「琴里ー」
「んー? 何よ士道ー」
ソファーに寝っ転がって、ゴロゴロしながら雑誌を読む。空返事だが、黒リボンとはいえ家の中兄の前。休息時間と考えれば悪くない。
「今日、琴里とエッチがしたい」
「へぇ、そう…………………………へ?」
思考時間十秒。司令官としては遅すぎるくらいだろう。
うつ伏せになって読んでいた雑誌から目を離し、ギギギと錆びれた機械みたいに顔を後ろへ向ける――――いい笑顔をした、愛しのお兄様に向ける。
「し、士道。ごめんなさい、私としたことが聴き逃したみたい。もう一度言ってくれるかしら」
「おう、いいぞ。――――可愛い琴里とエッチがしたい。中学生のくせにエロいクビレと飴を舐めて鍛えたエロい口をした妹と、気持ちいいセックスがした――――」
「にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
顔を真っ赤にして叫びを上げる。もうほとんど言われていたので無駄な抵抗だとは思ったが、やらずにはいられなかった。
「な、ななななな何言ってるよの士道! この変態! シスコン! ハーレム淫獣高校生! 可愛いは嬉しい!!」
「最後の本音は壊れてるからか? ていうか、ハーレムに関しては〈ラタトスク〉の責任もあると思うんだがなぁ……」
思いつく限りの罵倒を繰り出したが、士道は構うことなく距離を詰めてくる。
「ちょ、ちょっと士道! やめなさい!!」
「なーにがやめろだよ。こんなエロい格好でケツ振って、誘ってたくせにさ」
士道の手が琴里の
「あっ!♡」
あからさまな声音。つい先日まで、琴里は自分がこんな
「お、いい声だ。やっぱ誘ってたんだな。スカート短くして、わざとパンツ見せびらかしてさ。我慢できないてないのバレバレだっての」
「そ、そんなわけないでしょ? 妹が好きすぎて、おめでたい頭してるんじゃないの?」
認めず、真っ赤になった貌を見せるまいと正面を向く。ただし、揉みしだかれたお尻は誘うように振ったままで。
矛盾している妹の姿に、士道は士道の思うがまま責め手を続けた。
「ああ、そうだ。俺は頭がおかしいからな――――大好きな妹の大事なところに、指だって入れちまえるんだ」
「え――――ひ、ひゃぁぁぁぁぁぁぁ……♡♡」
つぷ、とショーツを避けた士道の二本指が琴里の膣に挿入される。既に愛液で濡れ、あっさりと兄の指の侵入を許した。これでは侵入ではなく
上半身を反らせて快感に舌を突き出した琴里と、入れるだけに留まらず指を出し入れする士道。家の中で行われる、兄妹の狂った情事の光景。
「ゆ、ゆび、入ってる♡おにーちゃんのゆび、私の中で動いてる!♡♡」
「まだ狭くてキツいけど、素質は十分だな。ほら、軽イキしてみるか?」
グッと押し込まれた二本指が、膣の中で折り曲げられ貫くような刺激が与えられる。
「あ゛っ♡イッ、く……ぅ!♡♡」
ぷしゃっ――――ちょろろろろろ。
それだけで、琴里はあっさりと兄の手で迎える絶頂の一度目を経験した。
一瞬感じた凄まじい開放感。これが潮吹き。そのあとは、愛液をお漏らしみたいに流してスカートとソファーをびちょびょに濡らしていく。
せったく士道が綺麗にしてくれているものを汚してしまった。そう思っても、柔らかいソファーに頬を預け口を開き切って絶頂の余韻に浸る琴里にできることなどありはしなかった。
「はへっ♡はひっ♡し、しどぉ……♡」
「そんなに心配になって誘わなくても、最初はおまえだって決めてたよ。あんな健気に誘ってくれた妹なんだからな――――――愛してるぜ、琴里」
「う、うれし、あぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡」
耳元で愛を囁かれ、ビクビクッと身体が震えた。余韻の間に、もう一度イッてしまったのかもしれない。
遊びの指使いでイかされ、鼓膜を震わせる兄の声で軽イキをキメる。どうしようもなく、五河琴里は変態中学生になってしまっていた。
