※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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リクエスト回その一。どうしてこうなるんでしょうね(困惑)







17話(琴里、令音)

 五河琴里は睥睨し、その景色を見つめていた。変わらぬ、琴里だけが座ることを許されたこの〈フラクシナス〉の艦長席で。

 

「ん……ちゅるっ♡ ちゅぱっ♡」

 

 司令官。そう呼ばれる幼い琴里の口が、淫らな涎の音を立てる。何をしているのかと言えば、特別なことはしていない。ただ、棒つきの飴を舐めているだけだ。

 もっとも、その棒どころか指先まで唾液が滴っていることを、一般的な飴を舐める(・・・・・)と呼べるかは怪しいところだ。

 

「ちゅっ♡ ぢゅうううううっ♡ ちゅ……ぽっ♡」

 

 一心不乱に舐め取る。誰もいない艦橋で、琴里は甘い味のする球形を舌を使い、口を使いで転がしていく。

 言うまでもなく、琴里がしていることは単なる飴の消費ではない。その時(・・・)が訪れた日、しっかりと愛しい兄に褒めてもらうための訓練、といったところだ。まあ、常日頃で飴を舐め続けた琴里は、そんなことをせずとも舌遣いには自信がある。頭を撫でて、優しく褒めてもらえるだろうと思っている。

 それでも、鍛えるに越したことはない。兄、士道が気持ちよくなることが今の琴里の悦びなのだから。同時に、下の口が忙しない(・・・・・・・・)のだから、上の口も動かして起きたくなったのだ。

 

「じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ ――――ひぁっ!?♡♡」

 

 比べるまでもなく小さいが、飴玉を逸物に見立てて口を窄めて出し入れする。黒リボンで括られた鮮烈な赤髪が揺れ、司令官とは思えない下品な挿入音を繰り返す中、唐突に琴里の嬌声が響いた。

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ♡♡」

 

 フェラチオ訓練を止めてまで肘掛を握り締め、痙攣する身体が自然と両足を大っぴらに広げていってしまう。

 唾液が滴り落ち、下着が見えてしまうほど透けたシャツも大概だが、琴里の赤いスカートは尚酷い。飛び散った愛液を吸い、重りを乗せているように股間部に張り付いてしまっている。

 だから、その出っ張り(・・・・)がスカートを押し上げていることも、容易に確認できてしまえた。そう、激しく振動(・・)を繰り返し、人の子は琴里しかいない艦橋に、他の全ての音を掻き消してしまうのではないかと思えるほど大きな音を鳴らす淫具(・・)が。

 

「あっ♡あああああああああっ!!♡♡♡♡」

 

 ――――プシャアアアアアアアアッ!

 

 何度目かの絶頂が琴里を襲い、腰が跳ね上がってスカートを突き抜けるほどの潮が吹き出した。琴里の体躯の関係で、大きめの司令席が用意されているからこそ、存分に背もたれに頭まで付け、下半身を押し出すはしたない絶頂を見せつけられる(・・・・・・・・)

 

「ま、またイってる♡ またイッちゃった♡ 司令席に座ってるのに、司令官失格の顔しながら無様アクメ決めてる♡」

 

 舌を突き出して、蕩けた貌を逸らして達する。大事な役目を担う席で、司令官として毅然としていなければならない場所で、士道の雌としてここまで堕ちたのだとまざまざと宣言する。

 最高に気持ちがいい。秘部に襲いかかる振動と、その驚異的な圧迫感。ぐちゃ、と粘り気のある音を立てスカートを持ち上げれば、琴里の視点から見えるのは下着。

 士道に悦んでもらうため、敢えて背伸びをすることなく履いていた白に赤の線が引かれたパンツ。その股間部が不自然に膨らみ、しかも愛液を受け止め続けたことで変色したように色を変えてしまっていた。

 満遍なく動きを見せ、絶え間なく琴里を刺激する淫具。パンツの中に仕込まれたそれは、確かに役割を果たしながらも、まだ終えない(・・・・・・)

 

「んっ♡ まだ、全然足りないわ♡ もっと、おにーちゃんのモノを挿入れられるくらい、広げないと……ああっ!♡♡」

 

 グッと下着ごとそれを押し込むと、奥に入り込んだ大きなモノが暴れる。膣を広げんとしとして、突起物で快楽器官を突き回し、抉る。

 

「あぁ♡ はぁぁぁぁ……っ♡♡ おにーちゃん♡ おにーちゃん♡♡」

 

 奥に奥にと押し込み、押し返され、それをまた押し込む。暴れるバイブ(・・・)を活用し、琴里は自分の膣を調教(・・)

 琴里の秘部に仕込まれているのは、極太の(・・・)バイブレーター。市販のものではありえない、普通の女が使えば痛みしか感じないような極大のバイブディルド。無論、士道の陰部(ペニス)の大きさに近づけられた淫具だ。

 目的は二つ。日常(・・)に仕込むことで士道を楽しませることと、士道のモノを琴里たちが受け入れられるように身体を慣らすことだ。常にこれを挿入れておけば、士道との経路(パス)を通じた霊力で変質を繰り返す琴里たち精霊の秘部は、士道のモノを自然と呑み込める卑猥な穴に変わることだろう。

 加えてこのバイブにスイッチはない(・・・・・・・)。オンオフ、強弱の設定は全て士道が握っている。琴里たちの決定権は、これを挿入れるか挿入れないかの二択のみ。そして、士道が挿入れろと命じたのなら、逃れるどころか悦んで女性器に異物を咥え込むのが奴隷の役目だ。

 ――――その気になれば一度で変えてしまえるというのに、わざわざこんなことをさせる士道は本当に変態ね、と琴里は仄かに微笑を零す。

 

「けど……それは私も同じ、よね♡」

 

 日常を過ごして欲しい。変わらない中に、淫靡な味を仕込むからこそ欲望が満たされる。

 兄のため、琴里が選んだ場所はここ。ともすれば自分の娘のような愛艦〈フラクシナス〉。その中心部とも言える艦橋。部下に指示を出し、士道の精霊攻略を成功に導く鍵を握る。

 そういった大役を担う琴里が、そのことに誇りを持つ司令官の琴里が、手ずからそれを穢すことで士道の奴隷としての証を立てる。

 

「くひっ♡ 激しくなってる♡ 私のおまんこ、バイブに犯されてる♡♡」

 

 司令席に座り、淫語を交えて大声で実況する。罵倒とも思える激励を下し、時には激しく叫びを上げる場所で、淫らな声で鳴く。クルーの誰もが認めている独り立ちした司令官の五河琴里ではなく、五河士道の妹であり雌奴隷の五河琴里。

 凶暴な暴れ馬を未熟なマンコに仕込み、喘ぎ続ける。だが、琴里は知っていた。士道がくれる本物(・・)は、この程度では遠く及ばないと。

 

