※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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十香&折紙前編。ところで、皆様、女の子の土下座は好きですか?(はぁと)







7話(十香、折紙)

「シドー、私とせっくす? するのだ!」

「ぶっー!?」

 

 茶を正面に吹き散らす。ここ最近の士道にしては珍しく、完全な不意打ちでしてやられた。

 

「なんて言葉使ってんだ十香! そんな言葉女の子が使って……まあ俺の前ではいいけど! もう少し控えめな表現で――――――」

「では、私と交尾するのだ、シドー!」

「うーん、一気に十香らしくなってエロスがとてもいい――――じゃねぇ!」

 

 危うく持っていかれるところだった。あのな、と士道の座るソファーの隣に座った十香の肩へ手を……伸ばそうとしたところで、異なる少女に反対側から手首を掴まれ遮られた。

 

「駄目。士道は私とセックスする」

「慎みを持とうな、折紙」

 

 言っても無駄だとは思うが、と反対側に苦笑いしながら声をかけた。士道の行動を遮り、自らに持っていこうとする動作が妙に手馴れている。それも無理はない、と士道が受け入れる少女は鳶一折紙嬢だ。

 今日はやけに展開が急だなー、なんて現実逃避をする間に、士道を挟んで顔を突き合わせるといういつものパターンに入った十香と折紙が、今日も元気に小競り合いを始めた。

 

「邪魔をするな折紙!」

「邪魔をしているのは十香。今日こそ私が士道のちんぽを受け入れる日」

「うん、だから慎みをだな……」

「させん! 今日は私がシドーのおちんちんを受け止めるのだ!」

「どうしよう。十香がそういう言葉を口にすると悲しいけど興奮する」

「いくら十香でも、私が先という事実は譲れない」

「いくら折紙でも、私が先という事実は譲らん!」

「………………んん?」

 

 なんかだか少し、以前までの二人にしてはおかしな会話が挟まれた気がして、士道は大きく首を傾げた。

 

「私だ!」

「私が先」

「まあまあ、とりあえず落ち着けって」

 

 だが、一先ずは士道が止めなければ終わりのない諍いを両手をそれぞれに挟んで諌め、それぞれの言い分を聞くことにした――――と言っても、主に聞きたいのは十香なのだけれど。

 

「十香、おまえ……今度こそ、意味はわかってるよな?」

「っ……う、む。理解はしている。あの日の令音のように、シドーのおちんちんを……私の、中に……」

 

 先ほどまでの勢いはどこへやら、十香が士道から視線を外し、熟れたトマト以上に顔を真っ赤にしてたどたどしく言葉を紡いだ。

 一応、あの日のように何もわからないということはないようだと士道は息を吐く。十香は、何もわからない中で徐々に人間社会に適応してきた精霊だ。基本的な知識が他の子より欠落していることはあるが、その分学習能力は高く同じ轍を踏まない。

 しかし、十香が知っているのは行為のほんの一部。首を横に振り、警告を続けた。

 

「いいか、十香。俺がしたいのはアレだけじゃない。もっと色んなことを十香に求めるし、してほしいと思う。たぶん、それは凄く恥ずかしいし、もしかしたら痛いことかもしれない。酷いことを言うし、するかもしれない。……それでも、十香は――――――」

「シドー」

 

 ――――唇が塞がれる。暴力的な面が瞼を閉じ、口うるさい士道の口を物理的に遮る。

 鼻腔をくすぐる十香の匂い。久方ぶりに感じた、純朴なキスの味――――これから淫靡に染まる純粋な少女とする、ある意味では最後のキス。

 

「っ、十香……」

「ん……大丈夫だ。私はシドーが『好き』だ。おまえのためならば、どんなことだろうと乗り越えられる。そう思える『好き』なのだ。シドーは、どうなのだ? 私のことを……どう思っている?」

 

 夜刀神十香を、どう思っているのか。世界を敵に回してでも、救いたいと願った少女をどう思っているか――――初めから(・・・・)、決まっている。

 

「好きだ。十香のことが好き――――いや、愛してる(・・・・)

 

 何人もの女に囁いた愛の告白。その全てが、偽りのない五河士道の感情。最低で、背徳で、あまりに罪深く、それでも士道は十香にキスをした。今度こそ士道に染められていない彼女と、最後のキスを。

 

「……ん。すごいな、シドーは。その言葉は、いつもより心が温かくなる。ポカポカして、心地がいい」

「ああ、何度だって言ってやる。――――今以上に、気持ちよくしてやるよ」

 

 彼女が壊れてしまうくらいに。夜刀神十香というこの世に二人といない、暴力的な美しさを持つ少女を、士道のモノに変えて士道たち(・・)が愛してみせる。

 柔らかい笑顔を見せた十香と士道は抱擁を重ね、続いて折紙へと身体を向けた。

 