一度変えられてしまったら、もう戻れない。
「じゃあ、今日の夜、令音さんと一緒に来るんだ。……楽しもうな、琴里」
「ひゃ、ひゃい……♡♡」
――――――戻る必要なんてない。大好きな人たちと、愛しい兄に抱かれる。これ以上の幸せが、どこにあるというのだろう。
狂ってしまった理性が取り戻されることはなく、誇り高く人の上に立つ少女だった琴里は、一匹の雌奴隷になり愛されていった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ねぇ令音、いつこんなもの作ったのよ」
そういえば、と。琴里は権限を越えた精霊マンション地下エレベーター前で、相変わらずふらふらと倒れてしまいそうな自身の部下、令音の背に声をかけた。
「……さて、いつだったかな。本来どういう目的で用意したのかも、忘れてしまったよ」
「まさか、士道とヤルために直前で用意したとか?」
「……さあ?」
はぐらかして、やってきたエレベーターに乗り込む。琴里は釈然としない表情ながらも、習うように中へ乗り込んだ。
「令音は、さ。初めては……どうだったの?」
令音がボタンを押してエレベーターを動かす間、琴里は数分後を想像して頬を赤らめて問いかけた。
聞かずにはいられなかった。この瞬間まで、琴里の知る令音が殆どだったはずの彼女は、一体何を思っていたのだろうかと。
令音は丁寧に結い上げられたサイドテールを揺らし、素面で、しかしほんのりと頬を朱に染めながら返してくる。
「……怖かった。恥ずかしかった、かな」
「令音でも、そう思ったんだ」
「……思うさ。自分の身体が知らないものになる。それは、精霊だとしても恐怖してしかるべきものだろう――――――同時に、気持ちよかった」
「……うん」
それは、わかる。そう頷いた琴里に、令音が僅かに唇の端を上げて言葉を続けた。
「……大丈夫だ。彼は意地悪だけど、凄く優しいからね」
「うん、知ってるわ」
だから、怖いもの恥ずかしいのも、全部琴里は抱えていく。
そうして、地下へ辿り着いたエレベーターの扉が開いて――――――
「ウェルカムですぅ! 令音さん、そして琴里さーん!」
「――――ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
兄が待っていると思ったら――正確には美九の隣で笑っているのだが――美九が待っていた。部屋の真ん中で、ラフながらオシャレな服を着こなして待っていた。そして、悲鳴を上げた琴里を見て、わざとらしい涙目を披露して
「あーん。そんなに邪険にされると悲しいですぅ。琴里さん、私のことキライなんですかー?」
「ひっ♡そ、そんなわけないでしょ……っ!」
「じゃあ問題ないですねー! 私の胸に飛び込んできてくださーい!」
「絶対にイヤぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
離れた声だけでも脳髄が震えるような快感が駆け巡ったというのに、美九の手の中に落ちたら一貫の終わり。具体的には、琴里の倫理と矜恃とプライドと尊厳が死を迎え、天使の声もなしに美九に従わされる。美九の百合百合ハーレムの仲間入りを果たし、そのうち士道関係なしに抱かれてしまいそうだった。
そんな予感を覚えながら、琴里は慌ててエレベーターのボタンを連打する。悲しいかな、反応しなかった。
「なんで!? どうして反応しないのよ!」
「……ふむ。君にはまだ、権限を与えていないからね」
「なんのために!?」
「……美九を見て、君が逃げるだろうと考えた士道が、必死な琴里の姿を見たいと思ったから、かな」
「士道ォォォォォォォォォォォッ!!」
渾身の咆哮は、しかし士道が口を抑えて爆笑してしまう結果にしかならない。そこまでして琴里の恥を見たいのか。そんなに彼の黒歴史を暴いていたのが気に入らなかったのか。それは謝るから美九だけは許してほしい。
