※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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ラスト付近にふたなり要素あります。1回解禁するともうとめどないですね。

ところでTwitterで話していて夜の二亜ちゃんランドとかいう夢しかないネタをいただいたのですが、どういう要素がありますかねぇ。エロトラ系?に入るのかな。壁ディルドとか触手とか地面下半身埋めとか。ふたなり化からオナホに突っ込んで鍵開けとか。壁尻は好きだからくるみんに使いたい(正直)ので被ってもいいなら。みんなが見たい、知ってるエロトラネタがほしいですね。これ書くと絶対1話じゃ収まらんけど。





3話(耶倶矢、夕弦)

「くくく、よくぞ我の城へ馳せ参じた! 我が信徒よ!!」

「いやここ俺の家だし。てか眷属からグレードダウンしてねぇか……?」

 

 ツッコミながら、とりあえずお茶を出してやった。

 

「熱いから気をつけろよ?」

「ふっ、地獄の業火すら我を滅するには足りん……あっついし!?」

「熱いって言っただろ!?」

 

 耶倶矢へツッコミながら、零れた熱めのお茶を濡れ雑巾で拭いてやる。何とも、話を聞かない女の子だ。

 本日の来客、八舞耶倶矢。八舞姉妹、と登録上は姉妹扱いされている彼女たち。元は一人の精霊だったのだが、色々あって二人になり紆余曲折あり揃って霊力を封印されることになった。今ではすっかり仲良しというか仲が良すぎる(・・・・・・)姉妹だ。

 今日は耶倶矢が士道の家を訪ねてきた。まあ、訪ねてくること自体は珍しくない。正確には、普段たまり場になっている五河家に、改まって訪ねてきたというのが正しいか。

 

「……こう考えると、別に耶倶矢の家ってのも間違いじゃないのか」

「は!? 急に何言ってんの!?」

「いやさっきの発言さ。あんな秘密共有してる仲なんだから、家くらいなぁ……」

「常識人の士道が常識失ってどうすんのよ!」

 

 常識人はデレさせた精霊全員と身体の関係を持とう、などという倫理と道徳から180度ぶっ飛んだ選択を選ばないと思うのだが。

 いつもの厨二びょ……かっこいよさを意識した口調を崩してまでツッコミを入れてくれた耶倶矢に、相変わらず正気であって正気ではない士道が苦笑しながら言葉を返す。

 

「悪い悪い。で、今日はどうした、改まって」

「あ、うん。ちょっと、相談があってさ……」

 

 面談のようにテーブルの向かいに座り、心がけているはずのポーズすら鳴りを潜めさせ、縮こまりながら顔を俯かせる耶倶矢。

 妙にしおらしくテーブル下に隠れたスカートに両手を置いて、言いづらそうにカールを巻いた特徴的な髪先を揺らしている。余程相談しづらく、それでも士道に相談したい内容と一目でわかるものだった。

 

「ん、言ってみろよ。力になれるかもしれないし、俺と耶倶矢の仲じゃないか」

「う、うん。ありがと……そ、そのさ、夕弦とのこと、なんだけど……」

「夕弦のこと?」

 

 八舞姉妹の自称姉(ちなみにどちらも自称している)八舞夕弦。自身の心境をまず一言目に置く特徴的な口調が記憶に残る少女。

 勝負好きの彼女たちは、何かにつけて勝負事を楽しんでいる仲であり、マンション内での部屋も同じ。隠し事らしい隠し事はない、と士道が安心して見ていられる子たちだ。

 その片割れが、単独で士道に相談しに来ている。訝しむ士道に、耶倶矢が頬をほんのりと赤くしながら声を発した。

 

「う、うん。こ、この前のあれ(・・)で、ちょっと色々あったんだよね。それで、何を話せばいいかわかんなくなっちゃって……同じ部屋に住んでるのに、会話が続かないし目も合わせられなくなっちゃってて……」

「この前……ああ、耶倶矢と夕弦が恥部擦り付けあって、大層気持ちよさそうにしてたあれか。うん、最高の記録だったな!」

「は――――――はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ダン! とお茶を入れた湯飲みが倒れそうになるくらいの勢いで、両手をテーブルに叩き付ける耶倶矢。おっと、などと呑気に湯飲みを支える士道に、耶倶矢が耳まで真っ赤にしながら叫びを上げた。

 

「な、ななななんで知ってるし!?」

「いや、俺が壁を消した時にもまだヤってたじゃねぇか。ま、それより前の分は記録してた映像で見せてもらったけどな」

「そっちは初耳なんだけど!!」

「令音さんにしか言ってないからな」

 

 仕込みに折紙辺りは気づいていただろうけれど、彼女は喜んで士道の味方をしてくれることだろう。

 

「ふ、ふふふふふざけないでよっ! そんなの早くこの世から消し去るべき!! 今すぐに!! 風のように!!」

「やだ」

「私の知ってる士道をどこへやったのよ!」

 

 今さらすぎるが、敢えて言うなれば。

 

「君の知っている五河士道は死んだ。彼の生きた証を覚えていてほしい」

「それカッコつけてるし!」

 

 さすがにノリがいい。士道の過去の過ちを現在進行形で纏い、我が道を往く颶風の御子なだけはある。黒歴史以上に危険なものを現在進行形で抱えている士道が言ったところで、なのだけれど。

 ニィっと耶倶矢との会話を楽しみながら、士道は軽快に言葉を返していく。

 

「まあ、それはいいだろ」

「よくないし!」

 

 往生際が悪いというか。なおも叫び続ける耶倶矢に士道は呆れ顔でため息を吐いた。

 

「諦めろよ。おまえらがあの選択をして、(理性)が耶倶矢たちを好きな時点で、おまえらのお宝映像を手に入れたら何しても消したりしねぇよ」

「す、好きぃ!?」

 

