※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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『狂三ブラックキャット(裏)』。さーてさて、リクエストを活用刺せていただきエンジン全開でいきましょう。

ペットプレイ、しよっか(はぁと)


9話

 

「ご馳走様! いやー、くるみん料理もこんな美味いとか凄いねー!」

「お粗末さまでした。……くるみん?」

「あー、二亜の癖みたいなものだから」

 

 気にしないでくれ、と士道にフォローされ狂三も曖昧に微笑んでおく。別段、嫌というほどではない。

 各々手を合わせ、食事を終えた礼を取る。これも特段、代わり映えのない光景だと言えるだろう。ただ今日は、狂三が手料理を振舞ったというだけだ。

 たらふく夕飯を食べ尽くした二亜が、「いやー、食った食った」とお腹をポンポンと叩いて食後のビールを開け始める。こちらは、何ともな典型例だと言えるだろう。何とは言うまいが。

 

「やー、くるみん嫁に来ない?」

「口説きが唐突ではありませんこと……?」

「あー、二亜さんずるいですー! 狂三さんは私のお嫁さんですよぉ!」

「……どちらも慰謝料はふんだくれそうですわね」

「悪い顔して俗っぽいこと言うのやめてくれないかしら。あなたのイメージが壊れるわ……」

 

 今さら狂三のイメージも何もないと思うが、と狂三は琴里へ肩を竦めて夕飯の片付けをするために席を立つ。

 ――――こういった行動に深い理由はない。ただ、狂三は向けられた好意を邪険にするような精神的な余裕はない、というだけのこと。情けない話ですわ、と苦笑しながらキッチンへ向かった狂三を追いかける人がいた。

 

「手伝うよ」

「あら、構いませんのに」

「構うだろ。一応、この家の主夫みたいなもんだぜ、俺は」

「まあ、まあ」

 

 冗談を返せる程度にはなった士道が、洗い物の分担を担ってくれるようだ。

 

「でしたら、士道さんの立場を奪ってしまいましたわ。申し訳ありませんこと?」

「おいおい。まだこの家の台所は渡せねぇって」

 

 水が手に流れる感触に平然と耐えながら(・・・・・・・・)、士道と何気ない会話を続ける。世間話から、料理のちょっとした知恵まで。様々だが、湿っぽい話にはならない平和的なもの。

 毒がないといえばそうなってしまうが、狂三は嫌いではなかった――――ほんの少しかもしれないが、優しい士道が戻ってきている気がするから。

 

「…………」

 

 ああ、そうではないと微かに首を振った。士道は優しい。そのことに変わりはない。

 けれど、どうしても狂三を見る目に罪悪感が付き纏う。士道が士道に対して嫌悪を抱き、まるで狂三に触れる資格がないかのように考えてしまう。それが――――純粋な優しさの中に、どうにもならない罪悪感が混ざってしまうことが、狂三は辛いのだ。

 狂三がいくら気にするなと言い聞かせたところで、士道に付き纏う罪悪感は消えない。いっそ、あなたが好きだと言ってしまいたかった――――陵辱の罪悪感に阻まれて、本気に取られないとわかっていてもだ。

 だから、ピタリと手の動きを止めた士道の発した言葉に、狂三は大きく動揺させられてしまった。

 

「あのさ、狂三――――今週の日曜、空いてるか?」

「っ!」

 

 水が跳ねて、動揺が手に取った食器に伝わって音となる。だが、それを悟られる前に狂三は切り返しの言葉を紡いだ。

 

「ええ。空いていますわ」

「そうか。……なら、さ。ちょっとデ――――出かけないか? お弁当作って、自然公園でのんびり、とか」

 

 デート。人はそれを、男女のデートと呼ぶのだろう。まだその一言を踏み出すには至らず、それでも士道は勇気を出して狂三を誘ってくれている。

士道から(・・・・)、狂三を逢瀬に誘う。これまで積み上げた狂三の肯定が、僅かでも実を結んでいる証拠をたった今目の前で提示された。

 それが狂三をどう想ってのことなのかは不明だ。霊力封印のためか、他に思うところがあったのか――――どちらにせよ、狂三の答えなど一つしかない。

 