「おにーちゃん♡ おにーちゃん♡ おにーちゃん♡」

「――――()が出ますね、琴里」

「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!?♡」

 

 突然に自身の喜悦声とバイブレーション以外が鼓膜を震わせ、思わず自身の身体を抱いて司令席に丸まって叫び声を上げた。琴里自身でも女の子らしいと思う悲鳴だった。もっとも、やらかしていることは年に似合わぬ雌そのものだろうが。

 一瞬、部下の誰かかと最悪の想像が浮かびサッと顔色が青くなったが、少女の姿が視界に映ったことで琴里は追いついて声の主を判断することができた。

 

「ま、マリアね……脅かさないでちょうだい」

「すみません。ですが、おにーちゃん♡ おにーちゃん♡ と士道を呼びながらアヘ顔で自慰行為に及ぶ琴里に、私もいつ声をかけていいものかと迷いが」

「真似しないでちょうだい! 大体、そこまで酷い貌はしてない……わよっ!」

 

 正直、自分では見えないため少し躊躇いがあった。しかし、乙女としてはあまり認めたくはないという思いが勝り、何とか強く言い切ることができた。

 しかしマリアは、さぞ自分は真っ当ですみたいな平静の表情を作りながら言葉を返してくる。 

 

「いえ、私としても見習うべきものがありました。ラーニングさせていただきます、琴里先輩♡」

「取って付けたような後輩属性しないでくれる!? 見習わなくていいし、何だったら最初にかけられた言葉も含み持たせてたんじゃないの!?」

 

 ある種、自慰行為の餌に扱った艦そのものに見られていた羞恥、と呼ぶべきか琴里自身でさえ判断し難い感情を抱きながら、一通りのツッコミを終えて息を吐く。

 

「それで、その……やっぱり、マズかったかしら……」

 

 人払いは徹底させ、絶対に琴里が一人になれるよう念を入れすぎるくらいに準備していたのだが、司令官の琴里といえど艦そのものは止められない。

 マリアを見て、収縮していた理性に僅かな火が灯る。今さら取り繕っても仕方がないが、せめて股間部はずぶ濡れのスカートを抑えて隠し、申し訳ないと表情で謝罪をした。

 

「いいえ、全く。そもそも水臭いですよ、琴里」

「え?」

「あなたはこの艦の司令塔。そして私は〈フラクシナス〉のマリア――――士道の奴隷(・・)として、協力は惜しみません♡」

「っ♡♡」

 

 心臓が妖しく高鳴り、マリアの笑みに琴里は唇が吊り上がる感覚を覚えた。互いに、見た目と相違した淫靡な色香を笑みに纏わせている。

 そうだ。何も不安に思うことはない。琴里は士道の奴隷。マリアも士道の奴隷。ならば二人は、固い絆で結ばれた共犯者だ。その絆は、歪なれど上司と部下の関係以上のモノがある。

 

「私の用事は二つ。私がいる限り、この場に部外者(・・・)が入り込むことはありえない。ネズミ一匹通さないこと。そしてもう一つは――――遠慮せず(・・・・)、欲望を満たしてください♡」

「遠、慮?」

 

 どこに遠慮があったというのだろうか。自らの司令席を愛液で濡らし、制服を汚し、淫語実況の自慰行為に耽る。これ以上の冒涜、尊厳の崩壊が他にあるというのか。

 

「ええ、遠慮です。琴里、いつまで自分を恥じらいのある乙女だと思っているのですか? 時には必要ですが、この場においては私たちにとって不要なものです。そうでしょう?」

「これ以上……な、何があるっていうのよ」

「あります。琴里、何をしても構わない(・・・・・・・・・)のですよ。咎める者などいはしません。はしたないと糾弾する者もです」

 

 何をしても、構わない。その甘言な誘惑は、琴里の喉を生唾で湿らせるには十分な魅力だった。

 

「なん、でも?♡」

「ええ、何でも、です♡ 〈フラクシナス〉として、許可しましょうか? ――――この部屋は今、全てあなたのモノです。何をしてもいい。どんな格好で、どこを汚しても構いません。どんな粗相(・・)をしようと、それこそが私たちの悦び。士道の悦びなのですから♡」

 

 マリアは共犯者であると同時に、士道の意志を代弁する使者なのではないかと琴里には思えた。

 何も疑問に思う必要はない。躊躇うことはない。羞恥さえ快楽のスパイスにして、最高の絵と快感を作り出せと。

 人と変わらぬ感情と快楽を得た機械の淫魔が、無自覚に残していた琴里の枷、その鍵をカチャリと回した。

 

「見せてください、五河琴里。司令官として、あなたが考えて、しかし実行することは決してできなかった――――悦楽の舞を」

 

 そう言って、マリアが転送装置に足を踏み入れ姿を消した。残されたのは、衣服を乱した琴里のみ。

 呆然と司令席に座り込み――――だが、ニィっと笑みを浮かべ新しいチュッパチャプスを咥えて、立ち上がった。

 

「んっ♡ んんっ♡♡」

 

 下の口に咥え込まれたバイブが自重を感じ、暴れている。しかし、下着に支えられているとはいえ、さすがは特注品というべきか、琴里の穴から落ちるようなことはない。まあ、決して離すまいと膣を押し広げながら、締め付けを続ける琴里の意志も多分に含んではいるだろうけれど。

 今一度、睥睨する。司令席から見下ろす、艦橋。今までの作戦行動で、常に見下ろし、俯瞰してきたその景色。

 そうして琴里は――――服に手をかけ、脱ぎ捨てた。

 

「あ……♡」

 

 解放感。文字通りに、日常というもの、立場に欠かせない衣服を脱ぎ捨て、外気に肌を晒す異常性の快感。

 愛液を吸って重しのようになっていたスカートが床にべちゃ、と水音を立てた。唾液に塗れたネクタイとシャツを解き放ち、ブラを捨てて上半身も自由にする。ブーツとニーソックスも脱ぎ、琴里の肌に残されたものはバイブをクロッチで支える下着のみ。

 

「く……うぅぅぅっ♡♡」

 

 膣を渾身の力で締め付け、振動する淫具をきっちり固定してから下着を下ろす。機械音を鳴らし、極太のバイブが琴里の秘部で暴れる全貌が顕になる。

 そして、赤いジャケットを着直す(・・・)。司令官の琴里でありながら、奴隷として立場を全うするため。

 裸身に赤いジャケットを一枚。股間には拡張用の極太バイブ。キャンディの棒から涎を滴らせたその様は、美九と折紙に刷り込まれた変態司令官そのものだ。

 だが、もう一つすべきことがある。奴隷なら、その宣言は当然のもの。バイブを咥え込み、愛液の飛沫を何度も床にぶちまけながら、琴里は高々に声を上げた。

 

