※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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中編になっちゃった(テヘペロ☆) エロい令音さん書いたからお兄さん方ゆるして。






2話

「……シン……?」

 

 掠れた声で呼びかける。その際に唾液で濡れた唇が糸を引き、感情の制御が疎かになる。けれど、そんな自分自身のことより令音は士道の方が余程大切だった。

 激しい激しい、キスの味。少なくとも令音は(・・・)初めての経験だった。一方的な行為。男に蹂躙される快楽(・・)。思わず制御を手放してしまいそうになるほどに(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)、令音をして苛烈極まりない交わり。そして、いよいよ令音が理性の糸を手放しかけたまさにその瞬間――――――士道が意識を失った。

 

「……は、ふぅ」

 

 人生で、これほど疲れた吐息を放つことは初めてだ。まあ、それを言ってしまえば先の声とて出した記憶などなかったのだけれど。

 苦笑しようとして、それだけの元気や気力も残ってはいなかった。背中を預けた壁にズルズルと倒れながら、最低限倒れた士道の身体を抱き、膝上に寝かせる。

 

「……まさか、ここまでとはね」

 

 油断があったわけではない。もしくは、その感情そのものが思い込み、慢心というものなのか。それは令音が久しく体感していなかった言葉だ。

 とりあえずは、ほっと一息。だが、俯いて深く息を吐いたことがよくなかった。

 

「……ん、あぁ……ふあっ」

 

 外気に、自身の吐息にさらけ出された乳房が触れ、甘すぎる嬌声にサッと口元を手で覆い、通路にまだ誰の人影もないことを確認し安堵する。……自身の身体がこれほど言うことを効かないのも初の経験で、今の令音は戸惑いばかりだった。

 一言で自分の着衣を見て、表すのならば痴女(・・)だ。胸元を大胆過ぎるほどに外気に晒し、その得がたい快楽に喘ぐ。下に着たスカートはぐしょぐしょに濡れぼそり、滴る愛液はショーツどころかタイツまでびしょ濡れだ。あまつさえ、恐ろしいと思うのは、それを自覚して興奮する(・・・・・・・・・・・)こと。

 

「……はっ、あ……く……ぅ」

 

 堪えるように握り締めた拳が緩み、秘部の内から粘液が溢れ出す。濃厚な雌の臭いに、令音自身が表向きは顔を顰めながらもそれを拒絶する感情が一切湧いてこない。

 まずい。不味い。マズイ。思考制御が定まらない。彼のモノが欲しい。そうでないなら、今すぐにこの邪魔(・・)な服を脱ぎ捨てて、外の空気に全てを晒し、自分自身でこの火照りを抑えたい。今までで触れることすらなかった、己の秘部を己の指で掻き回したい。激しく、淫らに、果てるまで。

 暴走した感情が思考を破壊する。令音の右手がゆっくり、だが確実にスカートに伸びる。細いウェストに絡み付いた衣の間に手を入れていき――――――

 

「――――本当に……恐ろしいな」

 

 断ち切る。震える手を引き抜き、奇跡的に思考を令音の下に押し戻す。でなければ、今頃令音は細指で膣内を掻き回して――――――ああ、それを考えるだけで永遠と膣分泌液が垂れ流されていく。

 ふと目を落とせば、己の乳房が唾液で独特の光を帯びているように見えた。

 士道の、唾液。それを思うだけで、ドクンと心臓が突き動かされる。震える指がまた勝手に動いて、ぬるぬると肌を犯す士道の唾液を指ですくい上げ、口内へと迷いなく運ぶ。

 

「……ん、ちゅ……んんっ」

 

 舐める。舐め取り、飲み込む。喉をはしたなく鳴らし、彼の一部を取り入れる。

 

「ぁ――――――っ」

 

 ごくりと喉で飲み干したそのとき、膣が動き、ぴゅっと甲高い音を鳴らして――――――イッた。

 

「…………」

 

 全く断ち切れていなかった。それどころか、直に触れるより酷い結果だ。スカートにはさらに大洪水が浮かび、正直膝に寝かせた士道に申し訳がないくらいにずぶ濡れになってしまった。

人生初の絶頂(・・・・・・)が少年に胸へと遠慮なく噛み付かれた瞬間で、2回目はその少年の唾液を飲み干したときとは、令音は度し難い変態だと言わざるを得ない。

 もちろん、普段なら絶対になることはない。人に近しくしているとはいえ、令音は根本が違う(・・・・・・・・)のだから。

 そして、根本が違うからこそこうなり、ある意味でその根底があるからこそ令音は救われていた。

 

「……私でよかった、と考えるべきかな」

 

 フッと皮肉顔を作り出そうとするものの、鏡を見ればさぞ情けのない、蕩けた顔をしていることは明白だった。

霊力に極端な耐性がある(・・・・・・・・・・・)令音でさえこのザマ。これが他の精霊だったなら……薄ら寒いものが背筋を凍らせた。

 