 理性と本能。どちらも本質的に五河士道だ。令音との関係を乗り越え、決意した精霊たちの考えを汲んだ士道は、嘘偽りなく自分をさらけ出している。……さすがに士道(理性)が止めようとするプレイは相変わらず多発しているのだが、止められるはずがないのは士道の経験則で決まりきっていた。

 しかし、椅子を仰々しく後ろを押してしまうくらいに驚いた耶倶矢に、士道は怪訝な顔をして声を発した。

 

「んだよ、悪いか?」

「わ、悪くないけど……す、好きなの、私のこと……?」

「嫌いになる理由が見当たらないだろ。明るく元気でスポーツ万能。みんなに可愛がられて、でもカッコよくて、実は自制心が強くて、そして夕弦が大好きな耶倶矢が俺は好きだ。愛してる」

「あ、あい……愛して……あわ、あわわわわ……」

 

 許容量を超えた好意に、遂に目を回し始めた耶倶矢。恐らく不意でなければこうはならないのだろうが、その不意を突いて今日は虐めすぎたらしいと、士道はフッと笑いながら続ける。

 

「さて、揶揄うのはこのくらいにしておくか」

「! そ、そうよね! 今のは冗談よね!」

「ん、全部本気だぞ」

「……きゅう」

 

 羞恥心に耐えかねた耶倶矢が椅子にフラフラと着地する。顔を真っ赤にして手でそれを覆っている様は、夕弦がよく耶倶矢を揶揄う理由がよく理解できる光景だった。

 

「兎にも角にも、夕弦と顔を合わせ辛い。それを何とかしたいんだな?」

「……! そ、そういうこと! そのために我に力を貸せ、我が眷属よ!」

「思い出したかのように口調が戻ったな……」

 

 そして眷属に戻っている。まあいいか、と士道は肘掛を使い握り拳で頬杖を突いて――あまり士道が人前でしない仕草に耶倶矢が首を傾げている――言葉を返した。

 

「在り来りな言い方になるけど、夕弦と仲直りしたいってことだろ。なら、話は簡単だな」

「ほ、本当!? ――――さすがは我が眷属。疾く我にその方を授けよ!」

 

 一瞬、素面でパァっと表情を明るくする耶倶矢。単純な仲違いでない分、耶倶矢としても夕弦と話が上手くできないのは寂しいのだろう。

 だから士道は、とっておき(・・・・・)の方法を満面の笑みで授けてあげた。

 

「それはな耶倶矢――――この前のことが恥ずかしくなくなるくらい、もっと二人が仲良く(・・・)なればいいんだ」

「…………え?」

 

 明るく綺麗な耶倶矢の表情が凍り付く。いやはや、こう言ってはなんだがどれだけ士道のことを信用しているのか。士道は今、士道のことを欠片も信用していない(・・・・・・・・・・)というのに。

 

「……あのさ、俺の様子がおかしいって気づいてたなら、簡単に悟れたと思うんだがなぁ」

「な、なに……士道、どうしちゃったの……?」

「どうしたもこうしたも――――なあ、耶倶矢。可愛い可愛い俺の(・・)耶倶矢ちゃん。今の俺は、どっちだと思う(・・・・・・・)?」

「――――――!!」

 

 遅すぎる察しで、耶倶矢が目を見開く。ああ、本当に遅すぎる。神速の八舞に相応しくない鈍さだ。初めから(・・・・)、士道はおかしくて仕方がなかった。

 

「っ!」

 

 それでも行動は速かった。思考より先に、未知のものへの恐怖が勝ったのだろう。脱兎の如くリビングの扉へ飛びつく耶倶矢。それを椅子に座ったまま見送り――――〝声〟を一つ。

 

【かーぐや】

「……へっ♡」

 

 それだけで、耶倶矢は甘美の吐息を零して動きを止めた。ふむ、と〝声〟の調子を確かめながら士道は続ける。

 

【やっぱり美九みたいにはならないんだよなぁ。俺のは無理矢理っていうか、単なる支配権強奪っていうか……俺が下手なのと、精霊が抵抗力が高いからか? 今度美九にレクチャーしてもらうか】

「え……あ……あぁ……」

【ん……こっちにおいで、耶倶矢】

 

 甘い、あまーい囁き。普段の士道が聞いたら、そのらしくなさに卒倒しかねないものだが、耶倶矢にはよく効果があるらしく、軽快な足取りで士道が引いた椅子の手前に立つ。

 

「な、なんで、いつから……っ!?」

「いつからって……最初から(・・・・)。玄関でチャイムを鳴らしながら、不安そうな顔でソワソワしてる耶倶矢を見た瞬間から、かな」

 

 実に庇護欲を誘われる光景だった。同時に、支配欲(・・・)を擽られる光景でもあったのが耶倶矢の不幸(幸運)だったと言えよう。

 とりあえず奪い取ったのは身体の支配権だが、表情筋は彼女のために残しているため、耶倶矢は信じられないといった顔で目を丸々と見開いた。

 

「そ、そんな……どうしてよ!? 私は士道に何もアピールなんてしてないのに……」

「決まってるだろ――――俺が耶倶矢を好きだから。それ以外に、理由がいるか?」

 

 必要ないだろう、そんなもの。

 立ち上がって、見下ろした耶倶矢の肢体にそっと手を這わせる。しなやかなれど、あれほどの身体能力と対比した華奢な肢体。

 

「わ、私なんか、夕弦に比べて胸小さいし、貧相だし……従順じゃないし……」

「おまえもかよ。大体、夕弦も従順かって言われるとなぁ……」

 

 ここに来て魅力がないアピールはらしくなく、士道は半目になって呆れてしまう。

 確かに夕弦は無口目で素直ではあるが、従順ではない気がした。折紙を『マスター』と呼んで師と崇めている辺り、夕弦は攻めっ気の方がイメージとして強い。

 双子としての体躯の差に関しては、全く問題ならない。士道は耶倶矢の服の下に手を差し込み、優しくも淫らな手つきで彼女の胸を揉む。

 