「わ、私は自分の艦でこれからお散歩オナニー(・・・・・・・)します♡ 変態司令官が艦橋を歩き回る姿、見ててくださいご主人様(おにーちゃん)♡♡」

 

 精一杯の色目を扱い、己の赤い瞳を潤ませる。威厳を欠片も残さず、士道のためだけに琴里は変態行動を公言した。

 返事は当然言葉ではない。琴里の膣にくい込んだバイブが、その震えを加速させたことが答えだった。

 

「あ゛っ♡ きたっ♡ おにーちゃんが、見ててくれてるっ!♡♡」

 

 士道に見られている。士道が見てくれている。それだけで、琴里は何倍もの快感を得られる。潮を吹いて、脳が快感に支配される。

 

「妹マンコがバイブ咥え込んで、四つん這い(・・・・・)でお散歩するところ、見ててねおにーちゃん♡」

 

 今一度詳しく、正確に。琴里は満面の笑みで士道に挨拶をして、身体を屈ませた。

 冷たい床、普段何気なく足を踏み込む艦橋に手を突き、膝を突く。素の両手両足で歩く雌犬の姿勢。

 士道のことだ。今の琴里の艶姿を逃さず監視しているはずだ。興奮と羞恥で歪んだ琴里の貌。勃起してもまだ幼い乳首。秘部がバイブを咥える結合部。それこそ、尻穴までじっくりと。

 

「ふー♡ ふー♡」

 

 心臓が爆発してしまいそうなほど煩い。琴里の鋭すぎる聴覚が、〈フラクシナス〉の機械音とバイブの振動音を聞き分け、どちらの快感も脳へと送り届けている。

 ダラダラと愛液を垂らし、振動を続ける極太バイブを落とさないように締め付けて、琴里は床に手足をつけて歩く。

 

「はっ♡ はっ♡ はっ♡ んんーっ♡♡」

 

 一歩進むごとに愛液を撒き散らし、時に潮を吹いて神聖な艦橋に雌臭を染み込ませていく。士道の奴隷に、もはや神聖なモノなど必要ないのだと。

 艦橋上段の右側、なだらかに伸びた階段を降っていく。手足を突き、階段の一段一段にしっかりと愛液のマーキングを刻みながら。

 やがて、大きく広がった艦橋下段に到達した。左右にはクルーたちの席、多く設えられたモニタ――――中心に、司令官(雌奴隷)が四つん這いで見上げている。

 ここで切り返す。その前に、見せたいものがあった。

 

「……何してもいいのよね、マリア♡」

 

何をしてもいい(・・・・・・・)汚しても構わない(・・・・・・・・)

 マリアからお墨付きを貰い、艦の主だと琴里は認められた。なら、琴里にはしなければならないこと、まだ兄にすら見せたことがないものがあった。

 四つん這いの姿勢を一旦取り止め、グッと身体を起こす。そしてしゃがみ込み、足を開く。もう少し変えれば雌犬の服従ポーズ。しかし、今においてこれは、和式トイレで用を足す(・・・・)少女の格好だった。

 

「……っ♡」

 

 ブルっと琴里の裸体が震えた。バイブを咥え込んだ秘部のある箇所が、大きく開きつつある。

 兄にすら、直では見せたことがない。だが、奴隷となり倫理観が溶けてしまっている琴里にはある意味で、見せていないことこそ悔しい(・・・)。他の子は、見せたことがあるのだろうか。そうだとしたら、妹の琴里が出遅れていることになる。

 悔しい。奴隷の琴里が叫んでいる。恥ずかしい。理性の琴里が叫んでいる。

 そこまで堕ちてしまうのか――――愛する士道のために、琴里は悦んで堕ちてしまおう。

 

「お、おにーちゃん♡ 私、今からおしっこするわ♡ 〈フラクシナス〉の床をトイレの代わりにして♡ 司令官がおしっこしちゃうから♡ ――――あっ♡」

 

 一瞬、琴里はさらに大きく震えた。途方もない解放感が全身を抜け――――ぷしゃっ、と勢いよく小水が弾けた。

 

「あ……あー♡ あぁー♡ おしっこ、でるぅ♡♡」

 

 ――――ちょろ、ちょろろろろっ! ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁっ!

 

 躊躇いのある小水から、バイブによって弾けて散らばる汚水のシャワーへ。びちゃびちゃびちゃ、と水音が床を叩きそこに水溜まりを作る。

 真水と呼ぶには濁りがあり、独特の臭いが鼻につく小便。中学生ながら、年上の部下に経緯を払われる人間の琴里が、自らの意志で床に放尿してしまっている。

 背徳感と羞恥心、自らの無様さが綯い交ぜになり、絶えず振動するバイブも合わせて尿を垂れ流しながら絶頂してしまう琴里。

 

「あーっ!♡ またイッてる♡♡ おしっこきもちよくて♡ 変態司令官の絶頂、おにーちゃんに見られてる♡♡」

 

 尿道から吹き出す液が混ざり、膣が刺激されて粘性の液体がさらに混じり合う。幼い裸身すら汚す水飛沫の中、琴里は口を開き切って絶頂の快楽に浸る。

 ぽちゃっ、と独特の色をした水溜まりに何かが落ちた音を、琴里の耳が拾う。

 

「あ……」

 

 それは、琴里の口から落ちた飴。琴里の唾液、愛液、潮、尿。どれも微かに霊力が混じり、異なる()がする液体になった琴里の体液。

 その中に大好きなチュッパチャプスを落としてしまい、排尿が止まった琴里は眉根を下げて手を伸ばした。

 

「勿体ないことしちゃった……」

 

 様々な液に塗れた飴を、琴里は躊躇いなく(・・・・・)拾い上げ、眺める。

 口に含んでいない時の方が少ないとすら思える、琴里の大好物。それを一つとはいえ、無駄にすることは琴里の矜持に反する。

 たとえ、複数の液が絡み付き、元とは違う淫靡な光を放つものであろうと、それは変わらない。

 

「……ん、くっ♡」

 

 喉が鳴る。半ば無意識に、琴里は舌を出していた。

 今の琴里たちは、それぞれの霊力が士道の影響により暴走し、多大な影響を受けた状態だ。それは表面的な肉体構成のみならず、排出される体液の一滴一滴にすら影響を及ぼしている。

 最たる例は、琴里がたった今漏らした小便。濁りがありながら、どこか透明感すら覚える水。曰く、人が飲んでも全く害がなく、むしろ宿る霊力が循環して身体にいいとまで言われていた。

 もちろん、倫理観が崩れたとはいえ琴里たちは人の子。排泄物への不快感がないわけではなく、士道だってそこまでは要求してこない。

 

「あ、むっ♡♡」

 

 だけど――――このくらいは平気だろうと、琴里は舌の上に液体が絡んだ飴玉を乗せ、それを口の中に運んだ。

 