思考が入り乱れ、元の琴里が原型を留めなくなるほど慌てた琴里は、美九が迫る前に令音へ泣きついた。
「れ、令音! 助けて! 美九はダメなの!!」
「……琴里、落ち着きたまえ。美九のことは嫌いかい?」
「そうじゃないけど! そうじゃないけどそういう好きじゃないの! なかったはずなの!! けど、あの子の声を聴いてからおかしいのよ!! 意味が違っちゃうの!!」
「だーりんだーりん! あんな素直な琴里さん初めてみましたー! 私嬉しいですぅ!」
「いや、琴里本人も初めてだと思うぞ? 妹が百合っ子堕ちかぁ……好きな人が多いのは俺も同じだけど、兄妹揃って業が深いなぁ、俺たち」
とにかく令音に抱きつく。頭がおかしくなる。おかしくなっている。
親愛以上のモノはなかったはずだ。いや、もしかしたらどこかであったのか、
そこに好意があるのなら、取り返しのつかないくらいに好きになってしまうのだ。
「こわい……怖いの令音……っ!」
「……落ち着くんだ。それは、正しい感情だよ。君が美九を好きになったとして、士道への想いは変わらないだろう? 私たちの中では、それが好ましいことなんだ」
「そうですよー! 女の子が女の子を好きになることは何も間違ってませーん! だーりんが好きなら私を好きになっても問題ありませーん!」
「美九、話が拗れるから。大人しく令音さんに任せてくれ……」
正しいのだろうか。
「……ん」
「んんっ!?♡」
キスされる。また女同士で、それも尊敬と敬意を抱く令音の唇と合わせられて。
貌が近しい。美しく整ったその貌。目元を飾る隈さえ、今の琴里には綺麗に感じた。尊敬と敬意、憧れの感情が溶け合って、琴里のどこかに残されていた自身の無意識下の倫理が、消えていく。
「……ちゅ、んっ♡ちゅるっ♡……」
「ぁ……ふぁぁ♡れ、い、ね……ぇ♡♡」
唇を啄まれ、巧みに開けられた口元に舌を差し込まれ、絡め取られる。荒々しかった士道や淫靡で翻弄される美九のキスとはまた違う、穏やかで心が落ち着いていく口付け。しかし、身体は容赦なく火照る不可思議なキス。
令音もまた、二人とは異なる意味で百戦錬磨の女。されるがまま、身体を痙攣させて令音に全てを預けてしまう。そしたら、気持ちいいキスが続けられると知っているから。令音の海のように深い瞳に映る、ドロドロに溶けた琴里の貌が悦楽を見せつけるのがわかってしまうから。
「あぁぁ……た、たまりません。琴里さんと令音さんの熱いキス……こ、これを見られただけでお休みを取るために頑張ってきた甲斐がありましたぁ……」
「アイドルらしいこと言ってるはずなんだけどなぁ。じゃあ美九――――俺からのご褒美は、いらないんだな?」
「やぁん。だーりん意地悪ですぅ。そんなの――――ほしいに、決まってるじゃないですかぁ♡」
脳髄が、焼かれる。
「――――ッ゛♡♡」
「……んっ♡」
琴里に向けられた声ではないはずなのに、美九のトロトロに甘えた色香のある声を耳が拾い、意識が堕ちる寸前で令音の舌を自身の舌で絡み取り、事なきを得た。
「美九……ん」
「だーりん♡――――ちゅっ♡んんんっ♡♡」
キスしている。琴里が令音と舌を弄り合う視線の先で、士道と美九が口付けを交わした。互いの愛情を確かめ合い、深く深く唇を落とし、少年と少女に似つかわしくない淫靡な音を立てたキス。
――――羨ましい。
そうして、令音の唇が離れた。涎が伸びる卑猥な光景を気にも止めず、琴里は名残惜しさに甘い甘い声音を引き出す。
「れいねぇ♡もっとぉ……♡私、もっと令音とキスがしたいわ……♡」
「……ん。そうだね。でも今日は――――
小柄な体躯とはいえ、中学生を軽々と抱き上げ令音が歩く。令音のキスと美九の声、そして士道に抱かれる悦び。思考が快楽で鈍り、されるがままボーッと琴里は運ばれて行った。
「ふぁ……」
ベッドに寝かされ、夢見心地に四肢を投げ出す。虚空を眺めた琴里の眼前に、士道たちがひょっこと顔を覗かせた。
