※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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1ヶ月空いたのにスレイヴを書いてなかったわけじゃないというかむしろ過剰なくらい書いていた気がする2021。

というわけでクソ久しぶりにスレイヴ本編です。こんな暗かったっけぇ?と思いながらももう少しだから、と書きました。リクエスト回です、一応。いや2ヶ月空いてるし色々と事情がね……。





11話

 

 

「――――士道さん、起きてくださいまし」

 

 朝の目覚めに、蕩けるような色香の声色が鳴る。姿形だけではなく、存在そのものが蠱惑的で、美しい。

 ああ、この思考だけで、今の自分がどちら(・・・)であるのか理解ができる。五河士道という存在の愚かさと、止められない情動を理解してしまえる。

 

「士道さ――――きゃっ!?」

 

 伸ばされた華奢な手を掴み上げ、引きずり込む。短い悲鳴と、ほんの僅かな抵抗感。

 彼女ほどの身のこなしがあれば、抵抗ができたはずである。けれど、彼女はそうしなかった。そういう契約(・・)であるから――――上下を逆転し、狂三の腹に乗って、彼女の美貌を見下ろす。

 

「……あら、あら。今朝から情熱的ですこと」

 

 射干玉の髪から異形の瞳が覗く。それは妖艶であり美しくもある。マウントを取られながら、優美な微笑みを崩さない。

 時崎狂三は、そういう女なのだ。士道はだからこそ醜悪な笑みが止められず、狂三はそれを見てぴくりと眉根を上げた。

 

「そのお顔、今日はそちら(・・・)ですのね。まったく、元の士道さんが少しは男らしくなったと期待してしまいましたわ」

「そう言うなって。狂三が雌奴隷として優秀すぎて、こんな(・・・)になっちまってさ」

「……っ♡」

 

それ(・・)を突き付けた瞬間、狂三の目が潤むのが堪らない。

 朝勃ちでこれ以上なく硬く滾った肉棒。股下の狂三の衣服に付着し、彼女の腹を疼かせる。腹下の、衣服ですら隠すことができない淫靡な輝きを共振させる。

 

「……は、はっ♡ く、ぁ♡」

 

 ギリギリと歯軋りをする狂三の口、その端から涎が滴り落ちる。淑女の彼女からすれば己のはしたない仕草すら屈辱ではあるが、作り替えられていく身体は日に日に反応を鋭くしていた。狂三の意志が如何に強靭であろうと、士道の肉棒を突き付けられ、無事で済むものか。

 

「朝の処理、よろしくな。今日は……胸と口がいいな」

「……承り、ましたわ。き、ひひっ! 強欲で、好き者ですわねぇ」

 

 狂三が妖艶さと淫靡さと綯い交ぜにした笑みで返し、その胸元に手を置いて衣服を解体(・・)した。

 衣服に仕込まれた機能を以て、その美しすぎる裸身を晒す。ブラを抜き取ればその美巨乳が現れ、士道のモノの先端から滴るカウパーを隙間で受け止め、乳内に漬け込んで巨根を包み込む。

 

「……あむっ♡ じゅっ、じゅぽっ♡ じゅぷぷ……♡」

 

 乳圧が竿を包むが、それだけでなく狂三は口淫による奉仕も。命じられたというのもあるのだろうが、胸だけでは奉仕し切れないことから素早いフェラチオに移ったのだろう。

 あっという間に肉棒を唾液とカウパーがコーティングし、乳穴と咥内で巧みに操られる舌が士道のモノを楽しませる。

 パイズリとフェラチオ。このままでも十分に士道は射精することができるが――――今日は少し、物足りなかった(・・・・・・・)

 

「ん……もうちょい、激しくするか」

「ふぁい? ――――んごっ!?♡♡」

 

 疑問から、嘔吐くような狂三の悲鳴。まあ、急に頭を掴まれ、喉の奥まで無理やり巨根を押し込まれて、品を保っている方だろうか。もう少し、激しく嘔吐いてくれてもいいのだがと笑いながら、士道は狂三を強引に使う(・・)