「いいですわね。士道さんとのお出かけなら、喜んでご同伴させていただきますわ」

「! そ、そっか……ごめ――――じゃねぇや。ありがとう、狂三」

「どちらにしても、誘っていただいたわたくしの言葉ですわよ、士道さん」

 

 複雑な表情なのは変わりないが、その前進は喜ばしいと狂三は微笑みを返した。

 士道と、デート。士道が僅かであっても、以前の明るさを取り戻していることは嬉しい。たとえ叶うことのない恋心であっても、その好意に偽りはないと今なら言える。言えないからこそ(・・・・・・・・)、言える。

 だから、狂三は、

 

「楽しみですわ――――士道さんとの、デート」

「うぇ……お、おう。デート、だな」

 

 こうして誘われたことだけでなく、士道とのデートが何よりも楽しみだと思うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それ故に、物事というものは良い方向ばかりに傾くものではない。

 

「んー……いい天気だ。絶好のデート日和(・・・・・・・・)だよな――――狂三」

 

 草木の自然が生い茂る景色に背伸びをした士道が、手にしたリード(・・・・・・・)を引いて狂三の名を呼んだ。

 

「あぎっ♡♡ ……き、ひひ……ええ、とても良い天気ですわ。本当、に……」

 

 ――――普通のデートだったならば、狂三も心から喜んだであろうに。

首輪を引かれ(・・・・・・)、苦痛と快楽を混じえた悲鳴を上げる。そして、平静を装う狂三に士道がニヤリと笑みを浮かべた瞬間、尻穴(・・)のバイブが激しく振動した。

 

「おっ♡ お、おおおおおおおっ♡♡」

「あはは。そんなに尻尾立てて(・・・・・)、嬉しそうだなぁ」

「ふ、ぎっ♡ いぃぃぃぃぃ……っ!♡♡ え、ええ♡ す、素敵なプレゼント、感謝いたしますわ♡♡」

 

四つん這い(・・・・・)の体勢がさらに崩れる中、狂三は決して弱音を見せない。従順でいなければならない。プライドを殺してでも、今日はひたすら耐え抜く――――ようやく前進した士道の心を、狂三のプライド程度で守れるなら安いものだ。

 従順でいながら、一線は許さない。できるだろうか。やるしかない。尻穴に尻尾のバイブ(・・・・・・)を仕込まれ、直腸への刺激で涎を吐き散らしていようと、ここで泣き言吐くつもりはなかった。どれだけ辱められようと、狂三の心までは折らせない――――それが士道の心を守ることにも繋がる。

 

「さあ、さあ。いっぱい鳴いてくれよ。俺の可愛い雌猫(ペット)ちゃん」

「ふーっ♡ ふーっ♡♡ ……ご、ご自由に♡ わたくしは士道さんのペットですわ♡」

「ん? ペットならそんな喋り方(・・・・・・)じゃないよな?」

「……わたくしは、士道さんのペットです――――にゃ♡」

 

 ああ、本当に。本気で、苦労させられる――――――どちらも士道ならば、仕方がないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふ、ふー♡ あ、ぁぁぁぁぁぁ……♡♡」

 

雌猫(・・)が鳴いている。小さな首輪にリードを着けられ、士道の足元で鳴いている。

 

「ママー、あの子可愛いねー」

「ええ、そうね。毛並み(・・・)もあんなに綺麗で」

「っ!♡ よ、用意周到なこと……です、にゃ♡♡」

 

 人目に晒され、いじらしく最低限の反抗で見上げてくる狂三に、士道は笑みを返して尻尾の根元(・・・・・)を激しく動かしてやる。

 

「おほっ♡♡ お、おしりっ♡♡ やめへっ♡♡♡♡ イック♡♡」

 

 愛液が飛沫を上げ、尻尾がピンと跳ね上がり(・・・・・・・・・・・)、狂三が舌を突き出して絶頂に至る。

 整備された地面に艶やかな染みを刻みながら、狂三は四つん這いで悶えることしかできない。これだけ辱められて、この程度(・・・・)で済んでいる狂三の精神力が恐ろしくもあり、楽しくもあった。