「ひゃわっ!?♡」

「耶倶矢の体は貧相じゃなくてスレンダーって言うんだよ。世の中の女の子に喧嘩売る気か、おまえは」

 

 ほっそりとして贅肉がない肢体は、ただ指を這わせるだけでもその素晴らしさがわかる。小ぶりな胸の揉み心地がよく、ブラの下に手を差し込み士道が思わず夢中になってしまう夢の感触があった。

 

「ちょっ、や……♡手つき、いやらしいってばぁ……♡」

【俺の前で無防備な耶倶矢が悪い。ほら、口を開いて舌を出して】

「な、そんなのはずかし――――んあっ♡♡」

 

 一瞬羞恥で抗う素振りを見せるも、〈破軍歌姫(ガブリエル)〉の〝声〟は鼓膜を震わせ耶倶矢の脳髄を刺激し、強制的に指定された行動を取る。

 桜色の唇を開き、覗かせた舌をベロッと出す。端整な顔を羞恥で真っ赤にしながら、大きくベロを出したまま唾液を滴らせる対照的な絵。士道が舌を指で掴めば、ぴちゃぴちゃと新鮮な涎が指に纒わり付くようだった。

 

「ひゃめ♡ひゃめてよひどう♡♡……ひぅ♡」

「うわ、舌触ってるだけなのにえっろ……」

 

 子供みたいな感想だが、文字通り舌足らずな口調で、舌を刺激され目を閉じて嬌声を零す耶倶矢の姿は淫靡で実に素晴らしい。

 我慢などできるものか。士道は耶倶矢の舌目掛けて動き、自身の舌を絡ませるとそのまま耶倶矢の唇を奪い取る。

 

「ん!?♡……んん、んあっ♡♡ちゅ……ん、ふ♡♡んぐ……♡」

 

 唇と唇を合わせ、溶け合うほどに深く浸ける。舌を絡め取り、二人の唾液を耶倶矢の喉奥に押し込み嚥下させる。

 唾液を飲み込みゴクリと喉を鳴らしながら、しかし初めの命令を守った耶倶矢は、痙攣しながらも腕をだらんと垂らして段々と蕩けてきた瞳で士道を見やるのみ。

 従えている。純粋に従順な女や、抵抗する女も好きだが、こうして無理やり従えた歪なものもまた堪らない。

 ――――要するに、彼女たちとのプレイであれば何だって士道は大好きなのだ。

 

「ぷは……っ♡」

「……ん。それじゃあ耶倶矢……夕弦と、仲直り――――いや、もっと仲良く(・・・・・・)なりに行こうか」

「う、ん♡」

 

 いつになく従順に、期待を込めた目で頷く耶倶矢。

 今日もまた、冒涜と背徳の宴が幕を開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「甘、美。ちゅるっ♡ちゅぱ……ん、ちゅ♡」

「……ちゅ♡ん♡……ふ、ぁ♡」

 

 エレベーターが開かれた先に、グラマラスボディな二人の百合天国が広がっていました。

 

「な、なななっ!?」

「おぉ……」

 

 驚く耶倶矢と、感動的な光景に感嘆の吐息を零す士道。士道に至っては、かなり手遅れだという自覚があるが、仕方ないと割り切った。好きなものは好き、否定できない。振り切った士道の新たな信念だった。

 

「な――――何してんのよ、夕弦!」

「ぷはっ♡……応答。令音とキスをしていました」

「なんでそんなに冷静なんだってばぁぁぁぁぁぁ!」

 

 もはや耶倶矢はキャラ付けも何もあったもんじゃないな、と士道は頬をかいて苦笑する。

 まあ、夕弦が令音と抱き合いながらキスをして、唇に淫靡な糸を引きながら対応してきたら、耶倶矢であれば仕方がないかもしれない。

 

「夕弦がなんで――――士道!?」

「俺に振るなよ、偶然なんだから。ねぇ、令音さん」

「……ああ。君からの連絡がなければ、純粋に夕弦の相談を聞いてあげられたのだが」

「え……ゆ、夕弦も?」

 

 目を丸くした耶倶矢は事態の経緯を察したようだ。つまるところ、考えることは同じだったのだろう。耶倶矢は士道に、夕弦は令音に。それぞれ相談できるに足る信用があった人間に、問題解決の策を求めたのだ。

 もっとも士道は言わずもがな、令音も今は士道の願いを聞き入れてくれる誰より従順な恋人。連絡一つで躊躇いなく夕弦を篭絡してくれたようだ。

 とはいえ、と士道は理性部分で苦笑を見せてしまう。

 

「けど令音さん……俺、夕弦をキス責めして連れてきてください、とは言ってませんよね……?」

「……知っての通り、説明下手でね。口では説得できそうになかったんだ」

「その体のいい言い訳、もしかして気に入ってませんか!?」

 

 令音ほどのやり手であれば、他にやりようはあったはずなのだが。こちらも夕弦とのキスで艶やかに濡れた唇で平然と言い訳を挟んでくる。

 どこが口下手なのやら。……ある意味で、()は上手いともいうけれど。

 

「了承。夕弦は構いません。なかなか、得難い体験をさせていただきました」

「……まあ、夕弦がいいなら俺もいいけどさ」

 

 士道に文句はない。それどころか、恐ろしく良い光景を見せてもらえたことに手を合わせて感謝をしたいくらいだ。

 

「う、うぅ……夕弦が令音に取られちゃったぁ……」

 

 が、若干一名情緒が不安定になっている子もいる。士道の隣で両手と膝を突いた耶倶矢だ。普段の勝気さは鳴りを潜め、メソメソと涙している。

 はぁ、と頭を抱え、いい加減立ち直らせて耶倶矢と夕弦らしいところを取り戻させるか、なんて考えながら耶倶矢の身体を片手で持ち上げる。

 