 

「……おぐっ♡ お、ごっ……お゛っ♡♡」

 

 頭を掴まれ、無理やり喉奥まで詰められる。如何な狂三でも予告もなしにパイズリイラマチオなど対応できるはずもなく、容赦なく突き立てられる苦しさ、呼吸もままならない大きさの陰茎に白目を剥きかけて嘔吐く。

 意識が飛びかけている。それを理解していながら、士道は容赦なく狂三に命令した。

 

「そろそろ射精()そうだ。あぁ、全部飲めなかったら罰ゲームだから」

「んおっ!?♡ ――――ふぐっ!?♡♡」

 

 ――――ドビュッ! ビュクッ、ビュルルルルルルッ!

 宣言から隙間のない射精が狂三の喉奥で弾けた。朦朧とした意識を手繰り寄せて驚愕した狂三だが、喉奥にぶち込まれ口の中で膨らむ素早い量の精液にその意識を持っていかれる。

 

「ごくっ、ん、くっ♡ ふーっ――――ぶびゅっ!?♡ お、おっ♡ お゛っ♡♡」

 

 どぷん、どぷんと止まらないザーメン。狂三も喉を鳴らして断腸の思いで嚥下しようとするも、逆流した分が鼻から吹き出し、口の隙間から飲み込みきれない精液が零れ落ちる。

 口がザーメンで溢れ、あわや意識が持っていかれる――――という直前で、狂三の口から肉棒を引き抜いた。

 

「……けほっ! げほっ! う……ぇ……」

 

 幾ら狂三にとって美味に感じると言っても、量が量だ。飲み込みきれるわけもなく、引き抜かれた瞬間に狂三が口に手を当て士道から顔を逸らして咳き込む。

 そういう細かな仕草や羞恥が堪らないのだと、士道の嗜虐心が膨れ上がり、理性が黙らされる(・・・・・・・・)――――狂三をどうするべきか決められない士道(理性)に、本能と戦うことなどできはしない。

 

「っ……罰は、なんですの……?」

 

 口や鼻から最低限の精液を拭き取り、何でもないように士道へ問いかける狂三。だが、拭き取り損ねた白濁液が滴る貌は、淫らで美しく、気高い。

 あんな扱いをされながら、士道に逆上もせず従順を貫く。堪えていない、という意思表示が愛らしい――――どこまでも、責めてみたい。

 

「ん、これ――――〈贋造魔女(ハニエル)〉で作ってみたから、着けて(・・・)学校に行ってくれるよな?」

「っ……!!」

 

 士道が見せつけたモノを見て、狂三の目が驚愕に見開かれた。無論、今日は初めからそのつもり(・・・・・)だったのだ。たとえ狂三が精液を飲み干せていたとしても、士道はさらに責めてこの罰ゲームを引き出していた。

 

 欲望は、日常すら蝕んでいく。狂三を抱けば抱くほど彼女は変わり、士道は堕ちる。

 狂三の心が折れるか、士道の心が砕けるか――――淫靡な戦争(デート)の終わりは見えず、二人を絡め取って進み続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあここは……時崎さん、答えてください」

「……は、い」

 

 授業中。教科書で隠れて寝ていたり……は、いない。これでも来禅はそこそこの学力が必要な高校であり、不良生徒はそう多くないのだ――――まあ、女を侍らせていると噂される士道は、その不良を鼻で笑えるほどかもしれないけれど。

 先生に当てられた狂三は、途切れの悪い返事で椅子を引いて黒板へ向かう――――瞬間、士道が念じて(・・・)狂三の足が挫けた。

 

「ひぅっ!♡」

「? 時崎さん、どうかしましたか?」

「……い、え。何でも、ありませんわ」

 

 震えた足、赤面した顔。何でもないわけがないが、狂三は足を踏ん張らせ心配する教員を制して黒板に向かい、軽々と問いの答えを書いて見せた。品行方正で成績優秀。身体が弱く休みがち(・・・・・・・・・)な面を除けば、狂三ほどの優等生は折紙くらいなものだろう。まあ、二人とも裏では優等生からはかけ離れているとも言えるが。