 

「ふふ……もっとイッていいからな。今のおまえは、俺の雌猫なんだから」

「りゆうに♡ なって、いませ――――んんっ!♡♡」

 

 ぷしゃっ、と剥き出しの秘部(・・・・・・・)から潮吹きを実行し、ガーターベルトに繋がれた自身のストッキングまでも濡らしていく。

 ――――ネコミミに鈴付きのヘッドドレス。黒のキャミに紅いスカート。そしてアナルに突き刺さったプラグ状の尻尾バイブ。

 狂三の意志で動かせる(・・・・)尻尾以外は、前のデートで購入していたものと同じ。あとは、その短いスカートから下着を剥ぎ取られて局部を外気に晒していることくらいか。

 その姿を先のような母子、友人の集まり、家族団欒。そういった一般人に晒している。その羞恥は、極限を超えたものだろう――――当然、〝声〟によって彼らには狂三が本物の黒猫に見えているのだけれど。

 ああ、ああ。可愛い。愛らしい。士道のために選んでくれた衣装を、士道の手で穢す(・・・・・・・)ことが堪らないと快楽に悶える狂三へ無遠慮に手を伸ばした。

 

「ほぉら、狂三ー。なでなでー」

「あっ♡ ん、あぁっ♡♡ にゃ、にゃー♡ にゃあっ♡♡ あ、あ、あひっ!♡♡」

 

 腕、胸、脇腹、足――――首輪を着けられた首元。

 あちこちを甘く撫で回し、狂三の快感を煽る。初めは耐えるように猫の演技をしていた狂三だが、耐えきれずビクビクと身体を痙攣させて地面に転がってしまった。

 

「あひっ♡♡ い、いぁ♡♡ あー♡ あーっ!♡♡」

「んー? 何言ってるのかわからないなぁ」

 

 士道に触れられているだけで、狂三は精神を溶かされるような快楽に溺れる。それが士道の優越感をさらに加速させ、愉悦の笑みで狂三の腹を撫で回す。

 淫紋が服の下から発光する腹。無駄な肉がない、時崎狂三という絶世の美少女が誇る下腹部を好き放題に触れ続け、苦悶と快楽に頬が引き攣った彼女へより欲望の渦を感じてしまう。

 

「お、なか♡ やだっ♡ いやですわっ♡♡ ゆびが、きもち、よすぎて……っ♡♡」

「ふーん……」

「っ!♡♡ にゃ、にゃー♡♡」

 

 こうして士道が意味深に微笑むだけで、狂三はハッと目を一瞬だけ正気に戻し、仰向けで士道に平伏しながら指定された人語の制限を全うする。

 笑顔の裏には反骨心を。丁寧に砕かれてなお、その気高きプライドを。異形の双眸に宿る炎は、これだけ人としての尊厳を奪われながら、折れることはないのだ。

 

「ああ――――綺麗だ」

 

 だから士道は遊んでみたくなった(・・・・・・・・・)。理性の悦びは本能にも伝わる。この姿の狂三に対して過剰な好意を抱くのは本能も同じこと。

 本質的に同じ、というのは実に的を射る表現だ。士道は狂三を可愛いと思っている。士道の矛盾した心、それはどちらも本心だ。

 狂三という気高い女を縛りたくないと思う士道。

 狂三という気高い女を縛り付けたいと思う士道。

 心は矛盾する。理性と本能は、互いの考えを理解している。それは本質的に、どちらも五河士道の欲望(・・)であるからだ。どちらが本物、ということではない。霊力が暴走を起こし、本能が成長を遂げた今、五河士道はどちらも同じ存在だと言える。

 ああ、だから言うなれば――――本能はその名の通り、少しばかり素直(・・・・・・・)なだけなのだ。

 

「ふにゃー♡ ふにゃぁぁぁぁぁぁぁっ!♡♡」

「おっ」

 