「んなぁ!?」

「ほれ、行くぞ。仲直りしに来たんだろ」

「おーろーせー! あんっ♡さ、さりげなくおっぱい触らないでよ!」

「やだ」

「士道だってそれ気に入ってるじゃん!」

 

 このスレンダーで素晴らしいボディを抱えて、何もするなという拷問を士道は受ける気などサラサラない。

 たっぷりと耶倶矢の肢体にセクハラしてから、士道はベッドの上で待つ夕弦へ向かって耶倶矢を投げ込んだ。

 

「よし、パース」

「きゃぁぁぁっ!?」

「捕球。耶倶矢!」

 

 ポスン、ぽよん。なんてベッドの反発なのか二人の身体の柔らかさの音なのか定かではない音を響かせ、耶倶矢と夕弦がベッドの上で抱き合う体勢になる。

 

「ゆ、夕弦……」

「赤面。耶倶矢……」

 

 同じ貌を眺め、互いの好意に頬を染める。だが、そこからが焦れったい。手こそ握り、眼前で見つめ合うものの、その一歩先が遠い。お膳立てしたとはいえ、ここに来て正常な壁が立ちはだかる。元から距離が近いが故に、そこを壊してしまうとどうなるか知っているからこその躊躇い。

 ――――その躊躇いを、士道は醜悪な笑いと〝声〟で消滅させる。

 

【躊躇うことないだろ、二人はお互いが好きなんだから】

 

 ビクッ、と耶倶矢と夕弦の身体が跳ね上がる。正確には、その脳が震えて思考が揺れているのだろう。

 

【何も迷うことはないさ。好きって気持ちをそのまま、互いにぶつければいい。好きな人が求め合うのは、当たり前(・・・・)のことなんだからさ】

「あたり、まえ……?」

「酩、酊。……あたり、まえ……」

 

 耶倶矢と夕弦、二人が互いを見る目に熱が籠っていく。だがあくまで、士道は引き出しているに過ぎない。高まらせている、と言ってもいい。

 

「私は、夕弦が好き……大好き♡」

「興奮。耶倶矢のことが、愛おしい……夕弦は、耶倶矢のことが好きなのです♡」

 

 その熱が極限まで膨れ上がった瞬間、二人のこれまでの常識は消え去り、同じ顔立ちの少女たちは互いの愛おしい唇をタガを外してむしゃぶりつくす。

 

「ん、ふぁ♡ゆづる♡ゆづるぅ……♡」

「敬……慕。ちゅ♡かぐや、大好き……♡♡」

 

 見せびらかすように舌を絡ませ、ついには服まで乱雑に脱ぎ散らかし始めた恋人姉妹。ついに禁断の扉を開いた当の士道は、心の底から楽しげに笑う。

 

「……酷いことをするね」

 

 と、ベッドからはなれて士道の隣に来た令音が、本当にそう思っているのか怪しい眠たげな瞳のまま声をかけてくる。

 

「そうですか? 俺は二人の気持ちから余計なもの(・・・・・)を取り払っただけですよ」

「……確かに、今の私たちに倫理や常識は余計なもの、か」

「でしょう。それに……こういうのに葛藤する様は、琴里で楽しむことにしているので」

「……訂正しよう。鬼畜だね、士道」

 

 辛辣な言葉の裏には、フッと仄かな笑みを浮かべた令音の唇が見える。堕ちた彼女だからこそ、士道の欲望を誰より肯定する。口ではどう告げようと、令音が士道の思想を否定することはありえない。

 もっとも、士道(理性)は複雑な葛藤だと自身の存分に(・・・)イキリ勃った一部を見て思ってしまうのだが。

 

「けど、自分のことを好きな子たちが仲良く(・・・)してるのを見て、ここまで興奮するのは我ながらどうなんですかね……」

「……それこそ、余計なもの(・・・・・)を取り払っているんじゃあないかな。根本には、君の欲望があることを忘れてはならないよ」

「相変わらず、過大解釈が過ぎるでしょ……」

 

 令音にした加虐的な欲望よりは、よっぽと士道(理性)が考えていそうな欲望ではあるのだけれど。

 要するに、精霊たちが仲良くしている光景を微笑ましく思う感情から、倫理と道徳を取り払って性的な好意を肥大化させた。それが士道が少女同士の絡みに酷い興奮を抱いている正体であり、一度覚えたからには後戻り出来ない背徳の感情だった。

 背徳で冒涜的、普通ならば実現せず許されない光景。だが、士道はそれを叶えられる術を持ってしまっていた。

 

「……ふふっ♡」

 

 村雨令音のような極上の美女に、淫靡な貌を与えてしまったのが何よりの証明。

 士道の前に跪き、ズボンのベルトを外して下着ごと取り去る。令音の前に、貌を優に影で覆ってしまえるほどの肉棒がさらけ出された。

 

「……あぁ♡良い臭い……♡♡すぅー♡はぁーっ♡」

 

 すっかり士道の虜である令音は、強烈な雄臭まで味わい尽くすように、はしたなく鼻息を吸い込み起伏の薄さに恍惚としたものを加える。相変わらず敏感な鼻腔から士道の臭いを感じ取り、身体を幾度か震わせて軽イキを繰り返している。

 貌全体に雄の棒を擦り付け、しっかりと堪能したところで令音が舌を伸ばし、お待ちかねの御奉仕へと差しかかろうという瞬間――――――

 

「待って……♡」

「制止。それは夕弦たちに、ヤらせてください♡」

 

 耶倶矢と夕弦が四つん這いになってベッドから降り、士道に向かって這ってくる。全身を弄り合ったのか、姉妹揃って股間部から愛液が滴り落ちる卑猥な絵面だ。

 一瞬、迷う。だが、今日は耶倶矢と夕弦の仲直り以外にも、士道が彼女たちを味わうという目的があり……気まずく、士道は目線を落とす。

 

「令音さん……」

「………………わかった」

 

