていない)
というかキスシーン大っぴらに書いてると不思議な感じしますね。表の方見てる方で気がついた方いるかはわかりませんが、私最終章までキスシーンは意図的にボカしてましたし。今回はメインヒロインがクーデレなので大っぴらに書けてるな!ん?封印能力?今は色んな意味でノーコメント(はぁと)

絶え間ない評価が毎日更新の鍵となります。何卒、何卒よろしくお願いいたします……!媚び売り毎回する分評価がある限り更新は確実に頑張っていきますので、どうか貴重な一票を……!
感想も本当に嬉しい。それだけエロいの書けてるってことなので、評価共々どしどしいつでもお待ちしています!沢山の感想と高評価、圧倒的感謝の極み!!

ではではまた次回〜。次回は……おぎゃってバブってじゃんけんぽん!!!!(予告にならない予告)
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