 夢中で撫で回していると、狂三が激しく痙攣し首を逸らして下半身から液を飛ばす。どうやら、敏感なお腹を撫でられて絶頂してしまったようだ。

 士道のためだけに用意された猫撫で声。本来の用途と異なるそれは、狂三が如何に感じてしまっているのかを表す喜悦の鳴き声。

 

「く、くく……可愛いペットは、もっとご褒美あげないと――――な」

 

 黒キャミの上から、淫紋の中心(・・・・・)を指で押してやる。

 

「お゛っ゛♡♡♡♡」

 

 瞬間、狂三がこれ以上なく目を剥いて深い声音でポルチオ絶頂を披露する。

 士道の調教は、日に日に美しい狂三を淫乱な奴隷に変えていく――――本当に堪らず、士道はリードを引いて半ば引き摺るように狂三(ペット)を公園内で見せびらかしていった。

 

 

 

「あ゛っ♡ あぁっ♡♡ 子宮♡ しきゅー、圧されて♡ イクッ♡♡」

 

 広い芝生。家族連れや子供たちの声が高らかに響き渡る公園内で、異常とも言えるよがり声を上げる狂三。

 まあ、尻穴を絶えず刺激されながら対面座位(・・・・)でひたすら突き上げられては、狂三といえど仕方のないことだろう。もっとも、芝生に座り腰と腕を動かす士道は、お構いなしに狂三を責め立て続けるだけだが。

 

「よっ、ほっ……ふぅ。見ろよ狂三。みんな、いい顔で遊んでるぜ。俺たちも負けないようにめいっぱいに遊ぼうぜ」

「おっ♡ 尻尾らめれすっ♡♡ しきゅうイきゅうっ!♡♡ みられながら、イぎゅうぅぅぅぅぅぅぅっ!♡♡♡♡」

 

 何度目かの潮吹きが芝生を濡らし、トロ顔で絶頂の宣言を奏でる。これも周りからは、飼い主に撫でられ心地のよい遠吠えで鳴いているように見えているのだから傑作だ。

 士道の肉棒が子宮を突くたびに、狂三の豊満な胸が零れて、ヘッドドレスの鈴が気分を癒す音色を響かせる。

 

「お゛ほっ♡♡ んにゃあっ♡♡ にゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛♡♡♡♡」

「あははっ! やっとペットらしくなってきたなぁ――――もうイヤなら、止めてもいいんだぜ?」

「――――――っ!!」

 

 必死の形相で猫撫で声を叫び上げ、士道の情欲を煽る狂三に優しい(・・・)一言を投げかける。

 動揺から狂三の喉が引き絞られ、感情と連動した黒い尻尾がピンッと鋭くなり――――するりと、その尻尾が士道の身体に巻き付いた。

 

「っ!」

「……にゃあ♡ うにゃあ……♡♡」

 

 背面で抱き付けない、その代わりと言わんばかりの求愛行動。非人道的な扱い、あの狂三がペットとして鳴き、犯されるなど本来であればプライドが絶対に許さない恥辱、醜態そのもの。

 淫紋の契約。狂三の全ては士道のもの。反抗の意志を残しながら、泣き叫びながら、狂三は士道に従う絶対の奴隷である。その抵抗というプライドを押さえつけてまで、狂三は士道の罪悪感を殺そうという――――理性の嘆きと、本能の快感が渦を巻く。

 ああ、それは是非に――――狂三の心をへし折って、拒絶を叫ばせ、その上で許しという懇願を引き出させてやりたい。

 

「狂三」

「あぎっ――――うにゃああああああああああっ!♡♡♡♡」

 

 声が枯れるほどの嬌声。健気に鳴く狂三の子宮を突いて、突いて、突いて、その度に果てへと導かせる。

 どこまでも、どこまでも。終わりの見えない雌猫の鳴き声は、時計の針が頂点を指すまで続けられた。

 

 

「狂三、あーん」

「あ……ん、んく」

 

 動けば腹も減る。道理という理屈――無視しようと思えば幾らでも無視できるが――に、士道は狂三を連れて持参した弁当をフリースペースで広げ、昼食を取っていた。

 