 さすがに従順とはいえ、珍しいくらいの葛藤を差し込みながら令音が身を引く。申し訳なく片手で謝罪の意を込めながら声をかけた。

 

「ごめんなさい。……あとで、たっぷり埋め合わせしますから」

「……ん、約束だよ♡」

 

 淫猥な微笑みで、そっと士道たちの邪魔にならない位置に座り込む令音。本当に、すっかり士道からの快感に染められてしまったその様に、今度は深い満足感を得る。

 そして、入れ替わりで耶倶矢と夕弦が士道の肉棒を挟み込むようにその身を踊らせる。

 

「わ……♡遠目では見てたけど、こんなにえっぐいんだ、士道のおちんちん♡」

「感激♡素晴らしい造形のおちんぽ♡さすがは士道です♡」

 

 ……まさか、生きている間に自身の陰部を褒め称えられる日が来るとは考えたこともなく、士道は気恥しい気持ちになって得も言えぬ表情を赤く染める。

 それに気を良くし、あるいは調子を取り戻したのか、耶倶矢が気を強く、夕弦が優美に微笑みながら合図を送った。

 

「ふふん♡我ら八舞の性技、とくと味わってゆくがいい♡」

「奉仕♡夕弦たちが、士道を快楽の果てに連れて行ってあげましょう♡」

 

 そして、我慢汁で濡れた亀頭に左右から愛のこもった口付けを見舞う。

 

『ちゅ♡』

「あ……ッ!」

 

 肉棒から脳へ快感が駆け巡る。技術とか、そういうものではない。二人が己の陰部に口付けをした、という事実そのものが得難い快楽をもたらし、士道を戦慄させる。

 

「ん……あふ♡ぺろっ……♡おちんちん、おいしい♡」

「甘、美♡固く太く、逞しい……♡夕弦たちの指が、こんなにも小さく見えます♡」

 

 かつて、異なる暴走が引き起こされた時の淡い記憶が蘇る。あのとき、耶倶矢と夕弦はソフトクリームを隔てお互いの舌を這わせていだが、今はそこに士道の肉棒が挟まれている。

 華奢な指と淫靡な舌。まだ技術は拙く、令音には遠く及ばない。だが、初めだからこそそれがいい(・・・・・)

 

「ぐ……っ」

「あ♡ビクビクってしてる……♡」

「期待♡もうすぐです、耶倶矢♡」

 

 士道の呻きに果てが近いことを察知し、二人が風のようにスパートをかける。拙い指を合わせ技で補い、舌を這わせて肉棒にこそばゆく愛らしい刺激を与えていく。

 初めての姉妹に翻弄され、士道はついに我慢の限界を迎えた。

 

「で、る……っ! 二人の顔に、射精()すぞ!」

 

 ――――どぷっ。どぶっ。

 

 重い音を立て、重量感のある白濁が構えていた二人の貌に降り注ぎ、端整な姉妹を白く染めあげる。

 

「あ、ぁぁ……♡つ、ぁ、士道の精液かけられてるぅ♡♡」

「芳香♡鼻孔が塞がれて……♡あっ、視界も真っ白です……♡」

 

 分単位で続く異次元の射精だ。それが姉妹の貌に降り注ぎ、粘り気と物体的な形のある精液が纒わり付く。

 貌に塗りたくられ、髪に絡み付き、目を塞いで鼻から感じる全ての臭いを士道で染める。初めての奉仕で濃厚な顔射をキメられながら、どうにか視界だけは指で精液を掬い確保した二人が、あまりに如何わしい相好で声を発する。

 

「どうだった、士道。気持ちよかった……?♡」

「謝、罪。拙いもので、申し訳なく思います……♡」

「……いや。正直、すごい気持ちよかった……な」

 

 悔しいくらいに。そんな複雑な士道の気持ちを、士道を知り尽くすパートナーがクスッと笑みを零して二人へ補足をする。

 

「……心配することはないさ、耶倶矢、夕弦。初めての君たちにイかされて、彼は少し悔しいんだろう」

「そうなの……? えへへ、士道も可愛いところあるじゃん♡」

「魅力。やはり、士道は士道なのですね♡むっつりスケベです♡」

「令音さん。あとで覚えておいてくださいね?」

「……すまない。口が滑った」

 

 そうやって可愛らしく目を逸らしても遅い。

 それはともかく、無邪気に笑う二人は大変に愛らしい。愛らしいのだが、士道の精液を顔面中にべっとりとつけたままなものだから、それ以上に殺人的なまでの卑猥さを感じてしまう。

 つまり、士道の逸物は欲を吐き出して満足するどころかより一層の勃起を見せつけていた。

 

『……ん♡』

 

 それを見た八舞姉妹が頷き合いながら立ち上がる。何をするのかと思えば、士道から離れていきベッドの上に乗り――――重なり合う(・・・・・)

 

「っ……!」

 

 息を呑むとはまさにこのこと。夕弦を下地に耶倶矢が重なり、夕弦のグラマラスなボディと耶倶矢のスレンダーなボディが溶け合うようにくっつき、恐ろしい光景を生み出す。

 何より、上下に合わさった桃尻の間、愛液を絡ませ流すその恥部。耶倶矢と夕弦の秘所が一つの穴になって誘っているようだった。

 

「士道♡私たちのおまんこ、どっちでも入れていいよ♡」

「歓迎♡夕弦たちの全て、共有財産の士道に捧げます♡」

「は、はは……おまえら、どこでそんなもん覚えてきたんだ――――よっ!!」

 

 ベッドの上に乗り上げ、絶淫な姉妹へ肉棒を勢いよくぶち込んだ。

 そう、耶倶矢と夕弦の雌マンコの()へと。

 

「あ、あ、あ、あぁぁぁああぁぁぁぁんっ♡♡りょ、りょうほうきたぁ♡♡」

「ひぅぅぅっ♡♡きょう、がく♡し、どうは♡欲張りさん、です……♡」

「あったりまえだろ……! 欲張りじゃなきゃ、おまえら全員を好きになったりするもんかよ!」

 