 

「はい、正解です」

「……っ♡」

 

 チョークを置き、教壇から降りて席へと戻るだけ。コツ、コツと震える足に鞭を打ち椅子を引き――――さらに強く念じ、狂三の膣内(・・)を激しく掻き回した。

 

「は、ぎ、ぃっ♡」

「時崎さん!?」

 

 椅子がズレて狂三の足が今度こそ折り曲げられ、倒れたことで教室が一瞬騒然となる。

 しかし、なりながらも収まったのは、その狂三が手に力を込めて立ち上がったからだろう。

 

「な、何でもありませんわ。少し、目眩が……もう治りました」

「そ、そうですか。無理をせず、辛いなら言ってくださいね?」

「はい……っ♡」

 

 ビクッ、ビクッと士道にしかわからないくらいに痙攣する狂三の身体。椅子を引き、スカートを整えて座った瞬間、さらに振動を激しくする(・・・・・・・・・・・)

 

「〜〜〜〜〜っ!♡♡♡♡」

 

 イッた。狂三は両手を口に当て、何とか声を押し殺すも、身体は確実に絶頂した。しかし、狂三のスカートには染みらしい染みがなく、椅子に吹き散らした愛液が滴るということもない。

 士道が狂三の膣内に仕込んだ極太バイブ(・・・・・)に、そういう機能を仕込んだというだけだ。

 

「…………」

「っ、っ!♡ ぁ……♡♡」

 

 士道が見つめる中、狂三の反応は様々だ。バイブを弱くしもどかしい快感に身体を震わせたかと思えば、強くなった振動にビクンッと身体を跳ね上げ痙攣させる。

 今朝から何度達しているだろう。そのパンストのみ(・・)を支えとし、士道の意思で強弱を決められる極太バイブを差し込まれ、よく耐えていると思える方だ。もっとも、首謀者の士道が褒めるのはおかしいかもしれないけれど。

 〈贋造魔女(ハニエル)〉で作成した、士道の肉棒のサイズと同じ極太バイブ。罰ゲームはそれを膣内に挿入れて学校へ行くこと。下着を履くことは禁止し、その艶めかしい黒のパンストとスカートの下には極太バイブを咥え込んだ秘部がある。

 

「ん、ひ……ぃ♡♡」

 

 また強弱を連続でコントロールしてやれば、聴覚を強化した士道くらいにしか聞き取れない嬌声が狂三の口から零れる。バレてしまっては興醒めであるため、バイブには液体を吸収する効果を備え付けた。つまり、狂三が声を我慢できさえすればグッとバレる可能性は低くなるというわけだ。

 まあ、学校では清楚で真面目を通している狂三が、ノーパンで極太バイブを咥え込んでいるなど夢にも思うまい。それを知るのは士道だけでいいし、淫乱ではしたない狂三を知るのも士道だけでいい。

 

「狂三、顔色が悪いぞ」

「なんっ♡ でも……ありません、わ……っっ!♡♡」

 

 休憩の時間であろうと容赦はない。明らかに体調が悪そうに見える狂三に十香が案じて声をかけるも、狂三は首を振って対応する。無論その間にも、狂三の膣内ではバイブが荒ぶり、敏感な彼女に耐え難い絶頂を与え続けていた。

 

「何もないわけがなかろう! 一体何が――――!!」

「――――――」

 

 ああ、そこで、十香は気がついてしまったのだろう――――狂三が調子を崩しているのに、それを楽しげに見守る五河士道(欲望に飲まれたクズ)の姿を。

 心が、ザワつく。十香の悲しげな瞳が、士道(理性)を壊す。彼女の前に、いたくない。消えたい。もう、死んで――――――

 

「十香さん!」

「っ……」

「――――わたくしは、大丈夫ですわ(・・・・・・)

 