「……さて」

 

 すっかり砕けた腰も、少しはマシになったところ。一度果てて、火照りは皮肉にも多少引いている。多少、というのが問題ではあるが、士道自身に比べれば大したことはない。それより、このままここにいて万が一が――起こったところで令音はどうとでも事を起こせるのだが――あっては不味い。

 視線を下ろし、眠る少年を収める。穏やかな寝息が、令音の心を何よりも静まらせてくれた。髪を梳くおうとして、唾液に濡れた指ではそれも叶わないと苦笑し、令音は改めて士道の身体を抱き上げた。

 

「……大丈夫、安心してくれ」

 

 愛おしく。世界で一番、愛おしいという想いを込めた声で。

 

「……私が君の全て受け止める。私が君の全て受け入れる。――――――それが『(令音)』の役割だからね」

 

 もう一度、彼の唇に――――――令音は(・・・)、キスを落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 優しい声がした。たぶん、それはきっと――――――〝士道〟を少しでも見てくれる。そんな人の声、だった気がした。

 

 

「……はっ! わっ!?」

 

 目を覚まし、即座に悲鳴じみた叫びを上げる。そりゃあ、目覚めた世界で度を超えた美女が自分の顔を覗き込んでいれば、誰だって感銘より悲鳴を上げるだろう。

 

「……ん、目が覚めたね、シン」

「っ!」

 

 起き上がらんとする士道に、件の美女、令音が一定の距離を取る。それに幾らかの既視感を覚えながらも、決定的に違うことがあった。それは、ささやかながらいつもは見ることのない微笑み。微笑、と称されるものが令音の貌を彩っていた。

 目元を彩る隈でさえ、その微笑を飾る一つの芸術品。そんなことを思ってしまうくらい、令音の微笑が心奪われるものだった。動悸が激しくなり、令音を見ているとおかしくなりそうだ。なんだ、これは。これでは、まるで……。

 

「っ、ここは……」

 

 飲み込まれそうになった感情を押し流し、或いは振り払うように首を振ってから、士道は周りを見渡して声を発した。

 医務室、ではない。〈フラクシナス〉であることには違いないようだが、医務室よりコンパクトな仕上がり。人が普段寝る用のベッドと作業用と思われるデスクが組み立てられた、言うなれば〝私室〟だろうか。

 だが、誰の。という士道の疑問を察して、令音が起伏の薄い表情を変えることなく返してきた。

 

「……ああ、私の私室だ。と言っても、基本的には仕事が長引いた時の寝泊まり用だがね」

「…………ええっ!?」

 

 ということは、今士道が寝ているベッドは普段は令音が――――あまりにも危ない妄想に自己嫌悪へと至ったところで、はてと更なる疑問が生じた。

 

「俺、どうして……」

「……倒れてしまったんだ。そして、この状況なら私の私室の方が医務室より都合がいい(・・・・・)と思って運ばせてもらった。……どこまで、覚えているかね?」

「どこまで……?」

 

 オウムを返し、首を捻る。都合がいいとは、一体どういうことなのだろうか。倒れた人間を〈フラクシナス〉内でどうこうするのであれば、医務室の方が適性があることは明白だ。

 ならば、なぜわざわざ私室に。それも令音ほどの女性が無防備にこんな場所に男を招き入れて――――――

 

 

『……ま、ぁ……てっ』

「――――――――――――――――――――――――――――――」

 

 

 嬌声が脳裏を過ぎった。

 

『……い、っ――――ああああぁぁぁぁぁぁ!』

「あ……あ、あ……」

 

 だが、男の本能を刺激し高める嬌声を思い起こしても、今の士道には何の興奮もない。

 血の気が引く。なんてものでは済まない。青ざめた士道を見て、ほんのりと赤みを帯びた顔色の(・・・・・・・・・・・・・・)令音が眉の端を動かした気がした――――――それを考えるより先に、士道は己の身体を地面に這い蹲らせた。

 

「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい……っ!!」

「……シン。落ち着いて」

「謝って済むことじゃないのはわかってます! けど、俺なんであんなことしたのか……、わ、わからなくて……っ!」

 

 つらつらと言い訳を並べる舌を引っこ抜きたくなりながら、地べたに頭を擦り付ける。

 何をした。一体、自分は彼女に何をした。襲いかかった(・・・・・・)。制御の出来ない性欲をぶちまけて、令音を犯した。まるで強姦のように令音の尊厳を蹂躙した。一種の尊敬を抱き、妹の琴里のことでも恩義を感じていた女性を、襲った。

 なんで、どうしてと浮かんで消えて。全身が己のしでかした罪過に震えた。

 