「美味しいか、狂三」

「ん……美味しいです、にゃ♡」

 

 当然、専用の肉球カバー(・・・・・)で四つん這いにさせられた狂三は、士道の手を借りなければ食事すらままならない。

 四つん這いで食べさせられ、その上で味の感想を述べる。繰り返し、繰り返し、ペットなのだと教え込まされる狂三。それでもまだ、赤面した貌を歪ませることなく根をあげることもない。

 

「そっか。よかった――――ああ、飲み物(・・・)も用意しないとな」

「っ……」

 

 言って、士道が取り出したモノに狂三は顔をこわばらせた。

 折れないのなら、折れるまで責める。徹底的に、狂三のプライドを潰してペットに仕立て上げる。ペットといえば――――餌皿(・・)が定番だろう。

 

「悪いけど、狂三が射精()させてくれるか?」

 

 猫用の餌皿の上に、悪びれもなく士道は逸物を乗せる。狂三の恥姿に常に全力の姿を見せつけ、濃厚な雄臭を放つ肉棒。

飲み物(・・・)など、こうすれば回答は一つしか存在しない。顔を近づけることがはばかられるようなグロテスクなモノに、自ら近づいて取り出さなければならない。

 

「……失礼します、にゃ♡」

 

 しかし狂三は、僅かな逡巡のみで指示を実行に移した。

 

「れろっ♡ ちゅる……♡ じゅるっ♡♡」

 

 それはフェラチオに満たない、まさに猫が水を舐めるような舌遣い。舐めかな舌を肉棒の側面に、背面に、亀頭に。チロチロと士道のモノを舐め上げて、凡事徹底とばかりに自分は雌猫、ペットだというアピールを続ける。

 抵抗を引き出したいと思う。それと同時に、表向きな従順さを魅せる狂三もまた愛おしく、ご褒美に士道は白濁液を餌皿にぶちまけた。

 

「あ……♡♡」

 

 ザーメンが狂三の貌にかかり、露骨な興奮を声音に乗せた雌猫に淫靡な笑みを浮かべ、士道は軽い射精を続けた。

 刺激が穏やかなため、狂三の子宮にぶちまけられるような量ではないが、それでも餌皿に流すには十分な量――――半固体の液が、猫の水に相応しいのであれば、だが。

 

「よし、飲んでいいぞ」

「あ、ありがとうございます……にゃ♡ ――――あむっ♡♡」

 

 屈辱の謝辞を選択し、狂三は餌皿に口をつけた(・・・・・)

 

「はぐっ♡ ん……お、ぶ♡♡ ん、んぅ♡♡」

 

 それは飲み物などではなく、咀嚼を必要とする文字通りの()だ。

 苦しげな貌で精液に口をつけ、動物的な飲食を行う狂三。直に飲まされるならいざ知らず、餌皿という人に出されるものではない食器に四つん這いで口をつけ、食わせられる。

 

「はむっ♡ んぐっ♡♡ あ、あぁ……♡」

 

 それだけで死にたくなるような屈辱だろうに、その上で狂三は興奮させられる(・・・・・・・)。その精液は狂三にとって馳走となり、ケモノのように貪り食うことを余儀なくされる――――そんな雌猫の自分自身に、狂三は絶望を覚える。

 

「――――ごちそうさまですにゃ♡♡」

 

 だというのに、狂三は笑った(・・・)。精液を顔面にこびりつかせ、四つん這いで、自分が大好きな動物を冒涜する衣装を着せられて――――――美しい微笑みが、士道の支配欲を昂らせる。

 

「……お粗末さまでした――――今からもっと、喰わせてやるよ(・・・・・・・)

「っ!♡♡♡♡」

 

 リードを引き、取っておきの場所へ最高の雌猫を連れ行く。少し早いが――――士道(本能)もまた、我慢の限界に達していた。

 

 

「おっっ♡♡ おほっ♡♡♡♡ んぉぉおおおおおおおおおっ!♡♡」

 