 ――――それを断ち切るように、狂三がニコリと十香へ笑いかけた。

 自分は平気だと。気にするなと。あなたはあなたの生活を、顔を見せろと。言わんとしていることは、理解できた。

 ああ、だけど、その優しさがあまりにも、綺麗だった。精霊たちを慮る(・・・・・・・)狂三が、美しかった。

 

 士道ではない。精霊たちだ。士道のことではない。こんなことをしている男を、狂三が――になるはずがない。何を勘違いしようとしているのか。彼女はただ、無理やり結ばれた契約をその誠実さから果たそうとしているだけだ。

 ああ、ああ――――狂三が、欲しい。その感情がどこまでも歪であろうと、支配欲に塗れたものであろうと、欲しい。

 

 時崎狂三という絶美を、気高き女を堕として、弄んで――――――ああ、士道は今、死んでしまいたかった(・・・・・・・・・・)

 

「……先、生♡ わたくし、少し体調が優れません、わ……♡」

 

 昼を乗り越え、5時限目。狂三が手を上げて、退席する――――理性が沈み、本能が目覚める。

 逃がしはしない。時崎狂三は、五河士道の雌奴隷なのだから。

 

 

 

 

「……はぁっ♡ は、ひ……っ♡♡」

 

 狂三が逃げ込んできたのは(・・・・・・・・・)、保健室だった。幸い教員も不在で、朝から昼までたっぷりとバイブで責められた狂三が、それを確認して地面に崩れ落ちた。

 

「んー、さすが狂三。耐えたなぁ。待ちくたびれちまったよ」

「え――――?」

 

 そこで士道(・・)が声をかけた。そう、教室で狂三を見送った五河士道が、倒れた時崎狂三が見つめる先で、ベッドに腰かけて頬杖を突いて待ち構えていた(・・・・・・・)

 

「なん――――あ゛っ!?♡ あぁぁぁぁぁっ!!♡♡♡♡」

 

 疑問を口にしようとした狂三が、最大出力(・・・・)のバイブに叫びを上げて悶えた。のたうち回る力もないのか、蹲って股座を押さえつけて身体を痙攣させる。

 狂三が何度イキ果てているのかのんびり数えながら、士道はニコリと笑って種明かしを始めた。

 

「〈刻々帝(ザフキエル)〉、ちょっと借りてみたんだ。まあ、俺には狂三みたいなやり方はできないから、こうやって一人を共有する(・・・・・・・)のが精一杯だけどな」

「は、はひっ♡ ひゃめっ♡♡ はげし……っ!♡」

「この力、ほんと何でもありだよなぁ。【八の弾(ヘット)】の能力を分身を作って二人で一人(・・・・・)って屁理屈に捻じ曲げるんだからさ。まあ、狂三なら分身と意識を共有するくらい訳ないだろうけど」

 

 狂三のように古式の銃を手で遊ばせて、〝影〟へと返す。狂三と共有(・・)できる〈刻々帝(ザフキエル)〉の力は雀の涙程度だが、それを霊力で増幅して使うことなど今の士道には造作もない。それが狂三に対しての性欲(・・・・・・・・・)であれば、簡単なのだ。

 ベッドから立ち上がり、バイブに悶える狂三の元へ足を運ぶ。貌は蕩け、制服を纏った身体は痙攣を起こし、きっと膣内は子宮まで解されているに違いない。

 本当に、士道の想像を優に超えて耐えていた。振動をこうして最大にしなかったとはいえ、根を上げるまでこんなに時間を費やすとは、士道は興奮の他に呆れで苦笑してしまう。

 あとは士道に縋り付くか、どこかに逃げ込むかだが、常に寄り添って士道が責めるならともかく、狂三の性格ならどこかへ逃げ込むと予測した――――つまり、ここで待っていた士道が本体(オリジナル)だ。

 

「さて、待ちぼうけを喰らった分は――――もっと楽しませてもらおうかな」

「ひっ♡ い、や……士道、さ――――ん、あ♡」

 

 抱き上げて、キスをする。身体を抱き込んで、唇を蕩けさせるように快楽を送る。それだけで抵抗は止み、狂三の瞳の色に発情の(ハート)が灯された。

 狂三を淫乱にするのはこんなにも簡単なのに――――彼女を本当に手にするのは、驚くほど難しい。何度堕とそうと、狂三は根を上げることなく這い上がる。士道(理性)の前に立つ。

 

 だから、堕ちるまで、責め立てる――――士道(理性)の望みがないのなら、士道(本能)がそうするのが筋だろう?