「すみません、すみません!」

「……シン、私は怒ってなどいないよ。だから、落ち着いて私の話を――――――」

「ちゃんと、償いますから……! 何ができるかわからないけど、何でもしますっ。ごめん、なさい……っ!」

「…………」

 

 ああ、何をすればいい。いや、何をしても償えるものじゃない。知人の女性を襲うなど、士道はそこまで畜生に堕ちたケダモノだったのか。今すぐあのときの自分を殴り殺してやりたい。でもそれだと令音への償いができない。

 ぐるぐると悪循環に囚われる士道の思考。そして断罪を待つ鼓膜に衣擦れ音が入り込んで。

 

 次の瞬間、士道の眼前に柔肌が飛び込んだ。

 

「……え。え……、!? っ!?」

 

 二度、三度目まで驚愕して、目を見開き。その見開きた目に映るキメ細やかで肌触りが滑らかな物よりも優れていると思えるものが、至極真っ当な現実であることを知った。

 

「……よしよし」

 

 優しく、けれど士道が抵抗できない絶妙な力加減ではだけさせた(・・・・・・)自身の胸元に士道の頭を抱いた令音が、あやすように後頭部まで手で抱き込み抱擁を続けた。

 事故とか、落ち着かせるためとか。そういうことのために令音の胸元に顔を埋めたことは何度か経験していた。だが、さすがに令音自ら服をはだけさせて、よくよく見ればブラまで取り去って直接その感触を得るのは、士道と言えど初めてだった。無論、このような経験は精霊攻略を続けてきた中でも初のことだ。

 

「…………」

 

 普通、ありえないだろう、なんて思いが浮かんだ。が、元を正せば士道の行動そのものがありえないと力が抜ける。

 意外、というべきなのか。両胸に挟まれた士道には直に近い令音の心臓、その刻まれる鼓動の音色が聞こえ、想像以上の早鐘に驚かされた。

 緊張、ないし興奮(・・)。士道を抱く令音に、もしかしたらそんな感情があるのだろうか。だとしたら、あまりにもおかしく、愚かしいことではあるが――――――嬉しいと感じてしまった。

 それは士道を〝男〟として、あの令音が〝女〟の認識を持っていることに他ならないのだから。

 

「……落ち着いたかい?」

「はい……すみません、取り乱して」

 

 普通、逆だろう。襲ったのは士道で、襲いかかられたのは令音。それが襲った士道の側が令音にメンタルケア、それも乙女の肌を晒して行ってくれた。先の思い上がりを訂正し、急に熱が上がって耳まで真っ赤になりながら士道は令音の双丘から顔を離した……離してからもう少し挟まっていたかった、という邪な思いが溢れるのは、頭がおかしい男の性だろうか。

 

「……いや、仕方がないさ。君にとって、本当に予想外のことだったろう。……私がもっと早く気がつくべきだった」

「え……?」

 

 その言い方は、まるで士道に異常がある(・・・・・・・・)と言いたげなもの。

 

「……さて。どう話したものかな……」

「あの……」

「……うん?」

 

 うん、じゃないが。あごに手を当て、可愛らしく小首を傾げる――本当に愛らしく見えるのだから今の士道は困ってしまう――令音に、士道はちょいちょいと彼女の胸元を指さした。

 そう。士道を諌め、落ち着かせた令音の乳房。巨乳、おっぱい……表現の仕方は様々ではあるが、とにかくその男の夢がさらけ出されたままだった。巨大な双丘の頂点までくっきりと暴かれ、あごに手を当てた令音の二の腕にふよん、と柔らかく潰された巨乳に、諌められたというのに士道の下半身がいきり立ちそうで堪らない。まあ、そういう表現をする時点で士道の何某の状態は察するものなのだろうけれど。

 しかし、士道の指摘を受けてなお令音は胸元を直すどころか、むしろ煽るように自身の双乳を下から持ち上げた。

 

「ちょ……!?」

「……ふむ。君が望むなら、この姿で話すこともやぶさかでないのだが」

「な、なななななな何言ってるんですか!?」

 

 ぽよんぽよん、という擬音がまさにあっている光景。ぷるぷると波打つ乳房に堪らず士道は手で顔を隠した。

 からかっていると普通なら思うのだが、実物がさらけ出され令音は紅潮しながらも真面目な顔で言っているのだから、本当にシャレになっていない。

 両手で顔を隠しながら……隙間から覗き見るお約束まで本能に逆らえず悲しくなって、さらにははだけたジャケットのポケットでフラフラと彷徨うツギハギのぬいぐるみの視線が、なぜか恐ろしく痛く感じたり。ともかく様々な感情が飛び交う士道の思考は、「……そうか」と少し残念そうにぶら下げた下着を戻し、シャツとジャケットを羽織った令音を見たことでとりあえずは終結した。……そんな令音の反応そのものに、士道はおかしさを感じずにいられないのではあるのだが。