「ん……うぇ♡ 変な味するわね……♡」

 

 元々の甘みに加え、複数の液体が混じったそれはお世辞にも美味しいとは言い難い。ぺろぺろと表面を舐め、飴玉を溶かしていけばさらに味わいは複雑怪奇になっていった。

 しかし、琴里が飴を吐き出すことはない。

 

「ぢゅっ♡ ちゅるっ♡ ぺちゃっ♡」

 

 唇から出し入れし、口の中で転がし、舌で舐め続ける。さらに唾液を絡めて、涎を滴らせ、跳ねさせながら飴を溶かし尽くす。

 兄への目線も忘れない。士道の肉棒を、いつでもこんな風に奉仕してみせると、卑猥な格好、淫らなポーズ、淫猥な目つきでアピールを欠かすことはない。

 もちろんそれは、飴玉を溶かし尽くすまで続き――――終えた頃には、琴里の足裏に液体が染み込むほど愛液と潮、小便が交わった水溜まりが艦橋下部のど真ん中に出来上がっていた。

 

「はぁ……♡ はぁ……♡」

 

 ぺちゃ、ぺちゃ、と行きとは異なる水音を手足で鳴らし、左側の階段から自らの司令席へ琴里は戻ってきた。

 脱ぎ散らかされた衣服を手足で踏みつけながら、何とか椅子の表面に手を乗せて身体を休ませる。

 

「っ……ふぅ♡ ――――あひっ!♡♡」

 

 床についた下半身が震え、椅子に乗せていた琴里の貌が逸らされ喘ぐ。体力と精神を消耗した琴里だが、秘部に仕込まれたバイブがある限り安寧はありえない。

 身体を休めるその時さえ、バイブは責めの手を緩めることはない。それでも必死にその暴れ馬を膣穴で咥え込み、背もたれへボーッと視線を向けながら琴里は一時的な快楽休息を試みる。

 そんな時だ。転送装置の動きを琴里の聴覚が捉えたのは。

 

「ん――――令音?」

 

 シルエットでいる時間の方が短いため、特定は容易だった。無論、琴里の過敏な聴覚が転送の予兆を捉えていたというのが大きいのだけれど。

 〈ラタトスク〉の制服に身を包んだ二十歳ほどの女性。最近はさらに若々しく輝いて見え、それでもトレードマークの厚い隈縁が威厳のような、はたまた倒れるのではないかという不安感を覚えさせる。

 日に日に凝って結い上げられ始めた銀髪に、琴里憧れのナイスバディ。〈ラタトスク〉解析官、琴里の親友、琴里と同じ士道の奴隷。どの関係だろうと深く関わり合いがある村雨令音その人が艦橋に足を踏み入れた。

 

「……やあ、琴里」

「ハイ、令音。ごめんなさいね、こんな格好で」

「……んっ♡ 構わない、よ……♡」

 

 一瞬、令音の肩がビクリと跳ね、起伏の薄い貌の頬がほんのりと紅潮したのが見て取れる。

 琴里は聴覚異常を患っているが、令音の場合は嗅覚が異常に鋭くなっていると言っていた。恐らく、艦橋内に撒き散らされた性臭と、琴里自身から発せられる雌の香りに当てられてしまったのだろう。

 琴里は自分でさえ驚くほど汗を滲ませ、その体液も当然のように変質の影響を受けている。琴里たち士道の奴隷は、皆が互いに干渉を与え合う雌同士なのだ。仮に琴里と令音が逆の立場だったとしても、これほどの性臭では同じように発情(・・)していただろうと苦笑をもらす。

 

「ちょっと、はしゃぎすぎたみたい。しばらく、動けないかも……あぁっ♡♡」

「……ああ。ゆっくり休むといい」

「ありがとう、令音」

 

 快楽に蝕まれ動けない琴里の身体を、令音が優しく抱き上げて司令席に正しく座らせる。堅苦しい背もたれで、ようやく琴里は一息を吐いた。その格好は、裸のジャケットに激しく膣を掻き回す極太バイブと、実に士道好みの有様だったが。

 

「それで令音、あなたは――――――」

 

 問いかけようとして、琴里は言葉を止めた。正確には、ピクリと耳が(・・)反応を示す。

 令音が艦橋に入れることは、不思議に思っていない。部外者は入れないということは、琴里の痴態を見ても構わない関係者は入れるということ。故に、令音が艦橋に足を踏み入れられるのは当然のこと。

 その訪れた理由自体を問うつもりだったのだが、琴里の聴覚はある違和感を琴里に提示した。

 

「令音……あなたの、バイブは……」

「……琴里、君は耳がいいな」

 

 さして驚きを見せず、琴里が言わんとしていることを先んじて肯定した令音に息を呑む。その平然とした態度に、琴里が驚いてしまうくらいだった。

 この極太バイブは調教用。士道の肉棒を収めるための拡張淫具。琴里以外の精霊たちは、例外なく同じ立場にある。数え切れないほど士道の肉棒を受け止め、士道専用の雌奴隷として調教し尽くされた令音と、元々から士道専用のオナホールを自称するマリア以外は。

 だが、琴里の作り替えられた異常聴覚は、そういうもの(・・・・・・)を聞き逃さないように特化されている。令音の下半身から聴こえる振動(・・)を確実に捉えていた。そして、音の不可解さを訝しむ。

 

「二つ……っ!」

 

音が二重に聴こえる(・・・・・・・・・)。しかも片方は、膣肉を縦横無尽に巻き込み、突く音とは明確に異なるものだ。

 羞恥による精神的、肉体的な疲労を抱えていたはずの琴里の身体が、その事実にみるみる生気を帯びていく。欲望がある限り、琴里は起き上がれる。特に琴里は、兄に近い性質を受け継いでしまっている。

 ――――僅かに唇を上げた令音の微笑は、琴里の情欲を酷く掻き立ててくれた。

 

「……私たちのご主人様は、鬼畜だからね♡」

 

 全く、言葉の事実に不快感を見せず、物憂げな瞳に淫猥な色を灯した令音の手が動く。

 琴里にしっかりと見せつけるようにスカートを固定するように捲り上げた。

 

「な……っ♡」

 

 驚愕と興奮が息を呑む琴里の声音に混ざる。

 先ず、タイツに包まれた令音の秘部。タイツで遮られてこそいるが、内側が丸見え(・・・)。つまり、下着を履いていない。予想通り、ノーパンの秘部にはバイブが仕込まれ、タイツに愛液を溜め込ませていた。

 否、バイブは秘部だけではない。令音の前から見える美尻にもう一つ(・・・・)。尻穴にぶち込まれたバイブ。もちろん、遠慮などなく極太のバイブが暴れ回り、令音の直腸を絶えず刺激している。

