先天的な女体化(士織)とふたなり要素にはご注意を。
「ふぁ……」
何気ない生理現象で士道は自分が人であることを再確認する――――些か大袈裟だが、書類を片付けながら本気でそう思った。
精霊たち同様、士道も人間的な機能のしがらみの大半から解放されている。常に精霊を抱ける無尽蔵の体力と精力など、まさにそれだ。
しかし、今のように何気ない仕事中にあくびの一つを零す程度の感性は残している。これも精霊たち同様、そういう仕草がある方が〝らしい〟からだ。大体、眠りを完全に必要なくしてしまったら、精霊たちとの快眠という一大的な行為ができない。それは大きな損失だ。
「お疲れ様、シン」
「ん……ああ、さんきゅ、澪」
無駄に偉そうな机に、庶民的な茶の湯が設えられる。
礼を言い、椅子から少女の姿を見やる。澪、崇宮澪。つい先日、調整を終えて士道に仕える身となった奴隷精霊の一人だ。
琴里と同じ特別な少女は、何かしらの理由がない限りは常に士道と共にある。おかげで、その端正で美しい貌、細やかで飽きのこない表情はとてつもない癒しとして士道の心を和ませてくれている。
「手伝おうか?」
「いや、大丈夫だよ。もうすぐ終わるから――――別の方を、してもらえるか?」
当然、澪を遊ばせているわけではない。彼女の希望で、士道の仕事の手伝いをしてもらうこともあるし、琴里から色々教わる時間を用意もしている。もっとも、澪が本気になれば大体の些事は片付いてしまうため、加減をさせていることがほとんどだが。
本気は、
士道が椅子を横に回す一瞬で、澪が一歩引く。今しばらくはその格好で、と決めた霊装の羽衣が地面にふわりと触れる。そして澪は、
「――――ご奉仕の許可をいただき、感謝します♡ ご主人様の奴隷精霊、精一杯がんばります♡♡」
荘厳な霊装を纏う土下座。無垢なる色が澪の身体を彩り、フリフリと振られた美尻に何枚かの霊装が張り付き、僅かに透ける様が愛おしい。
敬語の奉仕宣言の後、澪が四つん這いで両足の隙間に入り込み、そこで膝立ちになりながらズボンのベルトを外し、肉棒を露出させた。
力強く勃つ逸物。澪の土下座は、どの精霊、魔術師でも替えがきかない。即ち、勃起状態になるには十分すぎた。
「……おはよう、おちんぽ様♡」
ちんぽに対して敬意を持って接する始源の精霊。暴力的な面を雄臭の強い股間に擦り付け、儚げな瞳をうっとりとしたものに変えて亀頭に挨拶のキスをする。
髪を耳に掻き上げ、口付けの仕草。その優美と淫靡を兼ね備えた奉仕だけで、士道の多幸感は凄まじいものとなる。
そうして、澪が葉の飾りを少し下げ、乳房を覆う布をその
「パイズリ、するね♡」
「ん」
言葉が多くならないのは、それほど期待感のある証拠。一刻も早く澪の奉仕を得たいという欲求そのもの。
美乳を持ち上げ、肉棒を挟み込む。柔乳の乳圧が巨根を刺激した後、澪が口の中を数度もごもごと動かし、唾液を唇から飛び出した亀頭に流し込む。
「っ……」
澪の生唾を潤滑油に、さらに興奮で抑えきれない我慢汁を加えて澪が乳房での奉仕を始めた。
タン、タンとリズミカルに叩かれる美乳は、見ているだけで射精に導かれてしまいそうなものだ。そこに乳穴からの快楽が加われば、もう堪らないという以外の言葉が必要だろうか。
乳の間に挟まれた霊装も、痛いどころか液で都合よく濡れて奉仕の助けになっている。本当に、都合がいいという他ない。