「おぉ、さすがは令音さん。すっかり琴里が蕩けてる……」
「うぅ、こんなになるまで羨ましいですぅ。令音さん、私にも愛情たっぷりのベーゼくださーい♡」
「……また後でね」
仲睦まじい会話が聞こえてくる。それから、琴里のジャケットが脱がされ、シャツのボタンが解かれ、令音が琴里のショーツを脱がして股を広げさせて――――――
「……なぁ!?」
「あ、起きた」
そりゃあ、親友が自分の股ぐらを開いて顔を突っ込もうとしていたら、幾ら放心状態でも意識が無理やり起こされるに決まっている。
頭の中で士道にツッコミを入れ、起き上がろうとする琴里。だが、士道と美九の二人がかりで抑え込まれた挙句、令音が太腿をしっかり掴んでいるため抵抗にならない。言葉だけが頼りで、琴里は叫びを上げた。
「な、何をしようとしているのかしら、令音!」
「……ん。士道のモノを受け入れるのは大変だからね。ほぐしておく必要があるんだ。私ですまないとは思うが、我慢してくれたまえ」
「いや違う意味で我慢できないっていうか、それ口じゃなくてもいいわよね!?」
「はーい琴里さん。どうどうー」
「そうだぞー。どうどうー」
「私は馬じゃにゃぁぁぁぁ……♡」
ビクッ、と身体が弛緩して儚い抵抗が終わる。士道と美九が左右の耳元で囁いて、涎を流しっぱなしにする口の開き方をしてしまう。琴里の意思ではどうにもならない。
そして、令音がゆっくりと琴里の幼い恥部に顔を近づけていき、口付けでもするかのように濡れ濡れになった入口を口に含んだ。
「……じゅるっ♡」
「ひゃあっ!♡れ、令音、駄目だってば――――んんんんっ!?♡♡」
吸いつかれた衝撃で言葉を発したのもつかの間、士道が琴里の唇に自身の唇を重ねて否定の意思を根こそぎ奪い去る。
令音の唇と舌が琴里の膣を弄り回す。ぺろぺろと陰唇を舐めまわし、愛液を吸い、露出したクリトリスに軽く歯を立てて刺激する。
「んぶっ♡ん゛んんっ゛!♡んんーっ!!♡♡」
しかも、同時にキスによる口淫というもう一つの責めを重ねられ、琴里は身体を跳ねさせ何とか拘束を解こうと必死になる。このままでは、恥部から絶頂による
「おとなしくー、なりましょうねー」
「あ゛っ♡」
バキンッ。そんな音が琴里の脳裏で放たれた。また何かが壊れる音。水を吸い出すような音と、舌と舌が絡み合う水音。加えて、美九が耳のさらに至近距離に口を置いて、長く伸ばした催淫音声を再生し始めた。
「琴里さんはきもちよくなーる♡とってもとってもきもちよくなーる♡」
「ん゛っ♡♡ん゛ん゛っ!!♡♡」
「だーりんにキスをされてー、令音さんにおまんこぺろぺろされてー、きもちよくなってるんですぅ♡♡」
「ぁ♡ん、ちゅ……♡ふ、ふぁ……っ♡♡」
殺人的な囁き声。
目があちこちに飛んで、愛おしい少年の貌で蹂躙される。一番気持ちのいい場所を令音にむしゃぶりつくされ、聴覚が全て美九によって染められてその一番気持ちのいい場所と同じくらいに気持ちよくなるよう変えられていく。
意識が、浮いていく。身体の下から、何かが迫ってくる。
「ぜーんぶ、受け入れてくださいー♡お腹の下からー、段々と気持ちいい感覚が上がってきてますよー♡ボーッと、ボーッと……うっとり、うっとり……ふわふわ、ふわふわ……琴里さんは、なーんにも考えなくていいんですー♡」
溶けていく。美九の声に従って、無防備に意識を白くしていく。何も考えられない。士道にキスされて、令音に恥部を舐め取られながら、
気持ちよさだけで染められて、そして、
「――――イッちゃえー♡」
何もない思考に、絶頂の感情だけが叩きつけられた。
「……んぶっ!?♡んぼっ♡♡んんんんんんんんんんんんんっ♡♡――――おほおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!♡♡♡♡」
――――ぶしゃ! ぶしゅっ! ぷしゃああああああああ!