 驚くべきは、バイブを前後の穴に二つぶち込まれ、平然と会話を続ける令音の精神力だ。あの士道の信じられない鬼畜調教を乗り越えた強靭さに、琴里は知らず知らずのうちにゴクリと唾を飲み込んでいた。

 

「……本当なら私にはもう必要ないのだけれど、私は特別だと挿入れられてしまってね♡ しかも下着を履かせてくれなかった♡ ……好き者な恋人を持つと、苦労させられ――――あっ♡ あぁぁぁぁぁぁぁっ!♡♡」

 

 突如、バイブの振動と動きが最大まで引き上がり、令音も耐え切れず身体をくの字に曲げ、びちゃびちゃっ! とタイツを突き抜けた潮を床にぶちまけて絶頂する。

 きっと、生意気な奴隷へのおしおきなのだ。けれど、聡明な令音がそうなることを知らなかったとは思えない。

 

「令音こそ、好き者じゃない♡」

「……あ、あ……ぁ♡ ……意地悪なことを言わないでくれ、司令♡」

「〜〜っ♡」

 

 お互いへの甘い揶揄が、堪らない快楽信号を脳に伝わせる。令音が唇を噛み締めて悶えるように、琴里も唇を噛み締めて膣が産み落とす愛液を椅子に滴らせる。

 もう、疲れなど吹き飛んで今すぐ欲望の限りを尽くしたい。琴里の幼い身体を、幼いなりに士道のために尽くすものへと変えてしまいたい。

 なら、今の琴里が求めるものは――――琴里の視線に勘づいた令音が、フッと笑みを浮かべた。

 

「……んっ♡ 君の望みは、これ(・・)だろう♡」

 

 タイツを膝まで下ろし、ムワッと雌の香りを解放した令音が四つん這いになって、その香しい尻を琴里へ向けてくる。

 極太のバイブを咥えた令音の美尻。中学生の琴里とは比べ物にならない、たわわと言うべき魅惑のお尻だった。

 

「令音、私……♡」

「……ああ。たまには、元の琴里(・・・・)の欲望を発散するといい♡」

「……ふふっ♡」

 

 マインドセットを施した黒リボンの琴里。本来、強い自分であれと望むが故に苛烈な性格を作り出すことができていた。

 欲望に当てられ、今は被虐的な琴里が表になることが多くなった黒モード。しかし、黒の本質は生きている。そういう欲を感じれば、当然のように肥大化していく。兄の一面を引き継いだ琴里だからこそ、この二面性を保つことができるのだ。

 特に、琴里へへりくだるような態度を親友に取られた日には、飛びっきりだ。令音には決してぶつけてこなかった加虐者(・・・)の微笑みで、令音に歩み寄ってしまうくらいには――――その美しい尻肌に、濡れた素足を乗せてしまうくらいには。

 

「……あひっ♡」

「あら、令音にしては随分と品がない悲鳴ね。私に踏まれて感じてるの? 私の親友は、いつからケツを踏まれて感じる変態になったのかしら♡」

「……あっ♡ あんっ♡」

 

 グリグリと柔尻を足蹴にすれば、素晴らしい肉の感触がリアルに伝わってくる。加えて、令音が被虐者に相応しい嬌声を上げているとなれば、それだけでイッてしまいそうだ。

 

「ほら、悔しかったら反論してみなさい♡ 私の知ってる令音なら、ケツを踏まれて気持ちよくなんてならなかったわ♡ ああ、ごめんなさい。ご主人様(おにーちゃん)の奴隷なら、マゾ豚なのも当然よね♡」

「……ふっ♡ ふぁっ♡」

「ふーん、言葉も出ないってこと♡ ほんと、令音はドMの変態なのね♡」

 

 あの令音が四つん這いになって、尻を踏まれて喘いでいる。時折、バイブをぶち込まれた秘部から絶頂の証を吐き出し、琴里の生足をつけられて感じている。

 士道を、精霊たちを優しく包み込む聖母を、琴里が支配している。堪らず、その刺激に潮を吹いた。

 

「っっ!♡ ――――令音、言ってちょうだい♡ 令音は変態ですって♡ あなたは自分より幼い上司で親友の私にケツを踏まれて、よがり声を上げるドMの変態だって認めなさい♡」

「……っ♡ 私は司令で親友の琴里に、まだ中学生の琴里に♡ 自分のお尻を踏みつけられて感じる、変態雌奴隷だ♡♡」

 

 言い切った。ケツを振って、表情は隠れて見えないがきっと調教されきって快楽に蕩けたもので、琴里へ向かって奴隷の証を立てた。

 あの令音をここまで。あの令音にこれほどのモノを仕込んだ士道への畏怖と、令音を独占していたことへの仄かな嫉妬。もはや、琴里の感情はどこへ向かおうとしているか、自分にさえ理解がし難い。

 

「上出来よ。出来た部下には、ご褒美をあげるわ♡」

 

 だが、いついかなる時も、琴里は奴隷である限り感情に従う。

 尻に置いていた足裏を振り上げて――――ケツ穴に入り込んだ極太バイブの裏面を、その足で押し込んだ。

 

「……おっ!?♡ お゛お゛っ♡」

「ドMの変態に相応しい悲鳴よ、令音♡ さ、自分がどんな責めを受けてるか、言ってみなさいよ♡」

「……こ、琴里の小さな足で♡ ケツマンコに挿入れられたバイブを奥まで押し込まれて――――イクッ!♡ イクゥッ!♡♡♡♡」

 

 ぶしゃっ! と一段異なる絶頂。直腸の深くまでバイブを押し込まれ、そのバイブが振動と共に抉るように令音を果てへと導いた。

 髪を振り乱し、美尻を痙攣させる淫らな令音の様。息を整えながら、興奮冷めやらぬ琴里が被虐的な笑みで令音を称えた。

 

「ありがとう、令音。さすが、士道の大切な恋人ね♡ ……また、お願いしてもいいかしら♡」

「……あ、あ♡ 君たちの願いなら、私はいつでも引き受けるさ♡」

 

 余韻に震えてこそいる声音だが、令音の意志に迷いはない。琴里たちが求める限り、令音はありとあらゆる欲望を受け止める。それは士道と精霊、どちらも分け隔てなく、だ。

 精霊への深い愛情。士道の手で枷を外された今の令音は、施し(・・)の名に相応しい慈愛、慈母の化身だ。

 ただしそれは――――琴里たちを淫らな楽園へ導く、淫靡なる太母(グレートマザー)に他ならない。

 それも、願ったり叶ったりとはこのことだろうと、琴里は苦笑を浮かべる。少なくとも、子を呑み込み破滅させる元の太母よりは健全、とは言えないものの安堵できるものだ。

 その母君の尻穴に深く刺さった極太バイブ。琴里は生唾を呑み込みながら、それを手で掴む。

 