 

「……まあ、今の行動によって、君に対する負の感情が私にはないことが伝わったはずだ」

「ええ、十分に……他に方法があったと思いますけど」

「……嫌だったかい?」

「嫌じゃないです。……すみません、本当に」

 

 即答してから謝罪するとは、士道も本性では大概にいい性格だと自虐してしまう。

 

「……いや。私も、少しばかりおかしい自覚はあるさ」

「へ?」

「……こほん。さて、少し真面目な話をしよう」

 

 咳払いで空気を変えた令音に、士道は今度こそ断罪を待つ処刑人の如く姿勢を正した。地べたは固いが、正座をして言葉を待つ。

 

「……別に、取って食うつもりはないのだが」

「や、何か形式的に……心情的に?」

「……君が君に疑問を持ってどうするんだい?」

 

 ご最もな意見だった。とはいうものの、今の士道は〝士道〟が信じられない。つまるところ、自分の行動の一つ一つ。感情を細かにしたものが信じるに値しないと考えている。

 それだけ士道にとって、知人に、令音に性的な意味で襲いかかったという事実は深い傷跡を残していた。襲った側が傷つくなど、おかしな話ではあるのだが。

 長くなるかもしれないから、楽な姿勢でいてほしいと言われ胡座をかいた士道と、その正面に足を崩して対面する令音。

 令音がほんの少し足を動かし、衣擦れの音が部屋に響く。

 

「っ……」

 

 それだけ。たったそれだけでしかないのに、胸の高鳴りが収まらない。血がある一点に向かい、また抑えが効かなくなってしまいそうだった。

 やはり、おかしい。今朝から、そして令音を見てから何もかもがおかしい。士道が令音に感じていた感情は、純粋な恋慕というより――もちろん微かでもなかったか、と聞かれると怪しいものだが――個人的な憧れや信頼感だったはずだ。

 自分で自分が。自分の感情が。五河士道の考えを士道が理解できそうにもない。

 

「……その考えは間違っていないよ」

「え……?」

「……シン。君は今、自分自身が理解、或いは信用できない。そうだろう?」

 

 ズバリ言い当てられ、士道はごくりと息を呑んだ。

 

「はい。本当、自分の考えが自分じゃないみたいで……」

「……それは合っている。そして、間違ってもいるかな」

「どういうことです?」

 

 当たっていながら、答えは間違っているとでもいうのか。首を捻った士道に、令音は丁寧に一つずつ、士道が突如変調した原因を語り出した。

 

「……単刀直入に言おう。君のそれは、霊力暴走(・・・・)の一種だ」

「霊力の、暴走?」

 

 こくりと頷いた令音。それに対して士道が浮かんだ光景は、朧気ながら残る以前の記憶だった。

 

「それって、前に俺と十香たちの中で経路(パス)の狭窄が起こったときと同じってことですか?」

 

 士道は普通の人間ではない。正確には、人の身の中にある力を持つ人間だ。

 精霊。ある特殊な力、霊力という不可視の力と形のある奇跡を持つ絶対存在。彼女たちの心を開き、そして封印することのできる能力。士道だけが持つ霊力封印の力。

 以前、それによって出来た霊力の繋がりが異常を起こし、酷い騒ぎになった事件があった。霊力の暴走と聞くと、嫌でもそのときの朧気な記憶が思い出される。

 だが、今度は首を横に振って令音は言葉を否定した。

 

「……それとは異なる暴走だ。むしろ、ある意味であのとき以上に厄介なものかもしれない」

「あのとき以上に、ですか?」

 

 あのときも、最終的には精霊たちまで危険に晒した事件となったのだ。あれ以上に厄介となれば、どうしても嫌な予感――――――それこそ、士道の命を秤にかけるようなものかもしれなかった。

 

「……ああ。だが、同時にあのときよりは規模、人員は少なく……最小限で済む、という考え方もできる」

「な、何か複雑ですね……」

「……煮え切らない、ともいうかな。すまないね。私はどうも説明下手だ」

「いや、そんなことないと思いますよ」

 

 むしろ、令音ほど丁寧に説明してくれる人が珍しいと思っているくらいだ。知識だけでなく、それを実践できる経験値を積んだ女性が令音だ。精霊、霊力……未だ不明瞭な点が多い要素を解読、解析できるのは彼女をおいて他にいない。言い過ぎかもしれないが、そのくらいの信頼感を皆が令音に持っているはずだ。

 己の能力を卑下にする令音をしっかりと否定した士道に、令音は表情を柔らかく変える。深読みかもしれないけれど、令音の中にある緊張感を解すことができたような気がした。

 

「……ありがとう。優しいね、シン」

「……優しかったら、令音さんを襲ったりしませんよ」

 