ケモノの交尾(・・・・・・)。加減なしで膣内を抉り、子宮口を穿つ。そんな狂三の子宮もまた、吐き出されるザーメンを『喰う』。

 子宮口を開け、濃密なザーメンを呑み込み、咀嚼していく。そしてその咀嚼が間に合わないほど、士道と狂三の絶頂は連鎖的に巻き起こっていた。

 

「イッグゥ♡♡ しきゅーイクッ♡♡ 士道さんのおちんぽ様♡ はげしっ♡♡ またイクッ♡ イクイクイク――――いやああああああああああっ!♡♡♡♡」

「イケッ! 俺の雌猫なら、もっとイケるだろうが!」

「むりっ♡ むりですわっ♡♡ わたくし、あたまがっ♡ おかしく――――うにゃあああああああああああっ♡♡♡♡」

 

 無意識と演技が混ざり合い、火花を散らし、絶頂で再び溶け合う。狂三は、そして士道も自分が何を口走っているかなど理解していない。

 狂三は雌猫として与えられる快楽に暴れ、犯される。士道はそんな狂三の瞳に浮かぶ服従の証(ハート目)に酔いしれ、ケモノの交尾を続けた。

 

「お゛お゛っ♡♡ イ゛ク゛ッ゛♡♡ こんな声っ♡ わたくし♡♡ わたくしは♡♡」

「雌猫のいい声だろ!? おら、もっと鳴け、鳴けよっ!!」

「はひぃっ♡♡ イ゛ッッック゛ゥ゛!♡♡♡♡」

 

 テーブルの上に手をつかせて、バックで犯す。ただ、バックとは名ばかりの狂三の背に全力で体重をかけたピストンだ。

 

「う゛ぎぃ゛♡♡ しきゅう♡ こわれる♡♡ わたくしのかお、みないで♡♡ みないでぇぇぇぇぇぇぇっ♡♡」

「っ……可愛いこと言ってないで、もっとアヘ顔見せてみろよ!」

「お゛ほおおおおおおおおおおおっ♡♡♡♡」

 

 正常位、とはやはり名ばかり。押し倒した狂三の上に覆いかぶさり、全力で子宮を押し潰す。プレスをする形になって、狂三の子宮に抵抗を許さない種付けを行う。

 狂三の貌が歪み、いよいよ取り繕えないアヘ顔(・・・)を披露してしまう。いつもクールで、超然とした時崎狂三のアヘ顔絶頂――――考えただけでイッてしまいそうなものが、常に目の前にある。

 狂三が三桁を超える絶頂を体感する間に、士道も同じだけ彼女という究極の雌猫奴隷にザーメンをぶちまけ続けた。

 

 

「――――あ」

「……おっ♡ あ、あ……ひぁ♡♡」

 

 互いの言語も少なくなって、尽き果てぬ精根をぶつけ合って数時間。ようやく照らされた夕焼け(・・・)の光景に、士道は眩しさから目を細めて狂三に語りかけた。

 

「見ろよ狂三。綺麗な夕焼けだろ?」

「あ……あ、あ……?♡♡」

 

 そう。士道が選んだのはデートスポット(・・・・・・・)で有名な広場。この時間になると、夕陽に景観が照らされてより美しい光景になることでカップルに好まれると評判の場所だった。

 そこで、本来ならば穏やかに過ごしていた――――今はボテ腹(・・・)の狂三と繋がり合い、無理やり景色を拝んでいるのだけれど。

 

「あっ♡ あ゛あ゛ぁ゛……♡♡」

 

 ケツと足を掲げさせられ、肉棒で穿たれることに一切の抵抗を許されないマングリ返しでイキ痙攣を繰り返す。散々犯され続け、意識の半分もない虚ろな瞳の狂三に、景色を楽しむ余裕などあるわけがない。

 身体に取り込まれる精液が供給量に追いつかず、子宮に溜め込まれて苦しいだろうにそれをさらに圧迫させられている。尻穴から伸びる尻尾も、狂三の意識が薄れているからか酷く弱々しい。

 

「狂三。くーるーみー――――ちゃんと見ないと、ダメじゃないか」

 

 そんな狂三を、士道は躾だと言わんばかりに桃尻を引っぱたいた(・・・・・・)