全力の放水。人生二度目の潮吹きが、ホースの中から水を解き放ったような勢いで放たれ、令音の貌と髪と身体に降り掛かる。
全身を痙攣させ続け、離された唇から下品な嬌声が上がり、舌を突き出して目すらイかせて琴里は長い長い絶頂を受け止めた。
「…………美九。おまえ、すごいな」
「やーん。だーりんに褒められちゃいましたー♡」
そんな会話が聞こえた気がしたが、全身が上下に震え、支えられていなければベッドの上をのたうち回っていた琴里にそれを考える余裕はない。
「――――はぁーっ♡はーっ♡……あっ♡あっ♡あぁっ♡♡ま、まだ♡イッてりゅ……ぅ♡♡」
余韻の中で軽イキを繰り返し、ようやく言葉らしい言葉を発せられるようになった琴里は、その美しい面を愛液でびしょ濡れにしながら起き上がった令音へ謝罪の言葉を口にする。
「……ご、ごめんなさいれいねぇ♡わたしのでぐちゃぐちゃにしちゃったぁ……♡きたなくて、ごめんなさいぃ……♡♡」
「……ん、汚くないよ。――――私の親友のモノなんだからね」
「あっ♡うれしい……♡♡れーね、ありがとぉ……♡♡」
まだ美九の催淫声の効果があるのか、もはや衝動的に言葉が口から飛び出て、記憶が残っていれば生きていけるかさえ怪しい言葉を伝え続ける。
ぽたぽたと滴らせた愛液を令音が拭う、より前に令音の身体に士道が抱きついた。挙句、令音の貌に口をつけて愛液を舐め取る。
「これで令音さんに汚いところなんてないって言える俺の気持ち、少しはわかりましたか?」
「……んっ♡それとこれとは♡話が、別だよ……っ♡」
「あー! だーりんずるーい! 私も……ぺろっ♡」
「……こ、こら……っ♡♡」
士道と美九が令音の貌の愛液を舌で舐め取り、珍しく令音が恥ずかしげにモジモジと身体をくねらせている。……正直、それで一番恥ずかしいのは潮を吹き散らした琴里本人なのだけれど。
そういった羞恥的な思考もようやく復活したところで――――士道が、琴里の足の間に入り込む。
「お、おにーちゃん……♡」
「さて、これで準備は完了――――お待たせ、俺の可愛い琴里」
また、可愛いと言ってくれた。それも
琴里のお腹の上に聳え立つ士道の巨根が、その愛しい感覚を助長してくれる。
「うん!♡待っていたわ、士道♡♡」
「初めてだからな。辛かったらちゃんと言うんだぞ?」
「大丈夫♡まだ、全部はいられないかもしれないけど……♡」
お腹を摩って、琴里は自身の恥部へ指を置き、ぬちゃ、と粘液を広げて陰裂を開き切る。士道に作り変えられているとはいえ、まだ未成熟で士道のモノを受け止め切るには足りない。
しかし、琴里は迷わなかった。優しい兄に微笑みかけ、少女として愛しい人に全てを捧げる宣言をした。
「おにーちゃんのためにとっておいた琴里の処女まんこ捧げるから♡おにーちゃんのおっきなおちんぽちょうだい♡妹のハジメテ♡おにーちゃんが受け取ってください♡♡」
幸せだった。この瞬間を、琴里は待ち望んでいた。叶うことはないかもしれないと思っていた好意が、最高の幸福の中で報われる。
「琴里――――っ!!」
――――ずぷっ。
あまりに大きな肉棒が、琴里の膣を貫いた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!♡きたっ♡きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!♡♡」
歓喜と興奮のあまり、入れられただけでイッてしまった。幸せのあまり、はしたない絶叫を晒してしまった。
構わない。兄の前で、兄のちんぽを膣で受け入れて琴里は最上の幸せを感じていた。
「き、っつ……琴里のロリまんこ、キツすぎて気持ちいい……っ!!」
「あぁっ!♡おにーちゃんのおちんちんおっきいの♡私のおまんこ、おちんちん離したくないって締め付けちゃう!♡♡」
やはり、琴里の中は士道の肉棒を半分程度しか呑み込めていない。これから広げるために沢山努力して、調教してもらわなければ――――士道の腰振りを受け止めていた琴里の胸に、強烈な吸引が施される。
「うひぃっ!?♡♡」
「ふゅるいふぇふよー♡……ちゅぽっ♡私たちもー、仲間に入れてくださいー♡」
「……ちゅぅ♡ちゅぅぅぅぅ♡♡」
美九と令音。二人が、ブラを剥ぎ取って露出させた琴里の小ぶりな双丘のてっぺんに勃つ桜色の蕾に吸い付き、激しく吸引し始めていた。
「ち、ちくびっ!♡二人ともやめて♡私のおっぱい、ちっちゃいおっぱいはダメなの……っ♡♡」
兄の前で、よりにもよって最大級の胸部を備えた憧れの二人にこじんまりとしたコンプレックスの胸に吸い付かれる。
快感と羞恥に身悶えして二人の頭に手を乗せ――――その手を士道に握られた。
「あ……っ♡」
「なんだ、気にしてるのか? 俺は琴里のおっぱい好きだぜ。どうしても気になるなら、たまには〈
「ほ、ほんと?」
「ホントだ。どんな琴里でも好きだけど、そのままの琴里だってもちろん可愛い。じゃなきゃ、俺のモノが琴里のキツまんこ無理やり拡げようとしてねぇよ」