何をするも自由。澪を平伏させるも、恋人として振る舞うも、澪の美しく無駄のない女体を一時的に変質させるも、何もかもが士道の手のひらの上。頬に拳を当て、背を通るゾクゾクとした感覚に士道は浸り切っていた。
すると、部屋の扉が開いた――――その時点で、選択肢は琴里しかない。
「失礼します……あっ♡」
丁寧な礼を取って、士道と対面した琴里が艶声を零す。少女からも、しっかりと澪のパイズリ奉仕が見えたのだろう。
「おはよう、琴里。……ちょうどいいや、琴里も来いよ。終わらせないと、仕事が手につきそうにないからさ」
「は、はい♡ 光栄です、ご主人様♡」
笑顔で答え、士道が座る椅子の近くまで歩み寄る琴里。もちろん、秘書官らしく非常に好ましい品のある足取りで。
もっとも、隙なく平伏の姿勢を取ったことで、その品も士道だけに見せる淫靡な品格へと移り代わったのだけれど。
「僭越ながら、奉仕の補佐をさせていただきます♡♡ ――――ちゅ♡」
土下座から四つん這いで士道の足下に這い、澪の隣で亀頭に口付けをする。澪も澪で、疑問や戸惑いはなくパイズリを続けながら微笑みで琴里を迎え入れた。
「んちゅっ♡ ちゅぷ♡」
「んっ♡ シン、気持ちいい?♡」
「ああ……! 二人の奉仕、最高に気持ちいいよ」
やはり、言葉数は少なくなる。澪の美乳奉仕に、亀頭を口に含んだ琴里の口淫。司令官の軍服と霊装。それぞれを身に着けた二人が、士道の股座に所狭しと収まる光景。
支配。そう呼ぶに相応しい。今朝から最高の心地よさを感じ、これだけで一日が満たされそうになりながらも、士道はふと頭に浮かんだものを琴里へ問うた。
「そういえば、件の精霊はどうなってる?」
「ちゅぱっ♡ はい。ご主人様の指示で、自由に嬲らせていますが、今のところ進展はありません」
「そっか。……ま、そりゃそうか」
ポツリと呟いて、勝手な納得を得る。琴里と違い、比較的口元が自由な澪が手で忙しなく乳房を操りながら、不思議そうに小首を傾げた。
「件の精霊?」
「ん? ああ……今いる子は紹介したけど、あの精霊だけはまだだったな」
これはその一つだ。確かに〝彼女〟は澪が目覚めるより前の存在であるため、どうなっているかを知らなくとも無理はない。
ふむ、と口元に手を当てて思案する――――紹介がてら、少し〝彼女〟の様子を見に行ってもいいかもしれない。
「今から見に行ってみるか? ――――澪なら、気に入ってくれると思うよ」
〝彼女〟だけは、少々と毛色の異なる
澪と琴里の胸と口をしっかりと堪能し切ってから、士道は広い社内の区画を横断した。
転送装置を常備してもいいのだが、些か風情がない。〈フラクシナス〉のように一定範囲の艦内なら歓迎するが、こうしたビル内部はまた楽しみ方が違うのだ――――マリアにそう言ったら、少しわからなそうに頷かれたのが少々ショックだった。
士道のこだわりはともかく、エレベーターや階段といった変わらぬ設備を使い、士道たちはとある区画に設えられた部屋を訪れた。
「ここは?」
「んー、拷問室? いや、そこまで物騒でもないか。まあ、澪が使うことはないかもなぁ」
澪の問いかけにからからと笑って返し、士道はマスター用のカードキーを通して扉を開く。
そこは部屋、なのは当然のこと。広さはかなりのもので、人が何十と詰めかけても全く問題にならない。内装もしっかりと揃えられ、設備は――――拷問と称するだけあり、軽いものからえげつないものまで多岐に渡って揃えられていた。