 

「ほーら狂三。脚を開いて、な?」

「うぅぅぅぅぅっ♡ はうううううっ!♡」

 

 ベッドに寝転がせ、狂三の脚を無理やり広げさせる。最大振動で蠢くバイブの持ち手側が狂三のパンストをグリグリと掻き回し、士道の前で暴れ回っている。膣内からは絶えず潮が吹き出しているように見えるが、そこは天使謹製の性能だけあり吐き出された先から上手く吸収されていた。

 士道に両脚を開かれながら、狂三に抵抗の気力はない。両手で目元を覆い、歯を食いしばって暴れ狂う極悪バイブの快感に耐えている。いいや、耐えられなくなったからここにやってきたのだろう。

 

「んひぃっ!?♡♡♡♡」

 

 パンストの股部分を引き裂き、バイブを抜き取る。瞬間、吸水先を失った狂三の潮吹きがシーツにぶちまけられた。

 

「あーあ……保健室のベッド、潮吹いて濡らしちまって。狂三は淫乱だなぁ」

「は、ひ……♡ あ、ぁ……♡♡」

 

 何と言っているのだろう。士道のせいだと罵倒してくれているのが一番なのだが、まあそうではないのだろうと苦笑する。

 ――――いっそ嫌って、罵倒してくれたら士道は楽になれるのだろうか。

 自分勝手なことばかり考える。狂三をどうしたいのか、どうするべきかまで辿り着けない。その資格がないと考える――――だから(・・・)、本能が容赦なく狂三の膣内に肉棒を打ち付けた。

 

「あああああああああああっ!!♡♡♡♡♡」

「ん、お……っ!!」

 

 トロトロにほぐされた極上の雌マンコ。士道のモノと同サイズを咥え込み、しっかり形を覚えた狂三の秘部が肉棒をぎゅうぎゅうに締め付ける。狂三自身も、上から抑えられ押し潰される子宮に足先が張って絶頂の悲鳴をあげていた。

 

「イグっ♡ イグゥ♡♡ いや、いやぁ!♡♡ もうイクのいやあああああああっ!♡」

「それが、聞きたかったんだ……っ!」

 

 堪らない。狂三という少女の仮面を剥いで捨てさせ、快楽に漬けられ弱音という懇願を叫び上げる様を。もっと見せて欲しい。もっと聞かせて欲しい――――そんなことをしても、狂三は手に入らないと知っているのに。

 

「っ……もっと、もっとだ!」

「お゛っ!?♡ しきゅー、潰れりゅ♡♡ わたくしのしきゅー、しどうさんのおちんぽに潰されて、イきゅうううううううっ!♡♡♡♡」

 

 生々しく柔らかい肉と肉がぶつかり合い、狂三の砕けた嬌声が響く。

 ひたすら押し付け、引いて、押し付け、引いて、押し付け。一突きする度に狂三は絶頂し、カリ首が膣壁をこそぎあげる度に甘イキし続ける。

 調教され尽くした極上の女体を味わえば味わうほど、狂三の甘声が喉を潰さんばかりに鳴り響き、捲り上げられたスカートから巨大な淫紋が光り輝く。

 それを繰り返し、繰り返し、繰り返して――――放課後になった辺りだろうか。

 

「お゛……――――あっ♡」

 