「折紙。……は、もしかして、聞くまでもないか?」

「犬耳と首輪と尻尾とスク水を着て、この街を一周しろと言われても、それが士道の望みなら叶えてみせる。ううん、私を監禁して『駄目な雌犬にはおしおきしないとな』と私を調教してほしい。力の限りいたぶってほしい。お願い」

「ねぇなんで俺が逆に提案されてるの!?」

 

 本当に聞くまでもなかったところが折紙らしい。

 しかし、士道がツッコミを入れた直後、折紙が表情を曇らせた。彼女にしては珍しい表情に、士道は目を丸くする。

 

「折紙?」

「士道は、こういう私では、抱けない?」

 

 小首を傾げ、僅かに眉根を下げた折紙。

 彼女は不安に思っているのだ。他の子と違い、より積極的に行為を求める自分は士道の欲望の対象からは外れているのではないか、と。

 折紙にしては弱気で、だが切実なのだろう。チャンスが巡ってきたからこそ、折紙は必ずものにしたい――――心配せずとも、逃がすつもりがないのは士道も同じだ。

 

「折紙」

「ぁ……んっ」

 

 折紙の顎を指で上げ、しおらしい彼女へ奮起の口付けを落とした。

 

「……心配しなくても、そういう折紙が好きだよ。ていうか、慣れすぎて積極的な折紙じゃないと寂しくなっちまった男なんだぜ、俺は」

「そう。……嬉しい」

 

 フッと微笑んだ折紙は、言葉通りに嬉しさを滲ませていた。

 

「そうそう、余計な心配するなって。――――まあ、いつもと違う(・・・・・・)折紙を見てみたい、って気持ちも嘘じゃないけどな」

「……!」

 

 キザったらしいウィンクをした士道に、折紙が意図を読み取って目を見開いた。

 そう、士道の欲望は精霊にのみ向けられ、だからこそ際限がない。たとえそれが、別の人格であったとしてもだ(・・・・・・・・・・・・・)

 こくりと頷いた折紙が、同じであって異なる者として気持ちを代弁した。

 

「了解した。『私』も喜んでいる……しばらくは、恥ずかしがって出てこないと思うけれど」

「はは、だろうな」

「心配ない。彼女は『私』だから」

「うん、すごい説得力!」

 

あちら(・・・)の折紙は折紙と正反対の性格をしているが、やはり折紙らしいところがあるのだろうか。それはそれで、見てみたい気がして苦笑した士道――――その唇を、折紙が奪い取る。

 

「っ……」

「ん……これで、平等(・・)

 

 折紙がペロリと唇を舐め、艶の増したそれをさらに指で撫でる。十香は異なる性質で、士道の欲望を刺激する。

 奪い、奪われる。その対抗意識の中にあるものは、相手に負けたくない――――というだけではない。既に折紙、そして十香にも変化が起きている。

 

「ああ――――そういうところが好きだ。愛してるぜ、折紙」

 

 長い時間をかけて培われたその純粋な感情、それが士道の欲望の影響で変化してしまう。その現実を目の当たりにする時が、楽しみで堪らない(・・・・・・・・)

 あらゆる意味で笑い、そして士道は声を発した。

 

「けど、二人とも……一つだけ、間違ってることがある」

『?』

 

 十香と折紙、二人が士道の言葉に両脇から小首を傾げた。そんな可愛らしい二人の腰を抱いて、士道はそっと囁く。

 

「おまえらの決定権は――――もう俺のモノなんだぜ?」

『っ♡』

 

 どちらと先に交尾(セックス)をするか。それを決めるのは奴隷(・・)の十香と折紙ではなく、ご主人様(・・・・)の士道であるのは、当然のことだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、と」

 

 定番となった言葉を吐き、士道はベッドの端に腰を沈めて地面に足を付ける。それを椅子代わりにして、極上の女たちを眺めるという算段だった。

 相手は言うまでもない。秘密部屋に連れ込み、士道の前に立たせた十香と折紙だ。

 

「シドー……?」

「…………」

 

 何もせず前に立つ十香は不安げに。折紙は寡黙に――どこか十香を気にしながら――士道の指示を待っている。

 

「うーん……」

 

 十香と折紙を並べ、じっと見つめていると服の上からわかるスタイルの良さが改めて見て取れる。それも、二人は対照的ながらどちらも完璧と言える良さがあった。

 十香は豊満な胸とムッチリとした太股。折紙は形の整った美乳とほっそりとした太股。どちらも太すぎず痩せすぎず、健康的かつ士道の欲望が唆られるスタイルだ。触れれば対極の感触は、さぞ士道を楽しませてくれることだろう。