その部屋で、三人の少女が
「やっ♡ いや……っ!♡ やめて、くださいっ!♡」
「呵呵、まだ口を開く力が残っているとはな……ふっ♡♡」
「あひっ!?♡♡ や、やめ――――ぶぼっ!?♡♡」
「口淫♡ 口を休めてはいけませんよ♡ さあ、その口で夕弦のちんぽを気持ちよくするのです♡♡」
交合い、というと少し語弊があるか。陵辱、強姦、レイプ。そういった表現の方がよく似合っている。
橙色の髪色の姉妹が、青がかった長髪を振り乱して喘ぐ少女を犯している。マリア同様、凶悪なふたなりちんぽを扱い、上と下の口を塞いで存分に楽しんでいた。
四つん這い、というより無理やり腰を掴みあげ秘部に逸物を捩じ込む耶倶矢。為す術なく穿たれ、拒絶を口にした口内に逸物を捩じ込む夕弦。
スレンダーとグラマラスな裸体のまま、少女を犯す双子に士道は声をかけた。
「よう、耶倶矢、夕弦」
「む? ――――ふっ、我が主ではないか♡」
「挨拶♡ ご機嫌麗しゅうございます、ご主人様♡」
個別に――夕弦はちょっと遊んでいる気がするが――士道を計らい、敬意を持って言葉を交わす耶倶矢と夕弦。
八舞耶倶矢。八舞夕弦。二人とも強大な力を持つ双子の精霊であり、今は士道の忠実な奴隷精霊だ。
美九と同じで、士道手ずから捕縛し調整を加えた少女たち。彼女たちは、特殊な事情から互いを
それを、士道が拾い上げた。勝負好き、ということもありある
「どうだ、調子は」
「ふむ、悪くはない。こやつはなかなか骨がある。しかし、勝つのは我ら八舞よ♡」
「同意。いつまでも堕ちず、楽しむことができます――――
言葉通りに、勝負。相手を
ちなみに、士道が二人を従えたのもこの勝負だ。既に調整されて、価値観を捻じ曲げられているとも知らず、互いに憎まれ口を叩きながら、お互いを思い合い庇い合い、自分たちを捕らえた相手に立ち向かう。その上で士道に為す術なく絶頂されられ続けて――――姉妹仲良く土下座の屈伏宣言は、かなり見物だったと今も士道を昂らせている。
「じゅぼっ♡ じゅっぽ♡ んーっ♡ んんーっ!♡♡」
そんな姉妹に犯され、嬲られる
上の口と下の口を蹂躙され、弄ばれながら少女は意志の強さを瞳に残し、現れた士道に激しい敵意を向けている。
捕らえてから、部屋に設えられた調整用のカプセルにいられる時間以外、全ての時間を陵辱に当てられた少女。穴という穴を弄ばれ、時に四六時中拘束され、鞭で打ち付けられ、気絶するほどザーメンを飲まされ、それでも少女は意志を曲げなかった。
少女の名は――――――
「――――士織」
そういうものだと、士道は聞いていた。それが、目を丸くした澪から発せられて、士道は少し驚いた。
「知ってたのか? ――――あ、いや、知ってるに決まってるか」
髪をかいて、澪が知らないはずがないと頭の中で理解する。全ての精霊の始まり、原初の零。崇宮澪が知らない精霊は、現状観測されていない。精霊とは即ち、澪が生み出した通称なのである。
だから、精霊に犯され続ける精霊、士織の名を言い当てたとしても何ら不思議なことはない。
士道に対し、こくりと首肯を返した澪が目を細めて問いかけてきた。
「うん、
「え、あー……士織だけは、俺が捕縛したわけじゃないんだ。実は――――――」
少女こそ、事実上士道の傀儡と化した精霊対策組織が
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「――――――は?