「……琴里?」

「これ……抜いてみても、いい?」

 

 元々、挿入れるモノとして想定されていない尻穴にぶち込まれ、さらに琴里が深くまで押し込んでしまったバイブ。

 膣穴以上に挿入れることが難しく、引き抜くことも同じ。穿たれた擬似ちんぽが、そのカリ首を引っ掛けながら絶えず暴れ回っているようなものだ。

 だが、琴里は言ってしまった。尻を向ける令音に、その無茶な提案を。

 

「……っ♡ 構わ、ないよ……♡」

 

 躊躇いがちに、しかし拒絶をしない令音は覚悟を決めて声を発した。

 

「じゃあ、抜かせてもらうわよ」

「……ん♡」

 

 さしもの令音も、尻穴を占拠するこれほどのモノを引き抜いてもらうことはそうそうないのだろう。琴里の合図に、準備をするように力を入れる。

 それはまるで排泄(・・)だった。バイブという異物を抜き取る排泄行為。人外の美貌を持つ令音の排泄。それを間近で、しかも琴里の手で行うというのだ。興奮で、荒い息を吐き出すのがやっとだった。

 バイブの持ち手を指で掴み、ゆっくりと引きずり出す(・・・・・・)

 

「……んっ♡ んんんんん……う、ぅぅっ♡♡」

「っ♡」

 

 ミチミチ、ミチミチと腸壁が悲鳴を上げ、ありえないほと大きい排泄物を押し出そうとしている。あの令音が、尻穴を力ませてモノを捻り出そうとしている。

 この世で、琴里しか味わっていない背徳的な光景。ゾクゾクとした快感が琴里の中で渦を巻く。

 

「……うっ♡ うぎ♡ ……くぁ♡ ――――おほっ♡♡」

 

 快楽の色を強く乗せた嬌声。令音の直腸の全面を押し広げながら、バイブがその全貌をさらけ出していく。

 令音にとっては希少な排泄の快感、ということになるかもしれない。極太のバイブで拡張されながら、緩すぎない程度に保たれた奇跡の性感帯――――いつか、琴里たち全員がこのようになれるのかと考えた時、子宮が疼きを上げてしまう。

 

「令音、あと少しよ。頑張ってちょうだい♡」

「……ふぎっ♡ う、ぅぅぅぅぅっ♡♡」

 

 令音が声を我慢できていない。苦しげに、しかし快楽の色香を乗せた令音の美しい呻き声。

 既に極太バイブの大半は外気に触れ、令音の液体をたっぷりと纏い水気を帯びていた。

 

「……行くわよ、令音♡」

「っ……こと――――おほぉっ!?♡♡」

 

 我慢の限界を迎えたのは、琴里が先だった。先端部分が引っかかり、令音の力みだけでは離れないバイブを全力で引き抜き、彼女の嬌声ごと引きずり出した。

 

「……お、おほっ♡ はひっ♡」

 

 お尻を掲げ、貌を床に埋めて強烈な刺激に崩された令音が喘ぐ。その尻穴はぽっかりと開き、濡れた腸壁が蠢く様をまざまざと琴里に見せつける。

 そして、このエロティックな尻壁の中で暴れていた淫具が、琴里の手の中に収まった。

 

「こんなのが……令音のお尻の穴に……っ♡」

 

陰茎(ペニス)の形を再現したディルドバイブ。極太で、凡そ人の尻穴に入るものではなく、ましてや挿入れるものでもない。

 けれど、令音の中にいた証と言わんばかりに全体が濡れて、ムワッと上気さえしているように見えた。それを持つ琴里の手に腸壁の液が滴り、香しい令音の臭いが鼻腔をくすぐる。

 ――――その時、手にしたバイブの振動がピタリと止んだ。

 

「っ!♡」

 

 このバイブだけが止まった。琴里と令音の膣穴は、未だ深く挿入れられたバイブが不規則に振動している。

 その事実に息を呑む。令音の不浄の穴に収められ、令音の雌臭を外側と内側からたっぷり染み込ませたディルドバイブ。

 

「すぅー♡ はぁーっ♡」

「……こと、り♡ やめ……っ♡」

 

 息を整えた琴里に、令音が何かを察して弱々しい制止をかける。

 琴里には届かない。大きく吸った息の中には、令音の香りが混ざっている。奴隷を発情させて止まない、極上の雌の香り。それにちょうど、飴を舐め切って口が寂しかった(・・・・・・・)ところだ。

 

「あむっ♡ ――――んんんんっ!?♡♡」

 

 顎が外れそうなほど巨大なバイブを、琴里は迷わず咥え込む。

 咥内に満ちる無機の質感に、鼻まで広がる強烈な雌臭。理解していても、受けてみると全く意味が異なる。令音の香りが琴里の全身に染み込むようで、膣が激しく愛液を排出した。

 

「あ、ぐ……♡ じゅぽっ♡ じゅっぽ♡ じゅうううううううっ♡♡」

 

 親友の尻穴に突き刺さって、溜め込まれた液を口の中に吸い取る。自身の唾液と混ぜ合わせ、琴里の脳は圧倒的な多幸感を覚える。

 常識や倫理観を捨て去り、退廃的なやり方で幸福を感じる琴里。正気に返った後には、想像を絶する後悔が襲うことだろう――――そんな正気を捨てられない琴里を、士道は愛してくれていた。

 

「じゅぱっ♡ ……ん、美味しい♡ 令音のアナルに挿入れられてた玩具、とってもいい味がしたわ♡」

「……少し、士道に似てきたんじゃないかね?」

「あ、令音ったら恥ずかしいんだー♡ ぽっかりアナルの癖に♡」

「……っ♡」

 

 身体を起こし、仄かに恨めしげな視線を琴里へ向ける令音。彼女にしては珍しく、今頃指摘された尻穴をスカートに隠して必死に閉めているに違いない。もっとも、閉まるまで時間がかかるだろうと琴里はいやらしい笑みを浮かべた。

 

「恥ずかしがることないじゃない。私と令音の仲でしょ♡」

「……尻穴をこれほど辱められたら、君にも私の気持ちがわかるはずさ」

「ま、確かに私はまだだけど――――そう、ねぇ」

 

 手にした極太のバイブ、令音の尻液を纏い琴里の唾液を塗り込んだそれに視線が向く。

 尻穴を辱められる。排泄器官を性感帯に変えられ、弄ばれる屈辱。士道の調教の中でも、珍しい分類だと琴里は知っていた。

 だから思う。琴里は士道の行いをもっと受け入れたい。妹だからこそ、どこかで差があるのではないかと思ってしまう。琴里も、令音のように遠慮なく躾て欲しい――――これが令音の言っていた被虐の願望だと言うのなら、それは士道への愛故だと琴里は笑おう。