 睨め付けるような目が露骨だからか、十香がほんのり顔を赤くして半目で士道を見やる。

 

「め、目付きがいやらしい気がするぞ……」

「そりゃ、これから二人みたいな美人を抱くんだから、いやらしくなきゃおかしいだろ」

「嬉しい。抱いて」

「……折紙は直球すぎない?」

 

 いつも以上に。まあ、それが好きと言ったのは士道ではあるし、折紙は折紙なりに緊張しているのかもしれない。

 どこまでも対照的に士道を見て、しかし互いへの視線は欠かさない二人が愛おしい。ずっと見ていられるが、このままというわけにもいかないか、と士道は微笑みを漂わせ声を発した。

 

「じゃあ二人とも、俺に覚悟を見せてくれ。そうだな……まずは、全裸で土下座(・・・・・・)しながら、二人が考える俺を興奮させてくれる言葉で懇願する、とか」

「な……!」

「……!」

 

 十香はその美しい面を今まで以上に真っ赤にし、折紙は眉根をぴくりと上げて反応を示す。

 

「は、裸になって、土下座だと……?」

「それと、俺と交尾させてください(・・・・・・・)、だな。もちろん、十香が考えた卑しい言葉を並べ立ててな」

「な……う、ぅぅ」

 

 羞恥で言葉が出ず、唇を噛み締めて苦渋の表情を浮かべる十香――――やはり、まだ早すぎたのだろうか。

士道(本能)でさえそんな考えが頭を過ぎってしまうほど、十香の存在は士道にとって己が考えている以上に、特別な意味を持つのかもしれない。

 それ故に、彼女を隣に置いたのは間違いなく正しい判断だ――――躊躇いなく服を脱ぎ始めた、折紙を。

 

「な……!」

「ふふ、さすがだな」

 

 驚く十香に比べ、士道は当然のように受け入れる。折紙であれば、当然のことだ。士道がここまで欲に忠実になってしまった状態で、士道の望みを誰が一番素直に受け止められるか。それは間違いなく、鳶一折紙に他ならない。

 上着を脱ぎ、服のボタンに指をかけた辺りで、折紙はチラリと十香に目を向けながら声を発する。

 

「あなたがやりたくないのなら、構わない。士道とセックスできる権利は、私が先に貰う」

「っ……ぐ、ぬぬぬ。わ、私がシドーと交尾をするぞ!」

「そう思うなら、早く服を脱げばいい」

「い、言われなくともっ!」

 

 意地やプライド。売り言葉に買い言葉。折紙に上手く乗せられた十香が、躊躇いを振り切るためか勢いよく上半身を守る服を一手で脱ぎ捨てる。その勢いのため、ピンク色の下着に包まれた巨乳がプルンプルンに震え、思わず感銘の息が零れた。

 

「おぉ……」

「っ、み、みるなシドー! ……とは、言えぬのか……」

「や、正直に言ってくれた方が割と萌えるかな。相手によるけど」

 

 折紙の手前、注釈は忘れない。

 胸を腕で隠し、己の中にある葛藤と戦う十香。だが、ゆっくりと(・・・・・)服を脱いでいく折紙の姿を見て、目を泳がせながらも他の部位に手をかけ始めた。

 

「……ふふ」

 

 自分だけにわかるように、士道は微笑を零した。

 そう、折紙は緩徐に脱衣を行っている。士道に様々と見せつける意味合いもあるのだろう。だが、士道の目には十香に合わせている(・・・・・・・・・)光景に見えたのだ。

 それが嬉しい。士道だけでなく、さり気なく友人である十香を気遣う。初めの二人に比べ、見違える関係性の変化。小競り合いや言い争いは耐えないけれど、気遣いや認め合いを心では持っている。士道の、何より二人の努力があればこその変化――――――ああ、そんな愛らしい形が欲望に溶ける(・・・・・・)様は、実に美しい(・・・)とは思えないか?

 

「っ……う、ぁ……」

「…………」

 

 自問自答の中、二人の脱衣は進んでいく。声にならない声を上げ服に手をかける十香と、当然のように受け入れながらも顔色に朱が混じり始めた折紙。

 スカートをふわりと下ろし、靴下に指を入れて取り外し、ブラのホックを外し……ショーツを足先から抜けさせる。それぞれの動作の中に、羞恥心の違いがある。どちらも堪らないと、士道の心臓は興奮で痛いほど高鳴っていた。

 

 やがて、一糸纏わぬ美しい裸体が二つ、士道の前に献上された。

 

「は……っ♡」

「…………ふ、ぅ♡」

 