正直、俺に合ってないよなぁこのデカい椅子、とか思うものの、無駄に座り心地がいい社長席で士道は琴里からの報告に目を丸く開いた。
「はい。精霊を生きたまま捕獲に成功したと、ASTから報告が上がっています」
間抜け面を晒した士道に対して、琴里は冷静に事の報告を行ってくれた。
AST。陸上自衛隊、
が、士道は琴里の報告をにわかには信じられず、胡散臭いものを見る目で頬杖をつく。否、琴里のことは信じている。信じられないのは、その報告をしてきたASTの方だ。
「でっち上げ……ってわけじゃないよなぁ」
「恐らく。そのようなことでご主人様の時間を浪費すれば、どうなるかわからない者たちではないかと」
「だよなぁ」
士道の機嫌を損ねるようなことをすれば、AST隊員の首が飛ぶ程度では済まされない。であれば、その報告は素直に信じるべき、なのだが、やはり士道は訝しんでしまう。
確かに、以前までのASTとは質が違う。それでも、物を言うのは
都合よく物事が進み、士道がその気になった時に手中に収めるはずの精霊。珍しいイレギュラーに、士道は背もたれに身体を預けて声を発する。
「で、その精霊ってのは? 〈プリンセス〉や〈ゾディアック〉は天地がひっくり返ったって無理だろうし、まさか〈ハーミット〉……?」
先の二人は精霊の中でもトップクラスの戦闘能力を誇る。〈プリンセス〉は目にかけた少女に捕縛させる計画を立てているが、それは先の話。
なので、可能性があるとすれば交戦意欲が薄く逃げ回るだけの〈ハーミット〉。しかし、能力の性質上、捕縛どころか傷をつけることも難しいはずだ。だが他の候補も戦闘能力に秀でているため、他に思い浮かぶ対象が――――――
「いえ――――識別名〈ドッペルシドー〉と呼ばれる精霊です」
「夢だっていうなら、せめてもうちょい捻ってくれないかな!?」
「ご、ご主人様?」
「……あ、いやすまん。何か急に叫びたくなった」
具体的には、
「聞いたことがない精霊だな」
「出現が観測されたのはごく最近。どうやら、ASTと交戦状態であっても反撃らしい反撃は数えるほど。〈ハーミット〉以上に危険度が低いと判断。数度の出現の後、捕獲を試みたところ――――――」
「あー。偶然成功した、と」
なんだその奇跡的な偶然は、と自分で指示したことであるにも関わらず士道は気が抜けてしまいそうだった。
場当たり的な対処。局地的な現界。士道に報告が回ってこなかったことが
まあ、結果は結果。士道が知らない精霊が捕縛された、というのであれば行幸。
口元に手を当て、思案する。一応、捕縛時の対処も指示してあるため、下手なことはないだろうが、精霊というのであれば
となれば、取るべき行動は一つだった。
「……直接、その精霊を引き取りに行く。準備を頼む」
「かしこまりました、ご主人様」
さて、どんな姿をしているのか――――少なくとも、無事ではあるまいな、と士道は複雑な吐息を零した。
理由は自分でも理解できなかったけれど、不思議とそうしてしまったのだ。
「――――御足労いただき、ありがとうございます!」
「いえ、こちらこそ。精霊の捕縛、お見事でしたよ」
自衛隊天宮駐屯地。所属する
柄じゃないが、立場上は仕方がないと受け入れる。琴里じゃあるまいし、と秘書官を見るが、士道の恥とならないためきっちりとした佇まい……肩がけの軍服といい、余程琴里の方が上の立場が似合ってるじゃないか、と内心苦笑してしまう。
とはいえ、今は士道が先導する立場。ずらりと並んだ隊員、その中の隊長と思われる女性へ士道は本題を促す。
「それで、捕縛した精霊は?」
「厳重な拘束の元、今こちらに護送中です」
「ふぅん――――お」
噂をすれば、現れる。
隊員たちが両脇に列を作り、道となった間に
その霊装が
そう――――完璧な形であれば、だが。
「ほら、さっさと歩きなさい!」