 それこそ、士道は士道(自分)の優しさを否定する。グッと後悔を滲ませて歯を食いしばる士道――――――ぴたりと、ひやりとした指先が唇に当たる。

 

「……それだ」

「っ……?」

「……まず前提として、シンが女性を襲うということ自体がおかしい。……前提から君がそんな人間であれば、そもそも精霊たちが心を開くはずがないだろうからね」

「それは、まあ……」

 

 そう令音に正面から褒められては気恥しさを感じてしまい、後ろ髪をガリガリとかいた。そんな士道を見て微笑ましげにくすりと笑った令音が続ける。

 

「……そんな君が私を見て衝動を抑えきれなかったのは――――――霊力による、性欲の暴走(・・・・・)だ」

「………………………………はぁ?」

 

 思わず、素っ頓狂な声が出た。長い沈黙を挟んで出たものだから、令音が不思議そうに声を返した。

 

「……おや、聞いたことはないかね。人間の三大欲求として有名だよ。食欲、睡眠欲、そして性欲。性欲とは先のように」

「それは知ってますから!」

 

 高校生の士道が知らない方が不味い。令音のズレたうんちくにツッコミを入れながら、士道は混乱した頭を抱えて何とか言葉を紡ぐ。

 

「えぇ……え、えぇ……?」

「……戸惑っているようだね」

「そりゃ、そうですよ……性欲って、そんな一極端で漫画みたいな暴走が本当にあるんですか?」

 

 漫画は漫画でも、二亜の書くようなものではなく士道が買うにはまだ少し早いものだろうが。

 しかし、懐疑的な感情は当然のものながら、令音という結論が示されている(・・・・・・・・・)のだからタチが悪い。

 

「……ある。という結論が出た。そして、検証も為された」

「ぅ……」

「……言っているだろう。君のせいではない。意志の一つでどうにかできることであれば、君ほどの適任はいない。……それができないということは、抗えない衝動ということなのさ。君の中にあるほんの僅かな欲を……いや、欲とも言えない一瞬のモノを極限まで膨れ上がらせる暴走だ」

 

 抗えない衝動。その言葉に喉を鳴らし、緊張で身体が硬直した。

 意志の力ではどうにもならない。的を射るとは正しくだ。あの熱に浮かされ、令音を見た瞬間、士道は士道ではなくなった(・・・・・・・・・・・・)。士道でありながら士道ではない。士道(理性)士道(本能)が喰らい尽くした状態、とでも表現しようか。

 女性という種が欲しい。令音という極上の()を手にしたい。犯したい。四肢を抑えて、起伏の薄い令音の顔を快楽の限りに歪ませてみたい――――――あまりに醜悪。あまりに悪辣な欲望が、あの瞬間確かに士道の内側から外側へと現れたのだ。

 よりにもよって、皆から預かった霊力がそのような効果をもたらすとは。緊張を解くように、士道は膝に拳を打ち込んだ。

 

「……なんで、よりもよって……」

「……人として、種族としての本能に霊力が反応した。或いは君の中に収められた霊力が、もう一人の所有者たちと媾うことを求めた。……所詮は立証しようのない仮説だがね。私はただ、君の霊力が異常な値を示していることを知り、君に起こりうる衝動を予測したに過ぎない」

「……え」

 

 待て、何かがおかしい。そう士道は顔を上げた。顔を上げた先には、相変わらず眠たげな貌と物憂げな――――それ以外に、別の意味合いを持つ揺らぎを帯びた青色の瞳があった。

 令音は知っていた。士道の体調がおかしいことを。そこまでは、いい。だが、令音の言い方はまるで……。

 

「知ってたんですか、令音さん……あのときの俺と会ったら、ああなることを(・・・・・・・)

「……そうだね。君の考えている通りだよ、シン。……あのときの私は、正直なところ君と会えばそうなるだろうことを知っていて、君を探していた(・・・・・・・)

「な……!!」

 

 衝動のままに……今度は士道が士道としての正気の行動をする。正気を疑うような選択をした令音の肩を掴み、彼女の選択を追求する。

 

「なんでそんな無茶したんですか!? 一歩間違えたら、令音さんは……!」

「……他に方法はなかった。もし私が気がついたタイミングよりシンの霊力暴走が早まっていれば、もっと取り返しのつかないことになっていたはずだ。それに比べれば、私が受け持つことが最も最適な判断だ」

「そ、れは……」

 

 思考の中に収められた、一つの欲を指摘されたように言葉に詰まる。

 あと少し、早ければ。令音に出会う前に、士道があの色欲の熱に浮かされていたら――――――琴里だ。

 愛する妹を、最愛でかけがえのない妹をその毒牙で犯していた。普段は兄として純粋に成長を喜ぶ琴里の身体を。膨らみを備えた華奢な肉を、泣き叫ぶ琴里を省みず壊していたに違いない。そうなったら、士道は本当に立ち直れなかった。命すら絶つことを一瞬でも考えてしまったかもしれない。