 息遣いに、甘美な音色が混ざる。

 十香は正気を失ってしまいかねない羞恥を。

 折紙は覚悟を決め、そんな彼女でも感じてしまう羞恥を。

 それぞれにそれぞれの良さがある。それは、美しすぎる裸身にも、やはり言えることなのだろう。

 

「――――二人とも、綺麗だ」

 

 飾り気のない賛美が、こうして言葉にしてしまえるほどに。

 巨乳と美乳。ムッチリとしながら太ってはいない奇跡的な体躯と、ほっそりとしながら痩せこけてはいない奇跡的な体躯。どうすればそのスタイルを維持できるのか、世の女性たちの誰もが二人に問いかけたくなることだろう。

 美しい。自らの指示を忘我にして、士道は腰を浮き上がらせ二人の裸身美に歩み寄った。

 

「し、シドー?」

「動かなくていい。少し、触らせてくれ」

「う、うむ……」

 

 恥ずかしげに、抵抗はない。士道の邪魔をしないよう、震える手を気をつけの形にするその献身。

 触れる。柔らかい肌。指が触れた途端に押し返される、神がかった脇腹の感触。流れに流れ、しゃがみ込んだ士道の視線は一点に注がれた。

 十香の陰部。これから、自分のモノになる恥部。それを隠すのは十香の髪と同じ色の陰毛。それも、他の子に比べれば、という程度だが少し毛深く生え揃っていた。

 

「シドー……あまり、みないでくれ。皆に比べて……綺麗では、ないだろう?」

 

 そして、十香もそのことを気にしているのか、士道を見下ろしながら涙目で堪える愛らしい姿を見せてくれる。

 

「そんなことねぇよ。十香のおまんこの毛、すごく綺麗だ……んっ」

「はわっ♡……な、何をするシドー!」

「言ったろ。綺麗だ、って」

 

 恥部に設えられたものでありながら髪と変わらぬ質感の恥毛にキスをして、ビクッと身体を跳ねさせ恥ずかしがる十香に微笑みながら、士道は次に隣の折紙へと足を向ける。

 

「折紙……」

「好きに触っていい。私の身体は、士道のモノだから」

「ふっ……言われなくても、そのつもりさ」

 

 平然としているようでほんのりと温かく、朱を帯びた折紙の女体。引き締まりながら、少女の柔らかさを持つ二の腕、腰のくびれライン。同じように、腰を落として見やる折紙の恥部。

 折紙の髪と同じ色。十香とは測ったように対照的な薄いの恥毛。その薄さで、陰裂を伴った折紙の秘部ははっきりと見えてしまっている。

 

「ああ、綺麗だ。それしか言えない……ん」

「あ……っ♡」

 

 愛しの女の薄毛の恥部にキスをして、たっぷりと裸体を楽しんだ士道は定位置に戻り腰を落ち着かせる。

 次のショーはこれから。これはあくまで、豪華すぎる座興だ。士道は、遂に運命の宣告を醜悪な微笑みで告げた。

 

「さあ、見せてくれ二人とも――――屈服して、平伏して、媚を売って、俺を楽しませてくれ」

 

 十香が瞳を潤ませ、折紙は覚悟を決めて視線を鋭くした。

 土下座。人が尊厳を捨て、相手に平伏し許しを、物を乞う。奴隷に相応しく、士道の支配欲を滾らせる絶対的な行為。

 それを、大切な二人に強制する。士道と交わりたくば土下座をして懇願しろと、最低の要求をする。

 

「……わ、私は、何を……」

 

 十香は行為そのものに迷っている、というよりは()にあるものに迷っているのだろう。

 視線をさ迷わせた十香は、偶然(・・)彼女へ目を向けていた折紙とその目を合わせた。

 

「お、折紙」

「落ち着いて、私が教えた(・・・・・)言葉の中で、士道が喜ぶものを選べばいい」

「う、うむ。あれだな……?」

 

 優しい気遣い。競争相手とは思えない――――いや、待て。

 

「タイム。何それ俺知らない。すごい気になるんだけど折紙さん」

「安心して。映像は音声と共に残してある」

「ナイス!!」

「な、何を残しているのだ!!」

 

 無垢な十香に淫語を教え込むなど、あらゆる快楽の中でも一度きりのみ、最高級の催しではないか。

 それが士道の手で行えなかったのは少し残念だが、折紙によってレクチャーされた事実もまた乙なものだと士道は満足していた。十香は怒って叫んでいるが、後で必ず録画の複製品を頂戴し、監視部屋のお宝にしようと心に誓う。

 

「心配ないさ。二人が思うまま、最高の土下座を見せてくれ」

「い、意味がわからんぞ。……まったく、仕方のないシドーめ……」

「期待には、必ず応えてみせる」

 