 

「お゛っ♡♡♡♡」

 

 同時に、栓の役割を果たしていた己の肉棒を引きずり出す。重い悲鳴を零した狂三の全身が、絶頂とは異なる震えを見せ、そして、

 

「お――――おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ……っ!♡♡♡♡」

 

噴水(・・)。夕陽に向かって首を逸らし、掲げた秘部から精液と濁りのある水分を湯水の如く吹き出した。

 失禁と溢れたザーメン。雌猫の衣装を穢し、無様な噴水を自らの身体にぶちまけていく。

 あまりにも不格好なイキ様。下品な嬌声で、白濁液と小水を撒き散らす姿は雌猫奴隷として堕ちるに堕ちたものだった――――逃れようと思えば、拒絶ができたはずなのに。

 

「――――綺麗だよ、狂三」

 

 だから、支配欲に犯された士道は、その言葉を口にする。

 堕ちて、マングリ返しの下品絶頂をする狂三。雌猫奴隷。士道だけの奴隷(・・・・・・・)。その変わらぬ美しさ、気高さ、それらを完膚なきまでに砕いてしまいたい。

 だけど、美しいと思う。時崎狂三を士道は、美しいと思っているから――――その様々な液に彩られた貌に近づいて、唇を重ね合わせた。

 

「……ん」

「ふ、ぁ……♡」

 

 シチュエーションとしては、最低最悪のキス――――背徳と支配で、士道(本能)の幸福を満たしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「まあまあ! 見てくださいまし士道さん! 迷い猫さんですわ。可愛らしいですわねぇ。にゃー」

「……おう」

 

 可愛らしいのは狂三もだろ、とは言葉にならず、猫撫で声で白い毛並みの猫に向かって指を揺らす狂三を眺めることしか士道にはできなかった。

 約束の日曜日――――の、一週間後(・・・・)。士道のせいで台無しになったにも関わらず、狂三は約束が果たされていない、と彼女は士道を連れて自然公園を訪れた。つまりは、狂三が散々と恥辱を味わった場所をデートに選んだということだ。

 

「あら、士道さん。上の空で如何なさいましたの?」

 

 狂三の指遣いにゴロゴロと喉を鳴らす猫。一瞬で迷い猫を手懐けながら、狂三は士道を見上げて不思議そうな顔で問いかけてきた。不思議なのは士道だと、ため息を吐いて言葉を返す。

 

「……もう隠さないんだな、猫への態度」

「お見せして恥に思うのなら隠しますけれど、今さらですもの」

「う……」

 

 わざわざやぶ蛇を突き、自らにダメージを与える愚かさに士道は渋面を作ってしまう。何しろ、狂三が動物好きを隠さなくなったのは、単に士道への素直な態度ではなくそれ以上の恥(・・・・・・)で感覚が麻痺しているからに他ならないのだ。

 露骨な士道の態度に、狂三はくすりと笑みを浮かべて声を発した。

 

「お気にならず、と言っても気になさるのが士道さんなのでしょうね」

「気にしないような人間なら、俺はもう少し早く死んでるだろうな」

「後ろ向きな冗句ですこと」

 

 後ろ向き以外の態度を取る方が、余程失礼だと考えて肩を竦める。被害者と加害者が揃って事故現場に来て、加害者が笑っていられるようなら本気で殺した方が世の中のためだろう。当事者になって、士道は本気でそう思って――――――

 

「んっ」

「……んんっ!?」

 

 慣れた思考で逸らされた視界が、強制的に支配された。

 キスされている。狂三の絶対的な美貌が眼窩を埋め尽くし、唇から伝わる柔らかな感触が甘美な味を脳髄にもたらし、無用な力が入っていた身体が弛緩していく。

 

「…………」

「お、い……」

 

 押し込まれる。そう思いながら、身体が言うことを効かない。顔を押さえつける狂三の指が士道の目尻を撫でた。そこに刻まれた――軽い化粧で誤魔化したと思っていた――隈を見抜いたように。