 令音のいう取り返しのつかない、最悪の事態というのはそういうことだ。しかし、と士道は声を荒らげる。

 

「だからって、令音さんが犠牲になることないじゃないですか! 〈ラタトスク〉の力で、俺を隔離するとか、そういう方法も……」

「……そうして、君の自由がずっと(・・・)縛られることを見過ごすことが、私にはできなかったんだ」

「え……」

 

 言葉を失い、士道の全身にドっと嫌な汗が流れる。令音の言い方は、言葉に嘘偽りがない。彼女はあまり冗談を述べるタイプではないし、こういうときの彼女は本当に真実に対して雄弁だ。

 言葉の端を読み取り、士道は問うた。声を震わせて、問うた。

 

「……令音さん。今俺の中にある霊力の暴走――――――治す手段は、あるんですか?」

 

 一瞬の沈黙。令音は目をスっと細め、令音の肩を掴む士道の手に己の手を重ね……否、それ以上に絡ませる。まるで、士道が我を失わないための気遣い、寄り添い――――――何より雄弁な答えだった。

 

「――――――現状の医療で、君の症状を完全に取り除く手段は、存在しない」

 

 重ねられた言葉に、絶句した。

顕現装置(リアライザ)と呼ばれる特殊な技術。精霊の天使のように、あらゆる奇跡を起こすまさに夢のような機械。それを扱える令音をして、治せない(・・・・)と断言されてしまうことは、存外心が折れかけるものだった。

 目の前から光が消えて、真っ暗になりそうだった。令音の言った症状が全て真実ならば、士道はこれからどんなに小さな欲だろうと自分のモノとして扱い、扱われる。膨れ上がる欲に呑み込まれ、やがてそれを皆に……自分が救いたいと願った精霊たちに、ぶつけることになる。

 絶望的な現実。意志でも、医療でもどうにもならない。士道が令音をモノのように壊そうとしたときのように――――――思いがけぬ悲劇に押し潰されそうになった士道を戻したのは、ギュッと握られた令音の手の体温だった。

 

「……大丈夫」

「令音さん……俺……」

 

 寒気を感じ、いつどうなるかわからない自分に恐怖を覚えた士道にとって、落ち着き払った令音がいてくれることはこれ以上ない救いだった。

 士道の指の間に令音の指が挟まって、握られる。握り返し、彼女の温かさに縋り付く。今はそれしかできない。

 ああ、ああ。怖い。士道は怖い。自分が自分でなくなることが――――――

 

「……君はきっと、自分が傷つくことより、人が傷つくことが辛いんだろうね、シン」

「っ……」

 

 もう、泣いてしまいそうだった。令音の慈愛を感じさせる微笑みに、必死に耐えて、それこそ令音の温もりに依存する。今はそうしていないと、涙を堪え切れない。

 そうだ。自分が傷つくのは構わない。それで誰かを救えるなら、喜んで士道はその身を削る。だが、己の快楽のために、抗えない肉欲のために他人を襲わねばならないなど、死ぬことより辛い拷問だった。

 

「ごめんなさい。令音さんの方が、辛い思いをしたのに……」

「……そういうわけではないが。それに、悲観ばかりすることはない。――――――私は何も、抑える方法がないとは言っていないからね」

 

 令音が漏らした一秒前の否定が吹き飛ぶほど、士道は大きく目を見開いた。その言葉に、別の意味で縋り付くように令音の手を更に強く握る。

 

「ほ、本当ですか!?」

「……今の君に嘘は言わないさ。……そこで、物は相談なのだが」

「はい! 俺に出来ることなら……!」

 

 訪れる悲劇の未来を逃れることが叶うのなら、士道は喜んで令音の提案に乗る。乗るという選択肢以外、士道の未来に光は存在しないのだから。

 勇み足で喜ぶ士道にん、と軽く吐息を零した令音は喜怒哀楽の薄い顔色を僅かばかりに紅潮させながら声を発した。

 

「……では、シン」

「はい!」

「――――――私と、セックスしよう」

「――――――――――――――――――――はい?」

 

 長い。ながーい沈黙。それを乗り越えて、本日何度目かの呆気に取られた士道の姿を令音に見せた。思わず、力強く握っていた令音の手を解いてしまうくらいに驚き、そして理解不能だった。

 令音もまた、士道の様子に大きく首を傾げ……たかと思えば、ポンっと手のひらを拳で打ち、了解したと言わんばかりに声を発した。

 

「……もう少し砕いた言い方をしようか。……シン、君の陰茎(ペニス)を私の――――――」

「だから、そういうことじゃないですから! 意味はわかってますから!!」

 