 促し、その光景を一秒たりとも見逃さない。

 二人の美少女が、それぞれの足並みで動いた。足を引き、膝を曲げて地面に付ける。美乳と巨乳を揺らし、ピッタリと完璧に曲げられた膝に合わせて身体を倒していく。

 士道の眼窩で十香と折紙の髪が、頭が垂れ下がる。地面を突かず、隙間から見事な突起を晒した美乳と、地面を突いてふにゅ、と柔らかな音さえ聞こえてくる巨乳。

 手前で揃えられた両腕。頭より高くなった桃尻。二人の脇に礼儀として畳まれた衣服、服従の証としてその上に見せびらかされるピンクとブルーの下着。

 それは正しく、士道が求めた完璧な土下座そのものだった。

 

「……わ、私はシドーの奴隷、肉便器だ。シドーなしでは生きていけないメスの十香のおまんこに、シドーの美味しいおちんちんを入れさせてくれ……っ!♡」

「私、鳶一折紙は士道の忠実な雌奴隷。士道を想うだけで濡れてしまう淫乱な肉便器の雌マンコに、士道の逞しいおちんぽを入れさせてほしい♡」

 

 奴隷宣言。隣にいるだけで士道へ嫉妬の目を向けらてしまう絶世の美少女たちが、土下座という屈服の姿勢で士道のモノを求める懇願をした。

 あの二人が。理不尽に屈しない、誇り高い精神を見せ、時に士道の心の支えとなっていた十香と折紙が――――士道の欲望を満たすために、士道のモノを求めて媚を売る。

 

「っ……ふ、ふふ……あははは」

 

 最高すぎる。最高すぎて、この光景だけで達してしまいそうになった。だが、それでは駄目だ。二人が求めるモノをしっかりと確保しておくのも、ご主人様の責務というものだろう。

 

「いいぜ、二人とも。最高の土下座だ。その懇願も、変態奴隷らしい無様な姿だ。精霊としてあんなに凛々しい姿で戦う二人が、その誇りを捨てて俺を求める様は堪らないなぁ」

「う……うぅぅぅぅ♡」

「っ♡」

 

 言葉で責められ、罵られ土下座した二人の身体が震える。しかし、もはや屈辱だけではない。与えられているのは、士道の罵倒というご褒美(・・・)、快楽だ。

 十香と折紙の素晴らしい姿勢をじっくり眺めながら、士道は彼女たちの後ろに周り腰を下ろす。

 足の踵が尻の肉にくい込み、ふくよかな凹みを見せた後ろ姿。絶対に他人に見せたくないと思うであろうケツの穴とおまんこを存分にさらけ出した恥辱の姿。

 恥と知りながら、わかっていながら、二人は土下座を止めることはない。二人の立場は士道の奴隷であると、深く理解した態度にほくそ笑む。

 

「よしよし、立場ってものがわかってるな。そういう奴隷は、大好きだ」

「ありがとうございます♡」

「あ、ありがとう……っ、ごさいます♡」

 

 十香もしっかりと折紙に習い、奴隷らしい言葉遣いで感謝の意を述べる。もちろん、土下座をしながら突き出した下半身を士道に見られて、だ。

 ――――実のところ、反抗的な奴隷もそれはそれで好みなのが士道ではあるのだけれど。

 しかし、困ったことになった。士道は懇願の内容次第で先に抱く相手を決めるつもりだったのだが、二人とも素晴らしすぎて決められそうにない。

 全身を震えさせた土下座をしながら、羞恥に苛まれながら淫語懇願を披露した十香。

 圧倒的な精神力で美しい土下座をしながら、微かに見える羞恥の中で完璧な淫語懇願をしてみせた折紙。

 どちらも奴隷として素晴らしく、尊厳を捨てた愛らしいモノ。決め兼ねる。だから士道は――――突き出されて濡れた(・・・)二人の秘部に、突如指を突き入れた。

 

「あひぃっ!?♡♡」

「あぁぁぁっ!♡♡」

 

 戦場となれば勇猛で勇ましく、士道がその誇り高い姿に打ち震える雄叫びを上げるはずの二人が、秘部に指を突き立てられ嬌声を上げる。

 爛漫な十香、寡黙な折紙。だからこそ、不意をつかれて漏れ出たよがり声はそれぞれに素晴らしいものがある。

 二本の指を入れ、それぞれの膣を楽しみながら士道は悦びを隠しきれない声音で次なる宣告をした。

 

「土下座懇願が最高すぎて、二人のうちどっちかは決められなかったからさ……ちょっとしたゲームをしよう」

「ゲー……ム……ひぃっ!♡♡」

「了、解……、した、っっっ!♡♡」

 