「んぐっ!? ふー、ふー……」
隊員に
首枷。両手を降参の形に上げられ、首を通す穴と共に板で挟む拘束具。
歩きづらいのは、板に阻まれて足場が視界に収まらない上に、両足を結ぶ無骨な足枷が施されているから。枷と繋げられた鎖が地面に音を立てて、背徳さを感じさせる。
「ご主人様」
「ま、いいじゃないか。
「っ!」
女性隊長が、琴里と士道のやり取りに息を呑んだ。彼女もまた、部下を御するのに苦労する立場。その苦労を汲んで、
拘束はまだ言い訳ができる。しかし――――霊装の状態が
リボンが結ばれた可愛らしい上半身の霊装は、見るも無残な姿。継ぎ接ぎ、というよりは無理やり千切られたように肌が露出し、膨らみのある乳房を覆うブラに切れ目や穴が開き、乳輪が見え隠れしている。
下半身のスカートも同様。破られたスカートからガーターベルトとショーツが、覗き込むまでもなく剥き出しにされている。
その状態で拘束具を付けられ、連行されている。拘束羞恥プレイとは、なかなかいい趣味だ――――奴隷精霊を放ち、わざと捕まえさせるのも楽しそうだ。一体、彼らはどのように拘束してこちらへ差し出してくれるだろうか。考えただけで、心が踊るようだ。
――――ギラついた隊員たちの視線が、精霊に注がれている。
「ふーっ、ふーっ」
「あれで破壊意思しかないとか、信じられないんだけど……んく」
「ひぅ♡ ん……♡ む、ぐ♡」
その熱の視線と、服の上から激しく
強化された特殊装備に
精霊を捕縛後、
結果、あの精霊は
「それでは、精霊をお引き取りします。――――後日、
「へ……?」
精霊に対する急な方針転換に困惑し、戸惑いながらも任務をこなす彼女たちへの報酬は――――彼女たちの前で
自分たちを歯牙にもかけない、圧倒的な存在。動くこともなく、自分たちを一蹴できるはずの存在が、もし雄の欲だけを煽る無様な体躯にさせられて絶対服従で差し出されたとしたら――――人というのは、本来立場が上のものを従える欲に弱いものだ。
「ん――――んんっ!?」
そして、連れられてきた精霊が士道と琴里を見て
驚きや困惑。理解できること、できないこと。そういう綯い交ぜの感情が
だが、この精霊に何をするべきかは
「琴里。おまえがこの精霊を連れていってくれるか?」
差し出された精霊。鎖を握られ、身動きが取れない精霊を琴里に使役させるべく事実上の命令を下す。
琴里にしては珍しく、純粋な当惑を瞳に映して返してくる。
「よろしいのですか?」
そこには『精霊であればご主人様が』という意図が載っている。立場上、一度聞き返すだけで済ませる琴里だが、珍しい士道の行動には疑問を抱いていることが読み取れた。
士道の意図を理解し、精霊たちへの支配欲を
琴里は士道第一に思考し、命令に忠実であり士道のやり方に悦びの感情を見出す少女。だが、通常の考え方まで縛り付けたわけでない――――まあ、そういう特殊な調整は琴里に対してのみ行っていることなのだけれど。
「ああ。たぶん、
「んっ!?♡ んーっ♡ んんんーっ!♡」
「承りました、ご主人様♡ ――――来なさい、
隊員から鎖を受け取り、イヤイヤと首を振る精霊――――士織を琴里がリードを引くように鎖を張る。
すると、激しい抵抗が嘘のように緩やかになり、士織の瞳に
「むぐっ!?♡ ふぉおり、ひゃめて♡」
気丈に振舞っていた足腰が砕け、霊装のショーツから液体のようなものが滴り落ちる――――琴里に従わされて、太股に愛液を伝わせていた。
「……なるほど、ね」
理屈はわからないが、士道ではなく精霊に対して特殊な感情を持つ精霊、ということになる。その瞳に宿る意志は気丈なままだが、琴里への好感情がこの被虐的な状況を含めて何かを狂わせていた。
一応、洗脳で士道に忠誠を誓わせることも可能だが――――これはそんなものより、楽しいやり方がありそうだ。
「琴里、士織の