 

「……琴里?」

「これ、私のお尻に……挿入れていいかしら♡」

 

 ニヤリと笑う琴里に、令音が目を丸くして言葉を返す。

 

「……士道は、まだ君にそこまでは求めていないよ」

「わかってる。士道は鬼畜だけど、甘ちゃんなところは変わってないから。……だから、あくまで試すだけよ。ダメ?」

 

 ここで、まだ早い、それは士道の手で、ともし令音に窘められたのなら琴里も大人しく身を引いた。いくら霊力で身体を変質させているとはいえ、士道の霊力制御であまりにも急な開発はできないのが現状だ。

 甘えるように眉根を下げて願う。本当にいけないことなら、士道が手ずから琴里を止めるだろう。そうしない今は、保護者役を兼任する令音に裁量を委ねているに違いない。

 じっくり、令音にしてはかなりの熟考を挟む。その間にも、互いのバイブが蠢く音が琴里の鼓膜を震わせ、何だか落ち着かない気分にさせられる。

 

「…………わかった。ただし、私が挿入れる。それと、押し返されたら諦めることだ」

 

 許可が降りた。が、追加された条件に琴里の頬は赤く染まる。

 

「わ、私にやらせてくれないの?」

「……ダメだ。精霊の性質に近いと言っても、そこはデリケートな場所だよ」

「令音がそれ言うの!?」

「……〈灼爛殲鬼(カマエル)〉の焔が尻穴の傷を焼いて塞ぐ拷問を所望するのなら、私に君を止める権利はないがね」

「ヨロシクオネガイシマス」

 

 琴里の天使〈灼爛殲鬼(カマエル)〉は驚異的な自己再生を保有しているが、それは焔が肉体を焼き再生させる痛みの焔。いくら被虐体質と付き合う琴里といえども、尻穴を焔で焼かれることは御免蒙る。

 ここは、大人しく経験者の令音に従う他ない。バイブを引き渡し、いそいそと司令席に上手く四つん這いになり、お尻を外側に向ける。

 

「…………」

 

 と、同時に気がつく。これは、想像以上に恥ずかしいと。

 真紅のジャケットのみを羽織った結果、琴里の小ぶりなお尻を隠すものは何もない。むしろ、秘部で暴れるバイブのせいでより一層の卑猥さがあるはずだ。

 黙り込んだ琴里のお尻に、令音はいきなり手を当てて尻肌を擦り始めた。

 

「ひゃわっ!?♡ ちょ、ちょっと令音、何するのよ!」

「……ん、綺麗なお尻だと思って、ついね。まあ、人のお尻を足蹴にするよりは健全じゃあないかな」

「さては根に持ってるわね!? あなたこそ士道に似て――――ふぁぁぁ……♡♡」

 

 令音の柔らかく肌触りのいい手に触れられ、思わず気の抜ける吐息を零してしまう。全身から力が抜け、膣穴だけは気を抜かないようにするのがやっとだった。

 手で撫でられただけでこれなのだから、令音のテクニシャンな触り方と受け手の弱さが際立つ。結果的に、無駄な緊張が解れた琴里の尻を、令音の手がグッと開く。

 

「っ!♡」

 

 その中心には、琴里の菊門。幼く、肉棒を挿入れるなど以ての外。その中に今から、あの極太バイブが刺さる。

 

「ふぁっ!?♡」

 

 だが、琴里は尻穴におかしな感覚を覚えた。嬌声が上がる。温かな吐息(・・)が菊門に降りかかり、思わずヒクヒクと穴が縮小と拡大を交互に行う。

 恐る恐る、琴里は頭を自身のお尻に向ける――――ゆっくりと尻穴に近づく、令音の真面目で艶やかな貌が見えた。

 

「れ、令音……?♡」

「……慣らす(・・・)よ」

「やっ、やだっ♡ 待ってれい――――ねぇ!?♡♡」

 

 おかしな発音で跳ね上がる令音の名。呼ばれた当の本人は、琴里の不浄の穴に舌を突き挿入れて(・・・・・・・・)、グリグリと穿り始めていた。

 

「あっ♡ な、なんで!?♡」

「……じゅっ♡ ぢゅるっ♡ ぢゅうううううっ♡♡」

「あぁっ♡ やだっ♡ やめて令音♡ お尻の穴、吸っちゃダメぇ!♡♡」

 

 マインドセットでは誤魔化し切れない、多感な羞恥心が琴里を崩す。令音に尻穴を舐められ、吸われ、入念に解される。

 

「……ぢゅぱっ♡ じゅうぅ♡ ぐちゅ♡」

「やだぁ……ごめんなさいぃ♡ 私が悪かったから許してぇ♡」

 

 何のことを謝っているのか、琴里自身でさえあやふやな思考で叫びをあげる。

 

「……ぢゅるるるっ♡ ……琴里。言うんだ(・・・・)、ありのままを、ね♡」

「ひ……っ♡」

 

 尻穴に舌を捩じ込まれ、分泌液と令音の唾液が絡み合う。その中で、琴里は命じられるがままに言葉を紡いだ。

 

「れ、令音の舌に、私のお尻の穴を舐められてる♡ いいえ、舐めてもらってるわ♡ バイブを挿入れてもらうために、慣らしてもらってるの♡」

「……くちゅ♡ ぢゅるっ♡ じゅる♡ ぢゅうううっ♡」

「す、吸われて♡ また舐められて♡ 私のアナル、広げられてる♡ 令音の舌に調教されてるっ!♡♡ ――――あぁっ♡ おまんこのバイブじゅぼじゅぼしないでぇ♡♡」

 

 お尻を広げていた片方の手が、令音の貌下で秘部を刺激していたバイブを弄ぶ。挿入されたバイブを大きく上下に動かされ、膣穴を気持ちよくする無機質な巨根が内部を蹂躙する。

 

「やだ♡ だめ♡ 令音にお尻の穴ほじほじされて、バイブじゅぼじゅぼされて――――いくうううううううっ!♡♡」

 

 琴里の秘部から潮が弾け飛び、しがみついた司令席がガタガタと激しい揺れを起こす。琴里の絶頂液は令音の貌、制服に拡散してぶちまけられているに違いない。

 

「はっ♡ は……はぅっ♡」

 

 尻穴をほじられ、バイブで膣内を蹂躙され呆気なく果てた。口を開け、責めの余韻に浸る琴里だが、これはあくまで入口に過ぎない。

 

「……琴里、大丈夫かい? 次は……」

「っ! え、ええ。もちろんよ。……お願い、令音」

 

 令音に声をかけられて意識を覚醒させた琴里は、次に来るモノにゴクリと息を呑んだ。

 ここまでは前座。琴里にとっては自らでは味わえない令音の責めであっても、令音にとっては次の行動への布石でしかない。

 令音の献身、そして琴里の意志に応えるように広がった尻穴。それでも、まだまだ正常な域を外れていない。

 その尻穴に、様々な液で濡れた無機質な先端が添えられ……ゆっくりと、沈み始める。

 