 話を続ける合間とて、もちろん膣を弄ぶ指は緩めない。土下座という屈辱の姿勢を健気に維持しながら、与えられる快感に愛液を零す奴隷たち。

 

「ルールは簡単。俺が今から二人のまんこを指で掻き回す。それで、先にイッた方が負けだ(・・・・・・・・・・)

「な……は、果ててしまっては、駄目なのか!?」

「…………っ」

 

 驚きと息を呑む雰囲気が士道が見下ろす俯いた顔から伝わってくる。

 そう。絶頂した方が敗北し、後に回される。士道から与えられる快楽という奴隷の悦びを、耐えろ(・・・)という残酷な勝負。

 

「そういうことだ――――それじゃ、スタート(・・・・)

 

 緩やかな動きで膣を楽しんでいた二本の指を、士道は全力で弄び始めた。

 

「あっ!♡あぁ♡あーっ!♡♡」

「っ♡は……くっ♡♡ぁぁぁぁぁぁっ♡♡」

 

 ――――ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ! 卑猥すぎる愛液の飛沫が、それぞれの雌マンコから音を立て奏でられる。

 合わさる嬌声。未知なる美味に翻弄される十香と、痛みに強くも快楽には弱いのか堪えられない折紙。

 

「ほらほら、どうした二人とも。そんなんじゃ、あっという間にイっちまうぜ?」

「し、どー♡だめだっ♡きもちいいのだ♡しどーのゆび♡きもち、よすぎる……っ♡♡」

「は……っ!♡ふ、……っ♡♡あ、ぁぁあぁあ……♡♡」

 

 桃尻が士道の指使いで震えている。否、恐らくは二人が感じる快楽によって連鎖して振動しているのだ。

 大きさの異なる二人のいやらしい美尻。眺めて、かぶりつきたくなる衝動さえ湧き上がってくる。

 

「……よし、少し休憩だ」

「あ……♡」

「はぅ……ふ……っ♡」

 

 ピタ、と指を止める。甘い息を含んだ十香と折紙の安堵の声。もちろん、そんなつもりはない(・・・・・・・・・)

 

「――――なーんて、な」

『ああああああああああああ――――――っ!♡♡♡♡』

 

 油断して息を整えたところに、本気の手マンで責め立てる。哀れな二人は、土下座して平伏していた顔を上げて逸らしてしまうほどの快感に見舞われた。

 油断大敵。こんなにも単純な手に引っかかってしまう十香と折紙。十香はともかく、折紙が翻弄される様は意外な思いだ。

 

「ひゃあっ♡しどぉ……♡あっ♡あんっ♡しどぉ♡」

「っ……ふぁ♡く――――あ゛あ゛ぁっ♡♡」

「……ふぅん」

 

 いや、そうでもないか、と士道は絶え間なく指を膣から出し入れしながら、十香と折紙の反応の差を見極める。

 羞恥心こそあるが、全面的に与えられる快感を受け入れ上手く絶頂から逃れる十香。

 羞恥心は薄いが、痛みに耐える癖からか与えられる快感を堪えようとしてしまっている折紙――――しかも、士道の見立てでは折紙の方が感じやすい。

 二人とも指を折り曲げ、必死に絶頂までの時間を伸ばそうとしている。しかし、士道の見極めが正しいのであれば、この勝負――――十香の勝ちだ。

 

「あ゛っ♡おっ、おぉぉぉぉぉ……っ♡♡」

「っ、折……紙?」

 

 ケモノが如き声を上げ始めた折紙を、十香が信じられないという目で見ていた。彼女の瞳には、あの折紙が舌を突き出して喘ぐ様子がはっきりと映ってしまっているに違いない。

 そして、次の一瞬に目に焼き付く光景こそ、鳶一折紙のイキ顔(・・・・・・・・)だ。

 

「あ、あっ♡だ、め――――ああああああああああああああああああっ!!♡♡♡♡」

「……ぁ♡」

 

 ――――ぶしゃっ! ぷしゅぅぅぅぅぅぅぅっ!