「寛大なご配慮に感謝いたします、ご主人様♡」
「んんっ!?♡ ん、んーっ!♡♡」
士織は拒絶の姿勢を見せるが、琴里が士道の命令に逆らうことはありえない。捕縛され、こちら側に持ち帰る時点で少女の運命は決まった。
精霊に対する、
「案外、死ぬほど諦めが悪いかもなぁ」
何となく、そう思うだけだが。
士道の独白は誰にも聞かれることはなく、精霊・士織は――――
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「――――ってわけだ」
「……ん。ありがとう、シン」
「? ああ……?」
事の顛末を説明され、微笑む澪――――そこに、絶妙な違和感が士道を襲った。
何か、おかしい。だがそれがわからない。澪の雰囲気も、士織を見てから僅かに違う。そんなあるはずのない違和感。
しかし、それもすぐに消失した。
「んぼっ♡ お、ごっ♡ お゛おおおお……っ♡♡」
喘ぐ。八舞姉妹に喘がされる士織。少女から発せられる濁りのある嬌声が鼓膜を震わせた。
話し込んでいる間に、何度絶頂したのだろう。裸体をザーメン塗れにされながら、
「がっ♡ おぶっ♡ ぶふっ♡ う゛、ぇ♡♡」
夕弦に関してはさらに酷い。反対側に回り込み、喉を大きく逸らした逆さフェラ、もはやイラマチオを強要されている。
筋が見えるほど首を掴まれ、肉棒を喉に通される。投げ出された肢体が、仰け反ったことで張られた胸がいやらしく揺れる。身体が痙攣し、腕が行き場を求める中、再び強烈な勢いの射精が士織襲った。
「くぅっ!♡ 士織のマンコに、ザーメン
「放出♡ 士織の口マンコで夕弦のザーメン飲んでください♡」
「うぶぅっ!?♡ お……ぼ、ほっ♡♡」
白濁液が士織の身体、真反対の位置を同時に襲い、溢れ出した分が凄まじい勢いで辺りに飛び散った。気道が塞がれ、精霊でなければとっくに壊れている。
行き場を求めていた腕が力尽きたように落ちる。数分、その状態で八舞の射精を受け止め、さらに犯され、空中で肉棒に串刺しの状態から解放された時には……その酷い有様で、士織は
「もう、やめて……ください♡ 耶倶矢さん、夕弦さん……正気に、戻ってください……っ!♡♡」
――――そう、正気を保ち、尚且つ
犯され、乱暴に扱われ、それに快楽を覚えてしまう身体。今も絶頂の余韻に囚われ、その声音は艶やかで官能的なものを排することができていない。
しかし、そんな状態で士織は自らのことではなく
きっと彼女は、精霊のことを
――――そんな士織を精霊に犯させるからこそ、背徳は満たされる。
「くかか。こやつ、また訳の分からぬことを……主に仕える悦びがわからぬとは、その霊装は単なる飾りのようだな♡」
「継続♡ 夕弦たちの悦びが理解できるようになるまで、続けてあげますよ、士織♡」
「ひっ!?♡ あ……あぁ……♡♡」
如何に精神力が強く、被虐的な体質だとはいえ、精神が無傷というわけにはいかない。
耶倶矢と夕弦に寄られ、這いずる中で足を掴み上げられ、引きずられる。無間地獄、いや無間
「待って、耶倶矢、夕弦」
意外なことに、澪の制止が救った。
「澪?」
「……シン。私が
「え……? ん、まあ……構わないぜ」
救った、というには語弊がある。澪もまた、士織を嬲るつもりでいるようだ。瞳に優しい微笑みを携え、士道から離れて士織の下へ向かう澪。
士道は困惑しながらも、精霊である澪には士織を
「士織」
「……え? ――――あな、たは」
呆然と、士織が澪を見上げる。髪に精液が滴り、視界が白濁液に呑まれながら、士織は確かに崇宮澪を見ていた。
まるで、そうすることが遺伝子に刻み付けられた宿命のように。
「……心配しないで。直に違和感がなくなる。士織も――――
「どう、いう……?」
「君は、この世界では間違いなく