 ずりゅ、ずりゅと二人の恥部に挟まれた逸物を抜き差しする。恥部のみならず、二人の柔らかいお腹がゴツゴツした士道の一部を挟み込んで堪らない快感をもたらす。

 

「お腹に士道のおちんちんきてる♡つぶつぶしたのが当たって、私たちのお腹まで気持ちよくされちゃってる♡♡」

「快感♡夕弦たちの雌マンコが士道の絶倫ちんぽに削られてしまいます♡♡」

 

 二人もご満悦な雌の表情を見せ、互いのザーメン塗れの貌を舐め、吸い、もう何をしても止まらない背徳と狂気の極地に達しようとしていた。

 しかし、士道の楽しみはまだまだこれからだ。一度完成された姉妹の性器から肉棒を抜き、上段の桃尻に狙いを定め、耶倶矢の膣を一気に貫いた。

 

「あああぁぁあぁぁぁぁああぁぁああっ!♡♡♡♡」

「祝福♡士道のおちんぽ、耶倶矢の中に入っているのですね♡」

「う、うんっ♡士道のおちんちん♡私のお、おまんこに入ってる♡こんなの、きもちよすぎるし♡♡」

 

 耶倶矢の膣は狭く、ともすれば琴里といい勝負の未成熟なものだった。だからこそ違う快楽の波が肉棒を責め立て、キツい締め付けが本当に堪らない。

 夢中になりながら子宮を突き、少しずつ中を拡張していけばいい。それもまた、士道の欲を満たす悦楽の一つだ。

 

「お次は……こっちだ!」

「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!♡♡」

 

 夕弦の膣へ。お得意の二字熟語すら飛ばして嬌声を上げる夕弦。

 耶倶矢同様、まだ未熟な雌マンコ。だが、僅かな違和感に士道は眉をひそめ、そしてあることを悟りニヤリと笑った。

 

「この微妙な違い……夕弦ー、おまえさては自分で慰めて、拡げたな?」

「え。そうなの、夕弦……?」

「否、定♡なんの、ことでしょう……♡♡」

 

 いつの間にか先を越されたからか、少し寂しげな耶倶矢に悟らせまいと、夕弦が飛びそうな意識で無表情(ポーカーフェイス)を扱う。だが、ザーメン塗れの貌では卑猥という感想しか抱くことができない。

 誤魔化す夕弦を堕とすべく、士道は夕弦の膣を掻き分け子宮口にグリグリと意地悪に先端を押し付ける。

 

「なんだよ、隠すことないじゃないか」

「おほっ♡おほっ♡子宮♡ぐりぐりされています……っ♡♡」

 

 慰めでは到達し得ない次元違いの快感に、夕弦の無表情もあっという間に陥落して自白を引き出すことに成功する。

 

「と、吐露♡しました♡耶倶矢と触れ合えない寂しさから、隠れておまんこ慰めていました♡♡」

「あ……♡」

「ふーん、耶倶矢と違って夕弦は我慢できなくてオナニーしてたのかぁ。本当のむっつりスケベは誰なのかなぁ?」

「告解♡夕弦です♡♡士道の肉便器の分際で、勝手にオナニーして申し訳ありませんっ♡♡」

 

 普段はサディスティックな一面があるからこそ、被虐的な態度が非常に映える。大変満足いく夕弦のアヘ顔告白に、士道はようやく子宮をじわじわ押し込む動きを止め、優しく笑って声を発した。

 

「別に悪いことじゃないさ。幾ら慰めたって、俺の力がなきゃもう満足なんてできないんだからな。けど、二人揃って最強の八舞なんだから、そういうのも二人でしないとじゃないか?」

「……! 未熟。夕弦の考えが至らなかったばかりに……ごめんなさい、耶倶矢」

「う、ううん。寂しかったのは私も同じだし……つ、次からは、一緒におなにーしよう……夕弦♡」

「了承。いつでも一緒ですよ、耶倶矢♡」

 

 実に泣かせてくれる姉妹愛だ。ザーメン塗れのキスがさらに堪らない。

 倫理観がドロドロに溶けた姉妹の愛情。奴隷たちの愛の形に、士道のモノも耐え抜いた欲望を吐き出そうとしていた。

 

「盛り上がってるところ悪いけど――――――」

 

 夕弦の中から引き抜いた肉棒を、最後に全力で八舞の雌マンコの中にぶち込んだ。

 

「おまえら二人の中に、射精()すぞ!」

 

 ――――ずりゅりゅりゅりゅっ! どぼっ!

 

『あひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!♡♡♡♡』

 

 雌マンコを削り取る勢いで穿ち、二人の腹に精液をぶちまける。

 堪らず端整な貌を揃えて蕩けさせ、全く同時に潮を吹いて絶頂した。

 

「はひっ♡す、ごぉい……♡」

「感、涙♡こんなにも、きもちがいいもの……癖に、なってしまいます……♡♡」

 

 夕弦の上からベッドの上に転がった耶倶矢が、そのスレンダーなお腹に溜めたザーメンを夕弦のお腹から糸を引かせ、二人の折れない繋がりのような印象を抱かせていた。……どんな綺麗な言葉を取り繕ったところで、単に精液がお腹同士で繋がって、最高の光景というだけなのだが。

 まあ、今日の士道はこの精液のように二人を繋げるためにいる。もちろん、耶倶矢と夕弦を存分に味わうためでもあったのだが、二人のおかげで満たされながらあるものを譲る(・・)ことができた。

 

「さーて、耶倶矢」

「ふぇ……?♡」

 

 蕩けた声がよく似合う可愛い女の子に、魔女の杖(・・・・)を向ける。

 

「へ――――?」

「言っただろ。もっと仲良く(・・・・・・)ってさ。――――やっぱり初めに子宮で受け止めるなら、一番好きな人のモノがいいだろ?」

 