 

 初めて聞く折紙の幸せと悔しさを綯い交ぜにした声と、その中に交じる十香の興奮した声音。そして絶頂によって折紙の膣から弾き出され、潮吹きがまさに噴水の如き勢いで放出される。

 

「あっ♡しどー♡私も、私も――――あぁぁぁぁぁっ!♡しどぉぉぉぉぉぉぉぉっ!♡♡♡♡」

 

 ――――ぷしゃっ! ぷしゃあああぁぁぁぁぁぁぁ……。

 

 続けて、十香の絶頂。感受性の高い十香が、折紙の絶頂を真似るように潮を吹き、顔を伏せ身体を丸めて人生で初めての本気絶頂を堪能していた。

 

「はぁーっ♡……はふぅ♡」

「はっ♡……はっ♡……っ、ぁ♡♡」

 

 息を大きく吐き、幸せそうな余韻に浸る十香。

 未だ与えられた快感に悶え、息が絶え絶えの折紙。

 想像していたものとは異なる、しかし想像以上に淫靡な光景。秘部から愛液が足を伝い垂れ流されていることは同じだが、それぞれで快楽に対する受け止め方、耐性がこれほどまでに違うとは思いもよらなかった。

 士道にとっては嬉しい誤算だ。そして勝負の結果も、これで紛うことなき決着を得た。愛液で濡れた指から漂う雌の臭いに欲求を刺激されながらも、初体験を控える二人へ声をかける。

 

「どっちも凄かったぜ、十香、折紙。好きな体勢で休んでくれ」

「う、うむ」

「…………ん」

 

 ムクリと起き上がり、足を崩して士道に視線を向ける十香。姿勢だけを崩して、吸水性のカーペットに転がる折紙。……想像を超えるタフネスの片鱗を見てしまった気がして、士道の額に一筋の汗が流れる。

 

「勝負は――――十香の勝ち、だな」

「う……む」

 

 勝利に微笑みを向けられた十香だったが、彼女は艶やかな貌をどこか浮かないものに変え、歯切れが悪い声を返す。

 その理由は伺い知れる。十香が、横たわる折紙に視線を向けたからだ。

 

「折紙……」

「……同情はいらない。私の負け」

「むぅ……」

 

 折紙は折紙でストイックというべきなのか、敗北を認めて素直に身体を休めることを選んだようだ。

 

「……ん?」

 

 そこで、何か勘違いをしていないか、と士道は気づいた。具体的には、十香が。

 それを指摘する前に、十香の美しく、そしてメスとしての色香までも兼ね備えた貌が士道の眼前に迫った。

 

「っ!?」

「んっ♡ちゅ……っ♡♡」

 

 キス。士道の身体を寄せ、裸体という暴力を惜しげもなく押し付けた十香の口付け。

 純情なキスを瞬間に乗り越え、士道の舌を絡め取る大人のキスが繰り出される。士道の顔に添えられた手に合わせるように、士道も十香の身体を抱いて応える。

 

「ちゅるっ♡ちゅ……ん、っ♡」

 

 愛おしい者とする激しいキス。脳が絶頂を引き起こすほどの快楽。だが、その中で十香は他のことを狙っている(・・・・・・・・・・)

 それに気づいた士道は、フッと目に笑みを浮かべ十香の口に舌を入れ替えして唾液を絡ませ、だまり(・・・)を作り出す。士道と十香の唾液を混ぜ合わせた、特上の液体。

 

「ん……」

 

 液体を口に溜めた十香が唇を離す。士道はただ、彼女のしたいようにやらせるために頷くだけだ。

 十香は士道から離れ、伏せた少女に馬乗りになる。

 

「十香……?」

 

 もちろんそれは、ようやく痙攣が収まって息を整えた折紙だ――――次の瞬間、また痙攣することになるだろが、と士道はニヤリと笑うのみ。

 

「んっ♡」

「んぐ……っ!?♡」

 

 再びのキス。しかも、十香が折紙の唇を無理やり奪い去る。押し倒し、巨乳で美乳を圧し、口に含んだ士道と十香の唾液を折紙の口の中に含ませ、それを最後に折紙自身の唾液と絡ませる。

 

「じゅるっ♡ちゅっ♡」

「んっ♡んんっ♡……ちゅ、ぁ♡♡」

 

 半ば強制され受け入れていた折紙が、自らの意思で全身から力を抜き舌を絡ませ始める。

 美少女が美少女を押し倒し、唇を深く合わせ大人のキスをする。男は士道しか味わえない視覚という名の快楽。それで上機嫌にならないわけがない。証拠に、士道の唇は弧を描いて十香と折紙の口付けを見守っている。

 

「ん……ぐ♡」

「ふぁ……♡」

 

 三人分の唾液を嚥下し喉を震わせる折紙と、唇と舌を引き抜いて起き上がる十香。二人の唇から長い糸が伝い、尋常ではない倒錯的な光景を産み落とした。

 

「十、香……何の、つもり……?」

「っ……こ、これで平等(・・)……いや、そのだな――――し、シドー!」

「ん、なんだ?」

 

 きっと、上手い言葉が見つからなかったのだろう。士道からもらったものを折紙へ分け与えるという行動の答え。

 勇ましく士道を読んだはいいものの、言葉を探すことがあとになり、裸体で指をつんつんさせるという愛らしいのやら、いやらしいのやら複雑な仕草で十香がある提案をした。

 