琴里の貧相な身体にも魅力を感じているから、コツコツと子宮を突く肉棒も興奮している。暗にそう言われた琴里は、目を輝かせて士道の手を握り返した。
「う、うれしい……っ!♡おにーちゃん大好き!♡だいすきだいすきだいすき――――あひぃっっっ!♡♡」
「ちゅーっ♡ちゅーっ♡」
「……ちゅぅ♡ちゅる♡ぢゅぅぅぅぅ♡」
話が纏まった途端、二人が再び琴里の乳首を強く吸い上げ始める。規則性が違う口淫に加えて、子宮を突く速度が加速していく士道の肉棒。
何度も何度もイキ続けた果てに、琴里は遂に望みの言葉を聞いた。
「っ……琴里、限界だ! 妹のロリまんこに、兄貴のザーメンぶち込むぞ!」
「……!♡もちろんよおにーちゃん!♡琴里の子宮に精液ちょうだい♡妹のロリまんこ、おにーちゃんのザーメンで満たして孕ませて!♡♡」
一際大きなピストンに合わせて、美九と令音が乳首を吸い付くさんばかりに吸引する。
瞬間、
「
――――どぷっ。どぷどぷどぷっ。どぼっ!
「あーっ!♡でてるっ♡おにーちゃんのザーメン子宮の中にどぷどぷでてるのっ!♡乳首二人に吸われながら、私もイッてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!♡♡♡♡」
激しい射精に合わせ、琴里の身体が再び激しすぎる痙攣を起こす。子宮が士道の白濁を受け止めてお腹をぽっこりと膨れさせ、あっという間に入り切らなくなった白濁がドロドロと琴里の膣から逆流していく。
真っ赤になった乳首がヒリヒリして、膨れたお腹がおかしな快楽を運んでくる。余韻に浸る間もなく士道が唇を押し付けてキスをしてきた。
「ん……ちゅ、ちゅる……」
「んっ♡あっ♡ちゅ♡しろぉ♡」
幸せの絶頂を更新し続け、それでもまだ頂点ではない。
「ふふっ♡二人だけで、焼けちゃいますぅ♡――――ちゅるっ♡♡」
「……んっ♡ちゅぱっ♡♡」
美九と令音が合わせたように顔を近づけながら舌を出し、士道が引っ張り出した琴里の舌と絡ませてくる。
「ん……あいひてる……ちゅ……」
「わたひも、
「うれひーでひゅ♡ちゅ……わたひも、んんっ♡♡」
「……これは、少し無理があ――――んんっ!♡♡」
四人で唾液を絡ませ合い、誰彼構わずキスをする。
めちゃくちゃな光景。倫理と常識の欠片がない。
「――――しあ、わせぇ♡」
琴里はその関係が、絶頂してしまうほど幸せだと思った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「何よあれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
翌朝。リビングのテーブルで突っ伏して頭を抱える琴里の姿があった。手前の席には、自前の湯飲みでのんびり茶をしばいている令音の姿もある。
ちなみに、士道は欲望を吐き出しきって休息中。美九は至福の顔で同衾していたりする。なぜ知っているのかと言えば、ほんの半刻前まで琴里も共に寝ていたからだ。美九と士道にサンドイッチされて、だらしなーい顔で起床したことは記憶に新しい。
「何あれ何あれ何あれ! あ、あんな予定じゃなかったのに……! あ、あんなの私の意思じゃ……っ、ぅ……」
「……大丈夫かい? あまり暴れると、子宮の中に溜め込んだ精液が零れてくるよ」
「何よその理不尽な仕組み!?」
「……そういうモノだ。諦めた方がいい。オムツは使うかい?」
「使うわけないでしょ!!」
むしろ、なぜテーブルの上に備えられているのかとツッコミを入れようとし、腹の下に溜まる腹痛とは異なる感覚に手で摩って耐える。何がおかしいかといえば、苦痛ではなく
すると、眠たげな瞳を寝起きでさらに眠たげにしたような令音が、何気なしに会話を始めた。
「……恐らくだが、君だけは特に士道と近しい暴走を引き継いでいるんだろう」
「は?」
会話、というよりは琴里の疑問に答えるべき
「……五年よりも前から家族として接し、〈
「つ、つまり?」
「……士道と同じ、小さな欲望を大きく変化させてしまう特性を引き継いでいる可能性が高い。――――彼と違い、君は
言い切って、他人事のようにお茶を啜る。美人がやると絵になるわねー、という現実逃避は次の瞬間に消し飛んだ。
つまり琴里は、肉体と思考が快楽に染められ、士道のモノに変えられていくことに加えて、自身に芽生えた欲求を肥大化させられるデタラメな二重苦を背負っているということになる。
「な、何よそれぇ!? そんな後付けみたいな設定今言われても困るわよ! だ、大体、私が女の子を大好きになって美九の声でイクような性癖で、挙句の果てに受け手に回るドMの変態願望持ちだって言うわけ!?」
「……そこまでは言わないし、そうは言っていないが……もしかすると、常に
「神無月ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
――――ありがとうございます!!