「ひぎっ!?♡ ぎ……ぁ♡ ふ、ぐぅぅぅぅぅ♡」

「……力を抜いて。ゆっくりでいい。焦らず、受け入れるんだ」

 

 暴走した霊力と取り込み、痛みさえ快楽に移り変わる身体の琴里でさえ、慣らしが足りていないのか拡張の痛みが伴う。

 直腸に沈み、穴を無理やり広げられる感覚。令音の言葉を聞き、必死に穴を緩めるが、それでもキツい。こんなものを尻穴に挿入れて、平気な顔をしていられた令音に驚嘆と尊敬を強める琴里。

 

「ぐ、ぎっ♡ お、お、おっ♡ お゛っ♡」

 

 年頃の少女としては失格の悲鳴を上げ、尻肉をこじ開ける極太バイブの感覚に爪を立てる。望んでやっているのではなく、自然とそういう声になってしまう。

 尻の穴を無理やり開かれる。甘く考えていたわけではないが、無様で下品な嬌声を上げるだけの刺激だった。

 そして、そのことで拒絶感を身体が覚えるのは当然のことだった。

 

「あぐっ!?♡ ぐ、うぅぅぅぅぅっ♡」

 

 ミチ、ミチと尻穴が悲鳴を上げ、じっくり押し広げていたバイブを押し返し始めた。

 令音も琴里を気遣い、無理は進行はさせていない。つまり、琴里の力みは令音の握力を容易く上回り――――ぶぽっ、と鈍い音を立ててバイブが吐き出された。

 

「あ゛あ゛っ!♡♡ お、おほ♡ おぉおぉぉおお……♡」

 

 単純な排泄では決して感じられない解放感。開いた尻穴がなかなか閉じず、直腸に空気が入り込む未知の体験が琴里を襲い、舌を出して喜悦の声を零れさせた。

 

「ふー♡ ふーっ♡ お、お尻が、変になりそう……♡」

「……やはり、まだ難しいようだ」

「令音、私……んんっ!?♡♡」

 

 振り向いた先で、唇を奪われる。令音の貌という視覚的な暴力。琴里が口に含み、令音が口に含んだ互いの体液という体液が混ざり合う味覚と嗅覚の暴力。

 

「……ちゅっ♡ ちゅるっ♡ ……ん、ちゅ♡」

「ふぁ♡ ん、んん……んーっ♡♡」

 

 そして、されるがままに絡め取られる舌先が感じる、膨大な量の快感。膣内の刺激と合わせ、琴里の脳が何度絶頂の信号を下したのか数えられない。

 令音とのキスは、好きだ。舌遣いに自信がある琴里でさえ及ばない彼女とのキスは、堪らない快楽を感じさせてくれる。何より、思考が犯された琴里は、令音への絶対の信頼感をそっくりそのまま愛おしさに変換させられてしまっていた。

 ――――気づけば、甘えるように令音の首に手を回していた。

 

「……謝る必要はないよ。お尻を使うなとは言っていない。……ただ、私か士道に調教は任せてほしい」

「私、そこまで子供じゃないわよ」

「……そういうことろが、まだ子供だ」

「前は私のこと、一度も子供扱いしなかったくせに……」

 

 司令官として着任した時から、一度も琴里の年齢や容貌に細かな反応でさえ示さなかったのは令音ただ一人だった。

 居心地のいい友人関係で、賭け値なしで一番だと言ってしまえる親友。そんな令音に、今さら子供扱いを受けていい顔はできない。

 拗ねて顔を背けた琴里。その頬に、小さなリップ音を令音がさせた。

 

「……すまないね。それだけ、琴里のことを大事にしている、ということで許してくれたまえ」

「むぅ……恋人みたいなこと言っても、騙されないわよ」

「……では、どうすれば許してもらえるかな?」

 

 ――――こういうやり取りは、どういう関係を言うのであったか。

 それこそ、たった今琴里が口にしたものが正しいのかもしれない。そして、令音の海色の瞳に映る琴里の赤眼は、その関係性に不快感の欠片すら示していなかった。

 

「――――キス、もっとして。それから、今日はずっと付き合ってちょうだい」

「……ん」

 

 令音は、どちらの意味でも口が上手い。言葉より雄弁に、琴里の唇を塞ぐことで全てに応えた。

 暴力的な快感。親友との背徳的な口付け。ああ、そうだ――――恋人みたいな関係だなと、思ってしまった。

 まあ、士道は喜んでいそうだし、構わないかと。琴里は目を閉じて、与えられる百合の味に酔いしれた。

 

 

 






琴里がフラクシナスでってやったら何故かこんな量になった。本当はもう一組入れるつもりだった。反省はしている。

いや、何かネタが膨らんでしもうて……S琴里とか完全にその場の思いつきですし。ジャケットオンリーお散歩プレイおもらしは完全に狙ってやりましたけど。もうこれバイブ調教関係あるか?と後半はズレを確信しました。本当に申し訳ない。
なんだったらラストは艦橋上段背面抱えから潮吹き振り撒きとか計画してました。それは士道くんとやろうかなって……琴里にどこまで変態を尽くしてほしいのか。
このリクエストは全員なのでまたこの時系列はそのうち……が、頑張ります(震え声)。そろそろ文字を盛る癖を直したいんですけど読者様的には文字多めは嬉しいのだろうか。更新頻度的に見ると手間な気はしてる。

感想、評価、リクエスト以下省略。最近はどれから書こうかなーみたいなノリになってきているのでモチベアップのために感想評価はお気軽によろしくお願いします。次回のリクエスト回でモチベツッパしたとも言いますけれど。

ではではまた次回〜。


禁断のネタ、士織(贋造魔女変身)やります。IF時空でガチのメス堕ち。私このジャンル見ないし使わないしなので独学でやりました。士織ちゃんだからやれたと思う。そんな前編後編。登場人物は琴里、七罪でお送りします。
君は女体化士織ちゃんのメス堕ちについてこれるかな!!!!お楽しみに!!
ちなみに私は先天的、後天的、女装、士織ちゃん限定なら全部喰えます。前作から伊達に二百話以上士道くん書いてませんからね……。
ちなみに今後の予定は士織回前後編、リクエスト二亜&マリア回、リクエスト耶倶矢&夕弦のローション回になります。八舞回の次に四糸乃SMプレイ回を書く(予定)です。これ八舞回まで士道くんメインでの絡みがないの凄い自由。まあスレイヴでは確実にやるし、そもそも精霊同士の絡みも大好きなので仕方ないね。リクエストは形になることを祈りながら気長にお待ちくださいませ。
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