「その――――折紙も、私と一緒に交尾させてもらえないだろうか……?」

 

 可愛らしい表情で、とんでもないことを言う。折紙は目を丸くしているし、士道はといえば、大爆笑(・・・)してしまった。

 

「あ、あははっ! あははははははははっ!!」

「や、やはりダメか? 奴隷の身分では、シドーにもうお願いできぬのか?」

「ああ、違う違う。そもそも、奴隷は関係性の一つで、今までの十香と俺の関係がなくなるわけじゃないさ。だから、言いたいことは今まで通り伝えてくれよ――――それを叶えられるかは、また別の話だけどな」

 

 士道の欲望の是非によって、十香の提案を否決する場合もある。まあ、余程でない限り十香の願いを叶えてしまいそうな士道はいるのだけれど。

 士道の言葉に、やはり駄目かとしょんぼりとする十香。しかし、やはり勘違いしていたなと士道は笑いながら言葉を続けた。

 

「十香、おまえさては勘違いしてるな?」

「む……?」

「俺がいつ、負けた方は抱かない(・・・・・・・・・)、なんて言ったんだよ。――――十香と折紙は俺のモノ()だ。生憎と、引き算は苦手な身でね。欲しくなったら、全員抱く(・・・・)

 

 恐らく、士道の決定権という言葉と勝負の辺りで思考が混乱してしまったのだろう。特に、勝負はいきなり始めた上に、強い快感を与えられたのだから無理もない。

 

「二人とも俺の奴隷で、大事な恋人(・・)だ。俺にとっては先も後もない――――これから永遠に愛し合うんだぜ? そんなの、些細なことだろうよ」

 

 士道が胡座をかきながら頬に手を当て顔を支え、ニヤリと笑って告げてやれば、十香はパァっと満面の笑みを浮かべ純粋な喜びを表にした。

 

「そうか……そうか! ありがとうシドー! 折紙、共にシドーと交尾させてもらえるぞ!」

 

 十香は士道のことが『好き』だと言った。だが士道は知っている。分別は違えど、十香はみんなのことが『好き』で、みんながいるから幸せなのだ――――その『好き』の境界線を狂わせる張本人が、威張って言えることではないのだけれど。

 そして、喜びを顕にする十香に比べ、ムクリと彼女の隣で起き上がった折紙は比較的(・・・)冷静だった。

 

「初めからそのつもり。十香の取り越し苦労。……だけど――――ありがとう」

 

 ほんのりと頬を赤らめた微笑と、僅かに十香の指と絡み合う折紙の指。

 

「……令音さん、これはもう言い訳できないかもです」

 

 それを見て――――実は暴走前から禁断の関係に喜びがあったのではないかと、一筋の汗を流した士道であった。

 






土下座は何度書いても構わないと古典にも記されている。私のな!!!!

多分、今までで一番気合いの入った土下座の描写だったと思う。脱ぐところから始まり、脱いだものをしっかりと畳んでから土下座懇願……エロい!もちろん私の趣味なので土下座は差し込めると思ったら幾つでも出番があるよ(はぁと)
ていうか陰毛比べキスとか、ほぼその場のノリ。どんだけ二人の身体と感情表現に力割いてんだって話ですよ。お陰様で見事に前後編ですよ。
ちゃうやん、原作のキャラでエロをするなら性格とか、まあ変えられた部分はともかく基盤は合ってないとエロさ半減って感じするやん。私はそれが気になるの。あとはこれで私が書いたって事実がなければ私がもっと使えゲフンゲフン。
あ、間接キス唾液交換は絶対やると決めてましたけどね。十香とオリリンは原作でも丁寧に積み重ねられてるからとても楽しいね。特に後編(意味深)

ちなみに十香&折紙だけじゃなく美九編も前後編になりました……一キャラなのにおかしくないかって?いや、ホントササッと書くつもりが書きながらこれやったらエロくね?が肥大化して……特に令音さんの時に出来なかったじっくりゴニョニョを調教とか。私、思った以上に美九が好きだったらしい(いつもの)

感想、評価、リクエスト定期文以下略。評価なくても勝手に書いてると思われがちですけど違いますからね。いくらでも欲しいですからね。感想いつもありがとうございます!!逆に来ないとちょっとしょんぼりするけど、冷静に考えて1日更新の作品に感想書きづらくない?って気づいてしまった。

ではではまた次回〜

次回、イチャラブ3P、からのふたなり。見せてやるよ、原作を読み込んだ結果最悪の感情解釈を試みた変態性癖拗らせた私の力作をなぁ!!正直オリリンに謝るべきだと思いました。
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