澪と士織は何かを話している。だが、少し距離を置いていることで上手く聞き取れない。その間に、澪が屈んで士織の顔に手を当てる。精液に塗れた顔に、構わずその華奢な手を添えた。
「わ、私は、なんで……この、世界に……?」
「生まれたから、かな。君は精霊として生まれた、それだけのことだよ。巻き込んで、ごめんね。けれど――――少しくらいは、私も
そうして――――澪のキスが、士織の唇を塞いだ。
「んむっ!?♡」
「……楽しもう。せめて
「んーっ♡ ふ、ぁ……♡♡」
士織の瞳が、溶ける。快楽に堕ちて、精霊の母の手に抱かれ――――それはそれは、幸せそうなものだった。
「……琴里、あとは任せる。士織の調教に混ざってもいいぞ」
「ご主人様、どちらへ?」
「…………野暮用。すぐに戻る」
言って、部屋を後にする。あれほど片時も手放したくないと思っていた澪と琴里から、一瞬とはいえ自らの意志で離れる。
向けられた足には違和感がなく、開く扉は士道の意のままに――――
「……ぅ、あー♡」
澪に似た風貌、その理知的な瞳は面影がない。否、見えていないが正しい。
両手両足を機械的な椅子に拘束され、椅子に設えられたバイブディルドが令音の膣穴と直腸を絶えず抉り、穿つ。その頭には淫靡な雰囲気のメットが被せられ、耳には常に
初めは超然とした表情を崩さなかった令音も、四六時中それを続けられ、何ヶ月と過ごしているうちに、舌を出して涎を滴らせた無様に歪んだ表情で、愛液を激しく吹き拘束された身体を痙攣させる――――
「……おっ♡ おおっ♡ おー♡♡」
「可愛いですよ、令音さん。もっと、その声を聞かせてください。俺の、
澪のように
「……おほっ♡ お、おおおぉぉぉぉ……♡♡」
「ずっと、待ってます。ずっと、愛してます。大好きです――――令音さん」
その開き切った唇、舌を絡め取り、キスをする。
「……し、どう♡」
令音が名前を呼んでくれるだけで、士道は何よりも幸せだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「――――最後だけダイレクトに俺の願望じゃねぇか!?」
飛び起きた。あの無駄に豪華で似合わない社長室でもカプセル並びの醜悪な研究所みたいな場所でもなく、安心感を覚える自室で士道は飛び起きることができた。
もちろん、精神はいつになく荒ぶっていたけれど。
「確かに出てほしいとは言ったけど!? 言いましたけど!? あんな歪んだ形で出してほしいとは言ってないんだよな!? そもそも男のヤンデレとか誰得だよ!!」
他にもツッコミどころしかなかったはずなのに、もう令音のことしか出てこなかった。愛する令音に夢であんなことをしてしまった罪悪感で心が痛い。
そして、抱き締めて寝ていた令音の姿がベッドの上からいなくなっていたことで、ちょっと涙目になりながら士道は叫びを上げた。
「――――好きです令音さん!! どこですか!?」
意味不明だが――――これ以上なくわかりやすい、士道の本当の気持ちだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「――――――――」
【……うん。最後は綻びが出たけど、次までには違和感もなくなると思う。私は
「――――――」
【うん? 別に、〝彼〟の夢の中で『私』をどうしようと『私』の自由だよ? 力の性質上、全てが淫らな方向にいくのは仕方がないことだし――――あの子と『私』の間で、
「――――――――――――」
【……声だけで『うわ、私の姉たちめんどくさ』って感じさせるのはやめてほしいかな。……いいじゃない。あの子は元々私なんだから、シンのことを独占はズルいと思わない?】
「――――――――」
【ん、精霊の皆も一緒なのは確かだけど、やっぱりあの子は特別なんじゃないかな。――――『私』は必ず、シンを取り戻す。それは変わらないけど……あの子が好きにしてるなら、来るべき日まで『私』も好きにしたい。――――これは、それだけのことじゃあないかな】