 ピクッ。士道の肉棒に突かれて蕩けた貌をして鈍い絶頂に呻いた狂三が、耳を動かして何かを感知する。精霊としての力を残した狂三は、相変わらず敏感な聴覚をしている。今となっては、肌の方が敏感で感知(・・)を出来てしまうかもしれないけれど。

 

「し、ど……さん……だ、れ……か……♡」

 

 足音がする。それも、真っ直ぐ急いで保健室を目指す足音が。それに気づいた狂三が、息を絶え絶えに士道の肩を掴んで、というより肩に辛うじて手を置いて警告する。

 もちろん、知っている。狂三を抱き直し、入口に向かって(・・・・・・・)背面座位で破いたパンストの結合部まで丸見えにしながら、彼女の耳元でよく聞こえるように士道は囁いた。

 

「ああ、みんなも狂三のことを心配してたから――――ここに呼んでおいたんだ」

「――――――――」

 

 絶望の顔と絶句というのは、こういうことを言うのだろう。

 士道が望む絶頂の瞬間。狂三の脚を掴み腰を浮かせる。狂三の弱々しい制止がかかるが、士道は容赦なく子宮の中まで亀頭を捩じ込み、射精した。

 

「お゛ほぉぉぉおおぉおおおっ!♡♡ おまんこイ゛グウウウウウゥゥゥゥゥゥッ!!♡♡♡♡」

 

 ――――ドビュルルルッ! プシャアアアアアアアッ!!

 

 子宮に直に注ぎ込まれるザーメンと、入口を正面に吹き上がる潮吹き。はしたない淫語を叫び上げて、潮吹きアクメをしてしまう狂三。

 その、アヘ顔で幸せそうな貌を――――――

 

「――――くる、み」

 

 赤毛の少女が、見ていた。狂三を案じる最愛の妹が、見てしまった。

 琴里を呼び出したのは、士道だ。琴里は至極の蕩け顔を見せる狂三に愕然と目を見開き、そして士道を見た。

 

「士、道……」

 

悲しげに(・・・・)、士道を見た。蔑みでも、軽蔑でも、罵るわけでも、嫌悪をするわけでもなく――――琴里はただ、十香と同じ泣きそうな顔で士道を見ていた。

 

「……なんで、だよ」

 

 士道は今、自分がどんな顔をしているかわからない。だけど、琴里が一層悲しく、苦しい表情をしていることはわかる。

 どうしてそんな顔ができる。時崎狂三という女を穢して、最低なことをして――――どうして、士道を軽蔑しない。

 

「こと、り……さん……」

『……っ!!』

 

 狂三のうわ言(・・・)が小さく、響く。彼女はもう、気を失っている。士道の巨根に貫かれ、絶頂の衝撃で意識を無くしている。

 

「わた、くし……負けま、せん……折れて、いません、わ……だから、だいじょう、ぶ……」

「…………」

 

 ――――何もかもが、虚しかった。だけどそれでも、無意識に心を繋ぐ狂三を見て情欲が沸いて出て最悪の気分にさせられる。

 こんな最低な人間は、死んだ方がマシだ。

 

「…………っ!!」

 

 ――――琴里の瞳に、何かの決意が固まった。虚ろな目で見た士道は、そんな気がしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「どう?」

「…………」

 

 〈フラクシナス〉の一室。秘密裏の精密検査が行われた琴里から問いかけられ、令音は目を細めた。

 モニタには調べられたばかりであり、変化(・・)が如実に現れたそれに令音は端的に言葉を告げた。

 

「……君の中で循環する〈灼爛殲鬼(カマエル)〉の力が、増大している」

「そ。わかったわ」

 

 ――――封印された天使の力が琴里の中で強くなっている。

 それを聞いて、琴里は驚くどころか満足気に頷いて席を立つ。冷静な判断を強いられる司令官にしては、些か性急と言える行動だ。しかし、その真紅の瞳には並々ならぬ決意が滲んでいる。

「……琴里。やるのかい(・・・・・)?」

「やるわ。多少の時間は稼げるけど、あんな軽いやり方じゃ焼け石に水――――私は、私にできることをするだけよ」

 