 いや本当に。というか、令音のような人並外れた美人、貌の良い女性から隠語が放たれる様は恐ろしく興奮を誘うからタチが悪い。生まれてこの方、知りたくもなかった自分の性癖に今日はそろそろうんざりしそうだ。

 無駄な抵抗だが若干身体を前かがみにしながら、士道はどういうことかと令音へ詰め寄る……ことはせず適度に距離を保ちながら言葉を交わす。

 

「な、なんでそんなことする必要があるんですか!?」

「……そうすることで一時的に霊力の暴走、欲が抑えられるからだね。現に私を使った(・・・)君は今、私と落ち着いて言葉を交わすことができている。……もっとも、シンの精神が強い拒絶を示したことで中途半端に終わってしまったから、すぐにでも処置を施したいところだが」

「……だ、だけど、それって…………」

 

 それは、いいのか。本当に、いいのか。咄嗟に、逃れられない本能が令音を見た。舐め回すように、彼女の魅惑の女体を見てしまった。

 無造作に括られた銀がかった髪。肉を抑え、男を誘惑する四肢を隠す軍服。無造作、欲を誘わない。それを差し引いてなお、抗えない魅力が令音という()にはあった。

 豊満すぎる暴力的なまでのバスト。無駄を感じさせない身体のライン。きっと軍服の下を見ることが叶ったのなら、畏敬や神々しささえ覚えてしまうのだろう。そしてそれ以上に、煽情や下劣な欲を持ってしまうに違いない。

 白い肌。か細すぎず、男を誘う程よい肉のついた極上の女体。それを自由にできたら、蹂躙できたら、なんて、なんて――――――ハッと、呑まれそうになる強烈な我欲を必死に頭を振って振り払う。令音の穏やかな吐息が、その欲を引き戻すように震えた。

 

「……構わない。シン、私を……村雨令音という女を、好きに使ってくれたまえ。何を望もうと、何をしようと君の自由。……恋人、愛人……奴隷。どれであろうと、私は君という人を受け止めてみせるよ」

「や、止めてください! そんなの……だって……なんで、令音さんがそこまで……令音さんが犠牲になること、ないじゃないですか!」

 

 せり上がってくる肉欲を渾身の気力で振り切り、今一度同じ言葉を投げた。どうして、令音が、一人の立派な女性が士道のためなんかにその身を投げ出す必要があるのかと。

 それを問いかけられた令音は、さも当然のように言葉を返した。

 

「――――――犠牲になったとは、考えていないからだ」

「……え」

「……いけないかい? ――――――私は、これでも君のことを好いている女性の一人なのだが」

 

 ぼうっとした視線で。だけど、嘘のない瞳で。

 

「え――――――えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 なんと、この状況で、村雨令音は士道を男として見ている(・・・・・・・・)とはっきり言葉にした。

 尻もちをついて叫んだ士道を見て、令音は心底不思議そうに首を傾げた。

 

「……そこまで驚くことかい?」

「驚くに決まってるじゃないですか! 令音さんが、俺なんて……」

「……ふむ。客観的に見ても、君を好まない理由はないだろう。誠実で正直、人のために身を砕ける……砕きすぎるきらいはあるが、そういうところも女性の庇護欲を誘う。……もしや、君が私に女としての不満があるのか。それは、申し訳ないことをした」

「あるわけないでしょ! むしろ欲しかないですよ! ――――――だぁぁっ! 余計なこと言った!! そうじゃなくて、急すぎますよ! 今までそんな雰囲気欠片もなかったじゃないですか!!」

「……まあ、自覚をしたのは今し方であることは否定しないよ」

「ほらやっぱり!」

 

 それは自覚ではなく吊り橋効果。又はストックホルム症候群。明らかに加害者が悪いにも関わらず、被害者が好意を抱いてしまうあれだろう。

 だが、そうであると決めつける士道に対して、令音はあくまで理詰めの態度を崩さない。

 

「……しかし、元々から私のシンに対しての好意がなければ、この好意は成立しない。つまり、自覚というのは妥当な表現だと私は考えるが」

「むぐっ。それは、素直に嬉しいですけど……でも、でも……」

 

 言葉を、理由を捻り出そうとする。当然、何も出てこなかった。

 いやはや、本当に当然。至極真っ当な結論だ。なぜならば、令音の提案に士道側のデメリットがまるでないからだ。士道はこれからの未来を詰んでしまう衝動を解消でき、さらには男としてこれ以上ない魅力を感じる、感じてしまう村雨令音を抱くことができる。

 正直な話、そうなってしまうのだ。一人の男として、その誘惑は抗い難い。令音の誘いを否定することこそ、失礼に当たるのではないかとあまりにもな錯覚を覚えてしまうほどに。

 と、士道が理性と本能の狭間で揺らぎ、決めかねている中――――――令音が、無言で立ち上がった。

 