(言ってる本人も大概めんどくさいだろ)
澪に干渉するのではなく澪〝が〟干渉していたというオチ。割と気がついてた人もいたんじゃないかなーとは。せめて物語の中でくらいは、幸せな結末が欲しい。求めるものは同じはずなんですけどねぇ……。
澪→仕掛け人。半分はこの人の仕業。夢の中なら何をしてもいいため、存分に士道(シン)とお楽しみ中。淫らになるのは夢の性質上仕方がないと平然と割り切り。何なら、シンの奴隷も悪くないと現実の記憶を封じて夢では本気で洗脳されていたりする。結果、士道(シン)との熱い愛で純愛ベースの洗脳という訳の分からないことになった。これには令音さんも苦笑い。
琴里→巻き込まれ被害者。士道からの愛、シンとして見ているとはいえ士道が愛する家族なのでと2つの欲望が混ぜ混ぜになった。澪と同じでちょっと特別。色々と、ですね。
アルテミシア→同情対象なのだが、夢の性質上ry
エレン→数々の所業への悪感情が肥大化した結果。士道も澪も令音も、現実で殺意を抑えられるからこそこんなことになってる。
その他精霊→現実ではさしもの士道も躊躇うことを夢の中で消化してもらおうとしている。被害者。
士織→澪が分離させた士道の別人格。あるいは、精霊たちを弄んでしまう士道自身の罪悪感が夢の中で形になった姿。精神は生まれから少女だが、精霊たちを想う心は士道と同じなため、その身を捧げて陵辱され続ける。
令音→士道のなんで令音さんいないの!?という願望爆発。こればかりは澪ではなく純粋な士道だけの欲望。愛ですねぇ。
大体こんな感じです。ちなみに5話分書きながらでっち上げました。1話目とかこの設定作ってませんよノリと勢いの人間舐めないでほしいですね。1話完結の予定を5話にした弊害のくせに威張るな。
おかげで一応の澪ルートとしての体は作れました。普通に澪やると令音さん以上に無理なんですよ。真士引っ張り出して純愛エロさせる方が早いわ。融合状態の士道くんと真士くんと同一視したままで夢の中のイチャラブで何とか……あ、洗脳は私の趣味です、はい。
初登場士織ちゃん(精霊)。元々夢オチ登場予定ではありました。美九言葉責め、夕弦SMプレイ、折紙ドロドロセッッッッッの予定でした。こっちでやるかは未定。識別名は考えるのめんどくさかったので夢から覚めかけてるで誤魔化す侍。同じ夢オチなんだから上等上等。
首枷のギロチン拘束すき。わかりやすく無力化されて屈辱感あってほんと好き。だから本気でそれっぽいシチュで出したかった。霊装破壊含めて性癖そのもの。
逆さフェラは令音さんでやり損ねたリクエストから拝借。霊力の制約がないから空中串刺しもお手の物よ。
令音さん?いやいい加減出番ほしいしプレイは私の趣味だよ。いいじゃん洗脳拘束。士道くんに業を背負わせたのはマジですまんとは思ってる。思ってるから士織ちゃんとか書いて士道くんも例外はないぜぐへへしてるんだけど。
感想、評価、リクエストなどなどお待ちしておりますー。『澪インターフェア』のリクエストも本日より解禁。こちらでしか出せないキャラ、シチュなど絶賛募集中です。特に澪。澪の出番はリクエスト如何にかかってます。まあ凜祢、万由里、蓮にも同じこと言えますけど。というか私が積極的に書くキャラ以外は割と同じことがry
ちなみに狂三はこっちでやらせたいのがあるならって感じです。つっても……なんだ?洗脳で従順奴隷になったくるみん?てかスレイヴで出番巡ってくるからなぁ。
ではではまた次回〜
お久しぶり、お待たせしました令音さん、それもアビス以来の単独回。夢時空の詳しい解説を物知りお姉さんにしてもらいながらイチャラブエッチ&リクエスト消化となります。そして澪が見せたとなれば当然……?実は今までにない感じになったので私は割と気に入ってます。お楽しみに!