想像の中で人体の急所を片っ端から撃ち抜いたというのに、どこからか感謝の声が聞こえた気がした。間違いなく、あの
「……まあ、司令官としての強気な君もいるだろう。どちらが強くなるかは状況次第だが、基本的に強気な君は
気のない声援だけが、琴里の味方だった。
いっそ、ドMに堕ちた方が楽なのに、こうして琴里本来の気質がそれを許してはくれない。加えて美九の声を聞いただけで快感に震え、責められることに喜びを感じる。それを抑えるだけの反対の欲望の肥大化は、状況次第だとはいうが現状はほぼ絶望的だろう。
こうして中学生司令官兼精霊兼士道の雌奴隷、加えて美九ハーレムどころか美九待望の専用添い寝女の子候補筆頭の五河琴里は、
「――――何をどう頑張ればいいのよぉ!!」
最愛の兄と結ばれた変わりに、凄まじく業の深い己と戦うことを決定づけられたのだった。
「……んぅー……だーりん、だいすきぃ……みなさん、だいすきぃ……琴里さぁん、美九お姉様ってよんでくださぁい……」
「ん……おれも、みんなが……すき、だ……んんー……」
琴里の設定は後付けですが実は狂三スレイヴから先行登場したものです。私の書く琴里は割と士道くんに近しくなることが多い。
ホントは令音さんにフォローされながら甘く激しい初体験だったはずなのに犠牲に……一体誰の仕業なんだ。許せねぇよなぁ!?
まあここで散り散りになった要素はこの後の回に託されました。頑張れ琴里、負けるな琴里。ノンケドS中学生の地位を守り切るんだぞ!君のおにーちゃんはきっと楽しく見守っている!!
くるみん分身の言葉責めとか美九の甘声は私自身は催眠音声全く知らんので手探りです。このキャラならこういう、こう言ったらエロいとかそんなレベルです。いやだって美九の囁きとか明らかに破壊兵器でしょ。この子は女の子同士の絡みでは令音さんと並ぶティア1です。ほぼ無敵。
そして書いていて思うのが百合要素は趣味とはいえ入れてよかったなと。バリエーションが豊富だし士道一辺倒を防げる。事実上デアラキャラで縛りなしなのでやりたい放題。
感想、評価、リクエストなどなどお待ちしておりますー。毎日更新の鍵となりますので。昨日の最高傑作くるみんでも思いましたけどやはり細かく描写があるとブラッシュアップする時楽な上にエロくて楽しい。皆さんのデアラキャラへの欲望を小説にするのがもう最高ですね。
ここで改めて言わせていただきますと、私は私に書けるものしか書かない、書けないを心情としています。ですので、こういうのを書いて欲しい!と具体的に言ってもらえれば対応できますが、これは書かないで欲しい、というお声は心苦しいですが聞けません。それでいただいている評価が減ってしまうかもしれないのはモチベに関わりますが、それでも譲れないものはあります。どうか、ご容赦ください。好みの回が欲しいとあらばリクエストさえあれば書くことができるかもしれません。もちろん、私の守備範囲であれば、ですが。
ではではまた次回〜。
次回は八舞姉妹編。姉妹セックスからふたなりまで、たっぷり性癖大合体でお送りいたします。自分でも盛りすぎて笑いました。性癖盛りエロは正義。