「…………」

「令音さん?」

「……正直な話、私も限界なんだ(・・・・・・・)

「は……」

 

 何が、と問いかけるより速く、令音は腰に指をかけ、軍服のスカートを躊躇い一つなく下ろした。

 

「ちょ……!!」

 

 抵抗なく、サイズにあっていないのではないかと思えるほどあっさりスカートが地面に落ち、後退る士道の前に令音のあられもない姿が晒される。

 上半身はきっちりと羽織りながら、下半身はストッキングとショーツだけ。その対比が猛烈に頭をくらませ、目を逸らせなくさせる。逸らせない目が、さらに衝撃的な光景を目撃させた。

 

 濡れていた。令音の下半身、秘部から。それも、多少なんてものではない。地面に落ちたスカートに染み込んでいなかったのが奇跡と思えるほど、黒いストッキングが誤魔化しきれないほどに水を……愛液を染み込ませていた。

 

「あ……ぁ……」

「……もう一つ。君の霊力暴走には、ある効果がある」

 

 言いながら、令音はストッキングに手をかけ、膝の辺りまで一気に下ろしていく。その際、ねっとりと愛液が上から下へ伸びる。さらに令音のキメ細やかな肌に似つかわしくない艶かしい愛液はその素足、太腿を伝い存在を示していた。

 見間違いようがない。令音は、士道の前に立つ絶世の美女は――――――性的な興奮をしている。

 

「……霊力による欲の暴走、その副次的効果というべきもの。……シン、君が見定めた女体に対して、濃厚な接触を行うことで発動する。……小難しい話を抜きにすれば――――――」

 

 言葉を重ねながら令音は手を動かし続けた。腰まで下ろしたパンツストッキングから指を離し、上まで……言い訳のしようがないほとに濡れた黒いショーツの縁に手をかける。

 愛液を吸い過ぎたショーツは、もはや正しい効果をもたらさない。水分を吸収しすぎて、士道の目からでも重さを感じられる。手にかけるどころか、ほんの少し指を使えば自重で落下するのではないかと思えるほどだ。

 そんな状態で、あれほど平然と会話を続けていた令音の理性に感服の念を抱く――――――男と話しながら、雌の臭いを溜め込んだ令音に劣情の念を抱く。

 

「っ……」

 

 令音が手にかけたショーツ。だが、逡巡があった。一瞬の、見逃せない躊躇いがあった。普段の白すぎる肌が仇となり、羞恥に塗れた令音の顔が……ともすれば興奮を隠せない令音の表情が見えた。

 その逡巡、羞恥さえ士道の欲を加速させるスパイス。やがて逡巡を振り払った令音は――――――ショーツをずり下ろし、隠された禁断の園をさらけ出した。

 

「――――――女性を発情(・・)させるんだ」

 

 滴り落ちる蜜。頭をクラクラと穿つ性臭。さらけ出された令音の陰部は、脈動する士道の陰茎を軽くはない絶頂に導きかけるものだった。

 愛液で濡れぼそった銀髪の陰毛。決して下品ではなく、整えられたそれは興奮ばかりを生む。本来、それに隠されているべき男を呑み込む女の証は、令音の言葉通りぱくぱくと開き、壊れた蛇口のように愛液を流し続けていた。

 

「……女であれば、逆らえない……っ。霊力のない私ですら、これだからね。あっ……ふっ……だか、ら……」

 

 本当に耐え忍んでいたのは、どちらだったのだろうか。士道が触れてすらいない。見ているだけで令音は耐えていられなかった。興奮を隠さず、嬌声を上げて、秘所へと伸びかける指を必死に抑える。

 あられもない。抗えない発情。真っ赤に染まった顔が恥ずかしげに逸らされ、白い肌がほんのりと赤く色付く。

 その光景は背徳的であり――――――素晴らしいものだった。

 

 

「――――――私を抱いて、シン」

 

 

 一匹のメスの言葉を拒むことの出来るオスなど、いるはずもなかった。

 






エロいシチュエーションって整えられた前提があるからエロいと思うのだ。いかを。

本番まで行きませんでした。話を作りながらエロさを出そうとして要所要所でエロいことさせました。この頭の悪さこっちでしかできねぇや。
霊力って便利だよね。暴走って言葉はエロにおいて万能だよね。令音が解決できない霊力の暴走ってなんだよ。普通もうちょい考えて対策練るだろとか細かいこと気にすんな。これ二日前に考えたエロ話なんだ。実際令音だからこそ、あ、これは無理と判断できるヤバさだったということで。

次回こそ本番。正直自分でもちょっと引くモチベで突き進んでる。エロ部分以外は正直手癖で突き進んでるので荒い。でも書きたいシチュエーションも次々と浮かぶから止まれない。評価と感想とエロは世界を救う。そんな感じで次回も可愛くみだらな令音さんにご期待ください。

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