 止められない。琴里は何も勝算なくして動くわけではない。如何に他者を慮っていようと、できない行動はしないし自暴自棄で投げ出したりもしない――――だが、彼女は優しすぎた。

 

「……確かに、〈灼爛殲鬼(カマエル)〉の再生能力と、シンに近しい君であれば狂三の症状を抑え、休ませることも可能だ。……しかし、リスクが大きすぎる。その逆(・・・)も有り得るんだ」

「そうなったらそうなったで、でしょ? どの道、狂三の負担は減る。違う?」

「……琴里」

「――――私さ、わかっちゃうのよ」

 

 そう言って、琴里は微笑んだ。優しすぎる彼女は、彼女の兄が持っているものと同じ笑みで、彼が見せなくなった笑みで微笑んでいた。

 

「士道がああいう顔してるとき、本当はどう思ってるのか。馬鹿ね……士道のせいじゃないのに、あんな顔して」

「……彼は、君を巻き込むことを許さないだろう」

「それでも――――私一人の犠牲で済むなら、私はその可能性に賭けるわ」

 

 黒いリボンに誓いを込め、赤い髪を揺らした背中を扉に消してしまった琴里を留める手段を、令音は持ち合わせていなかった。

 あるはずがない。希望的観測では琴里を止められない。このまま行ければ、事態解決の糸口を掴む前にどちらかが潰れ、最悪の場合共倒れ(・・・)。だから、あの霊力暴走の影響を受けて唯一別のアプローチ、干渉が可能な琴里が矢面に立つことは最良(・・)だ。

 

「……『私』は、都合がいい、か」

 

 好都合。厄介な狂三を押しとどめるだけでなく、雁字搦めにしてしまうことさえ可能かもしれない。心が弱っている狂三は、間違いなく琴里が足を踏み入れる心の領域を増やしている。その琴里がそう(・・)なれば、責任感と情の強い狂三は、今度こそ動けなくなる可能性(・・・)がある。

 それが最良。令音の目的を果たすため、士道を生かすために必要な道――――なら、令音の心はなぜこんなにもざわめいているのか。

 そのとき、扉が開いた。琴里が引き返してきたのかと思ったが、違う。

 

「……折紙、四糸乃」

 

 白髪と青髪の少女。彼に救われ――――彼と狂三を救わんとする少女たち。

 

「……お話、聞かせてください!」

『よしのんたちにも、教えてもらう権利はあると思うなー』

「村雨先生――――琴里は、あの二人に何をしようとしているの?」

 

 可能性は分岐する。

 

「……さて、何から話したものかな」

 

 ――――村雨令音は、ぽつりぽつりと語り始めた。

 それが『私』の意志であったのか、それとも違うもの、『村雨令音』の意志であったのか。

 

 最低最悪の欲望の前に――――その希望は儚くも、確かにそこにあったのかもしれない。

 

 

 






どっちが先に精神を壊すかのレースを突き進む地獄絵図。まあ、あれですよ……どんなものであれ一方通行のものは応急処置にしかなりませんから。

さて、さて。ここが分岐点。琴里がしようとしていることはどういうものなのか。やー、私はスレイヴの琴里を一度であっても士道くんに直接身を捧げる無謀な司令官として書いた覚えはありませんから。だって覚悟も決めずに人数増やしたら犠牲が増えて士道くんの心が壊れる方が早いですもん。ですので、士道くんには行きません。
狂三は士道に精霊を救った責任を果たせと言った。ですが、狂三自身には……?彼が戻ってくるのは、案外簡単なやり方かもしれませんねぇ。

感想、評価、リクエストなどなどお待ちしておりますー。次回で士道くんとくるみんの関係に変化が訪れるので、長いこと書けなかったスレイヴリクエストとかも消化できるようになりますね……それに伴ってリク増えたら終盤までネタ繋げられて美味しいと言える。まあ次次第ですね。

ではではまた次回〜


さあ――――もう一度、契約を始めましょう。
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