 気づけば公園のベンチに座らされ、唇が離れた時には意識が浮き上がって、次の瞬間には狂三の足の感触が頭にあった。

 意識が断絶しかけている。記憶が飛び交って、瞼が閉じられていく。抗えない。自らの所業に蝕まれていた睡魔が、他ならない時崎狂三の手で取り戻されていく。

 

「――――気にしているのなら、別の場所を選びますわ」

 

 声だけが、暗くなっていく意識に響いた。

 

「いいえ。気にしているからこそ、もう一度と思いましたの。食事と運動の他に、睡眠もあなたのような殿方には大切なこと――――今はしっかりと休んで、わたくしにあなたとの『普通』を楽しませてくださいまし」

「くる……み……」

「あなたがどう思おうと、わたくしはあなたのお傍にいることが不幸だとは考えていませんわ。何度でも、そう繰り返してみせましょう。だってわたくし、あなたのことが――――――」

 

 あなたのことが――――――一体、何を告げたのだろう。

 そこで、士道の意識は優しい深淵に沈んだ。聞きたい言葉を――――――まるで、聞いてはいけないと、士道の意識は深く眠りについたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「好きだと言ったところで、あなたは信じられないのでしょう、士道さん? ああ、ああ。悲しいですわ――――本当に、悲しいですわ……ね」

 

 色違いの双眸から、枯らしてきたはずの涙が零れた。微笑んだつもりなのに、どうしても涙が止まらなかった。

 身体はあんなにも通じ合い、惹かれ合い、契約さえも刻まれながら――――――二人の心だけは、悲しいまでにすれ違いを続ける。

 

 出口の見えない快楽の地獄は互いの心を蝕み、時間だけが過ぎ行く。

 

 

 

 

「……琴里」

「いいから、お願いよ令音。――――調べてくれるだけで、いいの」

 

 これだけの代償を払いながら、心が蝕まれている者が二人だけとは、限らないというのに。

 

 

 






二本目のバッドエンドフラグが立ちました。そろそろ危険信号がチカチカしてますねぇ。

ペットデート、猫みん……やるしかねぇ!!!!って感じでした。表デート編で衣装を決められて大変にありがたかったです。けど絶妙なタイミングで書いたのでクオリティに差し支えてないかご不安。気持ちイチャラブさせたい時に書くと脳がバグるわほんとに。

どれだけやれば狂三の抵抗を引き出せるのかレース。なお抵抗するくるみんに心を痛めるのは理性の方なのでくるみんも限界まで耐えます。いやぁ健気で素敵ですよねぇ(恍惚)
尻尾は動いたらエッチかなと思った。書く理由が雑すぎるでしょ。餌皿ザーメンは……さすがにお弁当冒涜展開は二人が可哀想すぎて堪えました。私に良心とかあったんですね、びっくり。厨二病みたいなことを言うな。

最後は限りなく近く、あまりにも遠い二人。少女の涙を拭える日が来るのか、それとも少年の涙を少女が拭うのか。そして琴里は……はてさて。
次にスレイヴ書くなら夢オチバッドエンドリクエスト書きたくはある。けど私も覚悟して書かないといけないのであまりにも決まらなかったら先に進める感じにはします。私が見たいけど覚悟が必要で、けれど書くなら完璧にしたいジレンマ。夢オチでも精霊を士道くん以外に犯させて、さらに士織ちゃんもぶち込むって私が読みたいのに禁忌とかいう矛盾した代物なんすよねぇ。はー乱世乱世。

感想、評価、リクエストなどなどお待ちしておりますー。いつも言っていますが、リクエストが形にならなくても許してね。私の技量とモチベとの相談なので。思いついたの片っ端から送り付けてくれてもいいよ(はぁと)。あとデート場所は何時でも募集中です。十数人分は私の知識じゃ賄いきれん。

ではではまた次回〜


オーバードーズ時空にて琴里単独デート回、前編となります。風味がほんのり原作に近い二人で、それでいて素直な愛情を交わし合うあまーいデート編です。私が書かなかったというより書けなかったものを組み込めるようになってて満足した回でもあります。お楽しみに!
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