 ニヤ、と笑った士道に耶倶矢が総毛立つ。しかし、絶頂直後の身体で動けるはずもなく。

 

「――――〈贋造魔女(ハニエル)〉」

 

 持ち主より悪質な悪戯に使用される変幻の天使が、今日もまた光を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な……なに……?」

 

 行為を終え、ようやく快楽の海から開放された耶倶矢に降り注いだ光。〈贋造魔女(ハニエル)〉。士道に封印された七罪の天使。その力は物理的な力の行使を行う八舞の風と異なり、特殊な変化をもたらす光。

 士道が耶倶矢に危害を加えるわけがない。だが、反射的に腕で顔を覆い目を瞑った耶倶矢は、自身の身体の変化のなさに疑問符を浮かべる――――ある意味、変化しすぎて気がつくことが出来なかった。

 髪もザーメンに塗れた貌も、ましてや夕弦のようにグラマラスな素敵ボディに変わっているわけでもない。

 

 ピクピクと動く、耶倶矢の股間部(・・・)に勃つ、男の証があるだけだった。

 

「き――――きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「驚愕。耶倶矢、それは……!?」

 

 ある意味、女の子っぽい悲鳴を上げられたのは奇跡だと思った。霊力が逆流を起こさなかったのは、士道が抑えてくれているからかもしれない。

 そんなことはどうでもいい。夕弦すら目を引くそれ(・・)に、耶倶矢は恐る恐る手を近づけ……ピクっ、と触れた瞬間に感じる鋭い快感に手を引いて跳ね上がった。

 

「ひんっ!?♡♡こ、こここここれ、おち、おちんち……おちんちん……!?」

「おー、上手くいった。俺のをベースにしたから、他のものに化けさせるよりよっぽど簡単だったなー」

「笑い事じゃないし! 自慢げに言うなし! 私の身体に何してくれんの!?」

 

 他人事みたいな笑いを浮かべる士道に激昂する。乙女の身体に何をしでかしてくれているのか。

 恥部の上辺りに生えた逸物。まだ半勃ちでさえめちゃくちゃな大きさをしており、グロテスクな見た目は完全に再現されている。違うといえば、男根に備えられた二つの玉袋がないことか。

 それ以外は神経が通っていて完璧、なのかはわからないが、とにかく耶倶矢は今二つの性器の感覚が感じられ、涙目になりながら脇目も振らず士道の肩を全力で揺すった。

 

「本当に何してんのよあんたはぁ! さっさと戻しなさいよぉ!」

「ふーん。ホントに戻していいのか?」

「は、いいに決まってるし! こんなので何を……!」

「――――夕弦の子宮に、中出しできるのに?」

 

 ビクンッ。耶倶矢の肉棒が、その一言で激しく勃ち上がる。

 

「あ、え……?」

「そのふたなりちんぽ、夕弦に入れたらとっても気持ちいいぜ? ちゃんと精液も出せるから、俺が譲った夕弦の子宮のハジメテを、耶倶矢のモノにできるんだ」

「ぁ……やぁ♡そ、そんなの、私は……♡♡」

 

 ホシイ。士道(ご主人様)が譲ってくれた、夕弦の子宮権が欲しい。耶倶矢のふたなりちんぽが今にも射精してしまいそうなほど脈動し、両手で触れれば軽く絶頂しかけてしまう。

 

「あっ♡やだやだっ♡でちゃう、でちゃうでちゃう!♡♡」

「おいおい。初イキ無駄にしたくないだろ? そら、夕弦も耶倶矢を待っててくれてるぜ……」

「あ……っ♡」

 

 視線を向ける――その間に悪いことしているな、という呆れ気味な令音が一瞬映った――と、耶倶矢のモノを見て目を輝かせ、発情し切った夕弦の姿。

 耶倶矢とは比べものにならない豊満な胸を揺らし、まだ調教され切っていない雌マンコを耶倶矢へ存分に向けていた。

 

「夕弦……夕弦っ!♡♡」

「承諾♡きて♡きてください耶倶矢♡♡耶倶矢のふたなりおちんちん、夕弦の雌マンコにください♡」

「あ――――あぁぁぁぁぁぁっ!!♡♡」

 

 理性が切れる。否、もはや理性などではないハリボテの思考。

 夕弦に力の限り覆いかぶさり、士道の肉棒と同じだけの大きさを持つふたなりちんぽを夕弦の雌マンコにぶち込み――――瞬間、

 

「お゛っ♡イグッ♡イグゥゥゥゥゥッ!♡♡」

 

 ケモノの如き咆哮を上げ、耶倶矢はふたなりちんぽからドクドクドクッ、と夕弦の子宮の支配権を奪い取った。

 気持ちいい。雌マンコを擦りつけ合うのとは別の快楽、しかし決して劣らない雄の快感が耶倶矢の頭に電流のように流れ込んだ。

 

射精()てる! 夕弦の中でいっぱいザーメン出てるぅ!♡♡私のどーてーちんぽ、夕弦で卒業しちゃったぁ♡♡」

「感激♡夕弦の子宮、耶倶矢のザーメンで満たされています♡耶倶矢の童貞、ちゃんと夕弦がいただきました♡♡」

「あぁ!♡腰止まんない♡せーえきだしてるのにとまらにゃいのぉ!♡♡」

 

 夕弦の膣が耶倶矢のふたなりちんぽを締め付け、まだ一部だが中に受け入れられたそれを耶倶矢は一心不乱に振り抜く。

 

「……じゅぽっ♡じゅる♡じゅるるるっ♡……あれで、いいのかい?」

「いいんじゃ、ないですか……っ! 二人が、幸せそうだしっ!」

 

 途中、大きなものを水滴を滴らせ口に含む音と、快楽に耐えるような士道の声が聞こえた気がした。けれど、すぐに記憶から消し飛ばした。

 ――――だって、気持ちよすぎる。夕弦のおまんこ、気持ちよすぎるから。

 

「すごい♡やっぱり夕弦はしゅごいっ!♡夕弦のおまんこすごいし♡きもちよすぎだしっ!♡♡ザーメン射精()るっ!♡いっぱいいっぱいでちゃう♡♡」

「反論♡耶倶矢こそ素晴らしいです♡耶倶矢のふたなりおちんぽしっかりハメられて、夕弦の雌マンコが調教されてしまいます♡♡」

 

 こんなの、癖になってしまう。ずっと一緒にいるのに、止まらなくなってしまう。

 

「好き♡大好き♡――――夕弦のこと、愛してる!♡♡ずっと一緒にいようね♡」

「愛念♡夕弦も大好きです♡――――耶倶矢のことを愛しています♡♡ずっと一緒にいましょう♡」

 

 どこまでも、どこまでも。ずっと、ずっと。

 

 快楽という呪いの契りを結び、耶倶矢と夕弦は愛を手に入れた。

 

『イクゥゥゥゥゥゥゥゥ――――――ッ!!♡』

 

 たとえ呪いであろうと――――決して解けぬ、永遠の愛を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「えへ、えへへー。うりうりー、夕弦ー♡」

「反撃。えい、えい。耶倶矢♡」

 

 ただ声だけなら、耶倶矢と夕弦の相変わらず仲睦まじい恋人のような甘ったるいやり取りだろう。

 ――――結びあっているのが手ではなく、お互いの胸でなければ、だが。

 と、お互いの胸の感触を褒め称えるという狂気を見せびらかしながら、夕弦が耶倶矢の下半身に目を向け、淫靡な微笑みを零した。

 

「注視。耶倶矢、また大きくなっていますよ♡」

「あ♡しょ、しょーがないじゃん♡夕弦がエッチすぎるんだし♡私は悪くないし♡」

「成敗♡夕弦のせいにしてしまうようなエッチな耶倶矢のふたなりおちんぽは、夕弦がおしおきしてあげましょう♡」

「やーあ♡夕弦のいじわるぅ♡♡」

 

 特にイヤそうな表情をせず、プリーツスカートの中でせり上がるふたなりちんぽをしごかれながら自分たちの部屋で(・・・・・・・・)朝からぐんずほぐれつ。理性も何もあったものではない、しかも制服(・・)で行われる交尾に、後始末は大変だろうと令音は吐息を零す。

 

「……士道?」

 

 そして、しゃがみこんで頭を抱え、カタカタと震える愛しの恋人へ声をかける。

 

「わかってます……わかってますって! これはさすがにヤバいかなとは思ったんですって!!」

「……だが、止まらなかった、と。……ならせめて、耶倶矢のモノは一度消した方がいいんじゃあないかな」

「だって耶倶矢が『も、もう少しこのままで。あと自由につけられるようにしてほしいかも……』とか甘えてくるからぁ!」

「…………」

 

 涙目で可愛らしく見上げられても、令音にはせいぜい頬をかくことしかできない。

 まあ、あとは、恋人の頭を抱いて、撫でてやるくらいなものか。

 

「……うん。よしよし」

「う、うぅ……確かに俺も思いましたけどぉ、現実を受け止めるのは(理性)だけなのにぃ……」

 

 涙声の士道を受け止めながら、目の前で行われる姉妹(娘たち)の背徳交尾の行く末を見守る。

 ああ、まったく――――退屈しない日々だと、令音は士道を撫でながら微笑んだ。

 

 

 






本当は双子丼で終わりだったはずなのに、いや二人の間に出すなら中出し譲れるんじゃない?じゃあやろっか(はぁと)なの頭がおかしいとしか言えない。姉妹愛がドロドロの欲望に溶けた。

俺様ポーズで女の子虐めるの板に付いてきた本能士道くん。ちなみに夕弦側も入れるつもりだったのですが尺の都合で即堕ちしてもらっています。令音さんは口が上手い(意味深)
いやこれ字数1万5000あるんすよ……。正直、耶倶矢おちょくるのが楽しすぎた。ただしキャラ再現に1番自信がないのも耶倶矢。二面性があるからこの子の素の口調再現くっそ難しい。
〈破軍歌姫〉の洗脳は、本来士道のような肉体の支配権強奪ではなく優先順位の支配。人格をそのままに、洗脳者を絶対的な1位に置く能力です。知っての通り、本能士道くんって割と抵抗するからいいんじゃないか、みたいな支配欲強めなので意識は抵抗の余地ありが優先されてるんでしょうね。まあ、みんな従えて従順ハーレムもそれはそれで楽しいかもな、とか考える子ですけど。ほんま業の深いキャラにしちゃって……。

あと令音さんエッチになったね。お預けされてしょんぼりするの可愛い。あざとい。ちなみに初フェラで拙いってネタは琴里で使う予定のやつでした。令音さんが余計なこと言っておしおきされる展開だった。これはこれで?かな。

今後の予定は二亜編、マリア編、リクエスト十香、折紙睡眠姦、昏睡SEX編を予定しております。リクエスト編は前に言ったif展開で時系列がアビス開始前に戻ってるやつです。睡眠は書いたの初めて普段見ないの二重なので拙くてもゆるして。
というか、八舞姉妹編を見てわかる通りふざけた文字数になってるんですよね。楽できると思ったのにキャラに拘ったら二亜、マリア編もやばい事になった。このままだと私が死ぬのでしばらくはエロ特に重視でやらせてください。おかしい、オーバードーズはくるみん編の息抜きのはずなのに執筆カロリーに殺されるところだった。

そんなわけで評価、感想、リクエストどしどし募集中です。さすがに疲れているので高評価とかあるととても癒されます。本当に癒されます。感想、リクエストも私がお話書くのが楽になるぞ☆

ではではまた次回〜

なんか知らんが純情イチャラブエッチ回。よくこの話の直後にこんなもん書けるなって自分でも思った。二亜ちゃんかわいい。
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